レガ主くんへの調査も当然行われましたが、普通に背後から忘却呪文使って記憶も改竄したためセーフでした。
なお、ネビルの面談中の出来事であったためネビルはドン引きしてました。
魔法界で行方不明者が続出している。
魔法省はこれをブラックのせいにしたいようだ。
まあ魔法省からすれば闇の帝王の復活よりも推定死喰い人の脱獄犯の仕業であって欲しいと願いたくなるのも無理はない。
オレだって、ランロクが復活したなんてウワサを聞いたら耳を疑う─
─なんてことはせず全力で殺す準備をするだろう。
アイツを殺すためなら街一つくらいは消せる。
たとえ信じたくないことでも、最悪の事態を想定しなくては。
……とはいえ、魔法省ほどの巨大な組織となるとそうも言ってはいられないのだろうが。
曲がりなりにも魔法界の秩序を保ち、多くの魔法使いたちを養う組織が常に最悪の事態にばかりリソースを割いている訳にもいかない。
だからこそ、不死鳥の騎士団なんていう団体が存在しているのだが。
「……先生、暫く面談はお休みしてもいいですか。」
神妙な面持ちのネビルから、そんなことを言われた。
「やらなきゃいけないことができたんです。そのためには、とにかく時間が要ります。」
「……そういうことなら、分かった。面談はしばしお休みだな。だが、またいつ再開しても良いよ。ネビルが望む限りね。」
「ありがとうございます、フィグ先生。」
こんな会話をしたのが、数週間前のこと。
最近、明らかに面談の希望者数が減っている。
いや、それ自体は良いことなのだが、あまりにも突然すぎる。
加えて、生徒の組織を禁止するなんていう教育令が急に出来た。
何か起こっているのは明白だな。
アンブリッジ先生を殺す計画とかでなければいいが。
子供に殺しをさせるわけにはいかない。
ちょいと調べてみたが、どうやら彼らは必要の部屋を使っているみたいだ。
ダンブルドア軍団という名義で呪文の練習会を開いているのを確認した。
名前以外は良いんじゃないかな。
だが、アンブリッジ先生もそれを勘づいている。
何かこっそり─アルバスに怒られない範囲で─サポートをしてやるべきか。
尋問官親衛隊というものが出来た。
点数と引き換えにアンブリッジ先生の手伝いをさせるようだ。
内情としてはスリザリン生が殆どを占めているため、誰かにスパイさせるのも厳しそう。
まあちょっとくらい足止めしてもバレへんか。
というわけで完成しました。
その名も『惑わせ鳥呪文』、ウィーズリー商品の手伝い中に思い付いたものがようやく形になったな。
この呪文を使うと、尾の長い小鳥を数匹出せる。
こうして出てきた小鳥たちは美しい魔法の残滓─特に効果はない。キラキラしてて綺麗なだけ─をばら撒きながら優雅に過ごす。
それ以外は何もしない。
この際、小鳥を攻撃すると、キラキラとした羽根を伴って消滅する。
その後、攻撃をした相手に取り憑き呪いをかける。
効果自体は体調不良や軽い睡眠不足に陥る程度だが、小鳥を殺すたびに効果は蓄積され、より強力な呪いになる。
なお、コイツらは悪意の強い人間に注目する性質がある。
もちろん注目するだけで、別に何かする訳では無い。
……が、注目された側がどう思うかは別の話だ。
さて、試しに50匹ぐらいばら撒いてみるか。
ホグワーツが美しい鳥に彩られるか、はたまた青白い顔の生徒が増えるか。
スネイプ先生はグリフィンドール生のイタズラだと思って小鳥を消そうとしましたが、巧妙な呪いが隠されていることに勘づいて放置することを選びました。