そおれ!アバダケダブラ!   作:味噌カツ伝説

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お菓子のラインナップのメインはレモンキャンデーです。


40:七

「それで、次の分霊箱の目星はついてるのか?」

 

「一つ。じゃがあれはワシ一人ではとれぬ。ハリーを連れて行くつもりじゃ。」

 

「ポッターである必要が?」

 

「ハリーには分霊箱を破壊するというのがどういうことかを見せねばならぬ。」

 

「どういうことだ?」

 

「ワシの見立てでは、少なくともワシが見つけたものの他にもう一つ、分霊箱があるのじゃ。」

 

「ほう?」

 

「ハリー自身じゃ。ヴォルデモートはハリーの両親を殺しておるが、同時に肉体を破壊されておる。」

 

「じゃあそのタイミングでポッターも分霊箱になったって?」

 

「うむ。ヴォルデモートとハリーの間に絆があるのは、ハリーが分霊箱だからじゃ。」

 

「……つまり、ポッターが死ななきゃヴォルデモートも死なない、と。」

 

「それも、ヴォルデモート自身の手での。」

 

「話がややこしくなってきたな。結局分霊箱はいくつあるのか分かったのか?」

 

「ハリーから話は聞いておらんが、お主はもう知っておろう。」

 

「いや?真実薬は使ってないし、オレだって─」

 

「いくつじゃ。」

 

「……」

 

「服従の呪文かの?」

 

「……なんで知ってんだよ。言っておくが別に記憶の方を弄った訳じゃないぞ。ただトム・リドルに関連して思い付く数字を喋らせただけだ。危害は加えてない。」

 

「お主はそう簡単に引き下がらぬと思っておった。」

 

「……『七』だとよ。それが本当に分霊箱の数かまでは不確定だが。」

 

「七─魂の分け方と考えるのならば分霊箱は六つじゃろう。日記と指輪、そしてワシが発見したものを合わせて三つ。ハリーは意図せぬものとすると残りも三つ。」

 

「で、この『レイブンクローの髪飾り』で残りは二つだな。」

 

おもむろに髪飾りを机の上に出す。

 

「!?」

 

「必要の部屋に隠されてた。何年か前に見つけた奴で、とうに破壊済みだ。」

 

「なんと……ともすれば残りはハッフルパフとスリザリンの遺物かの。」

 

「グリフィンドールの剣……はアイツには無理か。まあ残りはお前が見つけた奴次第だがな。いつ破壊するんだ?」

 

「この日を予定しておる。」

 

アルバスが部屋に飾られたカレンダーのある日付を指で指してわざわざ光らせる。

 

「随分悠長だな。もう一週間くらいは早められそうだが。」

 

「奴は巧妙なトラップを仕掛けておる。下見を含め準備は入念にせねば。」

 

「それもそうだな。」

 

 

 

 

それからまた少しの時が経ち。

ダンブルドアはハリーと共に分霊箱を破壊しに─エリエザー・フィグに伝えていた日程より一週間早く─行くため、ホグワーツの天文台の塔の最上部へと訪れていた。

 

「セブルス、後を頼む。」

 

ハリーがそこに辿り着いた頃、丁度ダンブルドアはスネイプと話しているところだった。

 

「来たかの、ハリー。」

 

 

分霊箱を破壊するための一夜限りの旅が、始まろうとしていた。




レガ主くんはアルバスに平然と嘘を吐きますが、アルバスもレガ主くんに平然と嘘を吐きます。
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