そおれ!アバダケダブラ!   作:味噌カツ伝説

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レガ主くんが闇の魔術に対する防衛術の後釜になった所で実戦技術&古ぼけた知識しか教えられないので教鞭は取らせません。


秘密の部屋
9:作家


いやはや去年の最優秀寮杯は酷いものだった。

直前になって最下位のグリフィンドールを1位にするなんてふざけた所業はなかなかできるものではない。

確かに賢者の石を守った功績自体は素晴らしいが明らかにやりすぎというものだ。

ブラック校長でさえあんなことはしなかったぞ。

スネイプ先生に後ろから『アバダケダブラ』されてもアルバスのやつは文句を言えないだろう。

 

さて、これで『カウンセラー』としての仕事も2年目である。

結局ヴォルデモートの手先であったらしいクィレル先生は居なくなってしまったため、闇の魔術に対する防衛術の後釜には新しい先生が来るらしい。

 

ギルデロイ・ロックハートという名の作家らしいが……

同じ本を出版するもの同士、仲良くしたいものだ。

 

 

 

そうして来た、顔合わせの日。

 

「どうもこんにちは、エリエザー・フィグ先生。聞くところによればあなたも本を出版なさっているとか。」

 

「おや、まさかご存知だったとは。まあただの趣味レベルですがね。」

 

「もしよろしければ今度見せていただいても?マーリン勲章を受賞したこの私だからこそできる、そう、アドバイスがあるかもしれませんからね。」

 

「ふむ、それはありがたい、丁度今持ってるんですよ。見ますか?」

 

「ええもちろんです。……ふむ、なるほど?」

 

「オレが開発した魔法を纏めて出版してるんですよ。出来るだけ危険のないものに限ってはいますが。」

 

「これは、その、なんというか、素朴ですね。私の書く文章とは大きく異なっている。ははっ、あー、これでは私のアドバイスも残念ながら、あまり意味をなさないでしょう。」

 

「いわばレシピ本ですからね。作家先生とは似ても似つかない内容でしょう。物語性も何もない。」

 

……仲良くなれるかと思ってつい先日出版した本を見せたら落胆されてしまった。

明らかに先ほどよりも会話のテンションが下がっている。

そんなにダメだったかな?『料理に使える便利な魔法100選part6』と『エリエザー・フィグの新たな魔法part253』

 

本を出版するときはいつも新規開発魔法を並べただけのものと、今まで開発してきた魔法をシチュエーションごとにまとめたものの2冊セットで出版しているから両方見せたんだが……

片方だけでも良かったのかもしれない。

あそこまで露骨に態度が変わると流石にちょっとへこむ。

 

 

 

そうしてまた、新たな学期が始まった。

 

「で、君たちはなんで早々に暴れ柳に車で突っ込んでたわけ?」

 

うーんこれは間違いなくトラブルメーカー。

暴れ柳にボコされてる車を見つけて救助したら中からこの問題児コンビが出てきた。

車も荷物全部放り出して逃げちゃったし。

 

「ふむ、9と4分の3番線に乗り遅れて?親の空飛ぶクルマをパクってきたって?」

 

「ママとパパも向こうに取り残されちゃって……こうするしかなかったんです。」

 

「ん〜、まあ君たちが学校に急いで来ようとしたという事実は褒めるべきだろうが、やり方に問題がありすぎて擁護できないね。とにかく行こうか、先生方はカンカンだ。これ以上待たせるべきじゃない。」

 

「どうしよう、ハリー?パパにきっと怒られるし、これから先生にも怒られるよ僕たち。」

 

「ちなみに一番怒ってるのはスネイプ先生だよ。」

 

「「そんな!!」」

 

 

 

二人を連行してその後のお説教もちょっと見学してたが、マグルに見られてたとなればそりゃ大問題だろう。

記憶を消すとなればこれは魔法省案件だし、アルバスにだって話がいくだろう。

 

 

早いよ、問題起こすの。




レガ主くんには杖を抜いた段階で無手で対処(暴力あるいは杖無し呪文)されるので実は始めからロックハート先生に勝ち目はありません。
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