本好きの念能力者 @ 魔法科高校   作:avagnale

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CADの値段に関しては適当です(笑)

何故問題にならないのか?


疑似キャストジャミング問題

 司波達也が風紀委員になり、疑似キャストジャミング……キャストジャミングもどきを使用したことが判明して……翌日昼休みにエリカ達から聞いた。放課後ルシルは生徒会室に一高三巨頭と司波兄妹を呼び出した。

 

 ツェントの圧を出しながら、本来は生徒会長の真由美が座るホスト席にいるルシルに、全員誰が上位者か悟った。

 

「疑似キャストジャミングを使用できるCADが風紀委員にあったのかな?」

 

「はい、玄人向けのハイエンドモデルがありました。これです」

 

 達也に見せてもらったCADは……

 

「夕歌さんが使用していたCADか。納得した」

 

 達也と深雪は目を瞠り、他は頭の上に疑問符が浮かんでいる。

 

「津久葉夕歌さん。一高OGで元副会長。良くこのような高級品を寄贈したものだ」

 

「それ、相当高いのかしら?」

 

「マニア向けだからね。プレミア付きで2億は下らない」

 

「「はぁっ!?!?」」

 

「魔法師は政府の補助があって1/10で買えるけど、プレミア分は別だね」

 

「どんだけよ……」

 

「夕歌さん、結構なお嬢様だからね」

 

 司波兄妹の親戚ということは黙っておこう。

 

「それで、何故疑似キャストジャミングを使用した?」

 

「それは魔法を無効化するために、」

 

「アンティナイトが規制されている理由も知らないのか? 無関係なのにサイオン酔いして倒れる生徒が狩猟部を始めとして続出したのだが? 貴様の行いはテロ行為そのものだ」

 

「「「「!?」」」」

 

「身体の弱い人なら高み……死ぬぞ? 寿命が縮まることもありうる。ふざけるなよ? 九重八雲和尚の体術の弟子であれば、疑似キャストジャミングなど使わないでも容易に制圧できただろう」

 

「……申し訳ございませんでした……」

 

「渡辺摩利、貴様には風紀委員会の備品である玄人向けのエキスパート仕様のCADを二つも、何故、どのような魔法を使用するのか、確認する義務を怠った罪がある」

 

 司波達也は予め二つのCADの使用許可を渡辺摩利から得ていた。

 

「テロ行為を容認したも同然だ。疑似キャストジャミングは絶対禁止を徹底しろ」

 

「うっ、も、申し訳ございませんでした……」

 

「二人は保健室の先生に謝罪してこい」

 

 渡辺摩利と司波達也が退室してからルシルは盛大に溜息を溢した。

 

「桐原とかいったかな? キレて殺傷性ランクB 高周波ブレード使用による壬生さんへの殺人未遂、あとは司波達也への剣術部によるリンチ行為。司波達也が無力化したが、完全に犯罪だ。司波達也が桐原を無力化しなかったら壬生さんは殺害されていた可能性が高い訳だが、処分はどうなった?」

 

 知っていたことだがあえて確認したところ、ほとんど無罪放免……

 

「壬生さんの剣が人を斬る剣術になったのが許せない? 剣道でも上位者は居合いに至るものだが? 壬生さんは中学生時代全国二位の上位者だろう? 当然居合いなども許されるレベルだと思うが? 所詮剣道も人を斬る武術だ。人がどの道を選択したところで、それは個人の自由だ。未熟者のキチガイが判断することではない」

 

「むう……」

 

「ふざけるな。自衛目的以外での対人魔法攻撃は犯罪だ。殺傷性ランクB 高周波ブレード使用は銃刀法違反、殺人未遂など普通は退学処分、犯罪者として逮捕される。リンチ行為もあり剣術部は廃部だ。司波達也は人命救助と自衛のためという止むを得ないものがある。剣術部の今回の関係者は退学処分、全員ハゲにしてから、寺に放り込め」

 

「それは……」

 

「犯罪を隠蔽するのか? そのように隠蔽するから勘違いした一科生が続出するのだが? 殺人未遂を報道されて炎上後剣術部廃部と、桐原退学逮捕剣術部関係者退学後寺送り、どちらを選ぶ?」

 

「申し訳ございません…………後者でお願いいたします……」

 

 真由美は克人と顔を合わせ、決断した。

 

「深雪、九重八雲和尚に連絡して。更生させろと。お布施はその親達から出させる。親達には警察に訴えてもいいと言えば快くお布施してくれる」

 

「かしこまりました」

 

 イイ笑顔の深雪が九重八雲に連絡したところ、九重寺に快く受け入れてもらえた。

 

 

 

 ルシルは深雪とリーナと三人で喫茶店アイネブリーゼに入り……

 

「深雪、君の兄はやはりどこかおかしい。沖縄で君達は反乱兵達のアンティナイトによるキャストジャミングの経験があった筈だ。深夜さんが早世した原因だよね」

 

「反論もできません……」

 

「もう目の封印二、三歩手前くらいだね」

 

「はい……」

 

「深雪と達也はネグレクトの被害者でしょ? どう考えても父親の、大人の教育が不足していると思うわ」

 

「深雪達の父親、完全に毒親だからねぇ」

 

 相思相愛の間柄を引き裂いたのは四葉だが、後妻と共に別居しているにも拘らず、後妻を「お母様」呼びしなさいとか、思春期の娘に対してどのような神経しているのかと頭を疑うレベルだし、入学祝いも深雪だけで、達也のことをガーディアンという「物」扱い、しかも高校に通わずにFLTの仕事に専念しろなどとありえないだろう。

 

「はい……」

 

「一科生もキチガイ多いし。なんなの、あの選民思想は? だったら一般人が作った物を、店を、施設を利用するな」

 

「ほんとね。呆れちゃうわ」

 

「深雪、君の兄はあの件で面倒な輩に目を付けられた」

 

「面倒な輩、ですか?」

 

 反魔法国際政治団体という名のテロリスト、ブランシュと下部組織エガリテについて説明して、剣道部の実態などについても情報提供しておいた。

 

「恐らく剣道部の壬生沙耶香から勧誘される。そしてエガリテに取り込もうとブランシュ日本支部長司一による邪眼イビルアイという名の手品で洗脳しようとしてくるだろう」

 

「なんて卑劣なっ!」

 

「ろくでもない輩ね」

 

「ブランシュの狙いは一高の図書館特別閲覧室からアクセスできる魔法大学の機密文献だ」

 

「そういうことですか」

 

「それにしてもエガリテのメンバーの情報なんてよくわかったわね?」

 

「そういう人相してるじゃない」

 

「でた、人相…………ホント、ルシルの勘どうなってるのよ……」

 

 実際はダウジングチェーンで判別したのだけどね。念能力超便利

 

 ※ 本好きの念能力者 HUNTERXHUNTER編

 

 

 

 まあそれはともかくとして

 

「深雪はお兄さんに本気で説教しておいて」

 

「かしこまりました。もう本当に申し訳ございませんでした……」

 

「穂波さんは今は君のガーディアンに異動してたかな?」

 

「はい、お母様がお亡くなりになってから、わたしのガーディアンになっています」

 

「穂波さんと一緒になって説教しておいて。年上の女性からの説教は必要だろう」

 

「達也には必要でしょうね」

 

「そうですね。穂波さんに事情説明してから、お説教します」

 

 う〜ん、目が笑ってない深雪の笑顔、この場合は素敵だ。

 

 

 

 深雪と穂波による正座した達也への説教後、穂波からふと疑問が……

 

「深雪さん、達也君はルシル様とまだお友達になっていないのですか?」

 

「……ルシル様にそれを確認したのですが、「非常に優秀だけど、非常に手間のかかるウルトラ問題児」という、なんというか、教師視点なんですよね……」

 

「それは……」

 

「なるほど……、彼は圧倒的に大人で教師だと……、腑に落ちたような気がする……」

 

 実際、ルシルは転生者なので、圧倒的に大人である。

 

「そういえば、達也君はルシル様から、ザ・ルシフェリアに勧誘されたのですよね?」

 

「はい……、ザ・ルシフェリアは魔法師の兵器からの脱却の象徴ですし、憧れるんです。正直FLTなどよりも圧倒的に待遇もいいので、FLTの開発第三課を丸ごと転職させてもらえないものかと考えています……」

 

「深雪さんがルシル様に嫁がれることは決定していますし、毒親のいるFLTから転職してしまいなさい」

 

「穂波さん……」

 

「ガーディアンにだって心があるのです。それを物扱いなど認められません」

 

「そうですね。ルシル様は人として兄さんのことを認めてくださっています。兄さんはルシル様に人として正しく、誠実に、敬意を払い、お仕えなさい。…………これは妹としてのお願いであり、主としての命令です」

 

「…………かしこまりました」

 

 

 

 

 

 

 

 翌日

 

 一高で剣術部断髪式を実施した。登校してきた生徒達は誰もが校庭の光景に目をひん剥いている(笑)

 

 司甲と壬生沙耶香を始めとした剣道部員達にバリカンを渡したところ、相当イイ笑顔だった(笑)

 

 その後、桐原は警察省の千葉寿和達に、他は九重寺の僧に引き渡した。ドナドナされていく光景がシュールである。今回の件は報道規制を徹底させた。反魔法師主義を煽ることになりかねないから。

 

 

 

 ルシルは午前中図書館特別閲覧室に向かうところで

 

「で、ミズ・ファント……、ドジっ娘?」

 

 すると隠形を解除して姿を現したカウンセラーの小野遥

 

「本当に御前様にはわたしの隠形が通用しませんね……」

 

 こちらには【円】とグリモワールなどがあるのでね。

 

「……それから、態々言い直さないでほしいのですが……」

 

「事実だろう。些細な悪戯からエスカレートして明らかな犯罪行為になり、公安にバレて、見逃す代わりに公安のスパイになったのだから(笑)」

 

「うぅっ……」

 

「公安を甘く見ないことだね」

 

 公安には彼女の特殊技能の天敵となる能力「自分の五感に対して如何なる魔法的干渉を受けない」というBS魔法の持ち主がいるのだ。

 

「それはもう重々承知しています……」

 

 ドジっ娘にブランシュの拠点メンバー情報を渡した。それを確認したドジっ娘は呆れた溜息を吐いた。

 

「……公安が把握している情報よりも圧倒的ですね……」

 

「それから、2098年に公安と内情が対立激化して、ドジっ娘は内情のターゲットにされる予感がするから、2097年3月に退職しなさい。公安には通達しておく。ザ・ルシフェリアであれば治外法権で内情も手出しできない」

 

 彼女をザ・ルシフェリア専属カウンセラーとして雇用する(匿う)という密約が公安上層部とある。

 

「…………それは最早完全に未来予知のレベルなのではありませんか?」

 

 原作知識です。

 

「ふふっ、婚約者に私の護衛の藤林大門をどうかな?」

 

「えっ、古式の名門藤林の、ですか?」

 

「貴女の激レアなBS魔法は藤林でも重宝される。産まれる子供にも期待できるからね。貴女に求めるのはあくまでもカウンセラー業務だから安心しなさい。寿退職ということにする」

 

「……かしこまりました……御前様に感謝いたします……」

 

 で、大門にドジっ娘ミズ・ファントムを紹介したところ、諜報の世界では有名人であり、その正体に驚愕されたが、交際が始まった。

 

 

 

 

 昼休み、達也から深々と謝罪された。うん、大人からのお説教大事だよね。

 

「司波君は術式解体グラム・デモリッションやフラッシュ・キャストを使えるだろう?」

 

 達也は目を瞠った。

 

「今後、違反者にはグラム・デモリッションをぶち込めばいい。それでノックアウトするから。フラッシュ・キャストも重宝するし」

 

「は、はい……」

 

「…………ルシル様、今朝校庭で断髪式で塗っていたものは……?」

 

「反省脱毛薬」

 

 全員「反省脱毛薬?」と疑問符が飛び交っている。

 

「本人が本当に心の底から反省しないと永遠にハゲの薬」

 

 ぶふぉっと吹き出す音が続出した。

 

「「「「どういう薬よ(ですか)!?」」」」

 

「天海歴代当主のとあるユエツモノが開発した」

 

「ユエツモノって……」

 

「反省させるのもお笑いが必要だなって」

 

「普通、そういう思考にならないと思うわ……」

 

「だからユエツモノ」

 

 本人のドリンクフリーですから(笑)

 

「天海が恐ろしいわ……」

 

 リーナの感想に誰もが首を縦にコクコクと……(笑)

 

 

 

 

 

 

 




テロリスト乙

原作の沙耶香とハラキリのカップリング、あれはストックホルム症候群の類なのでは?
殺人未遂を犯した、娘を殺そうとした相手など両親はお付き合いなど認めないでしょう。
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