本好きの念能力者 @ 魔法科高校   作:avagnale

15 / 95
全ては金と力


乙女の危機と日米安保条約

 ある日のこと、ルシルが美月やエリカ、雫、ほのか達と共に美術部を訪れ、ルシルの周囲に飛び交っている精霊を描いてもらったところ……

 

「水晶眼の中でも激レアだ。まさか私の精霊の色と形まで認識できるレベルとはね」

 

「っていうか、美月、絵画の才能あるんじゃない? 絵画だけで生活できるレベル?」

 

「エリカに同意する。精霊画家っていう新たなジャンルだよ」

 

 ほのかは美月の絵に魅入っているし、ルシルとエリカ、雫の評価に美月は啞然とし、次には顔が真っ赤になった。

 

「私の精霊を色別できるなど、洒落にならないから、時計塔専属画家デザイナーとして登録する。バレたら世界中の古式魔法師から狙われるよ」

 

「美月、天海家に、時計塔に保護してもらいなさい。本当に洒落にならないわ」

 

「う、うん、エリカちゃん…………ルシルさん、あ、ありがとうございます……」

 

「ご家族と一緒に時計塔に避難するか、吉田に庇護を求めるか、どちらがいいのか……」

 

「え? ミキに?」

 

「吉田はまともだからね。ご家族の心労も考えると吉田の方が好ましい」

 

「「「「あぁ……」」」」

 

 天海の、ザ・ルシフェリアの実態を知ると、一般人は気の毒なことにしかならない。

 

 

 

 

 原作通り達也をストーカー?監視?していたほのかと雫、1Bの明智英美は剣道部主将の司甲を尾行していた。そこでやはりアンティナイトによるキャストジャミングにより、頭を抱えて蹲る事態に……

 

 そこに『止まれ』と言霊が放たれ、キャストジャミングは止まり、アンティナイトを献上させてから、ドレスブレイクしてやった。変質者は全員真っ裸だ(笑)

 メンタルアウトで洗脳してやり、その場でおっ始めさせた。

 

「…………頭痛いの止んだけど、……え、ルシルさん?」

 

「……え、ルシルさん?」

 

 ルシルは雫とほのかの頭を撫でて諭していった。

 

「迂闊過ぎだ。非魔法師のキャストジャミングでも、古式の名門や二十八家でもない限り堪えられないだろう」

 

「……もしかして、新入生でも有名な、天海ルシル君?」

 

「ルシルさんが助けてくれたの?」

 

「って、何をヤってるのよ!? あの人達!?」

 

 ほのかが盛大な悲鳴を上げるところを言霊で止めて、合流した深雪に後始末は任せて我々は帰宅した。雫達には「世の中ド変態って多いんだね」と適当に言っておいた。

 

 ルシルは明智英美と自己紹介して、エイミィと愛称呼びすることになった。

 

「ゴールディでも堪えられないキャストジャミングを軽々対処するって、ルシル様って、天海家って、古式の、相当な名門なの?」

 

「天海家は、ルシルさんは陰陽師安倍晴明直系だよ」

 

「わぁお!? あの、安倍晴明!?」

 

「ルシルさんは「今晴明」って古式や十師族から有名みたい」

 

 今回は深雪が十師族関係者だと知られないようにルシルが対処しただけだ。尤も、雫は深雪達のことを十師族関係者と疑っているが。九島直系のリーナと互角なのだから、一般人出身、第一世代といってもそれは無理がある。

 

「…………ゴールディも天海家と、時計塔ザ・ルシフェリアと、提携しない?」

 

「えぇ!?」

 

「北山は天海家と提携している。魔法師と非魔法師との融和だって、ルシルさんは鷹揚だよ」

 

「天海北山連合ね!」

 

「マジで最強タッグね!? グランマに報告しておくわ!!」

 

 …………結果、イギリスの魔法師名門ゴールディも天海家と提携という名の、傘下になりましたとさ。ウィリアム・マクロード? ピエロだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 で、その翌日、深雪から困った笑顔でルシル様は一体何をしたのですかと質問された。

 

「ド変態仮面ライダースーツだったからね。ドレスブレイクしてから、洗脳してやった。お前等はガチゲイで、愛し合ってる仲だって(笑)」

 

「…………九重先生に回収してもらったのですが、非常に困ったことに話を聴くこともできない状態のようです……」

 

 我々の睦み合いを邪魔するな!? 我々は愛し合っていただけだ! 無粋な真似をするな! などなど、お話しにもならないとか……(笑)

 

「本当にルシルの精神干渉系魔法、恐ろしいレベルよね……」

 

「ド変態に相応しい末路だよね」

 

「ふふっ、流石はルシル様ですね」

 

 …………おかしいな、ここは流石はお兄様世界ではなかったのだろうか? 何か違和感を感じるのは気のせいだろうか?

 

 …………後日九重八雲からルシルに連絡が…………あのド変態達は終始射精が止まらずに、干からびて恍惚のミイラのようになっていたと(笑)五大厄災の一つ、パプかよ(笑)

 

 

 

 

 

 ある日の放課後一高放送室を剣道部員達が占拠して傍迷惑な音量の放送があり、ルシルとカフェテリアでお茶をしていたリーナが「放送室に風紀委員は集まるように連絡きたから行ってくるわ」と、深雪と一緒に放送室へ向かった。

 達也が壬生沙耶香に連絡しようとしているところに、「達也、それは止めるようにって、ルシルから連絡きたわ」とリーナから……

 

「天海君から?」「ルシル様からですか?」

 

 ルシルが放送室内部に『出てこい』と言霊を放った。結果、剣道部員達が出てきたため、『正座』させた。

 ここで真由美が登場して剣道部員達とお話し合いになった。

 

「リーナ……、あれは……」

 

「ルシルが精霊魔法で見聞きしていたんじゃないかしら」

 

「「「「ですよね」」」」

 

 ルシルは克人と摩利、鈴音、リーナ、深雪、達也とカフェテリアで遮音結界を張ってお茶をしながら説明した。

 

「あれは天海の陰陽術の一つ「言霊」。言の葉が現実になる」

 

「流石は陰陽師の大家だな」

 

「何事もスマートにしようね」

 

「天海君以外不可能だよ……」

 

「「同感です」」

 

「まあ、そもそも今回は真由美さんを待つべきだった。結局お話し合いになったのだから。態々事を荒立てることもない。風紀委員の仕事は魔法の不適切使用の取り締まりであって、今回の件は風紀委員の判断することではない。剣道部員達、魔法使ってなかったよね」

 

 この指摘に克人と摩利、鈴音、達也は目を瞠った。深雪とリーナは「「確かにその通りね(ですね)」」と頷いている。

 

「全面的に真由美さんと克人さんが正しい。理性的にお話し合いすればいい。物理対処する必要はないだろう。そういうところも風紀委員が反感を買う原因の一つではないのか? 明らかに風紀委員の越権行為だ。風紀委員が口出しする問題ではない。風紀委員は警察でもあるから? あくまでも魔法の不適切使用に関する、だろうが。ふざけるな。傲慢に過ぎるぞ?」

 

「うっ……、も、申し訳ございませんでした……」

 

「申し訳ございませんでした……」

 

 ルシルの氷の微笑みにより、摩利と達也から謝罪された。

 

「仏の顔も三度まで。渡辺摩利、司波達也、次が最後と思え」

 

「「は、はい……」」

 

 疑似キャストジャミングの件と今回の件で既に二度、さ〜て、どうしてくれようか。ワクワクするね〜〜

 

 

 

 この日の帰り、ルシルは深雪とリーナ、達也とアイネブリーゼで内緒話を……

 

「それにしても本当に洗脳って悪質ね」

 

「本当に懲りないよねぇ。大亜って、あそこまで徹底的にフルボッコされておいて」

 

「…………謎の戦略級魔法「白鯨モビーディック」ですか?」

 

「ふふっ、全ては天皇陛下の意志の下に。次はどうして、……ゲフンゲフン!」

 

 察した

 

 

 

「三人は新ソ連と大亜連合の末路、知ってるかな?」

 

「全く報道されませんから……」

 

「……軍部では、白鯨により蹂躙されたとだけですね」

 

「あれの副次的効果なんだけどね? 大規模な塩害でろくに農作物の栽培収穫もままならなくなった」

 

「なるほど……、」

 

「時計塔の遺伝子改良したF1品種脱塩種大麦を売ってやったよ。ようやく脱塩できたのかな?」

 

 ちなみに一年10億ドルで三年間と教えると三人揃って口が引きつっている(笑)

 

「もっと白鯨で蹂躙してやろうかと賠償金一年1兆ドル10年間」

 

 三人揃って吹き出した(笑)

 

「日本の被害者遺族に手厚い補償してもウハウハ(笑)」

 

「……それは毎年払えるのですか?」

 

「さあ? 支払いが滞ったらまた蹂躙してやるって外務省からお話しておいたからねぇ。日本以外で華僑やロシアンマフィアが必死に資金集めしてると情報はあるけど」

 

 この世界の日本外務省は強腰イケイケ外交です。弱腰外交論者はルシル君に排除されています。

 

「必死にもなりますね……」

 

「ですよね……」

 

「ちなみに大亜と新ソ連の人口も三億切った(笑)」

 

「……………………それは白鯨による、それとも食糧難、どちらでの、」

 

「その両方と増税、猛毒の結果だね(笑)」

 

「……猛毒、とは?」

 

「白鯨の副次的効果その二、どう調理しても食えない種類の(念能力で具現化した)フグやウミヘビなどが満載されている」

 

「まさか……、食糧難からそれを……?」

 

 ニッコリ微笑むと、達也は乾いた笑みを浮かべ、深雪とリーナはただただ絶句している。

 

「特にチャイは連中に料理できないものはないという民族だからね。屋台などで平気で提供した結果(笑)」

 

「「「………」」」

 

「樺太と千島列島、香港マカオ海南島、グアム・サイパン、タスマニアは日本領になったね」

 

「……海南島とタスマニア島は報道されてませんが…………そもそも何故日米安全保障条約が日本圧倒的優位になったのかも……、グアム・サイパンが割譲されたのかも……」

 

「日本に強くなってもらっては困るからと、あの時態と援軍を派遣しなかったのだろう? 白鯨がステイツ本土に現れる予感がするなぁと?」

 

「それは従わざるを得ないのでしょうが……」

 

「住民は納得しているのですか……?」

 

「洗脳したから無問題」

 

「その規模を洗脳……? 精神干渉系魔法でも、……まさか、」

 

「お前等は日本国民だとね」

 

「…………その規模では戦略級になりますね……」

 

「凄まじいですね……」

 

「海南島は殺意を感染させて殺し合わせ、最後の一人が自殺した後で結界を構築して終了」

 

 三人は暫し絶句していたが、なんとか言葉を振り絞った。

 

「……………………地獄ですね……」

 

「徹底的にやらないから、害虫が集ってくるのだよ? あの映像を公開後、ステイツの大統領補佐官やホワイトハウス、ペンタゴン、ラングレー……CIA情報部工作部部長、東アジア担当部長などなど、自殺者続出したとか、不思議だよね〜〜」

 

「「「………」」」

 

「タスマニアはオーストラリアで関係なかったのでは……? それに何故か彼処も消えたと報道されていましたが……」

 

「USNA、UKなどから公認非公認含めた戦略級魔法師を始めとした暗殺部隊が多数送られてきてね? 必死に白鯨の使用者を特定して拉致もしくは暗殺しようとしていたから、フルボッコして別荘欲しいなぁ、って呟いたらくれた(笑)私独自の結界で異界化したから常人には認識侵入不可能になっている(笑)」

 

「「「………」」」

 

「USNAは国債1兆ドル、時計塔に寄付してくれた(笑)」

 

「「「………」」」

 

「このレベルになってくると10,000円が1円くらいの感覚(笑)」

 

「……世間に謝罪しなさいよ……」

 

「金銭感覚だけは非常識ですね……」

 

 ハッハッハ

 

 

 

 

 

 




あくまでもルシル君は貧民です

((((((ふざけるな!?!?!????!?))))))
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。