本好きの念能力者 @ 魔法科高校   作:avagnale

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一条将輝のやらかし


佐渡侵攻事変・沖縄海戦

 ラスベガスのカジノ荒らしに飽きたルシルは一旦帰国して家族サービスのために、アリサと旧新潟県村上市を旅行で訪れた。旅館で村上牛と鮭を始めとした魚介類を堪能していたところに警報が鳴り響いた。

 

「お、お兄様……」

 

「傍迷惑な、空気を読め……。おのれ、新ソ連め……超絶可愛い妹との旅行を邪魔してくれたな……」

 

「そ、そんな……」

 

 アリサの顔が赤い。

 

「ジョバンニ、カムパネルラ、アリサを旅館で護衛するように」

 

「わかった」

 

「まかせて、マスター」

 

 ルシルは変身術で蝶の羽シュミルに変化し、佐渡に転移した。そしてグリムリーパーを具現化して新ソ連の侵略者を蹂躙していった。その姿に一条の義勇軍は目をひん剥いている。敵を爆裂で葬っていた一条親子もだ。

 

「お、親父……、あれ、うさぎ、だよな?」

 

「あぁ……、死神の鎌を持ったうさぎのぬいぐるみ、なのか……? それにあの魔法は……まさか……」

 

 一条剛毅にはグリムリーパーに心当たりがあった。四葉の先々代の精神干渉系魔法ではないのかと…………殺されたイメージを認識させられる四葉がアンタッチャブルだと認識された事件で使われていた。

 ……うさぎに銃弾が放たれるが、全てすり抜ける……

 

「まさか……、九島の、仮装行列パレード!?」

 

「親父、爆裂まで使ってるぞ!? なんなんだよ、あのうさぎは!?」

 

「知るかっ! 味方のようだから細かいことは気にするな!」

 

「ぷひぷひーーーっ!!!」

 

 あっという間に佐渡に上陸した侵略者はルシル達により殲滅された。ルシルは空を飛び、佐渡沖に展開していた新ソ連の艦隊に……

 

「あのうさぎ、空を飛んでるぞ!?」

 

 腕を振り上げ、空間を殴った。そこに現れるのは……

 

「なっ!? 海が……あれは巨大な水の鯨か!?」

 

 某グラグラを参考にした津波の「白鯨モビーディック」が新ソ連の艦隊を呑み込み圧殺した。

 

「…………あの威力、戦略級魔法か?」

 

 続けて空間を殴り、白鯨モビーディックで沖縄海域に展開していた大亜連合艦隊も呑み込み圧殺した。さらに続けて大陸を蹂躙した。津波もコントロールして日本側には一切被害はない。大陸は別だが(笑)

 

 戻ってきたルシルは一条親子に「ぷひっ」と片手を上げたところ、義勇兵は誰もが困惑している。

 

「…………此度は助力に感謝する。……君は十師族の係累なのか?」

 

 ルシルは首を横に振り否定した。村上市グルメマップを検索し、さあ、次はアリサと一緒に何を食べようかなとしか考えていない。

 

「ぷひっ」

 

 じゃあねと告げてからルシルは消えた。

 

「ま、待ってくれ! せめて礼をさせてほしい!」

 

「親父……、あのうさぎ、おれの見間違いじゃなければだけど、村上市のグルメマップを見てた気がする」

 

「何? 直ぐに村上市に向かうぞ。佐渡の後始末は国防軍に任せておけ」

 

 村上市に戻ったルシルはアリサと温泉で混浴を楽しみ、お手々を繋いで市内をジョバンニとカムパネルラをお供に散策したりと満喫していた。

 そこに現れたのは一条親子……

 

「失礼、君達は白銀の毛並みにアメジストの光り輝く瞳と蝶の羽のうさぎを見なかったか? 丁度君のような髪の色と瞳なのだが……」

 

 一条剛毅は戸惑いながらも半ば確信しているようだ。

 

「それはぷひぷひ鳴く?」

 

「あ、ああ、」

 

「二足歩行の?」

 

「そうだ」

 

 アリサが笑いを堪えている。

 

『マスターのことだよね』

 

 ジョバンニとカムパネルラがルシルを指さした。

 

「我々が宿泊している旅館に移動しましょう」

 

 旅館の部屋に移動後、自己紹介した。一条剛毅はルシル達の素性には案の定驚愕している。

 

「……あの蝶の羽のうさぎ姿に変装していた魔法はもしや九島の仮装行列パレードですか?」

 

「いえ、天海独自変身術ですね。正体が軍や他国に知られると煩わしいことになりかねないので。ちなみにあれはシュミルという種族です」

 

 ニンファドーラ・トンクスのギフト七変化の発展形インビジブルであれば物理魔法攻撃などもすり抜ける。

 

「猫型アンドロイドだけでなく、シュミル型アンドロイドもいます。とても可愛らしいのです」

 

 暫しお茶を飲みながらまったりした。

 

「……今回は何故村上から佐渡までお越しくださったのですか?」

 

「折角の妹との旅行を邪魔されたので、排除したまでです」

 

「そ、そうですか…………国防軍からあの巨大な鯨の魔法について何か知らないかと問い合わせがあるのですが…………沖縄海域でもあれが現れて大亜連合艦隊を呑み込んだと……」

 

「あれは「白鯨モビーディック」振動系で津波を起こすのですが、何故かあのような形になったので、それが由来ですね。このことは軍にも極秘に。軍属など冗談ではない。陛下には報告してありますので」

 

「かしこまりました」

 

 陛下発言に将輝は耳を疑い目をひん剥いているが、父親に従った。

 

「将輝、天海家は、天皇陛下直属だ。現代魔法師など比較するなど烏滸がましい、侮辱に等しいと心得よ」

 

「なっ!? ……もっ、申し訳ございませんでした……」

 

「気にしないで」

 

「…………明らかに爆裂を使用されていたことについては、」

 

「私は一度見ると(即座に解析最適化改良して)どのような魔法でも使えるので。ま、才能かな」

 

 アリサは苦笑して「反則ですよね」と

 

 一条親子は深々と溜息を溢している。

 

「……一条家にお越しいただきたい。改めてお礼をさせてください」

 

「アリサ、金沢に行こうか」

 

「はい、お兄様」

 

 後日一条家を訪問したルシルとアリサは盛大に歓待された。会食の席でお淑やかなお姫様のアリサに一条家は誰もが感嘆の溜息を溢し、茜や瑠璃は見惚れている。剛毅の妻の美登里から、どのような教室に通っているのか質問された。

 

「淑女のマナーとダンス、茶道は側仕え達から教わっています。ピアノ、ヴァイオリン、お華、お料理はお兄様が教えてくださいます」

 

「あら、それは素晴らしいお兄様ね」

 

「はい、効率よく教えてくださるので、大分上達したと思います」

 

「茜はピアノくらいだからマナー教室とお茶、お華、お料理も増やしましょうか」

 

「うぇっ!? や、休みがなくなるじゃない!」

 

「茜はお転婆なんだから、アリサちゃんを見習えよ」

 

「余計なお世話よ!」

 

 そこにルシルから茜に助け舟が入った。

 

「ピアノ、ヴァイオリン、お茶、お華、料理は天海の日常生活に根付いたものなので、教室に通うことはありません。全ての教室に通うとなると、茜ちゃんの自由時間がなくなってしまいませんか? それに一条のご令嬢が教室に通うなど、安全性は確保できるのか、誘拐対象にならないか疑問ですね」

 

 パアッと顔が輝く茜はルシルに感謝するが、兄にほれ見たことかと……そして一条夫妻は難しい顔になった。

 

「確かにそれは茜が可哀想ねぇ。ねぇ、アリサちゃん、ルシルさんのお料理の腕前はどれくらいなのかしら?」

 

「和食懐石お寿司中華アジアンイタリアンフレンチスペインロシアどれも美味しいのです」

 

「「「「「………」」」」」

 

「いや、それは流石に盛りすぎじゃないか?」

 

 前世でシュタープから具現化したインスタント国境門からアバター変化を多数現代地球の世界中に送り込んで修行していた私を侮るなよ?

 

「それは私への挑戦状と受け取った。将輝、明日は狩猟に行くよ?」

 

「狩猟?」

 

「狩猟免許は持っていないけど、偶発的遭遇なら身の危険を守るために合法だからね。鳥などは何故か落ちてきたということで(笑)」

 

 一条親子は引きつっている(笑)

 

「金沢の猪や鹿、野鳥などのジビエと魚介類でフレンチを披露しよう」

 

「うわぁ、楽しみ! 狩りっていうのも楽しそう! ルシルさん、わたしも連れていってください!」

 

「剛毅さんと美登里さんの許可があればね」

 

 苦笑した一条夫妻から許可は出た。アリサはまだ5歳の瑠璃にピアノを教えながら楽しみに待っていますと。

 

 翌日早朝から近場の山に魔法で加速して同行した将輝と茜はルシルが魔法を使用もせずに素の身体能力で移動したとは思いもしなかった。ルシルの【円】により、効率的に獲物を発見して猪鹿真鴨穴熊をスタンで狩っていった。……一度将輝が爆裂で獲物を爆散してしまった時など、ルシルがハリセンで将輝を引っ叩いたが……

 

「爆裂って狩猟には全く向いてないね。生命を粗末にするな」

 

「うっ、す、すまん……」

 

 うわぁ……、茜がえずいて今にも吐きそうだ…………反省しろと光の帯で将輝をぐるぐる巻きにした。

 

「なっ!?」

 

「茜ちゃんを見てみろ」

 

 茜の姿を見て流石に反省したようだ。

 

 ルシルはテレキネシスで獲物を持ち上げて血抜きをしている。将輝と茜に獲物を気絶させてから、心臓が動いている状態で血抜きをしなければならないことを説明すると感心された。ヴァッシェンで完璧に血抜後、振動減速系で獲物を冷やしてから、インベントリに収納して解体まで済ませたことには驚愕されたが。

 帰りに海に寄り、爆釣りして一条家に帰還した。

 

「剛毅さん、美登里さん、実は……」

 

 将輝を簀巻きにして一条家の庭の木に吊るしたことについてかくかくしかじか説明していくと、未だに顔色が悪い茜を見て納得された。その後夕食まで簀巻き状態で剛毅によるハリセン説教だ。

 

「将輝、この馬鹿者が!!!」

 

 スパーンッ!!!とハリセンの音が心地良い。

 

「いつっ!?」

 

 この光景を美登里さんに撮影してもらった。これは以降ネタとして重宝する。

 

 

 

 夕食会

 

アミューズ

前菜 16種野菜と穴熊のテリーヌ

スープ スープ・ド・ポワソン

魚料理 のどぐろのポワレ

肉料理 真鴨の詰め物 リゾットと卵、猪すね肉のグリエ 夏みかんソース

チーズ盛り合わせ

デザート クレープ・シュゼット

 

 アミューズを見た瞬間に茜や瑠璃はお洒落と絶賛し、これらを食べた一条家は誰もが恍惚としている。

 

「この野菜のテリーヌ脂が絶品ですね……」

 

「穴熊がいたので」

 

『?』

 

「穴熊ってジビエ最強説があるのですが、金沢野菜と相性抜群だったので」

 

「穴熊なんて初めて……、美味しい……」

 

「これ、止まらなくなるわ……」

 

「…………見た目も美しいし、これは完全に三ツ星以上だな」

 

「…………とてもではないけれど、家庭料理ではないわね……」

 

「スープやポワレも美味すぎるんだけど……」

 

「お兄様、うずらの詰め物は食べたことがございましたが、真鴨も美味しいですね」

 

 一条家は誰もが「?」状態だ。

 

「これは親子丼をフレンチの技で再構築したものです。真鴨に卵、米、見た目は完全にフレンチでしょう?」

 

「なるほど、確かに親子丼の要素が詰まっているな……」

 

「猪すね肉のグリエも夏みかんソースがこれでもかっていうくらい美味しいわぁ……」

 

「アリサちゃん……、こんなに美味しいもの毎日食べてるの?」

 

「はい、時間があれば朝昼夕も作ってくださるのです」

 

「「「羨ましい……」」」

 

「ですが、美登里さんの家庭料理も美味しいですよね? わたくし達はお母様が病弱なため、滅多に家庭料理を味わうことなんてできませんもの。お兄様が料理をすると、全て超一流のお店の味になってしまうのです」

 

「それはそれで困った悩みねぇ……」

 

「え……、アリサ、母上の手料理食べたかったの?」

 

「はい、家庭的でホッとする味ではありませんか」

 

 ルシルは腕を組み、う〜〜んと考え、「片手の指の数程も食べた記憶がないなぁ」と呟いた。

 

「どんだけ病弱なんだよ……」

 

「いや、天海には専属料理人が何人もいるから、母が料理をする必要性がないというのもある。私のは趣味だし」

 

「趣味でこれほどの腕前では料理人が泣くわねぇ……。女としても負けた気分になるけれど、もう勝負にならないもの……」

 

「ルシルさんと兄さんを交換してほしいわ」

 

「んなっ!?」

 

 ここに一条兄妹の喧嘩が勃発したのだが、微笑ましいものだ。

 

 

 

 ルシルは一条夫妻から深刻そうな雰囲気で相談された。茜と瑠璃を天海家で季節毎に滞在させてもらえないかと……、実質教育してもらえないかという相談だ。

 

「歴史ある名家というものを実感させられました……」

 

「現代魔法師は歴史が浅いですものね……」

 

「茜ちゃんはアリサの護衛側仕え見習い、瑠璃ちゃんはアンナの護衛側仕え見習いで教育されることになりますが? アンナは産まれたばかりの妹です。瑠璃ちゃんはベビーシッターになるのかな?」

 

「欧米のベビーシッターのようなものですね。剛毅さん、理想的な情操教育ですし、天海家ならば安全性も確保されます」

 

「あぁ、北陸にも他国の工作員がいる可能性は否定できないからな。ルシル様、娘達を季節毎にお預かりしてもらえませんか?」

 

 一条ファミリーと仲良くなり、季節の挨拶をするようになった。

 その日の夜にルシルとアリサの入浴に一条姉妹まで混浴してきた。随分と懐かれたものだ。

 

 

 

 ルシルは夏休みにラスベガスのカジノを破産させて荒稼ぎしたり、新ソ連と大亜を白鯨モビーディックでフルボッコして樺太千島列島、香港マカオ海南島を割譲させたり、援軍を派遣しなかったUSNAとお話し(白鯨モビーディックで蹂躙してやろうか?)して、グアム、サイパンなどなどを割譲させたり、アンジェリーナ・クドウ・シールズと出会い、日本に帰化させたりとやりたい放題していた(笑)

 USNA、UKなどから公認非公認戦略級魔法師を始めとした、スターズも含めた暗殺部隊が多数日本に送られてきて、必死に白鯨の使用者を特定して拉致もしくは暗殺しようとしていたから、念能力変化系プラズマのピアッシングなどで瞬殺フルボッコして別荘欲しいなぁ、と呟いたらタスマニアもくれた(笑)タスマニアはルシル独自の結界で異界化したから常人には認識侵入不可能になっている(笑)戦略級魔法オゾンサークルの使い手の合法ロリもいたので、洗脳してザ・ルシフェリア所属にした(笑)

 樺太千島列島、グアム、サイパンなどなどはブック・オブ・ジ・エンドの栞でお前等は日本国民であると設定したり、香港マカオ海南島はHUNTERXHUNTER暗黒大陸の殺意を伝染させる魔物 双尾の蛇ヘルベルを前世でその能力を看取っていたため、「ヘルベル」により殺意を感染させて殲滅した。海南島も異界化して常人には認識侵入不可能になっている(笑)大亜は人もどきだから無問題(笑)それに日本に手出しすると報復されるというパフォーマンスでもある。

 あの映像を公開後、ステイツの大統領補佐官やホワイトハウス、ペンタゴン、CIA情報部工作部部長、東アジア担当部長などなど、自殺者続出したとか、不思議だよね〜〜

 

 

 

 

 

 

 




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