本好きの念能力者 @ 魔法科高校   作:avagnale

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何故にそのようなことが話題になる?


新生徒会長誕生

 新生徒会長誕生の翌日までルシル君は家族サービスのために海外リゾート・バカンス、ガールフレンド達と入れ代わり立ち代わりで海外リゾート巡りしていた。一切登校しない。二回目の夏休みだ。

 

 

 

 中条あずさ(くまさんパンツ)会長が誕生した。原作のような騒動など起きませんよ? 生徒会長が後任を指名して、校長が承認する仕様に変更し、生徒会長選挙は廃止した。これまで生徒会長選挙など時間の無駄でしかなかったからね。そもそも原作のような騒動、現実に起きるの? 私の前々世高校生時代、生徒会長選挙など、それは祝日だなと、デートで休んでいた記憶しかないから、そこはなんとも言えないが。

 

 今生でもルシル君は後任の生徒会長が誰になるのか興味ないので休み、キューバで夕歌や響子達とバカンスしていた(笑)

 

 天海家と時計塔本社支社リゾートは転移門ゲート(念能力具現化系)で繋がっているため移動も便利である。【発】転移のことも、念能力についてもこの世界の誰にも明かしていない。危険極まりないから。転移門ゲートを開発したと家族やガールフレンド達には話してある。

 

「本当にルシル様が羨ましいですね……」

 

 溜息混じりの夕歌に、響子が、「例の一高生徒会長選挙重傷者続出事件だったかしら?」と……

 

「はい、偽っていたのに、あれが原因でまさかの副会長就任でしたから……」

 

「登校が週三日もあればいいレベルのルシル様が特別なのよ」

 

「こうやって頻繁に海外リゾートを満喫できますからね」

 

「そもそも誰が生徒会長になろうと興味も関心もない。何故にそのようなことに熱くなれるのか、話題になるのか、疑問」

 

「冷めていますね」

 

「時間の無駄。所詮生徒会も風紀委員も部活連も校畜」

 

「まあ、確かに煩わされたくないですからね」

 

「時計塔ではそのような履歴は評価されない。頭脳とコミュ力、人格、使えるか使えないか。そのような履歴で評価されるとしたら、社畜として逸才、重宝する的な」

 

 夕歌と響子は揃って吹き出した。

 

 私の前々世の就職理由、スマホから口座残高見せて、「暇潰しです」だよ? 就活一社だけです。面接で役員に爆笑されて一緒に飲みにいきました(笑)

 

 響子によると、二高も生徒会はブラックのようで、一高を基準にした結果だそうだ。ということは十高と改革された一高以外は全て生徒会はブラックだと見るべきだろう。二高は光宣が、三高は愛梨が、四高は黒羽の双子姉妹が、他も順次真似して改革するのではなかろうか。

 三高はその校風から、荒くれ者が多いため、新入生総代が風紀委員になるのが伝統みたいだから、愛梨が生徒会長になるだろう。

 

 スレンダーな夕歌とメリハリのあるプロポーションの響子、この二人の組み合わせもお気に入りだ。三人仲良く全裸でプライベートビーチを満喫している。

 

 

 

 バカンス明け、10/1 登校してから、1Aで深雪に放課後生徒会室にと誘われた。

 

「それでルシル様、今度はどこでバカンスされていらしたのですか?」

 

「地中海やキューバなど」

 

「「「羨ましいです……」」」

 

「人間働き過ぎは良くないからね」

 

「それはルシル君しかできないことだと思うよ。ルシル君だけ夏休み二回あるよね」

 

「甘いわ、ミキヒコ。ルシルは春夏秋冬二、三回ずつ休みがあるわ」

 

「梅雨はジメジメして鬱陶しいからって理由もありましたね」

 

「「「なんて羨ましい……」」」

 

「ミキヒコは1Aに馴染んだかな?」

 

「正直ルシル君がもっと登校してくれると助かるんだけど……」

 

 ミキヒコはリーナの左隣の席で、要は虫除け(笑)周囲は停学処分にならなかった大人しい女子ばかりだ。男一人だけでは居心地悪いと。

 

「ふふっ、吉田君、ルシル様はそもそも授業に出席されませんから」

 

「そういえばそうだったね……」

 

 今日はルシル君がいるため、ミキヒコは安心して愚痴を溢すことができる。

 

「周囲の男子の妬み嫉みの視線や声も多いし、司波さんやリーナさん達と行動していると特にね……」

 

「吉田は古式の名門なんだけどねぇ」

 

 ルシル君は少し声を大きくしてコメントした。

 

「有象無象が敵う相手ではない。期末試験でも筆記実技共に上位5位以内、九校戦でも大活躍した。結果が全てだ」

 

「そうよ、ミキヒコ。自信を持ちなさいよ」

 

「ルシル様のおっしゃる通りです」

 

「他人を貶してやっかむ暇があるなら努力して結果を出すべきだよ」

 

 ほのかも首を縦に振り、頷いている。この会話を聞いていた有象無象の停学経験者達は悔しげに顔を歪めている。

 

 

 

 放課後生徒会室でくまさんパンツから……

 

「あの……、天海君、わたしの呼び方おかしくないでしょうか?」

 

「いえ?」

 

 中条あずさのルビは「くまさんパンツ」になっているだけだよ?

 

「真由美さんの「あーちゃん」呼びよりもお子様扱いされているような……?」

 

 気のせい気のせいとロリポップを差し出したところ、嬉々として咥える姿にやはりくまさんパンツだなとルシル君は判断した。

 

 生徒会役員人事についてくまさんパンツと深雪達から相談されたルシル君は……

 

「はあ? 司波達也を生徒会役員にしたいが、新風紀委員長の千代田花音がデスクワークが苦手だからと引き抜かれたくない?」

 

 深雪は達也のことを手元において監視したいらしいが、ルシル君はこめかみをトントンしながら……

 

「問題がいくつもある。兄弟姉妹が別クラスになるのは、学校のクラス分け方針や個々の状況によるが、多くの場合、別々のクラスになることが一般的だ。これは、人間関係の固定化を防ぎ、子どもがそれぞれ新たな人間関係を築き、成長する機会を与えるため。それに学生自治をする生徒会で兄妹が一緒になるなど、癒着を真っ先に疑われる」

 

 ルシル君の本音は司波達也は生徒会役員に相応しくない。これまでどれだけやらかしてきた?だけどね。

 原作終了後の続編では十文字勇人とアリサが生徒会に所属することになったが、あれは義理の兄妹の従兄妹同士で、人格的にも問題ないと思う。

 アリサは一高に推薦入学したとしても生徒会入りも風紀委員入りも部活連入りも断らせる。アリサを校畜にする気はない。校長教頭ともこれを共有している。部活動は自由にさせるが。アリサは本当に争いごとや競争が苦手な女の子だから。アリサの精霊の目も研究で重宝するため、時計塔に所属する予定だから、校畜になる暇などない。

 

「「………」」

 

「それに司波達也の事務処理能力は圧倒的で、他の役員の仕事を奪うことになる。新たな教職員達に本来の仕事を移譲した結果、生徒会はホワイトになった。司波達也は優秀過ぎる故に、生徒会には害悪だ」

 

「優秀過ぎる……」

 

「それが生徒会には害悪になるだなんて……」

 

 このように表現すれば角も立たないだろう。実際この評価に深雪と達也は嬉しそうだ。

 

「それから、千代田花音はふざけるな。司波、その点でも徹底的に鍛えてやれ」

 

「かしこまりました」

 

「確かにその通りですね……」

 

「逃げ出そうものなら、椅子に物理的に縛り付けろ。ハリセンで引っ叩いて調教しろ」

 

 ルシル君はインベントリからロープとハリセンを出して、司波達也に渡した。

 

「かしこまりました」

 

「渡辺摩利もまたやらかしたな。お気に入りだからとそのような問題児を風紀委員長にするとは」

 

「うっ……」

 

 この場にいた本人が呻いている。

 

「貴様もこれが最後だ。次はない」

 

「もっ、申し訳ございませんでした……」

 

 ルシル君が摩利に囁いたところ、本人は青褪めていた。そのようなことまで可能なルシル君に再度恐怖することになった。結果、摩利は暫くは花音の見張りとして風紀委員本部に滞在することになった。

 防衛大推薦入学対象なのだから、そのくらいの時間はあるだろう。防衛大推薦入学は、理論優秀者や風紀委員、体育会系部活優秀者、九校戦で活躍した者などが対象になる。

 

「今後風紀委員は魔法の不適切使用に対してだけの警察になることを徹底させろ。風紀委員は加害者被害者双方から、事情聴取すること。検察は教頭、裁判長は校長だ。生徒会も部活連も介入しないように」

 

「「「「「かしこまりました」」」」」

 

「司波、風紀委員のCADにインストールされている魔法を全てリストアップして提出しろ」

 

「はっ、かしこまりました」

 

「? あの~、何故そのようなことを?」

 

「過剰な魔法、殺傷性ランク的に銃刀法違反に該当する魔法は違法だからだ」

 

 どこぞの犯罪者のように高周波ブレードとかねえ?

 

「風紀委員の次は全校生徒を対象に全てのCADを検閲しろ」

 

 神祇省傘下や秘術を持つ家は対象外だと達也に囁いた。どうしても仕事柄、そして誘拐対象でもあるからね。

 

「はっ、かしこまりました」

 

 風紀委員は学校の魔法の不適切使用に対する警察だから、未然に防ぐためにも必要なことだろう。司波達也はその点で、奴隷としても重宝する。

 

 そこで部活連会頭になった、はんぞー君から手が上がったため、ルシル君は発言を許可した。

 

「実は部活連執行部の人数を増やしたいと考えています。自分では十文字前会頭程の実力はないため、それに毎年恒例の部活動勧誘週間への風紀委員との連携も期待できるため許可していただきたいのです」

 

「風紀委員と部活連の縄張り争いにならないのであれば校長も許可するだろう。それは校長判断案件だ」

 

「はい、ありがとうございます。校長先生に許可をもらってきます」

 

「それから、論文コンペ代表になった市原鈴音さんに一点確認したいことがある。論文コンペ選考結果二位の関本勲はどのような思想をしている?」

 

「はい、彼はオープンソース主義者です。術式は全て世の中に公開して広く遍くと」

 

「売国奴ではないか。公安に摘発させる」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「……もしかして、また人相ですか?」

 

「明らかに売国奴の人相をしている」

 

「「「「「………」」」」」

 

 即日公安を動かした。

 

「関本勲、同行せよ」

 

「は? ……どちら様ですか?」

 

「公安だ」

 

 公安に取り囲まれた関本勲は明らかに動揺している。

 

「なんでもオープンソース主義者だとか?」

 

「そ、それのどこがいけないのですか?」

 

「それを売国奴というのだよ」

 

 関本勲は公安に手錠で拘束された。五月蝿いため、腹パンだ。

 

 ゴフッと関本勲は悶絶してしまった。

 

「売国奴の糞餓鬼が、五月蝿せえんだよ」

 

 売国奴関本勲の髪を掴み持ち上げて地面に叩き付けた。

 

「公安舐めんなよ?」

 

 騒然とした現場に現れた校長と教頭が……

 

「公安はせめて裏で処理してくださいませ」

 

「一般生徒に血なまぐさい光景は好ましくない」

 

「「「「はっ、申し訳ございませんでした!!!」」」」

 

「売国奴を国民の血税で教育するなど許されぬ」

 

 ドゴッ!!

 

「ぐふぉっ!?」

 

((((((((ええぇっ!?))))))))

 

 教頭が売国奴の顔に放ったパンチに、生徒どころか、公安達まで目をひん剥いている。

 

 売国奴を、バギッ、グシャッ、メシャッとしていく教頭に、ルシル君と校長以外、誰もが固まっている。

 

 売国奴関本勲は教頭が繰り出すパンチでボコボコにされて顔面はパンパンに膨れ上がり血塗れに、周囲に歯も飛び散っている。

 

「教頭先生、血なまぐさい光景は好ましくないと言っておいて……、ここは混沌の女神の祝福を授けるべきでしょう」

 

 校長が贈った混沌の女神カーオサイファの祝福により呪われた売国奴乙(笑)

 

 可愛らしい外見のシュミル校長教頭はブラッディー・シュミルと影で恐れられることになったとか……

 

 売国奴はギャグボールで口を塞がれて連行されていった。

 

 

 

 そして校長室に呼び出されたミキヒコは……

 

「教職員枠で勇者ミキヒコを風紀委員に任命します」

 

「はい!?」

 

「勇者ミキヒコとして当然快諾するだろう?」

 

「なっ、何故僕がっ、…………そういうことですか……」

 

 そういうことです(笑)

 

 新たな風紀委員にミキヒコが就任した。

 

 

 

 ルシル君の部屋でガールフレンド達から……

 

「ルシル君、関本君の処分ってどうなるのかしら?」

 

「犯罪魔法師として実験体」

 

 両親共々ね。売国奴の末路だ。あれ、不細工だから、新宿二丁目にも需要ないだろうし。

 

「よ、容赦ないわね……」

 

「売国奴に人権はない」

 

 他国に加重系三大難問の成果も公開しろ? 頭が可笑しい売国奴だろうが。

 

「それにしてもルシル様の権力は凄まじいですね」

 

 元老院頂点なのでね。公安は配下のようなものだ。ご先祖様と神々に感謝だね。

 

(ブラッディー・シュミル、ヤバい……)

 

(公安、手先みたいだったよな?)

 

(シュミルズ可愛い……)

 

(いや、怖えよ!?)

 

(シュミルズを愛でてみたい……)

 

(わかります、校長先生を膝抱っこしてみたいです!)

 

(わたしはクールな教頭先生ね!)

 

(いや、お前ら、あれはヤベェだろうが!?)

 

((((あの容赦のなさに惹かれます!!!))))

 

 …………などなど、シュミルズ愛好派と恐怖派で派閥ができたとか(笑)

 

 

 

 その日の帰り道、アイネブリーゼに立ち寄り、深雪から、「ルシル様、渡辺先輩に何を囁いていらっしゃられたのですか?」と、リーナは「摩利、青褪めていたわね?」と……

 

「あまりふざけたことをしていると、貴様の性自認を男にしてやるぞ?と」

 

「「「なにそれ、怖い……」」」

 

「……文夜君は物理的に、性自認も女の子になってしまいましたからね……」

 

「…………は? 文夜が?」

 

「文夜は性同一性障害だったから、治療した」

 

「…………はい?」

 

「もう完全な女の子「文夜ちゃん」だ。妊娠出産もできる」

 

「……………………はい?」

 

 達也の理解力を超えたようだ。

 

「兄さん、わたしとリーナも文夜ちゃんを確認しましたから、間違いありません」

 

「文夜、完全に女の子になっていたわね。胸も亜夜子並みにあったし」

 

「黒羽の叔父様は寝込んでしまわれましたけど……」

 

 暫くの間処理落ちしていた達也は思考を放棄した。

 

 …………あの後黒羽貢は「やはりあれは夢だったんだな。いい朝だ」と目覚めたのだが、文夜ちゃんから「おはようございます、お父様」と挨拶されて、ギギギッと文夜ちゃんを見て再度寝込む羽目になった(笑)

 

 

 

 

 

 




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