本好きの念能力者 @ 魔法科高校   作:avagnale

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七宝をおちょくります


IF W7
入学式


 転生した先は現代地球2,080年代の日本の模様。

 

 …………この世界を確認したのだが、このような世界地図になる訳がない。例えば中東の宗教問題を甘く見過ぎ。どう考えても無理がある。急激な寒冷化による食料不足による人口減? それで根絶やしにされたのか? 無理無理無理。熱帯亜熱帯地域では少し涼しくなった程度だろう。

 新ソ連? あの国で共産主義の復活? する訳ないよね。歴史は繰り返す? 無理がある。

 USNA? 北アメリカ大陸統一? する訳ないよね。

 東西EU? 新ソ連からの圧力対策のためにも分離するか?

 

 

 

 とんでもない異世界もあったものだ。

 

 

 

 資金稼ぎのために、アバター变化が多数ラスベガスなどに転移して、適当なカジノで毎日荒稼ぎしていった。一週間で100億ドルになったよ(笑)

 

 あれ、これもう働く必要なくない? 将来はニートでも余裕で遊んで暮らせるな。目指せ無職! 働きたくないでござる。

 

 

 

 そんなこんなもあり、小中学校に通うのは当然の如く免除され、妹のアリサやアンナ達とイボクリ……サイオン、プシオン手遊びしたりなどして家族仲良く過ごしている。

 父親の死後、ハワイを結界により異界化して、住民は洗脳して、天海家の別荘になった。転移門ゲートで移動も楽々\(^o^)/

 ハワイの米軍にはお暇してもらったよ。全員本国上空にポイ捨てしてやった。艦隊や基地などはインベントリに収納した。

 時計塔資源商社ザ・ルシフェリアを東京湾に隠蔽状態で具現化して、加重系三大難問など全て解明して、飛行魔法、熱核融合炉、アイテムボックス、完全思考操作CADなど発明して、Dr. クレープ・シュゼットの名前で発表、特許登録した。どこにも販売しないけど。電力水素を始めとした資源は販売する。

 全て前世のローゼマインとフェルディナンドの魔石AI製シュミルズ達が処理してくれる。

 

 働きたくないでござる

 

 日本の魔法適性検査では前代未聞の全て測定不能ERRORということで、魔法大学に招待され、筆記実技諸々瞬殺していき、卒業認定された。

 

 

 

 

 

 

一高入学式

 

 入学式の時に七草香澄による司波達也への飛び膝蹴り攻撃に間が悪く?間に入ってきた人物に焦る香澄であったが、その当人のルシルに即座にエイドスを正常化されてお姫様抱っこされる香澄。

 

「大丈夫かな?」

 

「え!? は、はい……、す、すみませんでした……」

 

 そこに七草真由美や泉美も出てきて謝罪されたが、香澄は私の胸に飛び込んできただけで、魔法の不適切使用にはならないのでお気になさらずと去っていくルシルとリーナを香澄と泉美が追いかけていった。

 

 ……リーナは「流石はルシル、ストーカー製造機ね」と不名誉な称号を……

 

「刺されそうだから、止めて」

 

「わたしも一歩間違えていたら、ルシルを……」

 

 え、なにそれ、怖いんだけど?

 

「スターズ候補生の殺し合いからわたしを助けておいて、シレッと帰ろうとしていたわよね?」

 

「ペンタゴン、ありえないよね」

 

「だからわたしはルシルに縋ったのよ。我ながらあの時のわたしはファインプレーだったわね」

 

 自画自賛しているリーナと、私達を追ってきた七草の双子……

 

 泉美は原作では氷の女王様に見惚れてなかったか? 原作は既に破壊されている(笑)七草三姉妹までルシルに見惚れてしまった。「なんですか、この絶世の美少年は!?」と……

 

 会場に入る前に認識阻害を使った。

 

「……………………視線が急に感じられなくなったのは気のせいかな? ……自然とわたし達のこと避けるようになったよ?」

 

「古式の認識阻害の一つだね」

 

 天狗術「隠れ蓑」だ。

 

「ルシルには認識阻害必須なのよ」

 

「その美貌なら視線が煩わしくもなりますよね。CADも使わずに凄いですね……」

 

「CADなど必要ない」

 

「「凄いですね……」」

 

 改めて自己紹介した。双子から「ルシル様」呼びされることになった。

 

 何故に?

 

 

 

 入学式の後で、司波深雪がエロ親父議員に視姦されている場面にルシルは眉をひそめて、黒視蝶をエロ親父議員にぶち込み、下痢にして退場させた。

 

 ルシルは生徒会へ勧誘された時に、にこやかに告げた。

 

「お断りする」

 

「えぇっ!? な、何故ですか!?」

 

「生徒会室、ダイニングサーバーがあるとか?」

 

「はい、どうしても仕事が忙しくて遅くまで帰ることができないこともありますから」

 

「本来は教職員の仕事まで生徒会に押し付けられている。立派な労働基準法違反だ。生徒会はブラック企業。社畜ならぬ校畜。校畜になる気はない」

 

 働きたくないでござる

 

 ルシルとリーナ以外は口が引きつっている。

 

「で、ですが、生徒会役員になれば内申も良く、」

 

「生徒会役員は魔法大学の推薦枠を他人に譲るのが慣例だろう? それのどこがプラス評価になる? 奴隷根性染み付きすぎ」

 

 働きたくないでござる

 

 中条あずさ会長(くまさんパンツ)のフォローに入るように司波兄妹が自己紹介してきた。

 

「天海君、生徒会に入れば人脈づくりができます」

 

「この時点で貴方達とのコネはできたので必要ない。こちらで有益と判断した人物とはこちらから友好関係を築く」

 

「生徒会に入ればCADの携帯が許される、」

 

「学校でCADを使う必要性がどこにある? それともここはそれくらい危険な紛争地帯だと?」

 

「「「「「「…………」」」」」」

 

「で、では主席の倉橋さんは、」

 

「リーナでいいわ。あずさって呼ばせてもらうから」

 

 あーちゃんよりはマシだろう? それともくまさんパンツの方がいいかな?

 

「は、はい……、リーナさんは、」

 

「天海家分家の倉橋家は、わたしはルシルの護衛でもあるため断るわ」

 

 働きたくないでござる

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

「そ、それでは生徒会枠での風紀委員はどうですか?」

 

 生徒会長の提案に、ルシルは司波兄妹の後ろに控えている女の子に視線を向けた。

 

「そちらの女の子、新入生かな?」

 

「は、はははい、桜井水波と申します。達也兄さまと深雪姉さまの従妹です」

 

「君、確か入試5位だよね。手加減して誤魔化してそうだけど」

 

「「「!?」」」

 

「司波兄妹の従妹という時点で七宝の上でも不思議でもない」

 

「「「!?」」」

 

「見たところ障壁魔法得意そうだし、桜井さんが風紀委員でいいだろう」

 

「そ、それでは部活連は、」

 

「仕事が忙しいし、お断りする」

 

 本当に一高生徒会は大丈夫なのかと懸念を、それを指摘してから、ではこれで失礼すると告げてルシルとリーナは帰っていった。

 

 

 

 …………帰り道に、七草真由美から声をかけられたルシル達。

 

「天海ルシル君、倉橋理奈さんも、お茶を一緒にどうかしら?」

 

 七草三姉妹と一緒にお茶をしていくことにした。真由美もルシルの認識阻害に驚いていた。喫茶店アイネブリーゼに入って、ルシルのコートが消えたことに七草三姉妹は目を見開いている。

 

 それぞれの注文が届いてから、真由美が遮音フィールドを使った。

 

「ねえ、ルシル君、あの時上野議員に何かしたのかしら? 深雪さんがしつこく絡まれていたから、わたしが助けにいこうとしたところで、突然お腹を抑えて「急用ができました」でしょう? わたしの勘でしかないのだけれど……」

 

「女性を視姦するのは、ねえ?」

 

 ルシルは微笑むのみだ。

 

「あれはエロ親父よね」

 

「視線がイヤらしいですよね」

 

「ほんとほんと、不愉快極まりないよね」

 

 リーナと双子も頷いている。

 

「ルシル君は紳士ね。男の子なら、男性なら、ほとんど露骨な視線を隠せないのに」

 

「妹達やリーナが視姦されたらと思うと、ねえ?」

 

「「「紳士ね(ですね)」」」

 

「ルシル君の妹さん達なら、相当可愛いんじゃないかしら?」

 

 可愛いよとマジレスして、アリサとアンナの画像を見せたところ、絶賛された。

 

「超絶美少女と美幼女ね……」

 

「天海家の遺伝子凄いです!」

 

「ルシル様も含めて全員外国人にしか見えないよ……」

 

「それに仲良さそうね……」

 

「アリサは遠縁の養女だけどね」

 

「「「えっ……」」」

 

「天海家には異母兄弟姉妹養子だろうと、誰もが仲良くする家風があるのよ」

 

「え、何それ、凄く羨ましいわね……」

 

「羨ましいです……」「羨ましいんだけど……」

 

 七草はネグレクトが家柄だからか?

 

「…………ルシル君、女性慣れしすぎてないかしら? ずばり、妹さん達と混浴しているのね!」

 

「混浴はしているけど、生を見慣れているので」

 

「「「はい?」」」

 

 ルシルは紅茶を飲みながら、テーブルの下からリーナの尻をなでなでした。

 

「んっ、ルシルったら♥️」

 

「「えっ……、まさかそういう関係なの(ですか)!?」」

 

 真由美と泉美が驚くが、一方の香澄はよくわかっていないようだ。

 

 ルシルがリーナを教育(ちょうきょう)したところ、リーナはルシル君の望んだことをなんでも叶えてくれる素晴らしい女の子になった。朝のご奉仕、一晩中全身舌マッサージ、etc, etc……

 

「真由美達もルシルとしてみる?」

 

「「はい!?」」

 

「え、どういうこと?」

 

「大丈夫よ。恋愛は自由だし、この世の中結婚前に非処女でも問題ないわ」

 

 リーナの指摘で香澄はようやくそういうことだと気付いた。

 

「そ、そうじゃなくて!? リーナさんはいいの!?」

 

 七草三姉妹、顔が真っ赤ですよ?

 

「天海家の方針で、伯父様の意向もあってルシルは重婚決定しているのよ。歓迎するわ」

 

 ということで、最初は真由美と、次は双子と、そしてリーナも混ざってきて、ルシルはやはりどの世界も愛だなと実感した。

 

 

 

 

 

 

 後日、喫茶店アイネブリーゼで、達也と深雪の愉快な仲間達は天海ルシルの生徒会入りお断り文句について話題になった。

 

「…………生徒会はブラック企業、社畜ならぬ校畜、か……」

 

「何一つ反論できませんでした……」

 

「その天海君って一高の裏事情に詳しすぎないかしら?」

 

「親戚にOBかOGでもいるんじゃねーか?」

 

「過去一高生徒会役員になった親戚や知り合いがいると考えれば納得できるよね」

 

「確かにわたしも最初は生徒会室にダイニングサーバー?と疑問に思ったことがあります……」

 

「…………それを深雪の兄であるこの俺が気付くことができなかったのが何よりも問題だ」

 

 達也がコーヒーカップを置き、重々しく告げた。

 

「え、えぇと……」

 

「由々しき事態だと思っている」

 

「はあ……、流石は達也君ね……」

 

 他もエリカに内心同調して流石はシスコンと頷いている。

 

「それに生徒会役員は全くプラス評価にならない、というのも、魔法大学の推薦枠を他人に譲るのが慣例ではな……」

 

「それ、本当なの?」

 

「ああ、七草先輩から、確かに譲ったと証言されたことがある」

 

 エリカの質問に頷いた達也に、疑問が続出した。

 

「それってなんかおかしくない?」

 

「優秀者のための推薦枠だろ?」

 

「わたしもおかしいと思います」

 

 これには苦笑した深雪が……

 

「天海君によると、私立の進学校であれば合格確実な生徒は推薦枠を譲らせるところもあるらしいわ」

 

「うへえ……、何その旧態依然とした悪しき慣習……」

 

「エリカに同意する。何のための推薦枠っていう話だよ」

 

「わたしもそれはおかしいと思います!」

 

 雫とほのかもエリカ達に同意した。

 

「天海君からは十師族が多い一高の、十師族嫌いの校長による思惑で、悪しき慣習を導入したのではないかと疑問を呈されたよ」

 

「天海君って、相当頭キレない?」

 

「ええ、あの頭脳が生徒会に必要だと思ったわ」

 

「べた褒めね、深雪……。あたしも同意するけど。達也君とは別ベクトルで頭キレるじゃない」

 

 エリカに全員頷いた。

 

「彼は人格的にも優れている。彼以上に生徒会役員に相応しい人物はいない」

 

 ルシルから生徒会について本気で心配されたこともあり、達也と深雪のルシルへの評価は非常に高い。

 

「そうですね、お兄様。天海君は一科生二科生の差別意識も皆無なようですから、是非生徒会役員になってもらいたかったのですが……」

 

「何故そこまでわかるの?」

 

 天海ルシルは魔法科高校史上初の推薦入学で、当初二科生での入学を申請されて職員室が混乱していたことを深雪から説明された。

 

「史上初の推薦入学ってことは、魔法適性検査でそれだけの数値だったってことでしょ? もしかしたら十師族超えレベルだったりするのかしら?」

 

「あの非常に整った容姿から、それも否定できないわね」

 

 達也は、ルシルの着用していた黒いスリーピーススーツに純白コート、プラチナと八色に輝くピアスにアクセサリー、腕時計、恐らくどれも凄まじい高級品で、相当な名家なのだろう、とルシルの姿を思い出していた。

 

「新入生総代を辞退した倉橋理奈さんは、去年の深雪に劣らない入試成績だった。倉橋家は天海家の分家で天海君の護衛だそうだ」

 

「「「「!?」」」」

 

「流石だね……」

 

「幹比古、天海家のことを知っているのか?」

 

「陰陽師の大家だよ」

 

「古式の名門吉田と比べて、」

 

 幹比古は慌てた様子で両手を振った。

 

「天海家は吉田なんか比較するのも烏滸がましいレベルだよ。無礼極まりないから止めてくれ」

 

 全員マジかと……

 

「で、結局生徒会入りしたのは誰になったのよ?」

 

「次席の七宝を勧誘したのだが、部活に集中したいからと断られた」

 

 あの時の七宝の態度を思い出すだけで深雪の空気は凍る……

 

「全く、天海君だったらどれだけ良かったことか……」

 

 ここでレオが小声で達也に質問した。

 

「なあ、達也、七宝の勧誘の時に何かあったんか?」

 

「ああ、どうやら七宝は典型的な一科生のようでな」

 

 苦笑しながら教える達也に、全員納得した。

 

「それは深雪の気持ちもわかるわね」

 

「うん、あんな場面はもう勘弁して」

 

「あはは……」

 

 エリカ、雫、ほのかの順に、反応された。

 

「天海君であればお兄様を煩わせずにすむものを……」

 

 ブツブツと呟く深雪に、これはヤバいと、誰もが察した。

 

「あ〜〜、深雪、天海君のことがそれほど気になるの?」

 

「え!? …………た、確かに、何故わたしは……」

 

「深雪? もしかして昔、天海君に会ったことがあったりするのか? ……俺もどこかで会ったことがあるような気がするのだが……」

 

「は、はい、お兄様もですか……」

 

「うわぁっ、マジで!? もしかして初恋だったりする!?」

 

「そっ、それはないわよ……、そんな確率…………」

 

 深雪の反応に、あの時の、沖縄での出会いは彼だったのかと、達也は疑念を抱いた。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 深雪と達也が沖縄でレフトブラッド達に絡まれた時のこと……

 

 突然レフトブラッド達の後ろから現れた絶世の美少女により、レフトブラッド達は何故か引き返していった。その際にその絶世の美少女からお守り?を渡された深雪は国防軍シェルターに避難した時の反乱兵による銃撃から守られた。そのお守りは消えていたという……

 

 …………そして何故か達也と深雪はその絶世の美少女の記憶が朧げになっていた……

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 結局生徒会入りしたのは七草の双子の泉美の方だ。香澄は風紀委員、七宝は部活連だ。

 

「泉美ちゃんも天海君のことを絶賛していたわ。理性的で同い年とは思えないくらい洗練されていると」

 

「それは残念だったね」

 

「問題は本来なら教職員がするべき仕事の選別だな」

 

「わたし達生徒会を校畜扱いするだなんて頭にきます」

 

「俺達ではその選別基準が難しいからね」

 

 選別して持っていかなければ、適当に言い訳されて却下されるのは想像に容易い。

 

「天海君に相談してみれば? そこまで裏事情に詳しいなら、把握しているかもしれないよ?」

 

「確かに雫の言う通りね」

 

 …………入学初日から欠席する天海ルシルに生徒会室は混乱することになった。

 リーナから、仕事が忙しいのでと返答される始末……

 

 

 

 達也と深雪は九重八雲和尚に天海ルシルについて知っていることはないかと質問したのだが……

 

「天海ルシル君、ねえ。天海家の逆鱗にだけは触れないように、としか言えないかな」

 

「天海家はそれだけ禁忌なのですか?」

 

「十師族だろうと社会的にも抹殺されるよ」

 

 目が笑っていない笑顔の九重八雲の警告に絶句する司波兄妹……

 

「天海家は基本的に温厚で平和主義だから、敵対などしない限りは問題ないだろう。が、くれぐれも気を付け給え。社会という怪物を甘く見ないことだ」

 

「はい、ありがとうございます……」

 

「ありがとうございます……」

 

 八雲は内心達也君でも足下にも及ばないだろうねと呟いていた。

 

 

 

 




続きます。
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