後日、ルシルと七宝の演習になったのだが、立会人の中に……
「何故犯罪者殺人未遂犯がいる?」
ハラキリ、貴様のことだよ?
「はあ!? 俺のことかよ!?」
「殺傷性ランクB 高周波ブレード使用は銃刀法違反、そして殺人未遂は立派な犯罪だ。その上で被害者の壬生沙耶香さんとお付き合いしているとか? ストックホルム症候群の類か?」
そこに警察省の千葉寿和達が入ってきて問答無用でハラキリとついでに平河千秋は逮捕連行されていった。
「え……、何故平河さんまで……?」
「去年違法改造スクーターの運転とパスワードブレイカーの違法所持で捕まった犯罪者が何故釈放されている?」
「「「「「「「!?」」」」」」」
「犯罪者売国奴は檻の中だ」
卒業しているが、関本勲も逮捕させた。
「で、
「…………」
「何かやましいことでもあるのか? 調べられて困ることがあるとでも?」
「…………」
本当に小物だな、
この程度の小物が禁忌アンタッチャブル? 前世ならゾルディックに瞬殺されている小物だろう。念能力者を甘く見るな。念空間に封印したりなど瞬殺できるんだよ。
下痢になれ。完全に疫病神の類だろう。
「で、司波深雪さん? 壬生沙耶香さんのカウンセリングが必要なのでは?」
「( ゚д゚)ハッ! た、確かにその通りですね。すぐに連絡します!」
「壬生沙耶香さんのご両親にも連絡が必要だろう」
「確かに……、七宝、このような事態だから演習は延期だ」
「は、はい……」
ハラキリのCADに高周波ブレードがインストールされていたことが明らかになり、ハラキリは犯罪魔法師として実験体になった。
カウンセラーの小野遥……ミズ・ファントム……ドジっ娘に連れられてきた壬生沙耶香はルシルに礼を述べた。
「確かにあたしは殺されそうになったのに、なんでその犯罪者と交際することになったのかって、……指摘されて愕然としました……」
「完全にストックホルム症候群の類だね」
「ストックホルム症候群、ですか?」
「簡単に説明すると、被害者が加害者に好意を持つ現象だ。後で調べてみるといい」
「は、はい……」
風紀委員の警察と検察を兼ねるというのも問題しかない。癒着や談合の類だろうが。未成年が判断するのも問題しかない。検察と裁判長は良識ある大人が務めるべきだ。
一高剣道部にもハラキリ同様ブランシュ一高襲撃事件で銃刀法違反の罪があるが、環境も悪い。団塊老害が校長なのだ。剣道部は見逃そう。ルシル君は壬生沙耶香をエスコートしてホテルに直行した(笑)
より大いなる善のために
その日も放課後、アイネブリーゼで達也と深雪と愉快な仲間たちは……
「エリカのお兄さんが桐原先輩と平河千秋を逮捕したのだが、天海家は警察省にまで権力があるのか?」
「は? 和兄貴が? それに桐原先輩と平河千秋逮捕って!?」
経緯を説明されたところ、全員納得した。
「公安どころか、警察省まで動かせるなんて、天海家の権力半端ないわね……」
一般市民の義務として犯罪者を通報しただけですが? 天海家の権力が凄まじいのは否定しない。
「天海君は壬生先輩のことをストックホルム症候群の類かと言っていたが、それを調べてみたら、正しくそれだったのにも驚いた」
ストックホルム症候群について達也から簡単にその事例を説明されたところ、全員正にそれだと頷いた。
「確かにそれになんで平河千秋が釈放されてるのよ?」
「……警察省にスパイでもいたのか?」
現行犯逮捕であり、未遂ではない。病院から退院後、何故檻の中になっていない? 収監案件だ。
「天海君は一体どれだけの権力者なのでしょうか……」
「……そういえば、蒼碧亭に招待された時の車、エアカーだったよね?」
「エアカーは一般販売されていない……まさか、加重系三大難問を全て解明したDr. クレープ・シュゼットの所属する時計塔か……?」
「天海君は時計塔関係者……?」
「加重系三大難問? なんだ、それ?」
「飛行魔法と常駐型重力制御魔法式熱核融合炉、慣性無限大化による疑似永久機関……アイテムボックスだ」
「「はあっ!?」」
エリカとレオ達は知らなかったようで……
「四年前、加重系三大難問などを全て解き明かした時計塔資源商社に所属するDr. クレープ・シュゼット……時計塔最高機密ということで特許は、内容は全て非公開だ……」
達也と深雪の真剣な表情にも頷ける。
「あ〜〜、飛行魔法の時点でとんでもないことはわかったんだが、時計塔って、明らかに日本の企業だよな?」
「時計塔とは通称だ。全て謎に包まれている」
「その時計塔って何処にあるのかもわからねえのか?」
「なにしろ完全非公開だからな」
「飛行魔法なんか売れば儲かるよな? なんで売らねえんだ?」
「そこだよ、西城君! 時計塔は日本の戦略級魔法師の五輪澪さんにだけ飛行魔法ボール型CAD『駄目人間製造機』を贈ったんだよ!」
「えぇと……?」
興奮する雫に戸惑うレオ。
「北山家も時計塔に飛行魔法CADを売ってほしいって打診したけど速攻却下された」
「はあっ? 大富豪の北山家でもか?」
「…………お金の問題じゃないって……」
「どういう問題があるんだろうな……」
売国奴キチガイ・サイコパスには愛国心など想像もできないようである。
「あれはソファベッドボール、完全思考操作により変幻自在で、空調も快適の正に『駄目人間製造機』みたいだな」
「はあっ!? 完全思考操作までかよ!?」
「そういうことだ。時計塔は何処よりも圧倒的に先をいく……」
「Dr. クレープ・シュゼットって明らかにビジネスネームだよな? 正体も不明なのか?」
「ああ、俺も会ってみたいんだが……」
お断りだ!
「お、達也まで興味津々なのか?」
「それは、な…………シュミルという名前の兎のぬいぐるみ姿という以外謎に包まれている……」
なにせ研究しようとしたところで発表されてしまったのだ。ループキャスト実現の上で気付いたことだが、飛行魔法などはループキャストなくして実現できない。達也は心の中でDrをリスペクトしている。
「時計塔は資源商社で電力水素を始めとして圧倒的だよね…………それに、あのエアカー、外交官ナンバープレートだったよ……」
「藤林響子さんが天海君の秘書ということだから、時計塔でも彼は相当地位が高い……?」
「無茶苦茶権力者じゃない……」
「十師族でも外交官ナンバープレートなんてもらえませんよ……」
「だよね……」
最強外交官ナンバープレート。
「時計塔関係者で地位が相当高いのであれば、PDを公開できないのも納得できる」
「最悪誘拐対象になるかもしれませんからね……」
「護衛にリーナや古式の名門藤林が付いてるのも納得した」
「おい、それってまさか、一高の校長ですら配慮しなけりゃならねーレベルなのか?」
「レオ、あんた馬鹿なの? 時計塔って、世界一の資源商社なのよ?」
「はあっ!?」
「大亜や新ソ連など以外には電力水素を始めとした資源を販売している、圧倒的な巨塔だ」
「マジかよ……」
「…………幹比古、天海家は陰陽師の大家ということだが、それ以外に何か知っていないか?」
達也の質問に幹比古は両手を上げた。
「…………安倍晴明の直系、あのお方は「今晴明」と称される程だよ」
「「「「「「今晴明……」」」」」」
「…………古式界隈では先祖返りとも噂されている。頼むから、達也と司波さん達もあのお方の逆鱗にだけは触れないでよ……」
「なるほど……」
そこで深雪から……
「パラサイト事件について、吉田君は何か知っていますか?」
「…………天海家の暗部が動いたと聞いているよ…………古式にとっては、パラサイトは討伐対象だから……」
この織地……世界線で、ピクシーもパラサイドールも存在していない。
「ミキっ、そういうことは早く教えなさいよ!?」
「仕方がないだろう!? 天海家から後で通達があったんだから! それから、僕の名前は幹比古だ!」
そもそものパラサイトとは何か、という後輩達の質問になり、有耶無耶に、
「あーーーっ、マジでムカつくんだけど……あの時のあたし達の苦労は全て無駄足だったってことよね……」
ならなかった
「エリカ、パラサイト討伐は天海家の裏の家業でもあるから、」
「だったら、あたし達にも教えなさいよ!?」
「パラサイト討伐手段のない魔法師が関わっていいことじゃない。パラサイトは宿主を殺しても他人に憑依するんだ。吉田はともかく、何故千葉が動いているのか注意もあった。無関係の犠牲者を増やすつもりなのかって……」
千葉エリカ、パラサイトに嬉々として飛び込んでいったよね?
「うっ……」
これは天海家からの警告だと、怒りが感じられると、これ以上はマズいと達也と深雪は悟った。
「止めておけ、エリカ」
「エリカ、貴女、天海君に突撃しようとしていないかしら?」
「一言文句言ってもいいじゃない!!」
「止めてよ!? 達也、レオ、司波さんもエリカを説得して!!」
渋々頷いたエリカであったが、後日目が笑っていない笑みのエリカから……
「天海ルシル君、あたし2年生の千葉エリカ。あたしと演習してもらえないかしら?」
(((((こいつ、マジでか!?)))))
「? 千葉さんは可愛いからいいけど?」
「かっ、可愛い……!?」
それではとルシルはエリカをエスコートしてホテルに直行して、そういうことになった(笑)
後日、ルシルに従順になったエリカに疑問を抱いて、ルシルに質問が殺到した。
「IN - OUT, IN - OUT」
「…………それは、そういうことですか……?」
「それ以外の何がある? 男と女の演習はそういうことだ」
「「「「「「…………」」」」」」
ほとんど顔が赤くなっている。思春期だねぇ。
「ルシル様、お話があります」
「ルシル様、わたしからもお話があります」
「深雪?」「雫?」
「「黙っていて(ください)」」
「「は、はい……」」
深雪は真夜の許可もあり、ルシルに恋をしているが、雫も以前からルシルに惹かれていた。従兄と雌豚を切らせたことが決定打で、両親も雫を応援している。
ルシル君は深雪と雫をエスコートしてホテルに直行した。
「え……、ルシル様、コンシェルジュをスルーしていますが、」
「ここ、天海家資本だからね。上十階とペントハウスは私の部屋だ」
「凄いね……フォーシーズンズホテルが持ち物って……」
「テナントにBARやレストランなども一通り揃っているから便利だよ」
「……ルシル様は時計塔関係者なのですか?」
「関係者といえば関係者だね」
天海家専用エレベーター極楽快適。エレベーター渋滞など無縁だ。
ルシル君は深雪と雫とも共演してしまった。マジで美食、ご馳走様でした。グリードアイランドの景品『美肌温泉』マジ重宝する。あれに入ると無駄毛なくなるからね。女の子はパイパン……トゥルットゥルになるという(笑)
入浴後、深雪と雫はパイパンになっている事実に、これは一体どういうことかとルシル君を問い詰め、美肌温泉効果について説明されたところ唖然としていた。
日本人は回数をこなすとどす黒くなるのが仕様?だが、美肌温泉は本当に凄い。何回中出ししようと、いつでも新品同然だ。
朝食の席にはリーナも加わり女の子三人のヌードを堪能しながら味わった。
「ルシル様、時計塔は飛行魔法CADを販売しないのですか?」
「絶対にしない。敵国に渡ろうものなら危険極まりないし、技術漏洩のリスクもある」
「それに飛行魔法CAD程度の利益なんて端金に過ぎないものね」
「残念。わたしも飛行魔法CAD欲しかった」
「国防軍からも要望は多いと思うのですが……」
「国防軍にも売国奴いるからね。101の佐伯や風間とか問題しかないし」
ルシルの指摘に深雪と雫は目を瞠った。
「……お兄様のことをご存知なのですか?」
ルシルは微笑むのみだ。
「達也は除隊させた方がいいわよ?」
「リーナ……、」
「佐伯と風間のしていることは違法で軍法会議物だ。『四葉』が何故それを指摘しないのか謎だね?」
「「!?」」
いや、本当に、戦略級魔法にセーフティロックは必要不可欠だが、それを妹に一任しているのも問題でしかないだろう。佐伯と風間はシビリアン・コントロールの意味を理解していない馬鹿だ。
作者はキチガイ・サイコパスが大嫌いです