本好きの念能力者 @ 魔法科高校   作:avagnale

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ダイニングサーバーってお嬢様に対する扱いではない件について……


生徒会室昼食会

 自己紹介後、ダイニングサーバーから昼食をと勧められるが……

 

「お気遣いなく」とインベントリから旬のクエ フルコースを出した。

 

「ちょ、ル、ルシル君? 何その豪華な料理は……?」

 

「どこから出てきたんだ……?」

 

「固有魔法『インベントリ』時が止まった異空間に収納している。天海家専属料理人に料理してもらった」

 

「なにそれ、羨ましい」

 

「リーナもクエでいいよね? 深雪と司波君も食べる?」

 

「普通のダイニングサーバーなんて味気ないもの。クエ一択ね」

 

「ありがとうございます。兄さん、ありがたくいただきましょう」

 

 達也は天海家の美酒美食を深雪から絶賛されていたため、躊躇なく頷いた。

 

「そうだね。天海君、ありがとうございます」

 

「ね、ねえ、ルシル君、わたし達にも、」

 

「既にダイニングサーバーから出してるじゃない。食べ物を、生命を無駄にするな」

 

「うっ……」

 

 ドSルシル君に真由美達は涙目である。

 

 正論を言ってるだけなのですがね?

 

「深雪と司波君は何を飲みたいかな?」

 

 リーナは緑茶だ。リーナは帰化してから、日本文化に傾倒しているのだ。

 

「純粋な日本料理ですから、緑茶をお願いします」

 

「では俺も緑茶をお願いします」

 

 ドリンクフリーを実演したところ、リーナと深雪は満喫しながら味わい、他は目を疑っている。

 

「固有魔法『ドリンクフリー』で想像した飲み物になるんだよね」

 

「ルシル様の『ドリンクフリー』は本当に美味しいですね」

 

「…………ファミレスのような名前の魔法なのに一流店を超える美味しさではありませんか?」

 

「こんな美味い緑茶は初めてです…………本当に羨ましい固有魔法ですね……」

 

 達也は緑茶を啜った瞬間に目を見開いていた。

 

「水からして拘ってるからね」

 

「何処の水を使っているのですか?」

 

「マジックアイテムで水を製造するようにした」

 

 皆様「・・・」状態だ。

 

「…………天海君、マジックアイテムというのはどういうことですか? それはレリックの類ではないのですか?」

 

「レリックとは先史文明の遺物だろう? 『人は歴史、歴史は人』人の夢は終わらない」

 

 前世のとある異世界産物だ。あれを飲むと誰もが神の水と表現するくらい甘露だ。『八男』の世界で魔導ギルドに招待された時に召喚魔法陣をコピーして、異世界から様々なマジックアイテムを召喚したことがあった。その成果の一つ『流水の短剣』は素晴らしい。持ち主がいたら気の毒なので全てコピーしてから返還したが。持ち主は相当焦っていたのではなかろうか。返したから許してくれるよね。

 

 …………ヴェンデリン達の品性を疑う。女性の下着を召喚するなど、普通に下着どろぼーで犯罪だろ……

 

『ヴェル……、さっきのフィリップ公爵家のパンツ……、洒落にならないから』

 

『? ルシルには心当たりあるの?』

 

『フィリップ公爵家の紋章を許される女性なんかテレーゼしかいないだろう……』

 

『!?』

 

『え、それって……』

 

『下着どろぼーって完全に性犯罪だから。フィリップ公爵家の紋章が許される女性貴族などテレーゼしかいないよ……』

 

『若様、それ、マジですか……』

 

『だから洒落にならないんだよ…………ヴェルは王国下級貴族だと訴えられたら即座に物理的に首だぞ?』

 

『うっ!?」

 

『もう完全にエーレンフェストの宮廷お抱え筆頭魔法使いになっておけ。そうでなければヴェルを守り切れない』

 

『はい! 俺はエーレンフェストに、ルシフェリア様にお仕えします!』

 

『口外したら、どうなるか理解できるな?』

 

 誰もが首を縦に振った。

 

『ヴァルドには連絡しておくが、流石に洒落にならない』

 

 ヘルムート王国王太子ヴァルドが魔導ギルドを訪問して頭を抱えることになった。

 

『……ベッケンバウアー、一体何をしてくれてるのさ……』

 

『いやぁ、殿下、そこは、』

 

『テレーゼ姫はルシフェリア殿下の婚約者だろう!?』

 

『その前に下着どろぼーで犯罪だろ』

 

 今回の被害者……パンツを盗まれたイーナと、ブラジャーを盗まれたルイーゼも頷いている。

 

『国際問題の前に性犯罪だろう!? しかも被害者は親友ルシフェリアの愛妾ときた!? いっ、胃が痛いっ……!? ヴェンデリン、助けてくれ……!』

 

 ルシフェリアはヴェンデリンに頷き、許可を出した。

 

『ヴァルド、今回の件は黙っているしかないよ』

 

『そ、それはそうなんだけどさ……』

 

 まあまあ落ち着けとルシフェリアはヴァルドにバショウ煙草を差し出した。一服してから落ち着いたところで……

 

『今回の件、エーレンフェストが収めておく』

 

『すっ、すまない……』

 

『ヘルムート王国には脳内破廉恥しかいないのか……』

 

『それは誤解だぞ!? わが親友ルシフェリア!?」

 

『だったら何故結婚できないババアや今回の件を押し付けてくるんだ!?』

 

『ルシフェリアは駝鳥に押し付けたのだろう!?』

 

『あんなの家庭崩壊するよね!』

 

『それを公言しないでくれ!』

 

 ルシフェリアとヴァルドの口論に……ヴェンデリン達はヒソヒソと……

 

『ちょっと、ブランタークさん、あの二人、仲良いんですか?』

 

『ああ、親友の間柄だな』

 

『次期国王同士がトップクラスが親友であれば争いにもならないのである!』

 

 それは同感ですけれどと、げんなりするヴェンデリン……

 

 

 

閑話休題

 

「人間美味しい物を食べて飲んでいれば仲良くできる。真由美さん達も飲み物リクエストある?」

 

 紅茶やジュースなどリクエストに応じたところ絶賛された。

 

 八寸、薄造り、からあげ、天ぷら、鍋、煮付け、茶碗蒸しをドリンクフリーで冷酒とのマリアージュを満喫しながら

 

「八寸は湯引きと煮凝り、セビチェ、クエ肝最高〜〜」

 

「止まらなくなるわね〜〜」

 

 ゴクッと周囲から聞こえてきた。

 

「これには辛口の船中八策だね〜〜」

 

「……天海君、それは魚料理ですか?」

 

「旬のクエだよ。瀬戸内直送300kg超えの超絶レア物」

 

 検索した市原鈴音は「超高級魚ですね」とクエ料理から目を離すことができないようだ。

 

「薄造りには川鶴にしておこう」

 

 ぐびぐびいっちゃうよ〜〜

 

「からあげと天ぷらには竹葉にしておこう」

 

「あの……、もしやそのグラスの中身はお酒ですか?」

 

「想像した飲み物になるからね」

 

「なんて羨ましい固有魔法なの……」

 

 達也はそのような規格外な固有魔法が二つもあるのに、普通に他の魔法もCADもなしに使えるルシルに内心驚愕していた。達也は『分解』と『再成』が常駐しているため、他の魔法使用は困難極めているのに……しかも魔法の発動速度も凄まじい……

 それにこれ以上ないくらいの平和的な固有魔法を羨ましく思った。魔法師の兵器からの脱却の象徴であり、深雪がルシルに恋するのも納得した。

 

「う〜〜ん、流石にクエのフルコースは食べ切れないなぁ……。真由美さん達も鍋、食べる?」

 

「いただきます!!!」

 

 それぞれにクエとしいたけ、ネギの小鍋立てをインベントリから配膳した。

 

「なにこれ、絶品なんだけど!」

 

「こんな上品な美味しいお魚初めてです!」

 

「これは美味しいですね……超高級魚というのも頷けます……。……クエ300kg超えだったらいくらするんですか?」

 

 市原鈴音の興味の琴線に触れたようだ。

 

「豊洲市場なら軽く1,000万超えるんじゃない?」

 

 ほとんど吹き出した(笑)ゴホゴホむせている。

 

「天然物のクエで300kg超えなんて前代未聞、私でも初めてだったから。競りに出したら大間のクロマグロを軽く超えるかもね。澪さんにお返しの品で困ったことになってる」

 

 沈黙が訪れた。

 

「ルシル君、まさか澪さんって五輪の……?」

 

「その澪さんだね。誕生日プレゼントに車椅子?を贈ったらその返礼?」

 

「……車椅子?と何故疑問形なんですか?」

 

「完全思考操作で空飛ぶから?」

 

「あ、そういえば時計塔から飛行魔法の実現について発表が数年前にあったわね……」

 

「温度空調調節、ボール・ソファ・ベッド形態も思うがままの『駄目人間製造機』?」

 

「納得しました……。天海君からのお返しは考えなくてもいいと思いますが……」

 

「そうね……。そもそもどういった付き合いなのよ……」

 

「Drの趣味で『駄目人間製造機』が完成したから、虚弱体質な妹のアンナにプレゼントしようとしたら、側仕え達から「姫様がこれ以上運動しなくなっては問題です」って猛反対されてね」

 

「アンナは虚弱過ぎよ。月に何回寝込んでベッドの住人なのよ……」

 

「うわぁ……」

 

「それは側仕えも反対するでしょうね……」

 

「天海家の側仕えは優秀ですね……」

 

「あれがDr. クレープ・シュゼットの趣味だとは……」

 

「Drの100%善意なんだけどね? 側仕え達にお説教された時に凹んでいたのは笑える」

 

「兄とDrの愛と、側仕え達の忠誠心による問題ですか……」

 

「ルシル君、上の妹姫のアリサちゃんを紹介されたことはあったけど、下の妹姫アンナちゃんを紹介されたことはなかったわよね?」

 

「アンナはちょっと説明できないくらいの特異体質だから、コントロールできない限り外には出さない」

 

 生徒会室には沈黙が訪れた。

 

「…………ルシル様、特異体質というのは……?」

 

「完全にオカルトレベル。発狂した側仕えがこれまで何人いたことか……」

 

「天海君、それは……」

 

「古式の名門や忍び、十師族でも特殊な魔眼持ちなど高額で雇っている」

 

「アンナはちょっと洒落にならないレベルなのよね……」

 

「精霊の目エレメンタル・サイトの持ち主が二人揃って解析できないレベルっていえば理解できるかな?」

 

「それは……」

 

「? 達也君、深雪さん、精霊の目エレメンタル・サイトって相当激レアなのかしら?」

 

「…………激レアどころではありません…………あれはなんでも瞬時に解析してしまう魔眼だと、過去資料を見たことがあります……」

 

「そんな魔眼持ちを二人もお抱えにしているって……」

 

「流石は天海家ですね……」

 

 

 

「それで病弱で有名な澪さんに連絡したら飛んできた。以降家族包みのお付き合い?」

 

 ほとんど同棲状態だけど

 

「確かに有名だけど……」

 

「…………飛行魔法や完全思考操作CAD、エアカーは発売しないのですか?」

 

「しない」

 

 ありえないものを見る目で見られた。

 

「富も名声も思うがままになるのに、」

 

「あぁ、摩利、それはルシル君には無意味よ」

 

「は? どういうことだ?」

 

「天海家は陰陽師の大家で、ルシル君はもう現当主だし、超絶資産家だから」

 

「はい?」

 

「先代が二年前にお亡くなりになって継いでから、資産激増したんだったかしら?」

 

 幸運の女神グライフェシャーンも驚愕物の幸運値だからねぇ。カジノのスロットなら必ず777になるくらいだ。宝くじなら1等レベル。ロトも必ず当たる。競馬なら万馬券。株なら適当に投資すれば必ず当たる。

 

「世の中魔法力ではない。世の中金なので」

 

「…………」

 

「図書館? 司書を雇って丸投げ。料理? 料理人に丸投げ。家事や周りのお世話? 側仕えに丸投げ。護衛? 魔法師など雇って丸投げ」

 

「ぜっ、全部丸投げではありませんかーーーーー!?」

 

「結論、世の中金だ」

 

「ある意味清々しいな……」

 

「家に図書館まであるのか……凄まじいですね……」

 

「……ですが、家族の愛情と側仕え達の忠誠心と諫言はお金では買えないと思います。ルシル様、お金が大事なのは真理ですが、それ以外にもあるのですよ?」

 

 深雪の諭しに、真由美も頷いた。

 

「そうね、深雪さん。ルシル君、深雪さんの言ったものはお金では買えないわ」

 

「土下座すればいいの?」

 

「何故そうなるの(ですか)!?」

 

 盛大にツッコまれ、茶碗蒸しを食べてから、〆に雑炊だ。

 

「至福〜〜」

 

「これも絶品ね」

 

「あぁ、止まらなくなるな」

 

 それぞれの米を鍋に入れて雑炊にした。

 

「真面目な話、飛行魔法や完全思考操作CAD、エアカーは売らないのか、という問いには正気かと頭を疑う」

 

「……どういうことですか?」

 

「発売したらUSNAなどの同盟国にも輸出することになる。外国など全て潜在的な敵でしかない。USNA内部にも華僑やロシアンマフィアなどなど多いし、流出は防げない。輸出しなくても密輸を完全に防ぐのは不可能だ。敵国の軍事力を増強するなど、それは売国奴だ」

 

「それは……」

 

「発売しようものなら、公安にガサ入れされて徹底的に洗われて売国奴犯罪者扱いされるだろうね。末路は犯罪魔法師として実験体かな?」

 

 達也は明らかに青褪めている。まだまだ甘いねぇ。

 

「飛行魔法や完全思考操作CAD、エアカーを発売しようものなら、天海家と時計塔も黙っていない。相手がFLTやローゼン、マクシミリアンなどでも研究成果を盗難されたと訴えて、公安を動かす。その前に天海家か時計塔の暗部が動くかな?」

 

「…………」

 

 天海家怖いと沈黙が訪れた。

 

 さて食後のデザートは……、よし和のスイーツにしておこう。

 

「また美味そうなスイーツが出てきたな……」

 

「それは抹茶系ですか?」

 

「妹が趣味で作ったテリーヌオジャポネ。食べる?」

 

「是非!!!」

 

 障壁魔法を応用して切断して全員に念動力で配膳した。

 

「CADを使わずに凄い魔法の使い方ですね……」

 

「天海家は魔法の平和利用が第一なので」

 

「これも絶品ですね…………これが趣味レベルって……」

 

「抹茶チョコレートと大納言、栗が絶品ね……」

 

「妹さん何歳なんですか?」

 

「上の子アリサ11歳小学六年生」

 

「それでこの腕前は凄いわね……」

 

「ちなみに宇治の抹茶と丹波大納言、丹波栗は九島の爺様からの、和三盆は五輪からの贈り物」

 

 また吹き出す音が多数……

 

「まさか老師ともお知り合いなの!?」

 

「茶飲み友達なのかな?」

 

「凄まじい人脈ですね……」

 

「老師をまさかの爺様呼び……」

 

「爺様も魔法師の兵器扱いには思うところがあるようで、食料自給率の向上にも投資を始めたんだよね。一条、二木、三矢、四葉、五輪、六塚、八代、他にも十八家などもちらほら?」

 

 四葉発言に達也は目を瞠っている。

 

「十師族がほとんどか……」

 

「ちょっと待って、七草や十文字にはないの……?」

 

「天海家は東京が本拠地なので、関東の特産品はほぼ独占状態だからねえ。七草には魔道農作業機、十文字には魔道重機など提案予定」

 

「……天海家は幅が広すぎませんか? 時計塔は資源商社ですよね……」

 

「サイオンも資源だ」

 

「なるほど、それで……」

 

「七草はベンチャーなんだけど食料を作るのかしら?」

 

「日本の食べ物は世界的なブランドだ。時計塔香港支社を始めとして外国は日本産物に大金払ってくるよ」

 

「え、大亜とは貿易も停止していなかったかしら」

 

「だから密輸(笑)政治と経済は別物なのさ。チャイは日本を敵視しているが、日本に憧れてるんじゃない? チャイ商品って安かろう悪かろうの典型だし」

 

 吹き出した真由美はお父様にお話しておきますと頷いた。

 

「天海君は大亜が嫌いなのですね」

 

「特にあの中華思想? 自分達が世界の中心だっていう、頭の中お花畑思想? 世界の中心なら何故技術力もない、パクリが横行してるんだよって話だよね。連中の頭の中は蛆虫沸いてるゴキブリだ」

 

 ほとんど吹き出した

 

 

 

 一息ついてから、質問した。

 

「魔法とは生活を豊かにするためにあると思わないかな?」

 

「ルシル君は極まっていると思うわ」

 

「ブルームだの、ウィードだの、くだらない幼稚な差別がまかり通っているようだが、あのレイシスト共魔法が使えなければ人間ではないと宣言しているに等しいこと、自覚しているかな?」

 

「…………」

 

「それは魔法師ではない一般人は人間ではないというのも同義だぞ?」

 

「…………」

 

「一般人が第一次産業、食料生産していることを自覚しているか? 第六次産業までほぼ一般人に支えられていることは? 食料を含めた電力水素資源の魔法師への供給が止められたらと考えたことはないのか?」

 

「…………」

 

「人間主義の魔法師排斥を主張する差別団体と一高のレイシスト共、私からしてみれば同類のキチガイ・クリーチャーだが?」

 

「…………」

 

「私が一般人なら、いや、魔法師としても、あいつら飢え死にさせてやろうかと考える」

 

 時計塔ザ・ルシフェリアの電力水素食料を始めとした資源供給止めてやろうか。

 

「…………」

 

「魔法師は入店お断り、利用購入禁止されたらどう思う? ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害ホロコーストという歴史、前例がある。歴史は繰り返す。ありえない? ありえないなんてありえない。因果応報という言葉を贈ろう」

 

「…………」

 

「『差別される側にも理由がある』と往々にして使われる言葉だが、初日のたかが口喧嘩にCADを使ったキチガイ・クリーチャーが一般的な魔法師だと思われていることを知っているかな?」

 

「はいっ!? ちょっと待って!?」

 

「それは聞き捨てならんぞ!?」

 

「魔法の不適切使用を権力でなかったことにしてるじゃないの。一般人からしてみればそれは権力の乱用、法を遵守しない、理解できないクリンゴン・クリーチャーに他ならない。天海を甘く見るなよ? 捏造された、改竄された、消去された証拠などいくらでも法廷に提出できるだけの資料が揃っている」

 

 クリンゴン……スタートレックに出てくる宇宙人のことだ。

 

「…………」

 

「お前等も一般人を甘く見過ぎだ。再度この言葉を贈ろう。『差別される側にも理由がある』と。現代魔法師が一般人から差別されるのにも理由があるということを認識しろ。傲慢という服を着ている現代魔法師様?」

 

「…………」

 

「差別される側は認められるだけの努力をしろ? 貴様等現代魔法師が今までどれだけ兵器として目立ってきた? 兵器でないと認められる努力をしろ。一度凍ったバナナか豆腐で頭を叩かれた方がいいんじゃない? 現代魔法師は揃いも揃って非常識なんだよ」

 

「…………」

 

 では失礼しますと、食器類をヴァッシェンしてからインベントリに収納して退室した。

 

「ルシル君……、笑顔だけど、目も笑ってたけど怖かったわ……」

 

「会長、ですが天海君が言っていたことは正論です。確かに否定できません」

 

「あたし達の認識してた以上に深刻な問題だったんだな……」

 

「食料や電力資源供給止められたらわたし達生きていけませんよ……」

 

 あーちゃんは涙目になっている。

 

「わたしはルシル様に新入生総代としてあれを答辞にしてもらいたかったと心から思いました」

 

「深雪……、確かにそうだね……」

 

「それどころか全校生徒に聞かせてやりたかったわ。もう生徒会長代わってくれないかしら……」

 

 精神的にフルボッコされた真由美は自信が砕け散った。それはもう粉々というのも生温いくらいに……

 

「……………………規則によれば、会長が体調を崩すなど職務の遂行が困難な場合辞任は認められていますが、次は中条さんか服部君のどちらかですよ?」

 

「絶対に無理ですっ!!! むしろわたしは天海君の下でお願いします!!!」

 

「……服部もルシル君にボコボコにされるのは目に見えてるな。奴のことだから激昂して決闘を挑むんだろうが、それこそ正にキチガイの所業だと突きつけられて精神的に徹底的にボコボコにされる」

 

「ええ、なまじ決闘で負けるよりも精神的に辛いと思います」

 

 決闘は犯罪だ。魔法科高校は犯罪者育成校、反社会勢力養成機関同然だな。

 

 あ、面白いこと考えた。四葉から黒羽の双子を貸してもらい、人間主義団体を拉致ってもらった。

 双子は私が何をするのか興味津々で、人間主義とはチャイやチョンは人ではない害虫ゴキブリだという主義だと洗脳してすり替えた(笑)

 日本発の人間主義は世界各地の中華街や華僑を攻撃するようになり、一大ムーブメントになった(笑)

 日本の公安や内情、CIA、FBI、MI6にも熱心な信者が現れ、害虫ゴキブリを始末しろとニュースを見ていて愉快極まりない。

 

 

 

 

 




現代魔法師という家畜(笑)
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