本好きの念能力者 @ 魔法科高校   作:avagnale

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這い寄るのは?


敵国への嫌がらせ♥️

 1Eでは吉田幹比古から達也達に接触があった。自己紹介後、互いに名前呼びすることになってから幹比古が切り出した。

 

「それで達也、君はCADを調整できるかい?」

 

「ああ、魔工技師志望だからな」

 

「僕のCADから古式特有の隠蔽なんか全て削ぎ取ることは、他にも徹底的に効率化することは可能かい?」

 

「可能だが、幹比古は古式の名門吉田だろう? 秘匿するものじゃないのか?」

 

「構わない。一高に入学したのは現代魔法を学んでスランプを解消するためだ。父上も文句は言えないさ」

 

「しかし俺がCADを調整できると誰から聞いたんだ?」

 

「入学初日に達也が魔工技師志望って話していたのを聴いていたんだ。入試筆記では圧倒的一位って話だし、それならCADを調整できるんじゃないかなって思ってね」

 

 吉田お抱えは古式魔法をそのままCADにインストールしてるんだろうなと達也は察した。

 

「なるほど。わかった。引き受けよう」

 

 実はヴァッシェンのために登校したルシル君に幹比古が相談した結果だが。ルシルは司波達也に極力関わりたくないため、幹比古にそのように説明するよう助言しておいたのだ。

 幹比古は達也にCADを調整してもらった結果、スランプを解消した。

 

「…………達也、一高の評価基準おかしいと思わないの? 君は魔法工学師として既に国内最高峰じゃないのかな…………そんな君が評価されないなんて間違ってる……」

 

「……一高の基準はあくまでも速度規模強度だ。俺としては良く一高に入学できたものだと思っているんだがな」

 

 そこにエリカ達からも異論が続出した。

 

「いやいやいや、ミキのスランプをあっさり解消したりとか普通できないから!」

 

 エリカと幹比古の定番の言い合いはお約束。

 

「達也、自己評価低すぎじゃねえか? お前の能力誰にも真似できねえよ」

 

「そうです! それを誇るべきです!」

 

 1Eの愉快な仲間達からの圧は凄いものがある。

 

 

 

 幹比古も愉快な仲間達に加わり、アイネブリーゼで……

 

「そう、吉田君も一高の評価基準に疑問があるのですね」

 

「だっておかしいじゃないか。達也程の逸材が評価されないだなんて……」

 

 幹比古にほとんど頷いている。

 

「Dr. クレープ・シュゼットには敵わない。俺の憧れだ」

 

「え……、Dr. クレープ・シュゼットって、時計塔の?」

 

「ああ、加重系三大難問を全て解き明かした偉人だ。Dr発明の飛行魔法や完全思考操作型CADなど購入したいのだが、全て非売品だからな……」

 

「時計塔って、資源商社だったか?」

 

「大亜や新ソ連なんかには資源販売していないけど、圧倒的な世界一の資源商社だよ」

 

 いや、香港やウラジオストクで酒や食料品、麻薬など密貿易している。麻薬トルークで洗脳して、覚せい剤やコカイン、アヘン、D2などによる麻薬汚染は順調だ。時計塔は麻薬も製造している(笑)これが無茶苦茶儲かる。時計塔は治外法権であるためなんでもやりたい放題だ(笑)大亜や新ソ連の政官財、軍などがシャブ漬けというのは見ていて笑える。注射器で覚せい剤を静注してる光景など抱腹絶倒ものだ。

 この織地の目標は敵国の戦略級魔法師も麻薬中毒廃人にしてやることだ(笑)既にベゾブラゾフのクローンの入った試験管は様々な麻薬で満たされている。酸素ボンベしていようと皮膚から吸収する。もうCADとして機能しない(笑)

 

 え? どうやったか?

 

 ドリンクフリー\(^o^)/

 

 裏技で、液体ならなんにでも変化する。【円】の範囲内なので余裕余裕。

 前世ユルゲンシュミットでトルークを、国境門から現代日本に転移して堅気でない方々の事務所などなどから様々な麻薬を入手して、戦国時代に転移してから、原種も入手、ハンター世界でD2を入手、【発】ワールドで栽培製造するようになり、香港マカオで販売していた(笑)

 マカオのカジノで儲かった有頂天のマダオがトルークにやられて記憶が混濁して、娼館の娼婦に身ぐるみ剥がされ、パンイチで放り出したりとか爆笑したものだ(笑)どちらもザ・ルシフェリア経営だね(笑)

 ベゾブラゾフ、コンドラチェンコ、ミラー他も既にヤク中だ。【発】バイオハザードで薬入り注射器を蛇にして静注&脳注してやった(笑)あ、コンドラチェンコは既に高みに上がった。脳注したところ、ハイになり逝ってしまった(笑)

 MAP検索で奴等の居場所はバレバレだ。転移で送り込み『お薬のお時間ですよ〜』と、既に自我崩壊目前だ。

 

 

 

 閑話休題

 

「大富豪の北山家がいうほどなのか?」

 

「電力水素美酒美食を始めとして時計塔は圧倒的だから」

 

「核融合炉やアイテムボックスだな」

 

「お父さんが言ってた。『農業畜産漁業を始めとして、資源は国の礎。人は国、国は人。人を大切にしない国や会社に未来はない』これは時計塔CEOの格言らしいけど」

 

「なるほど……、重みがあるな……」

 

「何回かお父さんと一緒に時計塔を訪問して社内食堂で接待されたことがあるんだけど、凄い豪華で美味しかった。部外者は一万円〜だって。社員は無料みたい」

 

「社食が一万円〜って……」

 

「羨ましい福利厚生だね……」

 

「雫は時計塔CEOやDrに会ったことがあるのか?」

 

 雫は首を横に振り否定した。

 

「完全非公開だから。誰かも不明」

 

「それも仕方ないわね。誘拐対象になるもの」

 

「そういえば今日も倉橋さんはいないの?」

 

「リーナはルシル様とデートだからって帰ったわ」

 

「リーナ、部活にも興味ないし、本当に自由だよね」

 

「うん、速度計測の実技とか時間の無駄だからってサボるし」

 

 これを聞いた1Eの面子は全員耳を疑った。

 

「体育やサボった実技の時間は課題のレポートやってるよ」

 

「時間の有効活用って言われました」

 

「ルシル様が無駄と判断した実技は必ずサボるし、土曜も休むから、週休二日制ね」

 

 週休一日制など昭和〜平成初期かと。体育は家業がキツいからという理由で課題のレポートをやっている。

 

 ……家業というよりも夜の性活だね(笑)嘘吐いてはいないな。家を残すためだから。

 

「それは有り、なのか?」

 

「『テストで結果出せばいいじゃない』ということでした」

 

 リーナの成績であれば魔法大学推薦入学は確実であるため問題ない。生徒会役員の推薦枠を譲るという不文律は意味不明だ。だからこそリーナには生徒会入りも断らせた。

 

「それはそうかもしれないが……」

 

「あたしブランシュ事件以外でルシル君のこと見たことないんだけど、いつ登校してるの?」

 

 エリカの質問に深雪達は苦笑した。

 

「あの時が初登校で、以降一回だけしか登校していないわ」

 

「「「「はい?」」」」

 

「『人間やればできる』って」

 

「何その根性論」

 

「エリカみたいにわたしもツッコんだよ」

 

「それ卒業できるの? 出席日数ヤバくない?」

 

「『世の中金だ』って」

 

「賄賂じゃない!?」

 

「エリカ、お金がないと何もできないよ」

 

「雫にまで断言された!?」

 

「『戦争なんか金で回避できる』って」

 

「それって所謂袖の下よね……」

 

「あーー、なんていうか、天海家が平和主義?なのは理解できたぜ……」

 

「清々しいまでにね……」

 

「ルシル君って時計塔でもかなり上の方だっていうのに、それで生活が厳しいって詐欺じゃない……」

 

 全員乾いた笑いを溢した。

 

 生活のルビは『性活』だ(笑)

 

「でもブランシュ事件の時のようにいざという時は敵には容赦しない姿は素敵だったわ」

 

「俺はあの時彼の冷たい笑顔にゾッとしたが……」

 

 一度どれだけ頭パチュンッしたら司波達也は再成しなくなるのか実験してみたいという笑みだ。

 

 距離など関係なく頭パチュンッ、まるで潰れたトマトの即死など、再成があろうと無意味だ。達也はルシルを絶対に敵に回さないようにあの時誓った。それに深雪の初恋を応援したいため、友好を深めたいのだが、ルシルが登校しないことに内心頭を抱えていた。

 

「いやいやいや、あたしも深雪に賛成ね。あの時のルシル君凄い痺れたわ」

 

「なにそれ、見てみたかった」

 

「雫もルシル君に興味あるの?」

 

「ルシルさんに助けられたことがあったんだけど、あの時惚れた」

 

 達也は深雪に遮音フィールドを張ってもらった。流石にこれ以上は公に会話できないと判断したからだ。

 

 

 

 …………

 

 

 

「はい? 心臓抜き取り!? それが体術!?」

 

 エリカは内心、それは暗殺術でしょと耳を疑った。指弾にしても暗器だし天海家って暗殺一家なのかしらと……

 

「しかも魔法発動指鳴らすだけ!?」

 

「…………幹比古、天海家のことを知らないか? 吉田と同じ古式の名門だと思うのだが……」

 

 達也の問いに幹比古は青褪めた。

 

「…………名門どころじゃない。かつての朝廷陰陽寮の頂点安倍晴明直系だよ。天海家は陰陽師の大家だ。古式界隈ではあのお方は『今晴明』と評判だ」

 

「なるほど、今では喪われた西洋魔法魔術を使えるというのも凄まじいな……」

 

「江戸時代だったかな…………天海家次期当主が国外修行していたって……、バチカンなんかも天海家には逆らえないって洒落にならない噂も聞くから……」

 

「おい……、それは本当に洒落にならないぞ……」

 

「天海家はそれだけ洒落にならない家なんだ…………幕府の鎖国なんか天海家は公家だから関係ないなって、オランダ以外のワイン飲みたくなったからって平然とスルーするくらい?」

 

「自由だね」

 

「なんていうかルシル君のご先祖様そのものね」

 

 自由がモットーですからね。

 

「CADや古式の媒体を必要としないっていうのも流石だよね。吉田では無理だよ」

 

「あ、そういえばリーナもCAD使ってないよね……」

 

「うん、CADを使う実技って頭が馬鹿になりそうって」

 

「天海分家倉橋家だからか……。リーナとも話してみたいものだが、」

 

「お兄様、リーナは凄くガードが固いから無理だと思います。ルシル様がいない時に他の異性のいる場は特に」

 

 以前リーナと恋バナした時に男はいなかった。

 

「そうか……」

 

 そこに幹比古に連絡が……

 

「父上? …………はい、わかりました」

 

 幹比古は通話終了後、美月に視線を向けた。

 

「…………柴田さん、父上から君の目について話があるから、時計塔に君のご両親と一緒にご招待されたって……」

 

「はい?」

 

「美月の目について? 吉田からなのに、なんで時計塔なのよ?」

 

「時計塔から柴田さんに依頼があるみたいだね。僕も同行するようにって」

 

「時計塔からか?」

 

 達也は美月の霊子放射光過敏症のことかと察したが、どのような依頼なのか皆目見当がつかない。

 

 

 

 後日時計塔でルシルとの面会で……

 

「柴田さん、美月さんの目について、霊子放射光過敏症のことについては承知していることかと思いますが、その目のコントロールのためにも天海家で美月さんを雇いたい」

 

「娘を雇用、ですか?」

 

「美月さんは水晶眼の持ち主だ」

 

「「!?」」

 

 吉田親子は目を瞠った。

 

「まさか、こんな近くにいたなんて……」

 

「水晶眼とはそれ程までのものなのですか?」

 

「古式魔法師にとっては憧れ、垂涎物だ。その眼鏡もこの時代危ない」

 

「それは確かに……」

 

「美月さんには末っ子の妹アンナの側仕えになってもらいたい。オーラカットコンタクト衣食住全て支給する。未成年の間は年俸一千万円」

 

「「「はい!?」」」

 

「いや、柴田さん、水晶眼の持ち主であればその報酬は当然のことです」

 

 吉田当主に幹比古も頷いている。

 

「破格の待遇だと思いますが……」

 

「ちょっと妹のアンナがオカルトレベルの意味不明な体質の持ち主でね」

 

 全員頭の上に疑問符を浮かべている。

 

「異常な本の虫でね。本を読みながら歩くのは仕様」

 

 まるでローゼマインの前世かと。

 

「それくらいでしたら、」

 

「側仕えや護衛が少し目を離したらいなくなっている」

 

「「「「「…………」」」」」

 

「いつの間にか屋敷の敷地外でロリコン性犯罪者に声をかけられていること数回、誘拐されかけること数回、車に轢かれかけること数回、GPSは何故か何度も……二〜三日に一度の割合で故障するし、側仕え護衛達が発狂するレベル」

 

 天海本家は異界化しているのに、リーナとアリサ、光宣の精霊の眼エレメンタルサイトでも見失うとはオカルトレベルだろう。この織地ではリーナも精霊の眼に目覚めている。

 

 だからアンナには霊力マーキングを仕込んだ。アンナがいなくなると私に連絡があるのだが、アバターも楽をしたいと言うし、金を使うのも庶民の義務だなと美月を雇用する。

 

「「「「「…………」」」」」

 

「美月さんの目でアンナを見守ってもらいたい」

 

 柴田親子は頷き合った。

 

「「お引き受けいたします」」

 

「ルシル様、わたしはアンナ姫様の側仕えになります」

 

「ありがとう。助かるよ」

 

 アンナはまるで前世の妹マインだ。

 

「幹比古にはアンナと美月の護衛として天海家に常駐してもらいたい。報酬は同じく一千万出す」

 

「妹姫と水晶眼の持ち主ですからね。幹比古しっかり守りなさい」

 

「はい、お任せください」

 

「美月と幹比古結婚しちゃえば?」

 

「「はい!?」」

 

 初々しいねえ。美月と吉田父子は焦っていたが、美月の両親は娘を守ってくれるのであればと快く美月の背中を押していた。

 

 末永くお幸せに

 

 

 

 

 

 




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