本好きの念能力者 @ 魔法科高校   作:avagnale

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本気でオルドナンツ・シュールストレミング便を送ろうか悩んでいる件


牧場出荷と一条来訪

 ルシルはリーナとミアに認識阻害を使ってもらい帰宅させて、路地裏に入っていった。

 

「…………で?」

 

 すると出てきたのは……

 

「国防陸軍の遠山つかさといいます」

 

「ああ、最近私を嗅ぎ回っている蝿か」

 

「……あら、随分と挑発的ですね。国防軍に対して反意ありと、」

 

「国を、国民を守るのが国防軍の仕事であり、国民の監視は売国奴だと認識もしていないと」

 

「……見解の相違ですね」

 

「あふぉ。で、情報部防諜部隊の”十山つかさ”が私になんの用だ」

 

「あら、わたしのことをご存知でしたか。天海ルシル君は時計塔関係者ですね。飛行魔法CADと完全思考操作型CADを国防軍に販売してください」

 

「断る」

 

「あら、それはどうしてですか?」

 

「お頭バカなのか? 十山の誇る立派なキチガイ・ホルスタイン」

 

「ッ、…………ホルスタインとはどういうことですか?」

 

「牧場逝ってこい」

 

「ーーーッ(# ゚Д゚) 十山も敵に回すつもりですか?」

 

「要人護衛が十山が作られた目的だろう。貴様等のしていることは売国奴そのものだ。敵? 蝿ごときが身の程を弁えろ」

 

〈クルーシオ 2048〉

 

 蝿は凄まじい絶叫を上げ、高みに上がった。

 

「ふん、害虫が」

 

 私を監視していた国防陸軍情報部防諜部隊の連中は……

 

〈Ashes to ashes, funk to funky

 

We know Major Tom’s a junky

 

Strung out in heaven’s high

 

Hitting an all-time low〉

 

 灰狂死させた。

 

 元ネタはDavid Bowieと本好きの下剋上のメダル廃棄だ。灰になりがら麻薬中毒、発狂死の末路。

 害虫の脳と心臓を抜き取り、一気に魔力を流して魔石化した。複製してソーサリー・ブースターにしてやる。死体はエバネスコで消した。

 

 烈爺に十山を始末したことを報告した。

 

『十山を瞬殺かね』

 

「私を監視していた売国奴共も始末しておきました。次の師族会議で十山は数字剥奪、国防陸軍大将にはクレーム入れておいてください。あれの所属していた防諜部隊、解体して全員降格、一生千島列島北部、アリューシャン列島にバラバラ島流しで」

 

 佐渡事変の賠償で樺太千島列島は日本に割譲させたからね。アリューシャン列島? USNAから割譲させた。沿岸警備諸々USNAの責任でwww

 

『任された。しかし十山も馬鹿な真似をしたものだね。まさか君に喧嘩を売るとは』

 

「青爺からゴーサインは出ているので、代わりに『十神』を復権させましょう。安定的に『リアクティブアーマー』を使用しています」

 

『妹はアリサ姫の護衛だったか。兄は十高主席卒業だったね。しかし入道閣下をそのような呼び方できるのは君くらいのものだよ』

 

「人徳ですかね?」

 

『ハッハッハ、誰もが君のようにフランクならいいのだけどね』

 

 権力って素晴らしい〜 時計塔設立後、電力水素他資源金融で笑いが止まらない。ロスチ◯イルドなども潰して世界の黒幕フィクサーになったからね。ロスチャイ◯ドが所有するワイナリーももらってきた(物理)五大シャトー美味しい。

 

 

 

 

 

 

 

一条の一高訪問

 

 後日一高に一条剛毅と将輝の来訪があった。用件はルシルとの面会だ。ブランシュの頭や下半身爆散は爆裂ではないのかと、一条秘術を盗んだのではないかと疑われたためだ。

 

 あまり大騒ぎにするのも迷惑なため、ルシルは一条との面会に応じた。当然部屋には認識阻害遮音結界を張って。

 

「凄まじいな……。君は本当に一般家庭出身なのか? いつ魔法を使ったのかもわからなかった」

 

「一般人を甘く見過ぎです。売国奴テロリストの頭や下半身爆散が一条家秘術『爆裂』だと? 答えは『No』」

 

「これはマナー違反になるが、十師族の一条として非常に重大な問題だ。概要だけでも説明してもらえないだろうか」

 

 ルシルは溜息を零してから、コインを出した。

 

「これの指弾です。回転に力を入れた結果、頭や下半身爆散」

 

「暗器の一種『指弾』か…………しかし現場にコインはなかったそうだが、」

 

「これ、サイオンを物質化させたものですから」

 

「!?」

 

「サイオンを物質化って……」

 

 E=mc2 質量とエネルギーは等価で相互に変換可能。

 

「この通り」

 

 コインの具現化からの消滅を見せたところ、納得された。

 

「…………しかし、指弾で頭や下半身が爆散する威力になるのか?」

 

「これを解放する時に、自然に漂うサイオンに起爆させると威力が何倍にもなります。これは『爆縮』です」

 

 念能力のことは明かさない。

 

「それは……、十師族の秘術クラスの魔法だろう……」

 

「…………親父、もう天海君の疑いは晴れただろう……」

 

「ああ、非ぬ疑いをかけたこと、謝罪する」

 

「すまなかった」

 

 一条父子から謝罪されたルシルは気にしないでと鷹揚に許した。

 

「……しかし指弾は古式の忍びの暗器で鉛玉を放つ筈だが、」

 

「鉛玉……? 毒性があり危険です。それにかさばりますよね。このように」

 

 ヴァッシェン・バリアがある私には関係ないが、鉛を触ったら必ず手洗いしなければならない。普通に不便だよね。本当に古式は鉛玉の指弾を使っているのか疑問でしかない。ああ、パチンコ玉のようにクロムメッキ処理してるのかな?

 

 コインの束を具現化した。

 

「コインなら速さを重視するか、回転で威力を重視するか選択肢が増える」

 

「……なるほど、確かにコインの方が便利だな」

 

「魔法師はどうにも狙われやすいため、女性の護身術には指弾の方がCADよりもはるかに便利だと思います。ゲームセンターではコインを稼げるところも多いし。親子、兄弟姉妹、友達との遊び場です」

 

「そういうものなのか?」

 

「一般家庭では普通ですね。私のコインはゲーセンが元ネタです。現代社会では硬貨などほとんど見ないですよね?」

 

「む、確かにな……」

 

「一条殿、お嬢様達とのコミュニケーション、不足していませんか? ゲーセンも馬鹿にできませんよ?」

 

「…………それは否定できないが、十師族として、北陸は色々忙しいからな……。将輝、お前が茜と瑠璃をゲームセンターに連れていけ」

 

「ああ、任せてくれ」

 

「余計なお節介かもしれませんが、影からの護衛はお忘れないように。北陸は色々と物騒でしょう?」

 

「ああ……」

 

「暴漢には指弾で玉潰ししてやればいいのです」

 

 一条父子は引きつっている。

 

「もしや下半身が爆散したというのは……」

 

「股間と尻穴にぶち込みました(笑)」

 

「…………」

 

「あれ、ここ笑うところ。犯罪者テロリストに人権はありません」

 

「容赦ないな……」

 

「……天海君、コインは遠隔でも具現化できるのか?」

 

「七草真由美さんの『魔弾の射手』を参考にしている」

 

「それは、君には七草真由美嬢のように『マルチスコープ』まであるのか?」

 

「別物です。色々と鬱陶しいため、普段は使っていません」

 

「色々と鬱陶しい?」

 

「様々な気配や音、他にも感知して? 常用していたら気が狂う」

 

 【円】のリスク、私の範囲はヤバい。グリモワールがあるから無問題だけどね(笑)

 

「それは……、難儀なものだな……」

 

 一条父子はルシルに同情的になった。

 

「下半身爆散させたら死体処理と汚物処理のために月曜休校になったのは愉悦でしたね」

 

 ケラケラ笑っていると一条父子は引きつっている。

 

「私のコートの袖ヒラヒラ、隠蔽のためでもあります」

 

「なるほど、老師の言う工夫そのものだな。魔法だけが全てではない、か……」

 

「北陸は大亜や新ソ連の工作員が多そうですね。お嬢様達は大丈夫ですか?」

 

 一条剛毅は腕を組み、目を瞑り考え込んだ。

 

「…………親父、茜や瑠璃に教えた方がいいんじゃないか? 天海君の言う通り、工作員の存在は否定できないだろう?」

 

「ああ……、しかし天海君は一般家庭出身なのに、何故指弾を習得できたんだ?」

 

「…………漫画から、再現してみたいという、黒歴史です……」

 

 一条父子は吹き出した。

 

「くっ、くくくっ、いや……、漫画も馬鹿にできないものだ……」

 

「あ、ああ、イメージが違うな……」

 

「襖や障子、畳、壁、庭が滅茶苦茶になり、両親から盛大にお説教されましたからね……」

 

 また一条父子は吹き出した。

 

「そ、それはご両親も怒るだろう……」

 

「あ、ああ、それは流石に叱られるだろ……」

 

「…………指弾連射……『芸術は爆発だーーーっ!』と、トリガーハッピーしていたところを目撃されて……、結果、引越しすることになりました」

 

 一条父子はまた吹き出した。

 

「『私ルシル君3歳、お茶目な悪戯 ♪』って説明しても、『洒落にならないから引越す』、『ルシルの常識は世間の非常識なのよ?』って、ほっぺをこれでもかとつねられて正座お説教の後で引越しです」

 

「ご両親はまともなようで安心した」

 

「反省はしましたが、まるで私がまともではないような言い方」

 

「いや、天海君のそれは完全に逝っちゃってるだろ」

 

「実家は証拠隠滅のために更地になりましたからね。あの光景は物悲しいものがあった。それを発言したところ、両親からはほっぺギューの刑でした……」

 

「君は色々やらかしているようだ……」

 

 お茶目な悪戯だよ?

 

「良いことは良い、悪いことは悪い。と教育矯正説教してくれるまともな両親ですね」

 

「……第一世代でそれは恵まれているのではないかな?」

 

 苦悩する家庭は多いようだからね。

 

「…………天海君は何故制服を着ていないんだ? そのスーツ、」

 

「服装の自由は法律で認められている」

 

「そ、そうか……」

 

「将輝、天海君は投資家として有名だ」

 

 ビジネスマンはスーツやビジネスカジュアルが常識なのだよ。

 

「謝罪代わりにといってはなんだが、金沢に招待したい。是非もてなしをさせてもらいたい」

 

「お気になさらず。貸し一ということで」

 

「…………君への借りは高く付きそうだな……」

 

 苦笑いを浮かべる剛毅に合掌。

 

「それから、今回の情報源、国防軍ですか?」

 

「…………何故そう思う?」

 

「正解のようですね。一条は北陸が地盤で東京に情報網があるとは思えない」

 

「……そういうところも本当に一般家庭出身なのかと疑われるのだ」

 

「ふふっ、一条殿に不名誉な噂を流されたのですから、それをネタにして国防軍に対して強気に出てもいいと思います。奥様から疑われませんでしたか?」

 

「…………君の思考回路は十師族を超えていると思うのだが?」

 

「十中八九、今回の件、101の佐伯と風間でしょうね」

 

「!? 君は101のことまで知っているのか……」

 

「情報は武器です」

 

「なるほど……、天海君は101にあまり良い印象がないようなのは何故か尋ねてもいいか?」

 

「吐き気がする。シビリアン・コントロールという意味を理解していない軍法会議物のバカだ」

 

「それは......いや、情報提供、感謝する。一条は101に気を付ける」

 

 一条父子はルシルに好感を持った。女性の身の安全を心配して指摘してくれる至極まっとうな常識人だからだ。それに確かに剛毅は妻の美登里からまさかの浮気を疑われることになったため、その噂を流した101には不愉快にしかならない。

 

 

 

 応接室から出たところでリーナとミアが駆け寄ってきた。 

 

「ルシル、大丈夫だった?」

 

「ルシル様、」

 

「誤解は解けた」

 

「良かった」

 

 ルシルはリーナを抱き締めて、ミアの頭を撫でて、心配ないと返した。

 

「天海君、そちらのお嬢様達は?」

 

「恋人婚約者の倉橋理奈です。愛称は『リーナ』。そして天海家側仕えの本郷ミアです」

 

「天海君と倉橋さんって婚約者同士だったの!?」

 

 真由美を始めとして驚いている。でなかったら保健室でしていないよね。なぜ応接室前で待ち構えているかな?

 

「……それで、疑いは晴れたのですか?」

 

「ああ、七草真由美嬢。天海君は爆裂を使用していない」

 

 一条剛毅の証言に一高は誰もが安堵の溜息を溢している。

 

「お騒がせしてすまなかった」

 

「申し訳ございませんでした」

 

 一条父子は去っていった。

 

「ねえ、天海ルシル君、倉橋理奈さん、本郷ミアさん、ちょっと生徒会室に、」

 

「この後デートなので、」

 

 次の瞬間、ルシルは真由美と深雪に両腕を掴まれて拘束された。

 

「何? 逢瀬の邪魔をするなど野暮な真似をするな」

 

 馬に蹴られるよ?

 

「ルシル君の授業サボりについてお話があるのよ」

 

「生徒会は生徒の指導をする役割があります」

 

 突然ルシルは煙のように消えてしまった。

 

『!?』

 

 そこで応接室を包囲していた外から嗤う声が上がった。

 

「この程度も見抜けないのに、指導? 聞いて呆れるね」

 

 一条父子が去っていった時に既に幻術にかけられていたのにも気付かなかっただろう?

 

「まさか、幻術か……?」

 

 やはり天海ルシルは古式の先祖返り、九島と繋がりがあると達也は結論付けた。

 

「天海君、風紀委員長として、魔法の不適切使用は見逃せないんだけどね?」

 

「ぷっ、不当拘束してくる輩から逃れるのが魔法の不適切使用になるの? 法律を学んだことはあるのか? それにサイオンセンサー検知しているのかな?」

 

「確かにサイオンセンサーは検知していませんね」

 

「ぐっ……」

 

 ルシルに鼻で嗤われ指摘され、市原鈴音に冷静に返され、渡辺摩利は呻いた。

 

「……入学初日の森崎の右手爆散についてはやり過ぎじゃないのか?」

 

「証拠は?」

 

「…………」

 

「冤罪。それから売国奴に人権はない。売国奴を庇うなら貴様も売国奴認定されるぞ?」

 

「…………」

 

 ふっ、キチガイ・サイコパス、だんまりか。

 

 貴様等は警察省公安などを甘く見過ぎだ。

 

「いい機会だから指摘してやる。貴様等は反社会勢力予備軍だ(笑)」

 

「…………どういうことかしら?」

 

 入学初日の学食での出来事と下校時の犯罪行為、決闘罪、高周波ブレードでの殺人未遂と癒着談合隠蔽、司波達也の疑似キャストジャミングでのテロ行為、司波深雪の暴走による脅迫テロ行為、放送室占拠事件での風紀委員のやらかし、銃刀法違反、オープンソース主義は売国奴などなど挙げていった。

 

 決闘罪については、原作のエスケープで司波深雪は十三束鋼からハッキリと決闘を申し込まれているよね? 言い逃れはできないよ?

 吉田幹比古も『今年は生徒会がらみの決闘なんてないと思っていたのに』と溜息を吐いているよね? 七草泉美は『決闘ではなく、試合です』と言っているが、実質決闘だからね? 馬鹿だろ。

 

 決闘ということを認識している証拠だ。

 

「貴様等は立派な犯罪者だ(笑)それを自覚していないとは性質が悪いなぁ?」

 

 お前等がやっていることは底辺不良高校と一緒だと自覚しろ。寧ろ学校公認のため、底辺不良高校よりも悪質だろう。しかも国立で許されることではない。国民の血税で反社会勢力を量産するのは、これ一体どういうこと? ギャグだろ。

 

「精神科行ってきたら?」

 

 警察病院精神科病棟に収監されてしまえ。

 

「…………」

 

「全て証拠は揃っている。訴えられたくなければこれ以上私達を煩わせるな。私達に干渉するな。私達から何も奪うな。私達は貴様等犯罪者と関わりたくもない。リーナ、ミア、行こう」

 

 特に司波兄妹ね。

 

「ええ、ルシル。じゃあね〜」

 

「失礼いたします」

 

 一高首脳陣と風紀委員達は暫し唖然としていた。

 

 

 

 ルシル達が立ち去ったところで、警察省と公安が一高をガサ入れした。

 

「警察省の千葉寿和だ。桐原武明君、両手出して」

 

「? はい……」

 

 千葉寿和が手錠でガチャンッとな。

 

「…………はあっ!? なんで俺が逮捕されんだよ!?」

 

「殺傷性ランクB 高周波ブレードは銃刀法違反、他人への殺人未遂、犯罪だろうが」

 

「ッ、俺は、壬生の剣が人を殺すものになったから、」

 

「馬鹿か? 剣道も所詮人を斬る武術だ。居合を学ぶのは個人の自由だ。お前が判断することじゃない。お前にその権利もない」

 

「剣道と剣術は魔法使用の有無の違いでしかない。被害者から訴えもあった」

 

 壬生紗耶香からはキチンと通報してもらったwww

 

「そんな……」

 

「因縁付けて勝負を挑んで、挙句の果てにはキレて殺人未遂。立派な犯罪者だろうが。稲垣君、こいつ抑えておいて」

 

「はい、警部」

 

 キチガイをあっという間に捕縛した千葉寿和は流石だ。

 

「それから司波達也君、疑似キャストジャミングを使用したCADを渡してもらおう」

 

「…………はい……」

 

 寿和は二つのCADを押収してから達也をギロリと睨みつけた。

 

「お前は風紀委員として、殺人を阻止したのを考慮して、今回は厳重注意に留めるが、キャストジャミングによるサイオン波酔いで倒れる生徒が続出した無自覚テロ行為を自覚して反省しろ」

 

「…………」

 

「おい、返事しろ。黙り決め込むな。連行して色々取り調べしてやってもいいんだぞ?」

 

「ッ、……申し訳ございませんでした……」

 

「渡辺摩利、お前もだ。どのような目的でこのようなCADを二つも使うのか確認することを怠った、テロ行為を容認したのも同然だ」

 

「も、申し訳ございませんでした……」

 

「風紀委員が勝手に判断してることも問題しかない。お前等どれだけ傲慢なんだ? 稲垣君、そいつ連行して」

 

「はっ!」

 

「千葉殿、情状酌量の余地を、」

 

「はあ? おいおい、お前等危機感ないのか?」

 

「…………どういうことですか?」

 

「十文字次期当主殿と七草真由美嬢、これは警告だ。あんまり舐めた真似してるなら潰す」

 

『!?』

 

「ふざけるのも大概にしろ。警察を甘く見るなよ? 十師族は法律を無視するのか?」

 

「…………」

 

「七草真由美嬢、十文字次期当主殿、殺人未遂っていうのは立派な犯罪なんだが? 人を殺そうとしたのを見逃せっていうのか? どこに情状酌量の余地があるんだ?」

 

「……申し訳ございませんでした……」

 

「検察と裁判長は未成年が担当することではない。だから反社会勢力予備軍だって言われるんだよ」

 

 一高は危機感が足りな過ぎる。

 

 公安に関本勲は逮捕された。

 

 

 

 その後、生徒会室の雰囲気はまるでお通夜だった。一高首脳陣と生徒会などが集まり、反省会?になり……

 

「わたし達は反社会勢力予備軍……、立派な犯罪者……」

 

「風紀委員の越権行為と不当逮捕、捏造冤罪量産機……」

 

「犯罪行為の隠蔽と癒着談合……」

 

「お兄様は無自覚テロリスト……」

 

「(深雪までテロリスト扱い……)」

 

 ようやく自覚したか。ブランシュ事件で犯罪者テロリスト扱いされたことを理解したか?

 

 司波達也以外は誰もがズーーーン|||と落ち込んでいる。司波達也は妹のことが絡むと反省もしないバカだな。

 

「…………決闘罪について調べてみましたが、確かに当事者達以外にも、立会人や見学者、場所を提供する側も犯罪行為のようですね。決闘経験の多い者は相当刑罰が重くなりそうです…………もちろんわたし達も含めて……」

 

 野次馬根性で見物していた連中も対象だ。お花畑なのだろう。

 

「マズいなんてものじゃないわね……」

 

「しかも全て証拠は揃っているということだぞ? 魔法科高校はほとんど危ないのではないのか?」

 

「他校でも決闘あるわよね……、特に三高なんて校風からして……」

 

「ああ、天海の警告通り、あいつは『触れるな、危険』禁忌だ。一体いつ魔法を使用していたのかもわからなかった」

 

「CADを使っている様子もなかったからな……」

 

「とにかく今後決闘は禁止ね」

 

「ああ、しかし揉め事をどう解決する?」

 

「…………法律に詳しいルシル君に相談するしかないんじゃないかしら…………新たな問題になったらマズいし……」

 

 流石に慎重にならざるを得ないようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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