本好きの念能力者 @ 魔法科高校   作:avagnale

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ツッコミ編その1


イリーガル・ハイ 1

 ルシルは奥多摩で蜂の巣を貪り食っていたツキノワグマを釣ってきた。ルシルから連絡されたリーナがミアと一緒に、雫とほのかを連れてきた。紗耶香もきた。

 

「奥多摩に釣りに行ったらツキノワグマと遭遇してね」

 

 BBQの準備も万端だ。

 

 校庭で熊肉BBQをしようとしていたところ、真由美や鈴音、克人達がやってきた。

 

「ルシル君達、校庭で堂々とBBQって……」

 

「真由美さん達も食べる? 私達だけでは食べ切れないから」

 

「どれだけお肉あるのよ…………折角だからご相伴にあずからせてもらうわ」

 

 ということで三人も参加した。

 

 指先に火球を作り備長炭に放ち着火させた。

 

「…………ルシルさん、なんですか、今の魔法……?」

 

「火球ファイアーボール」

 

 三人に箸と皿、コップを念動力で配膳した。

 

「…………CADも使わないで、凄い発動速度ですね……」

 

「……ルシル君、ハイブリッドでもあったのね……」

 

 天海は念動力など珍しくもない。やはり現代魔法師とは蛙だな。

 

「CADなど必要ない」

 

「本当に規格外ですね……」

 

「火球くらいなら、わたしとミアでもできるわよ?」

 

「普通にできます」

 

 リーナとミアが火球を指先に作ったところ、ほとんど( ゚д゚)している。

 

 さて、肉と野菜を焼こう。

 

「そういえば、渡辺摩利さんはいないのかな?」

 

 鈴音が苦笑して、「渡辺さんはあの指摘以降天海君に苦手意識を持っています」と暴露した。

 

「君子危うきに近寄らず、と」

 

「誘ったのだけど、またルシル君に刺されたら堪らないってねぇ」

 

 その警戒心は正しいと思う。実際刺す気満々だし(笑)

 

「美味しいわね。脂が凄いわ」

 

「初めて食べるお肉ですね。これはなんのお肉ですか?」

 

「ツキノワグマ」

 

「はい?」

 

 フィッシングしたら何故かツキノワグマが釣れた。

 

「釣りだから合法」

 

 釣れてしまったのだから仕方がない。

 

「熊さんは魚でも漁っていたのかしら……」

 

「いや、蜂の巣」

 

「……天海君は一体どれだけ強靭な釣り竿を所持しているのですか……」

 

 念能力具現化系と【周】

 

「……ちなみにどうやって仕留めたの?」

 

「釣り針が脳に食い込んでこと切れてた」

 

「それは一体どんな釣り針よ……」

 

 【周】のオーラ、変幻自在になるので。

 

「これは美味いな。熊肉とはこれほどまで美味かったのか。ジビエは独特の臭みがあるものだが、これは全くしない」

 

「血抜き完璧にしてあるからね」

 

 ヴァッシェンは偉大だ。

 

「それで、ルシル君は堂々と飲酒してるけど、ここ学校なのわかってる?」

 

「ノンアルコールだから無問題」

 

 そう言っておけばいいのだ。今日はFoster’sだけど。時計塔シドニー支社から贈られてきた。

 

「それなら大丈夫ですね」

 

「っていうか、そもそもBBQセットやお肉、タレとかどこから持ってきたのよ?」

 

「私の固有魔法『インベントリ』。時間が止まっている異空間収納魔法」

 

「はい!? そんな規格外な固有魔法まで持ってるの!?」

 

 念能力の【発】だけどね。

 

「だから私は基本的に手ぶら。バッグも必要ない」

 

「羨ましい(ですね)……」

 

 あ〜、熊さんの蜂蜜舌美味しいね〜

 

「本当に天海は規格外だな……」

 

 タン大人気だね。マレーグマみたいに異常に長い舌だったからね。絶対に美味しいと確信していた。

 

「ルシル君は規格外なBS魔法が二つもあるのに、普通に他の魔法も念動力も使えるだなんて……」

 

「ルシル様は特別です」

 

 ミアはぶれないな。

 

 ステータスでメモリを増加すればいいのだから、キャパなどスルーするよ。

 

「ルシル様、前菜に赤身冷製三点盛り、ランプ、つくね、ブリスケです」

 

「ミア、大変結構」

 

 タンはアミューズだよね。

 

「これには赤ワインだな」

 

「ルシル君、学内で堂々と飲酒宣言したわね……」

 

「七草、確かに否定できないぞ…………これはどれも美味いな……」

 

「確かにこれはお酒を飲みたくなりますね……」

 

「…………ねえ、ルシル君の魔法の得意系統は?」

 

 両手指先に水火風土闇光雷氷鋼無の球を同時発動した。

 

『!?』

 

「このように不得意系統はない」

 

「……………………万能って呼ばれている七草が霞んで見えるわ……」

 

「…………しかも魔法式を待機させずに同時発動とは、三矢のスピードローダーをも超えているな……」

 

 魔法式? 何それ、美味しいの?

 

「…………あの、そのサイオンの球はなんでしょうか?」

 

「螺旋丸。サイオンのライフル弾みたいな物」

 

 NARUTOのサイオン版を再現してみた。

 

「凄まじい制御力ね……」

 

「…………その黒い球はなんですか?」

 

「重力。ブラックホール」

 

「ちょっ、それ、危ないから、消して!?」

 

「大丈夫。制御している」

 

「…………それではその凄まじい火の玉は……?」

 

「疑似太陽」

 

 鋼の錬金術師にあったから再現してみたのだ。厨二心も侮れない。

 

「それは……、核、融……」

 

 鈴音は絶句した。

 

「……………………(まるで神のような制御力…………まさか、時計塔資源商社ザ・ルシフェリアのDr. クレープ・シュゼット!?)」

 

 ほとんど目をひん剥いて焦っているから消した。

 

「魔法科高校史上初の推薦入学者になるのも、既に魔法大学卒業認定されているのも納得ですね……」

 

 それに精神干渉系魔法まで使えるなんてどんだけと……

 

「これくらいのマルチタスクができないとは嘆かわしい」

 

「それ、ルシルだけよ」

 

「ルシル様は神ですから」

 

「……………………現代魔法の常識が覆された気分ね……」

 

「常識? 何それ、美味しいの?」

 

「はい、ルシル様、あ〜ん」

 

 熊肉ランプ美味美味。ここは乙にドイツのリースリングだな。…………マジ堪らない。

 

「…………壬生先輩、ルシルさんに近くないですか?」

 

「あたしは天海家に就職するからいいの」

 

「え……」

 

「妹の護衛側仕えにスカウトした。可愛いから重宝するし」

 

 真由美と鈴音は性行為にということを理解して、雫とほのかは疑わしく思っている。

 

 

 

「狩猟でふと気になることができたのだけど、九校戦のスピードシューティング大丈夫?」

 

「…………ルシル君の気になることって嫌な予感しかしないのだけど……」

 

「……また犯罪行為の類か? 狩猟とスピードシューティングに一体なんの関係がある?」

 

 真由美達の箸を持つ手が止まった。

 

「スピードシューティングはクレー射撃の魔法版。クレー射撃は狩猟訓練が目的であって、的を撃ち抜くことを競うものだ。振動魔法などでクレーを破壊するバカはいないかなって。それは狩猟成果が滅茶苦茶になり、肉も毛皮も、生命も無駄にする最低の愚行だ」

 

 雫の手も止まった。

 

「え……、鈴ちゃん、過去振動魔法などでクレーを破壊した選手いたかしら?」

 

「会長、何人も思い当たります……」

 

 流石は九校戦マニアの雫だ。

 

「今までそれを指摘されて炎上どころか大炎上しなかったのが奇跡だね。生命を馬鹿にする行為だよ? そいつ等には動植物を食べる資格はない。反魔法師主義団体や狩猟団体、温厚な動物愛護団体、ボッテガ・ヴェネタなどの高級皮革ブランドなどなど、多数敵に回す」

 

 飲食店やボッテガ・ヴェネタなどの皮革ブランドから入店お断りされるレベルだろう。

 

「マドリードで闘牛を観て、傷だらけで毛皮が台無し、野蛮なショーになっていることに、眉を顰めたことがあった。動物愛護団体から野蛮だと批判されるのも当然だと納得した。しかし肉は食べられている。スピードシューティングでのクレー破壊はマドリードの闘牛を遥かに上回る野蛮な行いだ。蛮族認定されるね」

 

「蛮族……」

 

「これはル・コルビュジエのシェーズロング lc4。牛の毛皮が美しい名作だ」

 

 お気に入りのホルスタイン本皮仕様画像を見せた。

 

「毛皮が台無しになってはこのような時代を超えた名作は生まれない」

 

「入店利用購入お断りされるわね」

 

「最悪ホロコースト再来だ」

 

 真由美達は一斉に青褪めた。

 

「それは、マズいどころじゃすまないわね……」

 

「ああ、一高生徒会から全魔法科高校に周知するべきだ。……臨時師族会議を開催して認識しなければならない事態だな」

 

「狩猟免許の罠猟免許、というよりも鳥獣保護管理法で爆弾罠猟は禁止されている。クレーを破壊する魔法は爆弾に該当するから完全に違法だね」

 

 沈黙が訪れた

 

「狩猟免許の罠猟免許は18歳以上でなければ取得できないから、罠猟に該当する魔法を使用する行為も犯罪だね」

 

「それは洒落になりませんね……」

 

 鈴音はルシルがDr. クレープ・シュゼットであることを確信した。法律に詳しいことも判断材料の一つだ。あの『神』であればどれにも精通していても不思議ではない。

 

「高校生がクレー射撃を始めるには、10歳〜18歳未満を対象とした「年少射撃資格」の認定が必須だと知っているかな? スピードシューティングの選手、資格認定されているの?」

 

 また沈黙が訪れた

 

「雫とほのか、SSボード・バイアスロンだったよね。資格認定されているのかな?」

 

「初めて知りました……」

 

「考えたこともありませんでした……」

 

 おい……、魔法の法整備が追いついていないことを確信した。

 

「真由美さん、非常にマズいから、バイアスロンの部長を呼び出して警察署で講習会を受講させなさい」

 

「は、はい! 北山さん、五十嵐さんを呼び出して!」

 

「はい!」

 

 雫とほのかの勧誘の際に的を撃ち抜くと一応説明しているけど、『的を破壊する』という発言が処々で見受けられるのだけど? 怪しいものがある。

 

「頭が痛い。真由美さん、これ、他校も同じ状態じゃないかな?」

 

「ですよね…………全魔法科高校生徒会に周知します……」

 

 怪しいとは思っていた。ブランシュ事件は4/23だ。部活動勧誘週間の始まりが4/6で、資格認定されるには相当厳しい。入部後、厳しい審査を経てから講習会を受講して資格認定されるにはスケジュール的に厳しい。審査だけでも1ヶ月前後要するのでは? 講習会は丸一日要するため、あふぉな詰め込み教育の結果、日曜日に受講するしかない。ブランシュ事件の時に雫とほのかは既にバイアスロンで活動して部活用CAD持っていたよね。

 

 完全に犯罪だ。

 

「雫、九校戦で散弾銃のような魔法を使う選手いたかな?」

 

「はい、何人もいました……」

 

 またほとんどの顔色が悪い。

 

「散弾銃の所持は原則20歳〜 体育協会の推薦を受ければ18歳から持てることにはなっている。が、推薦状だけあっても、頼れる指導者がいて、練習環境が確保できている人でないと警察も許可はくれない。一高はその辺りも相当怪しい。部活の顧問の先生はしっかり監督指導してくれているのかな?」

 

「バイアスロンは先生の顔をみたことがありません……」

 

「違法だね。散弾銃のような魔法は禁止しないとこれもマズい」

 

 原作で明智英美がインビジブルブリッドの散弾銃のまるでマシンガンを使っていた。あれもキチガイ・サイコパス司波達也の仕業だ。

 

「うぅっ、それも周知します……」

 

「クレー射撃有資格者や各地方自治体猟友会などから指導者を部活顧問として派遣してもらうしかないかな? 教師も超過労働になるから。そもそもここの教師がその辺りを認識しているか、資格があるか疑問しかない。老害ジジイに警告するべきだね」

 

「老害ジジイ……」

 

「お勧めは猟友会かな。猟師は兼業がほとんどで副業扱いが多い。年俸400万で求人出せば応募殺到するかもね。クレー射撃関連職は一般スタッフが500万〜、経験者は800万〜かな?」

 

「猟師はそれほど儲からないのか?」

 

「年収240万程度」

 

「なるほど、副業扱いになるのも納得ですね」

 

「勤務時間は部活動の間だけなのだから、歓迎されるんじゃないかな。非魔法師との交流にもなる」

 

「それは大事ね」

 

 まだ気になることあるんだよね。

 

「真由美さん、『魔弾の射手』のドライアイス弾出して」

 

「は、はい……」

 

 真由美は戸惑いながらもCADを操作してドライアイス弾を出した。

 

「はあ〜、真由美さんの『魔弾の射手』も違法」

 

 真由美は指摘されると思わなかったのか、ピシッと凍り付いた。

 

「……………………はい?」

 

 高校生は基本的にエアライフル(空気銃)かビームライフル(非物理)しか許可されない。SSは的を撃ち抜くCADのため、エアライフルに分類されるのかな?

 

「クレー射撃のエアライフルの弾は24g(公認競技用)または28g(練習用など)と厳密に定められている。『魔弾の射手』は明らかに超えている」

 

「そんな……」

 

 原作終了後のスピードシューティングは実弾使用にルール変更されたが、あれも犯罪だ。原◯者がどれだけ無知でバカなのかよくわかる。未成年の実弾使用は原則認められていない。

 

「これはクレー射撃の基本だと思うが、ビームライフルで競技に出て、一定の成績をおさめると推薦がもらえて、推薦があると14歳からエアライフルを持てる。推薦がなければエアライフルは18歳からだ」

 

「考えたこともありませんでした……」

 

 あれ、そういえば……

 

「遠隔魔法の実習あったよね?」

 

「え、ええ、あるわね……」

 

「遠隔魔法実習室は射撃場と呼ばれているとか?」

 

「そうですね……」

 

「射撃場管理者がいなかったらマズくないかな? 重箱の隅をつつくようだけど、射撃場管理者は、銃刀法に基づき公安委員会から指定された施設を運営・管理する責任者だ。主に州の指定管理者制度を活用し、民間団体やライフル射撃協会などが管理運営業務を委託されているケースが多く、教習・練習の安全管理、銃器の保管、鉛弾の回収などを実施している。CADは銃器に該当するから管理者は必須だと思う」

 

「……多分そのようなこと一高は、いえ、魔法科高校は認識していないと思うわ……」

 

「同感です……」

 

「資格・要件について、教習射撃場では、射撃に伴う危害防止に関する管理・監督業務に3年以上従事した経験を持つ者、または同等の知識・経験を有する者が必要だ。

指定管理者制度もある。公共の射撃場は、州が選定した団体(一般社団法人全日本指定射撃場協会や関連ライフル射撃協会など)が指定管理者として管理している。

国立付属だからいなかったら問題じゃないかな」

 

「問題しかないわよね……」

 

「はい、指摘されたら反論できないと思います……」

 

「今のままでは魔法の不適切使用に該当するから、風紀委員の取り締まり対象だね。全く、風紀委員は無能だな」

 

「やっぱり摩利刺された……」

 

「渡辺さんには後で伝えておきます」

 

「堂々と違法行為が行われているのにそれに気付きもしない。完全にギャグだろwww」

 

「シュールね」

 

「若年性アルツハイマーでしょうか?」

 

 ルシルとリーナ、ミアに徹底的に刺される摩利。

 

 警察と検察を兼ねることの危険性が理解できたかな? いや、そもそもそこに疑問を抱かないこの世界が異常だな。勝手に判断するな、キチガイ・サイコパス。

 

 

 

 イリーガル・ハイ!!!

 

 

 

「反魔法師主義の国会議員で元弁護士などに視察されようものなら、確実に叩かれる。これが魔法科高校の軍人教育の証拠だともね。バイアスロンや狩猟部などはビームライフルに切り替えないとマズい。ビームライフルなら免許不要だから」

 

『…………』

 

 まあ、元弁護士の野党国会議員などほとんどが仕事がない暇な連中だろうけど。無能ばかりだから違法だとは気付かないかな? それを言うことはしないよ。危機感を覚えさせる。

 

「結論、魔法科高校に有資格者はいない。遠隔魔法担当教師は狩猟免許とクレー射撃ライセンス取得してこいというお話」

 

「それで法律を学んでこいってことね」

 

「魔法科高校は教師からしてお粗末なのですね」

 

 ルシルとリーナ、ミアの会話に真由美達は愕然としている。

 

「魔法の法整備が追い付いていない。法改正を国会にかけ合う必要がある」

 

「……天海、そんなに速く法改正できるのか?」

 

「この件については法改正しなかった政府にも責任がある。政府に圧力をかける。『ただし、魔法で作り出した物は例外で高校生〜』とでもすればいい。ただ次の九校戦までに間に合うかな? 与党議員への根回しは必須だから」

 

 時計塔の権力舐めるな。元老院にお話させる。

 

「そ、そうなのね……」

 

 真由美達は天海ルシルは一体どのような権力者なのかと疑問が膨らんできた。しかし鈴音と雫はやはりという思いだ。

 

「法改正しないと、真由美さんは『魔弾の射手』のダウングレード版……重量を24gにして出場するしかない」

 

「…………そこまで精密な調整はすぐには難しいわね……」

 

「はあ……、真由美さん、十師族として、対人戦闘をと教育されているのだろうけど、スピードシューティングはあくまでも競技であることを認識しなさい」

 

「はい……」

 

「実際鳥を撃ち抜くならオーバーアタックだからね? 『魔弾の射手』は狩猟では熊や猪、鹿などの大型獣に使うライフルの威力がある。狩猟で鳥にはエアライフルや散弾銃が用いられている。本物のライフルが使われることはない。

狩猟用ライフルの所持は原則として、散弾銃を継続して10年以上所持している経歴が必要だ。

クレー射撃でライフルが使われることはない。

スピードシューティングのクレーは空中を飛び交っているのだから、クレーは鳥だと考えたこともなかったのか? 反省しなさい」

 

「はい、反省します……。……ルシル君はなんでそんなに詳しいの?」

 

「狩猟に興味があったから調べてみた」

 

 ハンター生活に憧れていたのに、厳しい現実を突きつけられた。結論、ハンターは趣味で程々に。

 

「それでここまで指摘できるなんて……」

 

「会長、天海君に感謝しなければいけません。発覚したら本当に大炎上します」

 

「七草が法律違反していたなど問題でしかない。十師族落ちする恐れもある」

 

「うっ……」

 

「恐れではなく、最悪の場合、確実にさせるから」

 

『…………』

 

「一般人を甘く見るな。世の中、金と権力だ。現実を知れ」

 

「ルシル様、はい、あ〜ん」

 

「美味っ」

 

 ミア可愛い

 

「ルシル、こっちも、あ〜ん」

 

「美味美味」

 

 リーナも可愛い

 

 美少女からのあ〜んは堪らない。今宵はこの二人で決定だ。

 

「…………ね、ねえ、七草を十師族落ちさせるって、」

 

「魔法師誕生の経緯学んでないの? 我々一般人の意志により誕生したのだけど?」

 

「胸先三寸ですね」

 

 暫し沈黙が訪れた。

 

「バイアスロンだけでなく、クレー射撃の魔法版のような部活や狩猟部でも「年少射撃資格」認定は必須だ」

 

 狩猟部でも的を撃ち抜く練習はあるだろう。猟友会でも射撃訓練は行うものだし。

 

「それがありましたね……」

 

「エイミィが狩猟部だから確認してみます」

 

 ほのかがエイミィに連絡したところ、慌てて確認に走ったそうだ。

 

 …………どうでもいいことだが、エイミィは狩猟部なのに何故乗馬クラブの格好をしているのだろうか? 狩猟部なのに何故馬に乗っている? 貴族の嗜み乗馬? 乗馬しながら狩猟するの? 斬新というか、シュールだと思うのは私だけか?

 

 脳内インターネットで調べてみたところ、乗馬射撃(騎射)は実際にあるようだ。ただ相当マニアックだな。マウンテッドシューティング(ウエスタン乗馬)って……

 

 あ、馬刺し食べたくなってきた。

 

 狩猟部にそれお肉にして食べさせてって言ったらどうなるかな?

 

 …………ペットを食べることができるのかと顰蹙物だな。止めておこう。

 

 前世の戦友の実家は馬を飼っていたが、普通に食べていた。その辺りは人それぞれだろう。

 

 …………乗馬って尻の皮剥けるって聞いたことあるんだよね……。お色気皆無だな。

 

 チャイやチョンは犬や猫も食う民族だが、それを否定することはない。牛豚鶏馬などなど日本人は食べているから。出荷される時に牛も涙を流すよ? 食用犬猫の画像を見たことがあったが、それは民族性、我々も動植物を食べているのだから、批判はできないよねと思ったものだ。

 

 

 

 …………あの画像に吐き気を催したけどね!!!

 

 

 

 あの不潔不衛生な環境、それは泣くわ! 日本の牧場では家畜も愛されるものだ。鶏の過密飼いとかありえないけどね! ああ、日本のペット出荷元でもありえないキチガイいたな。潰そう。

 

 リーナやミア、光宣達にもそれぞれ好みのペットを飼育させている。情操教育だ。チャイやチョン、不潔不衛生な過密飼いの実態を見せたところ、嫌悪していた。それが正しい反応だと思うよ。時計塔は過密飼いしていない。だから鶏肉も卵も高いけど。

 リーナや光宣は九島なのに、猫派だ。自由気ままな猫の生き方に憧れている節がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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