本好きの念能力者 @ 魔法科高校   作:avagnale

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世の中権力と金


入学初日

 入学初日、ルシルと深雪、リーナが一緒に登校したところ、席は……

 

 廊下の窓際一番後ろにルシル、ルシルの前が深雪、左隣がリーナ、リーナの前に北山雫、深雪の前が光井ほのかで固められていた。

 

 

     光井ほのか

 

北山雫  司波深雪

 

倉橋理奈 天海ルシル

 

 

 

 ルシルは当初、二科生への入学を申請したところ、混乱した一高に一科生でと懇願されたため、このような座席指定をと学校側に申請しておいた。鬱陶しい連中に煩わされたくない。他の男子は反対側に固まっている(笑)学校側は、天海の権力と、ルシルの前代未聞の魔法適性レベルにより、蔑ろにはできないのだ。

 

「上位五人が固まってるのはそういう理由だね」

 

「煩わされたくないから、これはありがたいわ」

 

 北山雫と光井ほのか……ほのかはルシル達に声をかけようとするが極度の緊張から転んでしまい、その瞬間にルシルがテレキネシスでほのかを助けた。

 

「え……!?」

 

「大丈夫?」

 

 ルシルが微笑むとほのかは真っ赤になった。司波達也と末永くお幸せに。君の憧れは司波達也だろう。

 

 雫から「すみません、この子おっちょこちょいなので」と、自己紹介されて名前呼びすることになった。

 

「ルシルさんがザ・ルシフェリア関係者って本当ですか? 入学式の時のエアカー、一般販売してないですよね?」

 

「ルシルはザ・ルシフェリアCEOよ」

 

 リーナの暴露に雫とほのかは目を見開いた。ほのかが転んだ時に予め認識阻害は展開してある。

 

「納得しました。だからスーツなんですね」

 

「それは忙しいですよね……」

 

「学生の制服着用は法律で義務付けられていない。法律で服装の自由は認められている。私からしてみれば制服を着用する意味がわからない。女の子達の制服は可愛いと思うけど」

 

 お陰で昨夜と今朝は制服姿の深雪とリーナと盛り上がった。男子の制服は厨二病乙としか思えない。

 

「盲点ですね……」

 

「誰も法律のことなんか考えたこともないと思うわ……」

 

「流石はザ・ルシフェリアCEOですね……」

 

「うん……、知的な大人って感じですね……」

 

「私からしてみれば一高はツッコミどころ満載だ。制服のエンブレムの有無で差別?区別?する風潮を生み出した校長とか」

 

「確かに、ありえないですよね」

 

「うん、不安になってきましたね……」

 

「北山はザ・ルシフェリアから美酒美食電力水素を始めとして卸してもらってるし、ザ・ルシフェリアのテナントへの進出でも優遇してもらっています。本当にありがとうございます」

 

 ザ・ルシフェリアは東京湾沿岸周辺都市からエアカーバスによる往復便があり、ザ・ルシフェリアの高級ショッピングモールは富裕層から重宝されている。

 

「気にしないで。北山家は魔法師と非魔法師との融和の象徴だと判断した結果だから」

 

 非魔法師の北山潮がAランク魔法師鳴瀬紅音を射止めたことなど、これ以上ない融和の象徴、恋物語だろう。

 

「ルシルさんのためなら何でもします」

 

 …………えぇ、北山家って恋愛推奨していなかったか? 確かにつるぺたやホルスタインでなければ対しょ……ゲフンゲフン!

 

 …………深雪とリーナは顔を見合わせて、それってそういうことよねと頷き合った。大富豪の北山なら天海家の力になるから受け入れましょうと。

 

 午前中ルシルは学校から空き部屋を提供……メンタルアウト万歳……してもらい、色々と魔改造……空間圧縮して部屋を拡大し、家具やピアノ、カーペット、絵画などなど設置していった。小部屋を作り、ここを転移部屋にする。一々通学は面倒だから。天井をくり抜き屋上直通のエレベーターを変身術で、屋上空中庭園に野菜芋果物を生産するガラス温室を設置した。

 

 …………前世ホグワーツの変身術恩師にゃんこ先生から、「そのような無茶苦茶な、魔法科学が一緒になった変身術などミスター・アイゼンライヒ以外不可能です」となにやらツッコまれた気がするが、気にしない。あのにゃんこ先生はまだキャットフード大好きなのだろうか。

 

 ※ 本好きの念能力者 ハリー・ポッター編

 

 

 

 昼休みにルシルは深雪やリーナ達と合流して学食で……

 

「深雪はお兄さんと一緒に食べないでいいの?」

 

「わたしはルシル様と一緒に食べます」

 

 原作破壊乙。雫とほのかも一緒に昼食を摂ることになった。

 

「これはまた、普通だね」

 

「ルシル様のその台詞、中学校初日を思い出しました」

 

 不思議そうな皆に深雪がどういうことか苦笑しながら説明したところ、リーナも含めて啞然としている。

 

「中学校では私と深雪は容姿からして浮いてるから、ずっと一緒に行動していたんだよね」

 

「ルシル様は中学校でも制服を着ていませんでした」

 

「その時点で法律問題気付いてたのね……」

 

「高校ではリーナも加わったから大変ですね」

 

「注目の的ですよね」

 

「本当に視線が鬱陶しい」

 

 合流した時に瞬時に認識阻害を使ったからね。

 

「気付いたら、周囲の視線がなくなってた。本当にいつこんなに高度な魔法を使ったのかもわからない」

 

「流石は前代未聞の推薦入学ですよね……レベルが違いすぎます……」

 

 雫とほのかは幼馴染みで、これまで周りに同年代魔法師がいなかったようだ。

 

「魔法師あるあるね」

 

「天海家は古式の、かつての朝廷陰陽寮の頂点、陰陽師の大家、安倍晴明直系なのよ?」

 

 深雪の暴露に雫とほのかは目を見開いた。

 

「古式や十師族界隈では「今晴明」って評判なのよ、ルシルは。CADなんて必要ないし」

 

「…………古式は隠蔽に長けている筈、その「今晴明」、……納得しました」

 

「…………ルシルさん、凄いですね……CAD必要ないなんて……」

 

「…………深雪とリーナはルシルさんの恋人なの?」

 

 雫の質問……距離感近いよねという……に深雪とリーナは頷いた。

 

「一人の女性だけではルシル様を支えるのは困難なのよ」

 

「様々な分野でルシルを支えることが求められているのよ」

 

「ザ・ルシフェリアがあまりにも巨大になって海外支社がいくつもできたからね。父の意向もあり重婚して分家を複数作ることは決定している」

 

 アバター変化が海外支社それぞれで活動している。

 

「納得しました」

 

 

 

 新入生データを見ていると……

 

「え……、ルシル様、何故そのようなものを閲覧できるのですか?」

 

「学校に申請したらくれた。もしも危険人物がいて、私が危害を被ったら責任取れるのかと」

 

 全校生徒のデータもらってるけど。そもそも部活連にも新入生のデータは出回っているからね。プライバシー、何それ?的な

 

「「確かに……」」

 

「1E、……何故吉田の神童がいる?」

 

「吉田……確か古式の名門でしたよね?」

 

「スランプに陥っていると噂に聞いたことはあるが、一高に入学したのは現代魔法を学んでスランプから脱却するためかな。吉田は柔軟性がお家柄だから」

 

「吉田の神童って古式で有名なのですか?」

 

「古式で知らないものはいないと思う。スランプ解消したら5位以内は確実なレベル。これも二科生詐欺だな」

 

「詐欺師多いんですね」

 

「エリカ達と同席している西城レオンハルト……硬化魔法に特化してるな」

 

「どうしてわかるんですか?」

 

「見た目」

 

「相変わらず凄い目をされていますね」

 

「わたしとの出会いもこんな感じだったもの。スターズに軍属強制されて人殺しさせられて病んでしまう人相してるって……」

 

「それは強烈だね……」

 

「あの時は思わず「What's !? Way !?」って叫んじゃったわ……」

 

「気持ちはわかるわ、リーナ」

 

「優れた魔法師の勘は侮れないわ。もうステイツから逃げるのになりふり構っていられなかったのよ」

 

「逃げて正解よ、リーナ」

 

 女の子達は皆コクコク頷いている。

 

「え、でもリーナは天海分家倉橋のご息女なんだよね? なんでUSNAにいたの?」

 

「養女になったのよ」

 

 まさかの九島ということに雫とほのかも驚いている。

 

「烈爺は知ってるよ。ザ・ルシフェリア魔法部門顧問だし」

 

「九島老師を……、ルシルさん本当に凄いですね……」

 

 雫の感想にほのかも首を縦にコクコクと

 

「でもそれならなんで九島にならなかったの?」

 

「あ〜〜、それはちょっと複雑なのよね……」

 

「烈爺からも当初、その申し出はあったが、九島はちょっと問題を抱えていてね。九島の三男、光宣を天海で預かっている。リーナと光宣と仲の良い親族の藤林響子さんはザ・ルシフェリアの、私の秘書だし、煩わしい他の九島には関わらせたくない」

 

「色々と問題あるんですね」

 

 他の九島の扱いを暴露したところ、やはり啞然とされた。

 

 ……他の九島と三矢の海外部門は香港で旧式武器を反大亜に売って内乱を煽っている。大亜は毎日のようにテロ祭りで愉快なことになっている。原作でも、日本人は引きこもり体質だからね。敵国の嫌がることは積極的にしましょう。

 

 

 

 放課後、ルシルは図書館から出て、深雪とリーナ達と合流しようとしたのだが、原作乙。

 

 真由美が出てきて、「止めなさい! 自衛目的以外での対人魔法攻撃は校則違反である前に犯罪ですよ!」と鋭く声を発した。

 

「警察に通報しようか」

 

「「「「「「え!?」」」」」」

 

「刻印式警棒型CADで特化型CADを弾いたエリカは正当防衛。特化型CADを突き付けた、起動式を展開していたあふぉは明らかに犯罪だからね」

 

「ちょ、ちょっと待って、ルシル君!?」

 

「レコーダーに記録してあるから。これを提出すれば即座に逮捕されるよ」

 

 ルシルがレコーダーでペン回しすると、((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルになるモブが愉快だ(笑)

 

「お願いだから待って!?」

 

「百家本流千葉家他諸々への無礼でもある。貴様等何様だ? ああ?」

 

 美月やエリカ、レオ達と対立していた1Aのモブ達も((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルになった(笑)

 

「例えるのであれば、現代魔法師であるぽっと出の二十八家は中級貴族、百家は下級貴族、支流以下は平民だ。魔法師にも身分差はあるのだよ。貴様等所詮平民だろうが」

 

「「「「「「「「!?」」」」」」」」

 

「貴族に対する無礼だと自覚もないのか? 一般常識を弁えろ。ブルームだ、ウィードだ、くだらない差別をしている塵屑共、社会ではそのようなもの通用しない。実は貴様等塵屑は区別される側だと知らないのか?」

 

「「「「「「「「…………」」」」」」」」

 

「土下座して謝罪しろ」

 

 有無を言わせないルシルの迫力に全員従った。

 

「風紀委員長 渡辺摩利、犯罪者共を連行しろ。甘い処分をしようものなら、隠蔽しようものなら通報する。隠蔽しようものなら、貴様も犯罪者になる。天海を甘く見るなよ?」

 

「わ、わかりました。君達、大人しくついてきなさい」

 

 ほのかも連行されそうになったが、あれは閃光魔法で対人魔法攻撃ではなかったと達也が証言したことにより、ルシルのお墨付きもあり、達也は摩利にも目を付けられたという。

 

 ルシルとリーナはエアカーで帰ったのだが……

 

「凄い、あのエアカー、外交官ナンバープレートだよ……」

 

「……ザ・ルシフェリアは国際機関認定されているということか……」

 

 ルシルが外務省に要求したらくれたのだ(笑)外務省の機密費欲しくないと囁いたところ、世の中金だと実感した(笑)

 

「凄まじい権力ね……」

 

 雫とほのかも自己紹介して、その帰り道で……

 

「ルシル君、凄い迫力だったわね。正直スッとしちゃった」

 

 エリカに同意するように全員頷いている。

 

「貴族と平民、か……確かに現代魔法師にも身分差はあるからな……」

 

「ルシル君、あたしの法機を一目で刻印式って見抜くのも凄いわよね」

 

 達也は「彼の目も異能の類なのかもしれないな」と思っていた。

 

「ルシルさんが言ってた通りになったね」

 

「北山さん、だったか? どういうことだ?」

 

「雫でいいよ。達也さんとエリカに勝てる一科生なんて上級生も含めてほとんどいないって」

 

 雫の返事に目を瞠る達也とエリカ……

 

「絡む輩の頭を疑うって断言されましたよ」

 

 

 

 図書館から出たルシルが休憩時間に深雪やリーナ達とカフェテリアでお茶をした時の会話

 

「実習見学はどうだった?」

 

 途端に深雪やリーナは不愉快そうになった。案の定、実習見学で二科生が前の席にいて、深雪とリーナ達に付きまとってきた輩達から不愉快極まりない差別発言が出たようだ。

 

「馬鹿馬鹿しい。そのようなものは早いもの順だろう。映画館や水族館、遊園地などでもそうだよね?」

 

「「「「確かに……」」」」

 

 一般常識を学んでこいというお話だ。

 

「入試筆記で圧倒的一位は深雪の兄だ。一高の評価基準に合っていないだけで二科生だが、頭脳で、行動速度で、一科生は二科生に劣っていることを弁えるべきだろう」

 

「流石はルシル様です。兄のことを正しく評価してくださります」

 

「そうよね。わたし達筆記で達也に負けてるもの」

 

「深雪のお兄さん凄いんだね」

 

「私から言わせてもらえば深雪の兄は二科生詐欺だ」

 

 これには深雪がクスクス笑った。

 

「正しく評価されないなんて、一高の評価基準、おかしくないですか?」

 

「国際ライセンス基準……速度規模強度に則っているけど、実技だけしか結果として見做されていない」

 

「「「「え……」」」」

 

「損失だよねえ。研究所や会社では頭脳優先なのに」

 

「頭が痛くなってきたわ……」

 

「……一高、馬鹿じゃないんですか?」

 

「ほのかの言う通り馬鹿極まりない。例えば速度など疑問だね。工夫でどのようにでもなる。身体を動かした方が早い、適切なケースも多いし。正確に魔法を発動できれば問題ない。実戦だと司波君やエリカに勝てる一科生は上級生も含めてほとんどいないよ」

 

「エリカはやはり百家の千葉なのですか?」

 

「うん、佇まいから、明らかに剣術を嗜んでいる。国防軍の特殊部隊でも活躍できるレベルじゃないかな。可愛いしザ・ルシフェリアのコンシェルジュか、秘書兼護衛として雇いたいくらい」

 

 コンシェルジュは会社の顔なので、容姿が整っていることも重要な資質の一つだ。

 

 雫とほのかも一高の評価基準に本気で疑問を抱くようになった。

 

「エリカは中近接戦だったら風紀委員長や副会長にも楽々勝てるだろうね。あの面子に絡む輩がいたら本気で頭を疑う」

 

「それは凄いですね」

 

「あの二人は三高なら専科……こちらでの一科になっただろうね。尚武が校風だから」

 

「それは、複雑な気持ちになりますね……」

 

「三高の前田校長、軍人上がりで細かいこと気にしなそうだから、あの二人なら問答無用で専科にぶち込まれると思う。深雪の兄は筆記で目を付けられて、エリカは千葉だから、即バレするね」

 

 原作の続きでも亡命戦略級魔法師の裏口入学認めていた人だからね。

 

 ……ルシルとアリサの一条家滞在中に、あの校長と出くわしたのだが、リクルートが鬱陶しくて、正直辟易した。一条当主が必死に前田校長を抑えていた姿には正直同情を禁じえなかった。先輩と後輩の力関係……やはり三高は天海に合わないと判断した。

 

「達也とエリカに転校勧めてみる?」

 

「お兄さんはクリプリと合わないと思うから止めておいた方がいい」

 

「ク、クリプリ……」

 

「一条の御曹司をまさかのクリプリ……」

 

 実際恥ずかしい二つ名だよね。クリムゾン・プリンス(笑)

 

 ツボったのか、女の子達は震えている。

 

「マッキー、おちょくると面白いよ?」

 

「なに、そのマジックみたいなあだ名……」

 

 仕様です。

 

 「これ」と画像を見せたところ、全員吹き出した。

 

「こ、これ、一条君ですよね……? な、何故、一条君が簀巻きにされて吊るされているのですか……?」

 

「佐渡侵攻事変後のやらかしの結果。吊るして一条当主夫妻から盛大な説教になった」

 

「一条御曹司のイメージが崩れた……」

 

「こっ、これはイメージ崩れるよね……」

 

 全員腹が痛そうだ。

 

 しかも、よくよく見ると、画像を縮小してみると、マッキーの下で……

 

「ルシル様が何故笑顔でピースしているのですか……」

 

「あ、これは確かにルシルね!」

 

「え、この超絶美少女がルシルさん?」

 

「え……、超絶美少女にしか見えませんよ?」

 

 深雪とリーナはわかるわかると頷き合い、昔は超絶美少女にしか見えなかったと証言した。

 

「ちなみに私の隣にいるのがマッキー妹の茜ちゃん。マッキーの隣でハリセン持って説教しているのが一条当主剛毅さん。撮影したのは剛毅さんの奥様、美登里さんだね」

 

 茜も笑顔でピースしているからね。

 

「一条のイメージが崩れるよ……」

 

「一条、それでいいんですか……」

 

 

 

 一条はともかく

 

「他も結構な逸材だ。柴田美月はザ・ルシフェリアの研究所などで活躍できる」

 

「ザ・ルシフェリアで活躍できるレベルですか……」

 

「本気で一高、大丈夫なのかしら? 今まで隠れた逸材見逃したりしてないの?」

 

「相当多いと思うよ。魔法工学科やBS魔法師などの一芸特化の特技科を新設するべきだと思うくらいには」

 

「ルシルはアビーを見出したりとか凄いのよ!」

 

「「「アビー?」」」

 

「リーナ?」

 

「ア、アハハ……」

 

 リーナはルシルの釘刺しに苦笑いしている。

 

「天才だよ。数年前とある国からもらってきた」

 

 日本アニメオタク厨二病のアビゲイル・ステューアット……FAE理論を実現したブリオネイクと戦略級魔法ヘヴィメタル・バーストは既に完成している。ブリオネイクはルシルが魔改造してシルバーホーンのように拳銃型にまで縮小した。ザ・ルシフェリアの研究所で既に確認済みだ。研究所の実験室は異空間で凄まじい規模になっている。戦略級魔法の実験し放題だ。

 

「流石、ザ・ルシフェリアだね」

 

「うん、世界一の資源商社、憧れるよね」

 

 ザ・ルシフェリアは資源商社だが、金融部門も相当有名になっている。ルシルの勘による為替先物株式投資で、グライフェシャーンの加護抜群だ。

 

 

 

 ということもあり

 

「エリカはザ・ルシフェリアのコンシェルジュや秘書兼護衛、美月は研究職などでも活躍できると評価されていたわ」

 

「え、あのザ・ルシフェリアに!?」

 

「それは嬉しいですね……」

 

 ほのかと深雪の証言にエリカと美月は驚愕しながらも……

 

「時計塔は圧倒的だからな……」

 

 ザ・ルシフェリアから電力水素、水素タービンエンジンのライセンス販売を国外も含めて開始した。日本、USNA、UK、東西EU、インド・ペルシア連邦、アラブ同盟、東南アジア同盟、ブラジル、オーストラリアの航空会社から一斉に受注しバブルになった。またそれらの国々にザ・ルシフェリアは進出し、支社ビルを首都一等地に建てた(具現化)。本社支社はアイテムボックスを共有しており、圧倒的効率的に輸送しているため、ウハウハだ。最強バッテリー アイテムボックス超便利。

 

「ザ・ルシフェリア、無茶苦茶惹かれるんだけど」

 

「魔法師でも海外渡航フリーだそうですよ? 海外支社ともザ・ルシフェリア最新型飛行機直通便で移動も便利快適、各国とは密約でザ・ルシフェリア社員は税関スルー、パスポートも必要ないそうです」

 

「飛行機まで製造しているのか……それに凄まじい権力だな……」

 

「ザ・ルシフェリアの海外支社ってどこにあるのかしら?」

 

「USNA主要都市、東西EU各国、イギリス、オーストラリア、ドバイ、シンガポール、ブラジルなどですって」

 

「オーストラリアは実質鎖国同然なのにか……」

 

「ザ・ルシフェリア専用海外リゾートも惹かれる。福利厚生で使えるみたい」

 

「北山のご令嬢が惹かれる程か……」

 

「うん、北山は国内にしか別荘持ってないし。海外リゾートなんて渡航制限のある魔法師は普通利用できない。バリ島やボラボラ島、モルジブ、キューバにもあるみたい」

 

 資源を販売してくださいと献上されたのだ。

 

「羨ましいわね。ザ・ルシフェリアって本当に自由ね」

 

「入社直後から有給休暇30日与えられるのと、夏季休暇、年末年始休暇にも惹かれました。流石に入社後直ぐに産休は正直勘弁してほしいと言っていましたが……」

 

 一同苦笑した。

 

「下はこの話を聞けば爆笑する人もいるだろうけど、経営者になると笑えないって」

 

「深刻だぜ」

 

「違いない」

 

「でもルシル様は爆笑するそうです」

 

「それでいいのか、CEO……」

 

「大物だぜ……」

 

「思い出しました。ルシルさん、中学一年生で国際絵画コンクールで最優秀になりましたよね」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「美月、良く知っているわね?」

 

「真冬の夜明け……樹氷の幻想的な絵で、確か現代美術館に寄贈されていた筈です」

 

 パルゥの実採集の光景である。

 

「家名はプライバシー問題から、公表されませんでしたが、当時相当話題になっていましたよ? 日本人天才少年画家誕生!!! オークションにかけたら百億〜って評価されていると」

 

「百億〜って凄いわね……」

 

「それをあっさりと寄贈するとは……」

 

「ルシル様が美術の授業中に描いた作品ですね。あの時のルシル様も素敵でした」

 

「ルシル君って神様の類なの?」

 

 お笑いの神です。

 

 ※ 本好きの念能力者 ツェント継承の儀式

 

「完璧超人超えてるよね……」

 

 お笑いの神ですから

 

 

 

 

 




本好きの念能力者を読んでもらえるともっと楽しんでもらえると思います
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