私、悪い入間じゃないんです! 信じてください!!   作:かりん2022

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これで最終回です。

いつもの方、お題感想ありがとう。

山場とか全然作れなかった……。すみません。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
完結したので感想などいただけたらありがたいです。


俺たち(内政)最強!最終回

 大宴会の後、俺達は今後の指示をもらいに吸血のところに来ていた。

 吸血は2020年についに総監部の支配者となったのだ。

 

「60年後のことは私達にはどうにもできないね。それより、今の事を考えよう。後の事は子供達がやるよ」

「吸血さん」

 

 大きな目標を最高の形で片付けて、吸血は笑顔だった。

 

「そんな事より、今やるべきは!! 呪霊一斉処分!! これだよ!」

「もう畑仕事必要ないですからね」

 

 もはやサバイバルする必要はないのだ。夏油は頷いた。

 

「食料はもうありすぎて困る状態だからね。呪霊発電も原子力発電所を建てていくのに合わせて減らしていく予定だよ」

「はい」

「未来視さんはスローライフだっけ? まだ若いと思うけど」

 

 五条が問いかける。

 

「せっかく憂いがなくなったんだから、のんびりさせてもらうよ」

「普通の呪霊退治の仕事は山積みなんだけど……」

「あーあー聞こえなーい。まあそれは夏油くんが頑張ってくれるよ。きみ、未来視の才能高いしね」

「私ですか!?」

「まあ、戦闘力規制されるしなお前。内勤にもなるか」

 

 未来視先輩の撤退は痛いが、未来視先輩がいることに慣れきった状態で未来視がいなくなるのも危険だし、いやでも未来視先輩まだ若いしな……。

 

「準備期間は取るんだよな?」

「もちろん。俺がいなくとも犠牲が出ないように、ちゃんと体制を整えてからやめるさ」

「その辺は任せて欲しい。ということで、呪霊を実験で欲しいとの事だから、バンバン売って、渦巻きもバンバン使って、百体までに抑えよう。もしも急死してもその場の術師、そうだね、一級術師が2人いればどうにかできるようにね」

「100体、ですか……。しかも一級術師が2人いれば対応できるレベルに抑えろと」

「マジかよ、めちゃくちゃ弱くなるじゃん」

「頑張ろう! 五条くんは、このさいだ、日本中の強い呪霊を一掃してしまおうか。夏油くんの重要度が減るから、逆に一緒の依頼を増やしてもいいかもね」

「やった」

「後は君達、そろそろ真面目に婚活しなさい。術師は子供を沢山作らないとね。火妖精でお茶を濁しちゃダメだよ。具体的に言うと、3年以内で仕込みなさい」

「はぁい」

「はい」

 

 吸血は不貞腐れる2人を温かい目で見守った。

 もはや未来に何の憂いもない。

 

 初っ端から詰んでる状態だった呪術界は、随分と住みやすくなった。

 誰も彼もが俯いていたが、今は前を向いて仕事が出来ている。

 無駄に人死が出ることももうない。

 

 後、私の使命は一つだけだ。

 

 できればやりたくなかったが、必要な事だ。

 それが総監部との縛りでもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説得に3年かけた。

もはや知らないのは五条くんのみだ。五条家にも話は通していた。

総監部のトップだからできた、離れ業だ。

 

「吸血さん! 見て、この子、俺の子! 可愛いだろ!」

「私の娘と悟の息子、結婚させないかって話が出てて。もちろん、未来はわからないですけど、今のところは仲がいいし」

「ああ、素晴らしい。これで罪悪感も薄れたよ」

「え?」

 

 子供達を避難させて、吸血は作戦を決行した。

 夏油くんが五条くんを取り押さえる。

 未来視がすごく嫌そうに、2人にくっついた。

 

「ごめん、悟!」

「ゼィ、トリカ・トールカ。エ・ナシェカ・ヴァアラー(君よ、氷河に沈め。永久凍土に眠れ)!」

「はぁ!?」

 

 2人の特級術師が氷河に沈む。

 この平和な時代に、特級術師は必要はない。

 

 吸血は懺悔する。本当にすまない、2人とも。

 未来の君たちに幸あらん事を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やはりこうなったね」

 

 私はため息をついた。

 遠い昔に私たちが埋めた地雷は、やはり爆発したのである。

 そして、吸血鬼である私は、その時代まで生き延びてしまった。

 

 やっぱり解析されて火星からやってきた宇宙船。そこから現れた入間に受肉した宿儺。その参謀羂索。

 予測通りやってきた宇宙人、移住希望の難民で宿儺クラスあり。

 持ち込まれたグレムリンと広がる災害。

 

 平和だったその反動だと言わんばかりにすごい有様だ。

 

「未来視。五条くん。夏油くん。君達の力を借りる時が来た」

 

 殴られるぐらいは甘んじて受けよう。

 

 だって、私1人で立ち向かうなんて絶対無理だったから。

 五条くんも退屈そうだったし、どうか許してほしい。

 

 気分は剣一本で魔王退治に出されるファンタジーの勇者様である。

 

 私は最強チームを再度結成すべく、3人に向かって蘇生魔法を朗々と唱えた。

 

 

 

 

 

 

 

呪術界の戦闘最強コンビと崩壊世界の内政最強コンビでも羂索に勝てない!

 

 

 




マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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https://odaibako.net/u/karin2022v
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好みの話は

  • 俺たち(内政)最強!
  • 俺たち(内政)最強!番外編
  • 最後の転生者が入間編
  • 無名叙事詩の知識持ち転生者編
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