私、悪い入間じゃないんです! 信じてください!! 作:かりん2022
全部1話でまとめる予定でしたが、アメリカダントツで票数多かったので
アメリカの反応だけで一旦切ります。
本当は5000字書きたかったけど無理でした。ごめんね!
他は一話にまとめるかも。
アメリカ5票(約3000字)
主人公3票(目標2000字)
呪詛師2票(目標1000字)
入間漫画ファン2票(目標1000字)
呪術師1票(目標500字)
超越者1票(目標500字)
一般人0票(目標3行)
2年半もの時を費やし、スーパー電力ビームを撃つ準備が整った。
電気ビームを撃ったらビームを伝って地球に超スピードで大接近、なんて事をやられたら困るので、アメリカや日本、その他各国のエリート達が知恵を絞って頑張った。
エロ漫画が本当かどうかの実験なんて言えないので、実験名目は流星群の調査である。一々個々から問い合わせされるのは面倒臭いが、一般に広く教えて大騒ぎされるのも面倒臭いので、ウェブで公開されてて目的を持って検索すれば引っかかるけど知らない人は知らないぐらいの位置に落ち着いた。
ニャサの管制室はささやきに満ちていた。
「そろそろ時間だな」
「何も起きなかったらどうする?」
「オカルトがあるんだ、本当にあるかもよ?」
「ないない! 地球が滅ぶなんてあり得ない!」
「何も起きない方がいいさ。呪術師に借り作れただけで大勝利だろ」
「違いない!」
「「HAHAHAHAHAHAHAHA!!」」
「よし、おしゃべりはそこまでだ。後10分ほどで接触するぞ……」
あるものは和やかに、あるものは緊張して、あるものは早くも絶望した顔で。
実験の行方を見ていた。
大統領もその場に来ており、コーヒーを飲んで一息。固唾を飲んで見守った。
そして、頭のいい人達が呪術師の力も借りて色々頑張った結果、呪力だの電力だのを帯びてピカピカ光って視認できる雷も放出する機械は、流星群に近づいた瞬間光を失った。
異変発生予測時間よりも7分も早かった。
一部は破壊され、中から巨大な結晶が現れた。
雷のあった場所に、微かに見えた黒い石。
流星群のかなり手前だというのに、光は一瞬でかき消され、無事なピカピカは存在しなかった。あっという間もなかった。
絶句。
キタ━━━(´∀`)´・ω・`);゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)゚皿゚)∵)TΔT)ΦдΦ)#-_-)~ハ~)゚з゚)ё)≧。≦)°.Å)゙・Ω・)^σ^)=゚ω゚)ノ━━━!!
一瞬の沈黙の後、絶叫が響く。
「雷光1〜10号、黒呪1から5号、全て沈黙です! 雷光は結晶による内部からの破壊、黒呪は爆発が確認されました!!」
「来るか、魔法文明!!」
「オーマイガッ オーマイガッ」
「魔法が使えるかどうかはまだわからん! ただ一つ言える事は、あの流星群が地球に落ちたら電気製品が全て破壊される! あと、呪術師は爆散するかもしれない……」
「うわあああああアメリカに魔王が現れるーーーーーーー!!!」
「コンラッド! コンラッドを呼べ!!」
「迎撃! 迎撃は出来ないのか!?」
「神は人類を見捨てたもうた……!」
「ええい落ち着けーーーーーーーーー!!!」
「「「大統領!」」」
大統領は、もちろん全てのパターンについて予測を聴き、その対応を考えていた。
実際に最悪の結果が出たとなると、暗澹たる思いだが、もはや一刻の猶予もない。
「この国難を乗り越えねばならん! 人類一丸となってだ! 安心しろ、なんの前情報もない状態でも人類は生き延びた、今回は事前準備ができるんだ、技術ツリーも事前にある程度把握している! もっと良くなる!! 1人でも多く生存できるよう、対策を練るんだ。どうせ通貨は無くなるのだ、予算は使い切ってよし!! ああ、それと貴金属をリストアップして準備しておけ。竜の魔女が竜の魔女になってから早期に勧誘する。超越者は1人でも欲しい。羂索が手伝えと言っていたな。詳しい話を聞いて実現可能性があるか検討しろ。呪術師なら不思議な力で何か出来るかもしれん、気遣いを忘れないようにしつつ、なんとか諦めず協力できないか問い合わせをしろ! 3時間後に有識者会議を開く! 準備をしろ! そして忘れるな、神の加護は我らにある、だから事前に気づくことが出来たのだ、そもそもこれは試練ではなく人災だ、粉砕するぞ!」
大統領は強力なリーダーシップを発揮し、天才達はその指示に従って動き出す。
「それにしても、呪術師爆散か……」
大統領の頭に、治療実験に協力してくれた隈の濃い呪術師の女性の顔が浮かぶ。彼らはいつだって疲れ切って、どこか諦めていた。心優しいが幸薄い呪術師達の為にも詳しく調査をしてやりたいが、超高速で地球に向かう流星群を対象にした実験だ。そうそう行えるものでない。
流星群に接触して地球に帰るように装置を作ったとて、地球に戻る頃にはとっくに流星群が来ていることになってしまうのだ。人体実験など尚更である。
厳しい中にも呪術師を思いやる大統領の言葉に、呪術師と交流のある研究者達も想いを馳せる。既に交流を持っているので、ちょっと煽てるだけで喜んで実験に協力してくれる幸薄く優しい人々が爆散すると聞いて心が痛い。ただでさえ幸せと縁遠い彼らに、死刑宣告されて最期までのわずかな期間、ようやく幸せを与えられた彼らに、地球を守る実験の為にすり潰しますなんて誰が言えようか。必要なら言うのだが。
外交官はひとまず呪術師達の喜びそうな贈り物をリストアップしていく。
大統領の言う通り、思いやりの一言、心遣いの一つが関係を大きく進展させる事もある。完全に余生モードに入ってる呪術師達に脅しなんて意味ないし、彼らを頑張らせるのに方法は選んでいられない。
今回の実験ですら革新的な技術革命をいくつも起こした上でのもので、今も流星群に向かうロケットと建設中のロケットがあるが、今回の結果をうけて実験を考案して、となるとちょっとかなりギリギリのタイムスケジュールになる。
それでも最低限の生物実験はしておきたいと、研究者達は方策を考え始めた。
この後、アメリカは呪術師の政策に倣って、全ての国民に多額の補助金を配る政策を発表する事となる。これで準備をして、文明が消えて無くなる前にやりたい事全部しろ、と言うわけだ。
それと同時に、貧しい人が配られた補助金を借金などで回収されて終わりにならぬよう、徳政令ではないが、借金に対する大規模緩和措置も打ち出した。もちろん、休暇を強制的に一定以上取らせる法案もセットだ。
更に文明崩壊直後、簡易的に選挙なしで超越者から大統領を選ぶ法案も通過させる。
未曾有の政策にアメリカ国民は驚き喜ぶと共に、本当に文明滅ぶんだ、と戦慄するのだった。
このゴタゴタで、他国や呪術師に対する弱腰とも取られかねない気遣いも公となり、結果的にそれが正解だったとして、心優しく力強いリーダーシップも発揮した大統領の支持率は爆上がりした。
文明が滅びる前に、国民全てにささやかで幸福な思い出を与えるのです……。そして、国民全てに生き延びるチャンスを与えるのです……まさしく慈愛溢れる神のような所業である。そしてそんな政策を優しいだけでは通せない。優しさを貫くにもまた強さが必要なのだ。
電気文明最後の偉大なるアメリカの大統領。
ラストプレジデントとして映画業界の人々は電気文明が終わる前に放映しないと! といそいそと脚本を描き始めるのだった。
国家として、州として、街として、会社として、家族として、1人の個人として。
アメリカはせっせと文明崩壊の際の準備に奔走を始める事となる。
サバイバル授業の義務化と教科書の制定、厳しい環境でも出来る最低限の教育の研究(その場を生き延びても文明を復興できなければ意味がないので子供への知識の継承は絶対だ)、弾丸の大量生産と備蓄、手工業の技術者育成、歴史の保存の為と100年後に電気が復活した時の復興の為の資料作成、ペット生存省の設立(アメリカでは多くの家庭がペットを飼っており、予言されたペット壊滅を防ぐのは重要な問題だ)、手軽に家庭で出来て連作障害も起きにくい農作物の開発、手引書の作成、やるべき事は山ほどあるのだから。
ネタバレ
呪術師爆散はしないので安心してください。
呪力×魔法の相乗効果でショートしただけです。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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https://odaibako.net/u/karin2022v
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