私、悪い入間じゃないんです! 信じてください!! 作:かりん2022
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自分達に関係する事とあって、超越者予定の者達と側近になる予定の者達は一堂に介してそれを見ていた。
「おとうさん。じゅじゅちゅしのみんな、しんじゃうのですか?」
まだ幼い大日向ちゃんが涙ぐんで父に問う。
口は回ってないが、この年で英語を理解しているスーパーエリート幼女である。
「大丈夫だよ」
教授はぎゅっと大日向ちゃんを抱きしめた。
彼女は、多くの人を見送っていく運命を背負っていく。
命で培った言語学の知識を託されて。
娘の過酷な運命を思うと、教授は毎夜涙を禁じえない。
それでも、人類の為。最愛の娘に必死で教育を施していた。
NEXT最強、青の魔女になるヒヨリは俯いてぎゅっと両手を握った。
いけすかないふざけた男。でも、訓練には真剣だったし、ダメダメなヒヨリを決して馬鹿にしなかった。
彼が爆散するというのである。
竜の魔女は財前に支えられ、もう倒れそうだった。
もうダメだ、呪術師の命運は尽きてるし、やっぱり自分は理性と知性と人間性を吹き飛ばされてしまうのだ。
目玉の魔女は息子達に支えられ、震えている。
爆散と言ったか。あんなに頼り甲斐のある呪術師達が爆散していなくなってしまうというのか。
自分達がその代わりとか絶対に無理だろう。
PTA会長がせいぜいの一主婦にどうしろというのだ。
未来視は顔色を蒼くして口元を抑え、未来の秘書(まだ学生)に背を撫でられている。責任という二文字が重くのし掛かっているのだ。
一方、吸血は逆に側近予定の松尾が倒れそうなのを支えていた。
「爆散、爆散かぁ……。どうにか出来ないのかな。と言っても、直前に実験をいくつかがせいぜいだよな……」
電気文明の消滅と、魔法文明の到来。
自分達の時代が来る。ちっとも嬉しくなかった。
自分達は一般人だと、吸血はよく知っていた。なのに何故自分達が未来を背負って立たねばならないのか。簡単である。
本来、それを担える人々が死んでしまったからだ。これから、老いも若きも、一般人、エリートも別なく、雑多に、適当に、大量に死んでいくのだ。
「参ったね……」
本当に呪術師生き残ってくれればいいのに。
呪えばなんとかなるなら是非とも呪わせてもらう。そういうものだろ、呪って。
まったりとした呪術師陣営と違い、未来を担う超越者たちは完全にお通夜モードだった。
だが安心して欲しい。2024年4月4日、魔法文明が到来するその瞬間までは、彼らは一般人であり、起こった事の全ては施政者の責任であり、呪術師のなすべき事である。そう、例えば超越者誘拐事件を防ぐ役目とか、羂索の陰謀を防ぐ役目とか。
全部他人事でのほほんとライブに行こうとしている呪術師の仕事なのだった!
我らが主人公も、もちろんニャサのオンラインライブ映像を見ていた。
翻訳された字幕を見て、不安そうな顔をする。
「え、マジで? いや大丈夫。大丈夫なはず」
多分、魔力と呪力が混線したんじゃなかろうか。そのはず、そうであってほしい。
少なくとも、両方使える私に問題はない。
しかし、そうか。
ガチであるか、グレムリン災害。少なくとも電気文明崩壊は確定と。
どうすっかなーと呪術師のサイトを眺めて更新ボタンをポチポチと押す。
「あ、明日、夏油様のスペシャル説法ライブあるじゃん! オンライン無料!? やった! えっ五条先生来るの!? 漫才するの? 祓ったれ本舗じゃん!」
衝撃だった。
夏油様の説法は人気で、ぽっと出の人間には中々予約が取れない。
半年、毎日欠かさずライブチケットをチェックしているが、いつだって売り切れだ。
その上! その上、滅亡確定記念スペシャル説法ライブですと!?
新曲披露されちゃったり!? 出たい! 生で見ないと絶対後悔する!!!
それに私、予約取れた時の為にサルグッズも買ってるし!
私はごくりと生唾を飲み込んだ。
行きたい。行きたい行きたい行きたーい!
たとえ何を犠牲にしようとも、このライブは絶対に行きたい!!!
私はライブ参加の準備をする事にした。
猿の被り物と、尻尾と、うちわと……。本当にライブ行く準備はしっかり整えてたんだよ。あとはチケットを手に入れるだけ! どんな方法を使おうともね。
翌日。
ルンルンと会場に歩く人たちの中から、ぼっちっぽい子、ハブにされてそうな子を狙ってそっと近づく。呪術師は選ばない。だって呪術界は狭いから、バレる可能性が大きい。なので狙うのは無力でいっぱいいて目立たない猿だ。
君に決めた! 私はボソボソっと唱えた。
「『慈悲深いだろう? 死ねば解放されるのだから』。久しぶり! ねぇお願い、ライブに参加したいの。今回は私にチケットを譲って、オンラインで我慢してくれないかな?」
「もちろんOKだよ!」
「やった! ありがとう! じゃあ、明日、このお店の場所で待ち合わせしよう! この後のこと話さないとだし。今日明日はそれまで家にいてね。仕事があったら休んでおいて」
「了解」
こうして、私はライブに参加する事が出来た。
本当は、ベッタリついた傀儡の印が呪術師に見える可能性があるので証拠隠滅しときたい所だけど、まだ社会は混乱してないから、始末した方が目立つ。何より殺しとかしたくない。という事で、目立たないようにしつつ手駒として使うようにする事にした。
さて、ライブである。
トラブルがあったようで、開始がしばらく遅れてしまって心配したが、無事開催された。
ああ、夏油様が現れた!!! なるほどあれが五条袈裟! 匂わせ! ラブラブ!
きゃー! ちょっと緊張してるっぽいのがかわいー!
「スペシャル説法ライブ始めるよー! 猿集合!」
「ウッキー!!!」
ウッキタッタウッキタッタウッキッキー!
頭の隅から隅まで、髪の毛の一本一本その先に至るまで猿になりきり、思いっきり楽しんだ。
いやーライブはいいね! 最高だね!!!
予定よりもライブ時間が大幅に伸びて、とってもゴージャスだった!
五条先生はやっぱり超美形だった!!!
漫才ばかりか、カラオケまでやってくれて、もうね、もうね、きゃーきゃー叫んで声が枯れてしまったくらい楽しかった。
「ライブ参加者は信者になってもらうから、身分証を提示してもらうよー。よろしく!」
えっそんなのあるの?
しかし、チェックする人は非術師だったようなので、私は構築術式でマイナンバーカードを偽造してそれを提示して乗り切ったのだった。
用心するに越したことはないからね。
その後、ライブ楽しかったな〜と思い出に浸りながら呪術師サイトを開いたら、入間発見、注意喚起と大きく書かれていた。
な、なんだってー!!
夏油様のライブに入間が出現……。
なんでも、ライブの前に会場周辺で変わった言葉と同時翻訳される形で頭の中に傀儡の呪文が入ってきたので、夏油様に通報があり、その後、参加者全員に身分証を出すように要請した所、偽物の身分証が混じっていたらしい。
夏油様は安全の為、しばらくライブはしないという。
な、なんだと!? 入間許すまじ!!!!!
掲示板では夏油様のライブ中止を悲しみ、処されろ入間という言葉で埋まっている。しかし、偽の身分証を使ってライブ潜入なんてこわぁ……。ん、んん?
私? 私か!! 私が入間と勘違いされてるんだ!
私は入間じゃないし! 善良なオタクだし!!
ただちょっとオタクを操ってライブチケットを強奪しただけだし、オンラインで無料でライブ見れるし!
あーでも、そんな感じなんだ。
頭の中で同時通訳されるのね。危ない。
呪術師だけなのか、非術師だけなのか、両方にできるのか。
やっぱり色々実験したいなぁ。
私もそろそろ、ちゃんと動こうか。
それにしても……ライブ中止かぁ……なんとかならないかな。
あんなに楽しかったのになぁ。まああとで夏油様操ればいっか。
とにかく動きましょう。
私もちゃんと生き残りのために準備をしなくてはね。
そろそろ待ち合わせの時間だ。
陰謀を開始しようか。
様々な思惑が絡み合う中、一般人はというと。
ネットでそんな映像が流れ入ることすら知らなかったりする。
海外ではわりかし大騒ぎになっているのだが、日本では報道されていないので、知ってる人は知ってるが知らない人は全然知らない。
しかし二週間後、アメリカで大金や長期休暇が国民全員に配られるという法案から一気に拡散。
シャンタク座流星群が降り注ぐと電気が使えなくなるという情報が、やっと日本にも入ってきたのだった。
日本では、いや世界各地では、自分達にもアメリカのように対策補助金や対策休暇を配れとデモが行われていく事になる。
でも、それで電池の買い占めや転売が発生するあたり、やっぱり日本人にはきちんと情報が行っていないのだった!
あ、目的は伏せているが日本でもちゃんと政府は食料品確保や開発などはきちんとしている。一般人に情報を渡していないだけである。何せ、恐怖は呪霊を発生させるので。
他人事でライブを開催したら入間がポップした件(恐怖)
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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https://odaibako.net/u/karin2022v
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