私、悪い入間じゃないんです! 信じてください!! 作:かりん2022
入間の魔法使い。
その趣味はいいものの、裏から動けばいいものの、わざわざ手札を晒した愚か者。
そんな度し難い愚かな存在が自分であるはずがない。
だが、もしもそうだった時の為に準備は怠らなかった。
まず、会社を畳んだ。
そして得た資金を、生き残りの為に使った。
入間から出て、生き残りやすい場所を選定・準備をした。
そして、住人の把握に努めた。
入間の変異後の姿はあまり描写されてはいなかったが、エルフのショタだという事は記されてしまっている。
エルフのショタはありふれているとはとても言えない。警戒されてしまうだろう。
なので、手足を作る事が絶対に必要だった。
魔物を操れば、身を守れる。超越者の仲間は必要ない。
誠心誠意、自分はそんな過ちを繰り返さないと説得し、信頼を得ていく。
そういう道も確かにあった。
入間の魔法使いはまだ罪を犯していないのだから。
だが。
だが入間は、単純に世界を征服したかった。
自分の名を穢すクソ間抜けを処し、その身体を穢し、下僕に変えて。
入間は君臨したかった。
まず討ち取るべきは江戸川の魔女。
だがこれは難しかった。
江戸川区の女は行政であらゆる援護を受けた。
これに反対するとどうしても目立ってしまう。
チャンスは一度。
変異の時、宿泊所を襲うぐらいしか思いつかない。
だが、対抗呪文が広まる前に仕掛けるべきだ。
入間は、偽入間にそれをさせる事を思いついた。
偽入間はおそらく並行世界の自分。切り分けて考え、個としてプロファイリングする。
元々、ネットで犯行声明をするくらいだ。自己顕示欲は大きな相手だ。
ネットでの活動をしていないとは思えない。
それらしきアカウントに接触し、冗談に混ぜて提案をしていく。
江戸川区の洗脳ローラー。
江戸川の女らしきものへの襲撃。
そして、変異の時が訪れた。
変異の時。鏡を見て頷く。やはり自分は入間の魔法使いだった。
これより自分は入間の魔法使い。名前は必要ない。
早速、目星をつけていた人間を洗脳していく。
その中で、江戸川の女が降臨したと聞いた。
「役立たずめ、所詮偽物か」
こうなった以上は仕方ない。
偽物の入間を討ち取るのはもちろん、自分の影武者も必要だった。
魔法の効力が洗脳な以上、完全に油断をさせるにはそれしかない。改心したふりをしても、一定の警戒を続けるだろう。特に吸血は。
外に出て、半透明の化物に襲われる。
「『慈悲深いだろう? 死ねば解放されるのだから』」
問題なく使役に成功。
「やっぱり呪霊は消えないようだね。見えるようになって魔法が効くのは朗報かな」
となると、まず狙うべきはアングラの呪詛師たちだろう。
彼らは孤立しているだろうし、隠れている。どこにでもいるという呪霊ならネットワークにも期待できる。その後に偽入間。後は戦い慣れぬ超越者。疲弊したであろう呪術師はデザートだ。
こうして、今出来る最善を、入間の魔法使いは積み上げていく。
入間の魔法使いはその能力を無事手に入れてしまった。
入間の魔法使いへの恐怖による呪力的強化の後押しを受け、動く。
一方その頃、呪術師達は。
「五条さん、呪霊は半実体化して、非常に見えやすくなり、物理もわずかに効くようです。それに一般人が呪力を非常に操りやすくなっているようです。後、魔法も効くようです」
「えっ それって僕らじゃなくても倒せるってこと? やったじゃん」
ブラックホール社畜地獄の中、ちいかわの如く小さな小さな希望に喜んでいた。
マシュマロ
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