俺は第八階層に転移してからこのナザリック大墳墓に侵入してきたやつらを待っていた。しばらくして第七階層から第八階層に降りてくるプレイヤー達が続々と降りてきた。
俺は一つ聞きたいことがあったので先頭にいるギルド連盟の長っぽいやつに聞いてみた。
「一つだけ聞きたい。おまえたちギルド連盟は何を思ってこのギルド『アインズ・ウール・ゴウン』を攻略しようとした?」
原作にはない展開が起きたため俺と同じ転生者がいてもおかしくないと気になったからだ。それとなく怪しまれないように魔王ロールプレイしながら聞いてみた。
もしも転生者が居た場合は、ソイツは動揺などの何か反応するかもしれない。だが相手に俺が転生者だとバレないようにそれとなく聞いてみたのだ。
しかし、返ってきたやつらの反応は嘲笑だった…――
だが、俺は嘲笑された恥ずかしさなどの感情は一つもなかった。あるのは、今の時点で最も警戒する必要がある転生者の可能性が低いということが分かった少しの安堵と早くこのナザリックに侵入してきた遊び気分の塵芥ども消し去らねばという怒りの感情だけだ…。
「よかった、俺が想像することではなくて。」
なんて、一言だけ呟いてしまった。が、これは転生者に情報を与え俺が憑依者や転生者などの確信を与えてしまう要因なってしまうと気づいた。次から気を付けないとな…。
まぁ、聞かれたとしてもどうせこれからコイツらの全てを奪い去るのだから引退する前の冥土の土産だな。
俺は宝物殿からとってきた大罪系WIをアイテムボックスから取り出して使う。
「まぁせいぜい足掻いて俺を楽しませろ。」
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☆☆☆☆☆☆
「そんなのありかぁ?」「ふざけすぎだろ!!」
そんな驚いたといった反応だったがWIも五つも使った反応としては微妙だったであろう。それだけWIというのは貴重なのだ。
それに、骸骨のプレイヤーはどうやら大罪系の使いきりのWIを使ったようだ。
「もはや、ラスボスよりもラスボスしてるな……」
なんてありきたりな言葉を吐露してしまったが仕方ないだろう。
かなり厄介だ…こちらもWIを持っているが使いきりの効果なので今使いたくない。
それと同時に骸骨のプレイヤーの背後にNPC達とモンスター達が現れ始めた。どうやら一筋縄ではいかないらしい。だが、まるで大魔王と戦う最終決戦みたいで最後を飾るのはとても良いなと思った。
モンスター達とNPC達はあの推定ラスボスの指示したのと同時にこちらに向かって動き出した。
それと同時に私たち魔法職系統は詠唱をし始めた。戦士職系統もモンスターに向かって攻撃を開始した。
私はまず最初仲間達に第十位階魔法『
クリエイト系は維持するのにMPを消費し続けるためにワールド・ディザスターなどのMPが少ないやつは使うべきではない。ワールドディザスターは魔法職では最強だろうがいかんせん魔法攻撃に振っているせいでMPが枯渇しやすい。
とりあえず前線はこれで構築できた。後は後方からモンスター達を倒し続けるのが定跡だ。だが相手は大罪系WIを五つ使った単純計算でワールドエネミー五体分だ。
しかも『色欲』の能力が使えるんだとしたらヤバいことになるだろう。なんたって修正前の"
倒すには、ワールド・ディザスターの『
でも少し変だな。さっきからモンスター達を倒してるはずなんだがモンスターの数が減っていない……
まさかあの数のモンスターとNPCを蘇生させ続けてるのか…それはあまりにもリソースの無駄だ。それに、リソース割くより絶対にあれらという存在にリソースを割くほうが効率的だ。それだとしたら俺が知らないWIの効果か…――?
だが、今考えていても時間の無駄だ。それよりもあのラスボスを倒すのが先決だな。ワールドエネミー五体分の強さだとしたら馬鹿すぎるがな。
「さっきからあの骸骨なにやってるんだ?」
仲間の一人がそんなことを言ったがさっきから確かにあのラスボスに全く動きがない。後方にずっといるのに何もしないなんてあり得ない。見るからにに魔法職ぽいし。
「まさか本当に魔王ロールプレイでもしてるのか?」
なんて、私達が疑問に思っていたがその疑問はすぐ解けることになった。
きっかけはプレイヤーの一人が完全に死んだことからだ。
死んだ筈のプレイヤーがナザリック大墳墓の第八階層でリスポーンしたのだ。
普通は敵ギルド拠点でリスポーンはするわけがない。私達は一瞬バグかと思ったが直ぐにそれがバグではないことが分かった。
「……ようやく気づいたか、かなり遅かったな。認めたくないが今の
今まで動きがなかった推定ラスボスはそんなことを言ったからだ。そうか、これもWIの効果か……。
だが、ここでリスポーンできるなんてこちらを有利にするだけだ。何か作戦なのか?分からないが今の状況は私達が遥かに有利だ。
私達は推定ラスボスを倒そうとまず最初にバフを乗せさせた第十位階『
当たってる筈なんだが、少ししかダメージになっていないようだ。どうやら『光輝赤の体』を使って斬撃軽減したらしい。
じゃなきゃあまりにもクソゲーすぎるぞ……。
第十位階×30人で少ししかダメージを与えられないなんて固すぎだろ。とんだくそ運営だ。まぁ斬撃は効果が薄いと分かった。
まぁ、あのラスボスはかなり有名なプレイヤーだったから装備の情報で炎系に対する完全耐性で補ってると知っているから第十位階『
しかもワールドエネミー『色欲』の能力ですぐ回復するとかふざけてやがる。
戦士職系統の攻撃もワールドチャンピオンの『
仕方ないこちらもWIの中でも特に強い効果を発揮する二十の一つ…――
…――『
☆☆☆☆☆☆
相手はどうやら『光輪の善神』を使ったようださっきよりもこちら側は明らかに弱体化した。だが、こちらもWIを五つ以上使って強化されている。
カルマ値がマイナスの対象がナザリックのほとんどだったのでさっきより少しだけ押されている…
まぁWI『ダヴはオリーブの葉を運ぶ』の効果で金貨は尽きることはないので死んですぐに蘇生で状態リセットされる。だから『光輪の善神』の効果があるのは実質的に俺だけだ。
装備を抜きにして弱体化したモモンガさんのイメージはワールドエネミー3体分位です。
ワールド・アイテムについて質問があったようですがWIにはWIを持つ以外に対抗手段はありません。が、WIを持っているから効果を無効化してるわけではなく、世界の守り(状態ワールド)が発動しているから実質的に無効化していると考えています。なのでモモンガが使った使いきりWIだとあくまでも大罪の魔王になるという効果なのでモモンガはモモンガ玉以外のWIを所持しているわけでありません。例としてNPCにWIを使って超位魔法を覚えさせたらWIの効果が効かなくなるというわけではないのと同じ理論です。また、使いきりのWIを使った場合はロンギヌスなどの直接的な効果以外は無効化されずにデバフとして残ると考えています。これはグラスプハートの即死効果に対して抵抗した場合でもデバフがつくのと同じ理論です。なので光輪の善神を使った時モモンガはモモンガ玉を装備していましたがロンギヌスなどの直接的な効果ではなかったので光輪の善神の効果を完全に無効化できずに食らってしまいました。あと単純にロンギヌスなど直接的な効果以外の使いきり二十を使って只のWIに完全に無効化されるとは考えにくかったのもあります。ロンギヌスなども二十の一つなので何かWIを持っているとしても完全に無効化できずにデバフやダメージなどがあるのかなぁと考えています。じゃなきゃ二十の一つのロンギヌスのデメリットのキャラロストと釣り合ってないと思うので、キュアイーリムの始原の魔法もそれに似た効果ではありますがあくまでも似た効果として見てるので世界の守りで無効化できるじゃないだろうかと思います。
要するにこの世界の守りはバフとデバフを効果を正しく認識することが出来ないということです。だから大罪系のWIを使えたし『光輪の善神』の効果も通ってしまいました。だけどロンギヌスなどの攻撃性が高いWIは世界の守りで無効化しているということです。じゃなきゃ呪い系のWIのマイナス効果も無効化してしまうということになってしまうので…まぁここらへんは独自設定なので好きに解釈してほしいです。
疑問に思ったことはできるだけ答えるので感想お願いします。