アーツユニットを合体させて、合体必殺技を打てって!?で、できらぁ!!! 作:一般ロドスオペレーター
ロドス・アイランド号。テラの大地に蔓延する不治の病、源石から感染する病気を治療するために存在する「ロドス」という製薬会社が保有する艦。それは方舟であり、希望であり、過去の遺産でもあった。
かつての記憶は私にはない、空っぽだ。この道が本当に正しいのか、知る由もないし。確かめる事もできはしない、ともすれば。先に進むしか道は─────
「ドクター、現実逃避はそろそろ終わりましょう?」
はい、隣にいるドクターがなんか変なことを考えていたらしく、我らがCEOことアーミヤに注意を受けている。まあ仕事がいっぱいある状態で唐突に過去回想しそうな感じから入ったらそれもそうなるよね。うん
「evolveさんもですよ?」
「アッハイ」
そんなこと思ってると此方にもにっこり笑顔を向けてくる。可愛い笑顔のはずなのにちょっと怖いのはなんでなんだろうなー、不思議だなー。アーミヤのちっちゃい頃はもっと可愛かったんだけどなー、いや今でも可愛いとはもうんだけど。こう、リーダーとしての格がついてきたというかなんというか。うん、成長してきたなーお兄さんちょっと
「evolveさん?」
「ヒエッ」
もっとにっこり圧が強い笑みを浮かべられてしまった……うう、立派になったなぁアーミヤ……ちゃんってつけると怒られちゃうからつけれないのがちょっと寂しいところではあるけれども。そこはそれ、これはこれ。そういう感じなのですはい
そんな風にアーミヤとの楽しい会話(?)をしているとドクターがこっそりとデスクに突っ伏していた。あっあっあっ、ドクターそんなに無防備な姿見せたら
「ドクター?」
「「ヒエッ…」」
底冷えするような声を発しながらアーミヤが絶対零度の笑みを浮かべている!!俺に向けられたわけじゃないけど、なんかこう…スゴクコワイ!!俺まで変な声上げちゃったじゃないですかやだー!!!
「ド・ク・タ・ー?」
「アッハイ、オシゴトタノシイナー!!!」
めちゃくちゃ姿勢の良い感じになりつつ仕事を再開してるドクター。ほんとあんたは休むときは休んでいいけど、仕事溜め込みすぎるのは良くないと思いますわよー
「evolveさん、そちらの資料はどうですか?」
「7割方終わってるよー」
「分かりました、では。此方の方もお願いしてもいいですか?」
かるーい会話してるところにドスン!!と置かれたのは資料の山。今どきデジタルじゃない資料は珍しくない?ばっかだなー、重要な資料はこうやって紙媒体で保存しとくのがセオリーなんすよねー………って誰に説明するわけでもなく。俺も若干現実逃避してたわ。えっ?これ追加でやるの??????
「あの、アーミヤさん?まだ俺も仕事残って……」
「なんですか?evolveさん」
「イヤアノソノ」
「実験場E−12」
「ヨロコンデ−!!!」
そう、evolveことイボルブはロドスの(一応)エリートオペレーターなのである。あ、前線でドンパチやるっていうよりかはエンジニアのほうね。だけどクロージャとは一緒にしてほしくはない!!!え?実験場E−12は何なのかって?
いやその………新しくアーツユニット開発してたら。ノリと勢いで爆発させちゃったと言うか……だってだって、剣型のアーツユニットに砲台型のアーツユニットつけたら強そうじゃん!!!!実際似たようなことやってるし!!!ってやってたらこのざまですはい
そこから暫く黙々と作業を続けること数時間、途中合間合間にぐったりしつつ(ドクターはサボりすぎてそろそろアーミヤから実力行使されそうになってたりしたけど)しっかりお仕事終わりましたとさ
「あー………終わったー……」
「よ、ようやく……だね」
フード被ってて顔が見えないけど。おそらくげっそりしてるであろうドクターと一緒にぐったりする。いやまじで事務仕事までやらんといけないのはきっついよねー……。ドクターの場合はもともとの仕事だったりするので仕方がないんだけどさ−
「お疲れ様でした、evolveさん」
「アーミヤもお疲れ様ー……」
そう言うと、アーミヤが珈琲とカップケーキを持ってきてくれる。うーんやっぱりアーミヤは優しいよな−…と思いつつ、体をデスクから引き剥がすと…あれ?2つしかないぞ?ドクターも怪訝そうな顔してる…のかわかんないや。フード被ってるし
「あれ、アーミヤは食べないの?まだ仕事残ってたりする?」
「今のところ、差し迫った業務は私には有りませんから。一旦休憩します」
「そっか…ん?私には」
「私には、無いですよ?」
そう会話しつつ、ドクターのほうを見ると────
「ヒエッ」
「ゲッ!」
俺の声に反応したドクターが振り返ると。そこにはケルシーせんせが音もなく経っていた。びっくりさせないでくれよぉ!!何時から!?何時からいらっしゃったのあの人!?寿命が縮むんですけどぉ!?
「け、ケルシー?一体何の……」
「evolveを唆したのは君で間違い無いか?」
「あー………」
「唆した……?」
ドクターが尋ねると、ケルシーせんせは何時も通りの口調でドクターに問いかける、唆した……唆した………あー、あー……誰かに聞かれたのかなあれ。としてるとアーミヤが怪訝そうな顔してる。おっとこれはアーミヤは知らなかったパターン…………?
「君がevolveにアーツユニットの構想について、尋ねられた際。あれこれ余計なことを吹き込んでいた。と、他のオペレーターから話があった。君も知っての通り、evolveは優秀なエンジニアであり。我々ロドスに無くてはならない存在だ。それを、君は余計な思想を加えることによって。邪魔をした、この認識で間違いはないだろうか」
「………………」
あっ、僅かに目を逸らしたぞドクター。今その反応はまずいぞドクター!!ケルシーせんせにそういう態度取るのは本当にまずいぞ!!!!あの人沈黙するとより問い詰めてくるから。逃げ場が無くなっちゃうんだぞ!!俺も何回か経験あるからよく分かるんだけどさ。怖いんだよねあれ………
「……つまり、evolveさんの実験場での爆破は……?」
「恐らく、ドクターの意見を取り入れようと試みた結果だと思われる」
あっ、アーミヤがすごい視線をドクターに送ってる。助けを求めるような雰囲気出さないでよドクター……アーミヤ一人なら、なんとかなるけど。ケルシーせんせ相手は俺も無理よ?絶対無理、一回試しにやってみてやろうか?
「あ、いや。ケルシー先生。ドクターに言われたことは俺も興味があってですね。ドクターだけの責任ではないというか」
「evolve」
「はい、なんでしょうか」
「evolve、君はロドスのエリートオペレーターという認識はあるか?」
「え?まあはい、一応エリートオペレーターではありますけど」
一応、とつけるとケルシーせんせがため息を付く。そこでため息つかれると、ちょっと居心地悪いんだよなぁ……ってそうじゃない。
「………evolveがエリートオペレーター。という仮定で話をしよう、エリートオペレーターは我々ロドスの中でも実力のあるオペレーターであり、信頼に足る者にのみ。与えられる階級である、それと同時に、エリートオペレーターアーミヤやドクターの指示に従わなければならない。此処までは良いだろうか」
「そーですね…エリートオペレーターは皆すごい人ばっかりだと思います。あんまり顔合わせてる人も多くはないんですけど、あったことのある人は。皆実力者って感じでした…後者の方も理解してますよ。アーミヤとドクターの指示には従います」
「そうだ、君はドクターとアーミヤの指示には従わなければならない。となれば、君がどう思おうとも。君はドクターの指示を受けて、それに応えようとしたに過ぎない。という判断が正しい……が、あくまでもその指示が指示の体を取っていればの話だ。ドクターが君に言った言葉は、君の論理的な思考を妨げるものであり。君の実力を存分に発揮するものではない。そう私は判断した……ということだ。mon3tr」
そう言い切ると、いつの間にかソファーからちゃっかり逃げ出そうとしていたドクターの首根っこがmon3trによって掴まれる。あいつ器用だよなぁ……
「私はドクターと話をしてくる、君もアーミヤも根を詰めすぎないように注意をするといい」
「アーッ!!アーッ!!タスケテ!!!タスケテ!!!」
ドクターの声が虚しく響く……なむなむ。あああったら助けてあげることなんてできっこないんだよなー。うんうん、流石にmon3tr相手は無理。ビーム打つんだぜあいつ。びっくりするよなー……
って思ってると。くいくい、とさっきまで無言だったアーミヤに服の袖引っ張られる。
「evolveさん……その……」
「んー………?」
なんかとっても気まずそうにしてるアーミヤ。いや別にアーミヤが気にすることでもないと思うよ。半分以上俺もノリノリでやった結果で爆破させちゃったわけだし。ケルシーせんせが言ってたようなことでも無いんだけどな−。って思うけど。アーミヤはそういうところ気にするもんな−………
「おーよしよし。気にしなくていいからな−アーミヤ」
「……はい」
よしよしとゆっくりと頭を撫でてあげる。昔はこうやってよく撫でてあげたりしてたからな−、ちっちゃい頃のアーミヤはちんまい感じがしてて。たまに遊びに来てたし、ロドスがおっきくなってからはそんなにそんなに構ってあげることも出来なくて。どうなんだろうな、アーミヤ的には近所のお兄さんみたいなもんなんかな俺って。まあいっか
「よし、気を取り直して珈琲のもっかー」
「……はいっ!」
やっぱり笑ってる顔がいいよアーミヤは。
この後アーミヤといっしょにカップケーキ食べながら、ゆっくりと珈琲飲んで過ごしました。いやー……あのカップケーキ美味しかったけど。どこのやつだったんだろうか
evolve
今作の主人公。エリートオペレーターではあるが、本人はエリートオペレーター(仮)みたいなふうに思っている。エンジニアの腕としては一級品、ロドスで使われているアーツ学の作成なんかに協力している。種族はクランタであり、滅多に前線には出てこない様子。周りからは、アイツロマンさえ押さえれば文句ないんだけどな…みたいなふうに言われてる残念な感じもある。ただ、子供なんかにはウケが良く、病棟に入っている子供たちのために。危険がないラジコンを作成したり、補助用のスーツなんかも作っていたりする。出身地は本人があまり言いたくないようで……?ドクターとは、色んなところに言った際に出てくるギミックの数々であれかっこいいよな!!とか、あれロドスにあっても良くないか!?と話している。特に自由都市にあるあれとかみたら絶対に組み込もうとする、そしてケルシーにしばかれる。アーミヤの小さい頃を知っており、成長したアーミヤやロスモンティスなんかを見守っている。恐らく15章の成長して強く逞しく育った二人を見せると号泣して大きくなったねぇ…って近所のおじさんムーヴをしてしまう
ドクター
此処のドクターはよくevolveと一緒に変なことをしている。ちなみに今回は大剣とバズーカ砲のような複合兵装ってかっこいいよねみたいな話をしていた。よくケルシーに締め上げられている。たまにevolveも一緒に締め上げられている。たまにevolveと飲みに行ったり、一緒に工具なんかを買いに行って遊びに出かける。そしてケルシーに締め上げられている、ついでにアーミヤからも締め上げられている
ケルシー
evolveからはケルシー先生、あるいはケルシーせんせと呼ばれている。エンジニアの腕としてはかなり信用しているのは間違いなく。■■■■ではなく、アーミヤを信じてロドスにやってきたことはかなりの好印象だった様子。その好印象も、普段のぶっ飛んだ工作でプラマイゼロ…ではなくほどほどにプラスに落ち着いている。オペをしやすいようにと、evolveから移動式処置車をつくってもらったりもした。使い勝手は良いらしいが、何故かゲーミング発光する機能が備わっている。ドクターはシバかれた
アーミヤ
evolveのことは小さい頃から面倒見てくれてるクランタのお兄さんと思っている。暇なときに一緒に遊んでくれたり、お話を聞いてくれたり。アーツの訓練用にデコイを作ってくれたりなど。凄く感謝している素振りを見せている。リーダーとなった今は、evolveのことは信頼はできるけど。たまに突拍子もない事をする困った人だとちょっと悩んでいる。evolveはアーミヤのことを今でも気遣っており、それなりに交友は続いており。二人きりの時はちょっと甘えたいなとか思ったりしている。evolveに撫でられるのは、■■■■に撫でられるのと似たような感覚に陥る……らしい
evolveと一緒に食べたカップケーキは自作であり。何個も失敗した残骸はちゃんと自分で食べて、ようやく上手く行ったものをevolveにあげた。美味しそうに食べていたので凄く嬉しかったのはナイショ