草生えるw   作:飛天無縫

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 主人公登場。オリジナル呼吸も出ます。


笑顔で鬼を斬る隊士

 草木も眠る丑三つ時。

 月明り差し込む雑木林へ踏み入る人影が一つ。

 

「やっぱ醤油よ。日本人たるもの、醤油がなくちゃやってらんないね。アツアツの白飯にそのままチャチャっとかけてもいいし、かつお節も振りかければそれだけで一品になる。目玉焼きに醤油で立派なおかずにできるし、豆腐にも欠かせない。ああ素晴らしきかな醤油。味噌に並ぶ日本料理の根幹の一つ。醤油がある時代に生まれてほーんとラッキーだよ。神様仏様閻魔様、マージでマジでありがとうございまーす」

 

 誰かに語りかけるようで、それでいて一方的に流し込むような口ぶりは独り言と呼ぶにはやけに親し気で、どうにも身勝手さが滲み出ている。

 

 人影は一人の青年だった。

 深緑色の羽織を身に付け、その下に着た隊服は黒く、隠れた背には滅の一文字。

 腰に差すのは大正の世には不釣り合いな一振りの刀。

 黒い短髪に中肉中背。しかして佇まいは凡庸ならざる戦士のそれ。

 表情は、笑顔。

 

「こーんばんはー、こちらに鬼さんいらっしゃいまーすかー。草慈君がお掃除に来ましたよー」

 

 あっはっはっはっは、と。

 笑いの沸点が低いのか、自分の言葉に笑いながら彼は暗がりに歩を進める。

 

 そこへ、真上から。

 

「死ね!」

 

 襲い掛かってきた影を、一歩、何でもないように動くことで回避した。

 生物にしては鋭すぎる爪の攻撃をひらりとかわし、死角から襲われたことに怯みもせず、まるで日常の一部のようにニコニコと笑顔で彼は口を開く。

 

「ようようやっぱりいたな、鬼」

 

 襲ってきたのは人間ではありえない風体だった。木々の隙間から差す月明りだけでも充分見て取れる。肌も、手足も、人のそれとは全く違う異様。

 何よりも目が違う。人を人とも思わない、食らって腹を満たすための餌としか見ていないと一目で理解できる、飢えと殺意に満ちた狂気の気配。

 鬼と称するに相応しい存在だった。

 

 その鬼を前にして、場違いにも程がある朗らかな笑顔で彼は話す。

 

「近隣の行方不明者が約20人、討伐に来た隊士3人、そんくらい食ったか?」

「食ったのは全部で28人だ! てめえみたいな恰好の奴も殺して食ってやったぜ! 鬼狩りだろ、大したことなかったけどなぁ!」

 

 鬼は得意げに笑うと、のこのこと現れたその人間にも威勢よく襲い掛かると思いきや、じりじりと後ろへ下がって距離を取った。

 本能に任せてただ暴れるだけではない知性があることを示す動きだ。

 

「知ってるぜ鬼狩り。お前ら、呼吸術とかいう技で戦うんだろ。それがあるから人間のお前らでも強くなって戦えるんだな」

「うん? そうだけど、それがどしたん?」

「くっくっく……お前らは結局人間だってことさ。わざわざそんなものに頼らないと強くなれないお前らじゃあ鬼には勝てないんだよ!」

 

 咆える鬼が力を高める。胸の前で交差させた腕を開くと同時に、

 

「血鬼術──倍分身(ばいぶんしん)!」

 

 ずるり、とその体がブレた。重なっていたものが分かれるように、鬼の体が二つに分かれる。

 1体が、2体に。

 分かれた鬼がどちらも再び腕を交差し、そしてまた開く。

 2体が、4体に。

 繰り返す。

 4体が、8体に。

 繰り返す。

 8体が、16体に。

 繰り返す。

 16体が、32体に。

 気付けば周囲を埋め尽くさんばかりに鬼は増えていた。

 

 血鬼術。それは鬼が力をつけていく内に目覚める特殊能力である。

 鬼ごとに固有の能力を覚えてその脅威を飛躍的に高める、理外に及ぶ厄介な力だ。

 

「くはははは、どうだこの数!」

「どんなに強い奴でもなあ、数の暴力には敵わないのさ!」

「鬼狩りがどんなにいようが関係ねえ!」

「てめえもここでおしまいさ!」

「所詮は人間、鬼には勝てねえんだよ!」

 

 けたけたと笑う鬼。一斉に響く哄笑が静かだった林を騒がせる。

 人を襲い、人を食らう。そんな恐怖をもたらす鬼が大量に現れて取り囲んでくる。

 まともな人間であれば身をすくめて、気の弱い人なら涙を浮かべてもおかしくない状況で。

 

「……へえ」

 

 彼は笑った。

 

「へえへえへえ。これはこれはこれは」

 

 楽しそうに笑った。

 

「いいじゃんいいじゃん。こういうのよこういうのよ」

 

 鬼を見渡して笑った。

 

 腰の刀に手をかけて姿勢を低くする姿は戦おうとするものなのに。

 表情だけが場違いだった。

 

「ぃぃぃいいいい……ひゅううぅぅぅ、ぉぉぉおおお……」

 

 呼吸音が変わる。鬼と戦うために人が編み出した技。

 全集中の呼吸。大量の空気を取り込んで肉体を強化する、鬼狩りの必須技術。

 彼もまた鬼と戦うために己を鍛え上げた戦士である証。

 

 それを見た鬼も身構えた。

 どうせ無駄に終わる。斬れたとしても数体かそこら。刀を振った後隙を狙って残りが殺到すればそれで終わりだ。バラバラに引き裂いて食ってやればいい。前の鬼狩りをそうしたように。

 戦いになるとも思っていない、にやにやと嘲る顔のまま爪を立てる。

 

 そう思っていたから、

 

「いひ」

 

 聞こえたものが何なのか分からなかった。

 

「く、ひひ、にひひははは、んふふふひひはは」

 

 目の前の人間が笑っているとすぐに理解できなかった。

 

「うふふふふひひひ、あっはははは、あっひゃっひゃっひゃっひゃ!」

 

 本当に心から楽しそうに、その人間は笑っていた。

 

 まさか、この状況に狂った? 恐怖で正気を飛ばした?

 理解できないあまり、思わず呆けてしまった。

 身構えたまま動きを止めてしまった。

 

 だからそれは、自ら首を晒すのと同じようなものだったのだろう。

 

「草の呼吸w伍の型──草葬疾駆(そうそうしっく)

 

 緑色の旋風が奔ったと思った時には、もう斬られていた。

 鬼の目を以てしても残像しか捉えられない速さで動く人間が振り回した刀が無数の弧を描いて、林の中を駆け抜けた。

 気が付けば、32体いた鬼は全て、残らず首を斬られていた。

 

 速すぎる! なんなんだこいつは!

 全く反応できなかった。人間の出せる速さではない。呼吸術とはこんなにも強化できるものなのか。

 それとも、こいつが特別なのか。鬼狩りの中でも特別強い奴なのか。

 

 斬り終えた人間が動きを止めて、ついと空を仰ぐ。すると、

 

「あーっはっはっはっは! いいねえいいねえ! 鬼がたくさんいるとたくさん首を斬れて楽しいねえ! 最っ高だわ! うっひゃひゃひゃひゃひゃ!」

 

 それはそれは楽しそうに笑うのだった。

 本気で楽しんでいるのがありありと伝わる、場違いな笑顔で。

 

 これはまずい。敵う相手ではない。逃げなければ。

 そう考えた瞬間──斬!──屈んでいた草藪を切り裂かれ、月明りが差して姿が露わになる。

 びくんと体を跳ねさせて見上げると、先ほどの表情のままの鬼狩りが覗き込んでいた。

 

「やあやあこんばんは。さっきの群れを出したのはお前さんだな」

「て、め……なんで」

「ふふーん、俺って今テンション上がってて感度ビンビンなんだよね。こんな近くにいたら隠れてたってすーぐ分かっちゃうんだ」

 

 ただの勘で探し当てたというのか。説明になっていない。

 みっともなく転がって草藪から出る。それをわざと追わなかったのか、悠々と歩く鬼狩りはまたしても笑う。

 

「なあなあ、さっきのやつさ、もう一回やってくれよー。あの血鬼術はとてもいい。俺ああいうの大好き。もっと遊ぼうぜー」

「ふざけるな! 俺の術を、あ、遊びだと……舐めやがって!」

 

 怒る鬼は立ち上がってまた力を練る。分身ではなく別の術を使うために。

 変わらずニコニコと笑顔で近付いてくる鬼狩りを今度こそ殺すために。

 

 馬鹿にしやがって。俺の血鬼術は、俺の力は、俺は、こんなところで終わらない。

 あの方もこの力を褒めてくださった。成長すればもっと血を与えてもいいと言ってくださった。

 強くなればいつか十二鬼月に至れるかもしれないと認めてくださったんだ。

 てめえみたいなふざけた人間に負けてたまるかよ!

 

「血鬼術──倍頭身(ばいとうしん)!」

 

 両手を拳にして打ち合わせる。体中に力が満ちて膨れ上がる。

 膨れた力に引き伸ばされるように腕が、脚が、体が大きくなっていく。

 身長も、体重も、肩幅も、力のままに伸びていく。

 2倍に。

 繰り返す。

 3倍に。

 繰り返す。

 4倍に。

 繰り返す。

 5倍に。

 繰り返す。

 6倍に。

 巨大になった体は木々を押しのけて、足は草藪を潰し、振り下ろした拳が地面を陥没させる。

 

 拳を避けた鬼狩りをさらに追撃して手足を振り回した。

 

「所詮は人間! でかい奴には勝てないんだ! 潰れちまえぇ!」

 

 自分より体の大きな相手には敵わない。

 一人でいる奴は徒党を組む勢力には敵わない。

 それが人間だ。人間とはそういうものだ。

 だから、こいつは俺に負けなければいけないんだ。

 

 怒りと嘲りの笑みを浮かべて、眼下の鬼狩りを見ると。

 

「おいおいマジか」

 

 にぃぃぃんまり、と。

 やはり楽しそうに笑っている。

 

「数だけじゃなくて大きさまで増やすとか、いやはやなんちゅう贅沢な……こりゃあますます感謝だよ! ほんとに最高だぜお前!」

 

 笑う顔が不気味で、不愉快で。

 

「くそがぁ……気持ち悪いんだよ! 死ねええ!」

 

 振り被った両の拳を腕ごと地面に叩きつけた。

 莫大な質量の墜落に衝撃波が一帯を揺らす。全体重をかけたこと前のめりになった鬼の顔まで覆う土煙が周囲に広がる。

 

 手応えがない。潰せば飛び散るはずの血がない。

 そう感じた瞬間、すぐ横で土煙の向こうに見える影。

 

「草の呼吸w捌の型──天叢雲(あめのむらくも)

 

 そいつが刀を静かに振り下ろす。

 

 その刀なんて、鬼の首の幅より短いのに。

 首より太く変化した腕だって挟んでいるのに。

 斬れるはずないのに。

 

 縦一文字の一刀は、両腕ごと、巨大化した鬼の首を両断していた。

 

 ずしんと盛大な音を立てて巨大鬼が倒れる。

 首も、腕も、体も、みるみる崩れて灰になって消えていく。

 

「くひゃひゃひゃひゃ! いいねえ、楽しいねえ! たくさん斬るのもいいけど、でかいのを斬ると格別に気持ちいいぞ! あっははははははは!」

 

 それを見て、またしても鬼狩りは心底楽しそうに笑っていた。

 

 化け物。鬼である自分よりも遥かに強い、そして狂った生き物。

 

 久しく感じなかった恐怖が、固まりそうだった体を辛うじて動かした。

 音を立てないよう慎重に身を捩って、隠れていた木陰から離れる。静かに、そして少しでも早く距離を取って、逃げ出す。

 

 あれはだめだ。今の自分じゃ勝てない。あんな強い鬼狩りがいるのか。

 冗談じゃない。鬼でもないのにあんなに強いなんて、卑怯じゃないか。

 鬼より強い人間なんかいるわけないのに、あんな化け物がいるなんて。

 

 走りながら振り返って後ろから来てないか確かめる。いない。大丈夫だ。このまま林を抜けてしまおう。夜の内にここを離れて、どこか別の山に潜んで──

 

「ハァイ、オーニィ」

 

 顔を前に戻した瞬間、目の前に降り立った鬼狩りが話しかけてきて腰が抜けるかと思った。

 楽し気な声音が耳障りで、明るい笑顔が不気味で、もうわけがわからない。

 

 体を固めてしまう鬼を見て、鬼狩りは笑顔のまま続ける。

 

「お前が本体だな。残念だけどここまでだ。逃がすつもりはないんでね」

「な、何で分かる? 他にも隠れているかもしれないぜ!」

「だってさっきの分裂した奴とか、でかくなった奴より、お前の方が鬼の気配が濃いじゃん。術の基点となる本体じゃないとこんな気配はしてないもんさ」

 

 気配? 何だよ気配って。そんな曖昧なもので分かってたまるか。

 

「言ったろ。俺、今感度ビンビンだって。分かっちゃうんだなーこれが」

 

 すごいっしょ、とニコニコしながら言う鬼狩りを見て悟る。

 本当に分かるんだ。こいつは見抜いている。もう逃げられない。

 

「ありがとう、今夜は楽しかったぜ。素晴らしい体験だった。来世は早死にしないといいな」

 

 そう言って鬼狩りは刀を構える。わけがわからなくても、恐ろしく強いことだけは理解できる人間が容赦なくトドメの一撃を振るう。

 防げないとしても咄嗟に腕を掲げる。そんな動きを嘲るように鬼狩りは笑う。

 

「草の呼吸w壱の型──波斬(なみぎ)り」

 

 横薙ぎに振るわれた刀は、まるで掲げた腕を避けるように波打って鬼の首だけを斬り飛ばした。

 最期の瞬間は実にあっさりとしたものだった。

 

 飛んだ鬼の首が地面を跳ねて転がり、灰になって消えていくのを見届けてしばらくしてから鬼狩りの彼はようやく肩の力を抜いた。

 すでに鬼の体と一緒に鬼の血も消えてしまっているのでその必要もないのに二度刀を振って血振を済ませ、懐から取り出した布で刀身をサッと拭う。そこまでやってからゆっくり納刀する。

 そして大きく息を吐きながら柄尻に右手を滑らせて自身の気を落ち着けると、空いている左手を顔の前で立てて、一言。

 

「南無」

 

 先ほどまで哄笑しながら戦っていた者と同一人物とは思えないくらい静かな声で。

 一時、黙祷を捧げた。

 

 林の中に静寂が訪れる……それを破ったのは人の声ではなく。

 

「カァ~! カァ~!」

 

 唐突に響いた烏の鳴き声にパッと顔を上げる。

 

「救援要請! 救援要請! 西ノ町外レデ戦闘中! 至急西ヘ向カエ! カァ~!」

 

 喋る烏、鬼殺隊の情報の要である鎹烏(かすがいがらす)による伝達が別の鬼の存在を告げた。

 隊士が鬼との戦闘で苦戦している時、近くにいて駆けつけられる隊士へ救援を頼むことがある。今回のこれもその一つだ。

 

 鬼との戦いが終わった直後だというのに、別の戦いに駆り出される。それは普通なら辟易してもおかしくない。鬼殺隊の責務を考えれば命懸けの残業を言いつけられるようなものなのだから。

 しかし彼にとっては違うようで。

 

「マジで? やったー! ボーナスだー!」

 

 目に見えてはしゃぐ姿は大喜びを表していた。

 

「そういうわけで、(かくし)のみなさん! 後のことはお願いしまーす! 俺すぐに行かなきゃなんで、すいませんけどよろしくねー!」

 

 近くに潜んでいる仲間の人員に一声かけると、彼は一気に跳躍してその場から離れていった。

 

 そうして彼が去った場に再び静寂が訪れ、程なくして脅威はきちんと倒されたと判断できた数人の黒尽くめの格好の者が姿を現す。

 鬼殺隊の事後処理部隊『隠』である。

 鬼と直接戦闘する以外の作業が彼らの仕事だ。鬼の被害の調査などの他、鬼との戦闘が終わった現場の後片付けも含まれる。今回は被害者の遺品の捜索や、殉職した隊士の装備も回収するために来ていた。

 

 現場での仕事は慣れたものらしく、手を動かしながら雑談する程度の余裕があるようだ。

 

「……すごかったですね、彼」

「ああ、いつもあんな感じよ」

「先輩はよく見るんですか?」

「まあね。隊士歴長いし、任務とか、今みたいな救援要請にも必ず応じるし。それにあの人、私ら隠にもよく声かけてありがとうって言ってくれるから、そういうのけっこう嬉しいのよ」

「へえ……噂通りなところと、噂とは違うところがあるんですね」

「戦闘中はあんなんだから近寄りがたいってよく聞くけど、それ以外ではかなりまともな方よ。何なら手が空いたって言って私らの仕事を手伝ってくれる時もあるし、正直言ってありがたい人だと思うわ」

「先輩、実はあの人のこと好きだったりしmぁいって!」

「あほ言ってないで仕事しな!」

 

 そう話しつつ、いそいそと後処理に勤しむ隠の面々であった。

 

 そんな噂の渦中の人物、今し方まであそこで戦っていて、今は西に向かっている彼はと言うと。

 

 木々の枝を足場に跳躍を繰り返し、林を出てからは道という道を無視して真っ直ぐに、家などの建物も飛び越えて、ひたすら一直線に走っていた。

 風に舞う草のように軽やかに。

 吹き抜ける疾風のように速く。

 

「うっははははははは!!」

 

 子供のように無邪気に笑いながら。

 

 楽しいから笑うのだ。

 鬼との戦いが。

 刀を振るい、首を斬るのが。

 命を懸けて夜の闇に飛び込むのが。

 楽しくて仕方ないから笑うのだ。

 

 だって、こんなこと。

 普通に生きていたら絶対に体験できなかった。

 手にしたこのチャンス、存分に楽しまなければもったいない。

 だから全力で()()を楽しんでやるのだ。

 

「鬼滅の刃、最っ高ーーー!!!」

 

 高らかに笑って彼は夜を翔けた。

 

 

 

 

 

 彼の名は唐沢(からさわ)草慈(そうじ)

 鬼殺隊に所属する鬼狩りにして、一番柱になってほしくないと噂の隊士である。




草の呼吸、伍ノ型『草葬疾駆』そうそうしっく
走り抜けながら次々に切り払う対多勢用の技。
走り回ると気持ちいいね、笑っちゃうね。⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン

草の呼吸、捌ノ型『天叢雲』あめのむらくも
大上段から振り下ろす一刀。草原を撫でるそよ風の如き静かな剣が空間を両断する。
叢って単体だとくさむらって読むの知ってた?

草の呼吸、壱ノ型『波斬り』なみぎり
一振りの中で波打つ4条の斬撃。
要するにw。
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