最終巻No.431の続きを、命削って全力で書いたらこうなった(全年齢版)   作:練乳グラブジャムン

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~拡大編~
No.435 それは偽物だろ


※SIDE 飯田

 

 

それからすぐにグループLINKを作成した。

緑谷君と麗日君を除いた、元A組の第二グループだ。

事情を話したところ、すぐにみんな協力してくれることになった。

ちなみにグループ名は紛らわしいとコメントの誤爆事故が起こるとして、一目で分かるものに爆豪君によって改められていた。

 

 

【誤爆は爆死刑!クソナードと麗日救済グループ】

 

Pinky

『とにかく両想いは確定なんだよね?』

梅雨ちゃん

『そうよ。でもそれを私達から伝えてはいけないわ』

青山

『両片思いか。とても素敵じゃないか』

かみなり

『どっちでもいいから、さっさと告白すりゃいいのに』

大・爆・殺・神・ダイナマイト

『それが出来ねえからクソナードと麗日なんじゃねえか』

 

烈怒頼雄斗

『まあ、せめて二次会の後に次の約束くらいは取り付けろ、と思うわな』

飯田天哉

『いや、緑谷君は麗日君を大切にしているのだろう』

アニマ

『大切にしてるのは凄く分かるんだよね』

心操人使

『大事にし過ぎてる、というのが近いか』

 

セロファン

『もう何とか騙くらかして、ラブホにでも放り込むとかしないとダメじゃね?』

Ⅸ黒い鳥Ⅸ

『憶測だが、たとえ何等かの方法でそのような場所に放り込もうと、緑谷は手を出さないのではないか?』

烈怒頼雄斗

『それすげえ同意だわ。あいつホテルから逃げ出す気がする』

シュガーマン

『緑谷は何があっても絶対に手を出さないと思う、困った信頼があるな』

セロファン

『ここまでくると女に興味無いんじゃないかって疑いたくなるぞ』

 

グレープJ

『あ、オイラ実は最初そう思ってた。爆豪狙いのドMなのかなって』

かみなり

『おいふざけんな、弁当食ってるのに大爆笑しちまったじゃねえか。どうしてくれんだ。峰田そんなこと絶対思ってなかっただろ』

ピンキー

『峰田、それ爆×緑? 緑×爆?』

イヤホン=ジャック

『そりゃ爆×緑でしょ』

インビジブルガール

『え!? 緑×爆しかなくない!?』

 

大・爆・殺・神・ダイナマイト

『ざっけんなド腐れ共コラ! 元クラスメイトで何考えてやがる、ここは何のためのグループLINKだ!』

八百万百

『そうですわ。緑×爆の話は別途グループLINKを作りますので、そちらで話し合いましょう』

大・爆・殺・神・ダイナマイト

『腐った話を続けようとするんじゃねえ! 作んなそんなグループ!』

 

飯田天哉

『そもそもどうやって、二人に気持ちを伝えあってもらうか、という点を話し合いたい』

烈怒頼雄斗

『どっちかが電話して、それで伝えりゃいいんじゃね?』

Pinky

『そんなのつまんなーい! 夕日の見える海岸とか、もっとロマンチックな場所で告白してほしい!』

八百万百

『お洒落なレストランなども、場所としてはよろしいかと』

テイルマン

『それ告白っていうかプロポーズみたいになってないか』

 

Ⅸ黒い鳥Ⅸ

『夕日の海岸で、正装して花を持ち、片膝ついて愛を語る緑谷か』

セロファン

『ヴィランじゃねえか、捕まえろ』

グレープJ

『お客様の中にヒーローはいませんか?』

かみなり

『お茶吹いたわ。頼むから笑わせるな、俺に弁当を食わせてくれ!』

 

心操人使

『まあ緑谷のキャラじゃないよな』

焦凍

『姉さんに聞いてみたら、夜景の見える高台がいいと言ってた。夜景の見える場所で、緑谷に正装して花を持ってもらえばいいんじゃないか?』

テイルマン

『おい、またヴィランが出たぞ』

心操人使

『ヒーローを呼んだ方がいいんじゃないか』

かみなり

『なんなの?みんな俺の弁当に何の恨みがあるの?』

 

梅雨ちゃん

『でもそんな素敵な場所で告白してもらえたら、お茶子ちゃん凄く喜びそう』

インビジブルガール

『分かる! 絶対嬉し泣きしてると思う!』

セロファン

『いくら麗日でもヴィランを疑うんじゃね?』

かみなり

『もう頼むからヴィランって単語使うのやめてくれる?』

 

アニマ

『ペットショップとか案外デートスポットになったりするけど、どうだろう』

テイルマン

『いいと思うぞ、見てるだけでも案外楽しいし』

イヤホン=ジャック

『良い場所で告白って、叶えてあげたい気持ちはあるんだけどさ。現実問題として、緑谷にそんなこと出来なくない?』

グレープJ

『心操、もうお前に頼るしかない』

心操人使

『緑谷に無理やり喋らせろってか? 直接バラすよりも遥かに最低だろ、絶対にやらないぞ」

 

シュガーマン

『ベタだけど、喫茶店で甘いものでも食いながらデートしてもらう、とかどうだ。何回かやってれば徐々に仲良くなるんじゃないか』

青山

『付き合っていればそれも簡単なんだと思うよ。でも二人とも忙しいから、そんな時間がまず取れないんじゃないかな』

シュガーマン

『そうか、まだ付き合ってないんだもんな。逆に、付き合えば普通にすることか』

 

飯田天哉

『方向性は良いと思う。さらにアイデアを出していこう』

Pinky

『二人とも、そもそも時間が取れない、っていうのも問題だよね』

テンタコル

『どうせなら、一気に進展させてやりたいな』

インビジブルガール

『両片思いだから、きっかけさえあれば一気に進みそうなんだけどね』

 

セロファン

『一気に進むというか、あと一歩で全部丸く収まるというか』

グレープJ

『現実感の無い方法は無理だって。緑谷がヴィランにならない方法を考えようぜ』

焦凍

『緑谷はヴィランじゃなくて教師だろ? あいつがヴィランにはならねえと思うんだが』

かみなり

『よしわかった、お前ら今度俺に昼飯奢れよな』

イヤホン=ジャック

『あんたは食事の時に携帯触んな!』

 

 

うーむ、困った。意見をまとめるのが難しい。

みんな協力的なのだが、余りに人数が多すぎる。

良い意見も出ているように思うが、脱線も多い気がする。

ただ、アイデア段階というのは、そういった脱線話から思考が広がることもある。

議題のみを話すように強制してしまえば、かえって誰も発言しない状況が生まれてしまいかねない。

 

こういう時は、皆が会した会議室であれば議事の進行が執りやすいのだが。

とはいえ多忙なみんなを、そんなに頻繁に集めるのも難しい。

話し合いの場は持ちたいが、どうしても回数は絞られるだろう。

いったん、個別に意見を取りまとめた方が良い気がする。

 

しばし逡巡し、八百万君に個別LINKを送ることにした。

 

 

【飯田天哉、八百万百】

 

飯田天哉

『八百万君、少しいいだろうか』

八百万百

『どうしました?』

飯田天哉

『《誤爆は爆死刑!クソナードと麗日救済グループ》で話している件だが、このままでは意見を取りまとめるのが困難に思う』

八百万百

『同感ですわ。私もどうしたものかと考えております』

飯田天哉

『そこで提案なのだが、一人一人個別に、ヒアリングをしてはどうだろうか。方法は電話でも対面でもLINKでも構わない』

 

八百万百

『それは良いですね。誰が誰を担当するか、配分は?』

飯田天哉

『女性陣については八百万君にお願いしたい。男性陣はこちらで取り纏める。切島君と心操君に応援を頼んでみようと思う』

八百万百

『承知しました。私からも提案なのですが、《誤爆は爆死刑!クソナードと麗日救済グループ》はこのまま自由に発言していただければ良いと思いますが、よろしいでしょうか』

飯田天哉

『同意見だ。あちらは全体連絡と、自由にアイデアを出してもらう場として残しておこう』

 

 

話は決まった。

まずは個別に意見を束ねていこう。

その上でアイデアを共有し、更によい案を出してもらう。

これを繰り返していけば、きっと最良の方法が見つかるだろう。

 

 

―――― to be continued

 

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