刀持った探索者くんは倫理観がどっか行った青春に転生した模様。 作:鋭角移動のりゅーたろー
評価とお気に入り登録ありがとうございます。
最近はタイトル詐欺になりがちだな
あ、本編どうぞ。
第六の太刀 誘拐とは聞き捨てならん、戦争だ。
アビドスの面々が話している間に状況整理をするとしよう。
「深層乖離…」
俺は意識を深層意識に移し、ここまでの情報をまとめ、裏がないか考察するとしよう。
まずはここまでわかっている情報から…
アビドスは何かしらの理由で廃校寸前、その廃校を阻止するため、砂狼シロコ、十六夜ノノミ、小鳥遊ホシノ、奥空アヤネ、黒見セリカ、そしてOBの梔子ユメの6人がいる。
廃校の理由はおそらく生徒の減少、自治区の砂漠化の侵食具合…そのどちらかだろう。
…次、生徒が少ない件だが…これは断定できる、砂漠化が兎に角酷いことだな。
他は…
「…生…先生」
「先生!」
「ん…すまん、少し寝ちゃってた」
「そんで、話はどこまで終わった?」
「聞いてなかったんですか…」
「聞いてたけど寝てたら記憶消えちゃった「それ聞いてないってことですよね!?」あはは…」
「ホシノ先輩がカタカタヘルメット団の拠点を襲撃しようって話ですよ!」
「おっけーおっけー、そんじゃ指揮と最前線は引き受けるからほかお願いね」
少年少女掃討中…
ことが粗方片付き、カタカタヘルメット団が逃げていった、逃げ方はまるでただの三流悪党…
「敵の退却を確認!並びに、カタカタヘルメット団の補給所、アジト、弾薬庫の破壊を確認」
「これでしばらくはおとなしくなるはず」
「よーし、作戦終了。みんな、先生、お疲れー。
それじや、学校に戻ろっかー」
「はいh…これは…鉄か…?それにしては密度が高いな…」
「せんせー?置いていくよー?」
「ああ、すまん。すぐ行く」
俺達が帰還するとアヤネが話しかける
それより俺はあの時拾った鉱物が気になるんだが…
「お帰りなさい。皆さん、お疲れ様でした」
「ただいま〜」
「アヤネちゃんも、オペレーターお疲れ」
「火急の事案だったカタカタヘルメット団の件が片付きましたね。
これで一息つけそうです」
「そうだね。これでやっと、重要な問題に集中できる」
「うん!先生のおかげだね、これで心置きなく全力で借金返済に取り掛かれるわ!
ありがとう、先生!この恩は一生忘れないから!」
借金返済か、がんb…ん?
「ちょいちょい⋯借金返済って?」
「....あ、わわっ」
「そ、それは....」
「ま、待って!!アヤネちゃん、それ以上は!」
アヤネが何かを話そうとしたがセリカが止めたのか言葉を失うように止める。
「…!」
どう思ったのかホシノが言葉をかける
これが年長者の何かってやつか*1
「いいんじゃない、セリカちゃん。隠すようなことじゃあるまいし」
「か、かといって、わざわざ話すようなことでもないでしょ!」
「別に罪を犯したとかじゃないでしょー?それに先生は私たちを助けてくれた大人でしょー?」
「ホシノ先輩の言う通りだよ。セリカ、先生は言頼していいと思う。」
「そ、そりゃそうだけど、先生だって結局部外者だし!」
「それは否定できねぇ」
「確かに先生がパパっと解決してくれるような問題じゃないかもしれないけどさ。でも、この問題に耳を傾けてくれる大人は、先生くらいしかいないじゃーん?
悩みを打ち明けてみたら、何か解決法が見つかるかもよー?
それとも何か他にいい方法があるのかなー、セリカちゃん?」
長々と話す*2ホシノ、俺当分喋らなくて良くなるわ
「う、うう…。
でっ、でも、さっき来たばっかりの大人でしょ!今まで大人たちが、この学校がどうなるかなんて気に留めたことなんてあった!?この学校の問題は、ずっと私たちだけでどうにかしてきたじゃん!なのに今更、大人が首を突っ込んでくるなんて.....
私は認めない!!
「セリカちゃん!?」
「私、様子を見てきます」
「…行ってらっしゃい」
「…。
えーと、簡単に説明すると…この学校、借金があるんだー。
まあ、ありふれた話だけどさ。
でも問題はその金額で…9億円ぐらいあるんだよねー」
「ありふれてないが」
「…9億6235万円、です。
アビドス…いえ、私たち「対策委員会」が返済しなくてはならない金額です。これが返済できないと、学校は銀行の手に渡り、廃校手続きを取らさるを得なくなります」
「ですが、実際に完済できる可能性は0%に近く…ほとんどの生徒は諦めて、この学校と街を捨てて、去ってしまいました…」
「そして私たちだけが残った。」
「学校が廃校の危機に追いやられたのも、生徒がいなくなったのも、街がゴーストタウンになりつつあるのも、実はすべてこの借金のせいです」
「…事情を聞こう」
「借金をすることになった理由ですか?それは…。
数十年前、この学区の郊外にある砂漠で、砂嵐が起きたのです。
この地域では以前から頻繁に砂嵐が起きていたのですが、その時の砂嵐は想像を絶する規模のものでした。
学区のいたる所が砂に埋もれ、砂嵐が去ってからも砂が溜まり続けてしまい。
その自然災害を克服するために、我が校は多額の資金を投入せざるを得ませんでした…。
しかしこのような片田舎の学校に、巨額の融資をしてくれる銀行はなかなか見つからず…」
「結局、悪徳金融業者に頼るしかなかった」
「…はい。最初のうちは、すぐに返済できる算段だったと思います。しかし砂嵐はその後も、毎年更に巨大な規模で発生し…学校の努力も虚しく、学区の状況は手が付けられないほど悪化の一途をたどりました…。…そしてついに、アビドスの半分以上が砂に呑まれて砂漠と化し、借金はみるみる膨れ上がっていったのです....」
「…よし、わかった」
「俺もアビドスの借金返済手伝おう」
「この話を聞いて見捨てるという選択肢は俺にはない」
「そ、それって...。あ、はいっ!よろしくお願いします、先生!」
「へえ、先生も変わり者だねー。こんな面倒なことに自分から首を突っ込もうなんて」
「俺からすればヘイロー浮いてるお前らが一番の変わり者だよ」
「良かった…「シャーレ」が力になってくれるなんて。これで私たちも、希望を持っていいんですよね?」
「そうだね。希望が見えてくるかもしれない」
「…ちぇっ…」
「セリカちゃん…どこにいるのかしら…」
「あ、話し合い終わっちゃった?」
「あ、ユメ先輩」
「ちょっと来るの遅いですよ」
「ごめんねぇ…」
「「「「駄目です」」」」
「ひぃん…」
「あー…えーと、そのあんたがアビドスOBの梔子ユメ…でいいのか?」
「はい!アビドス高校卒業生の梔子ユメって言います!」
「シャーレからやってきた海崎トシ、先生でもいいし、トシでも海崎先生でも構わない」
「よろしくお願いします、海崎先生!」
⋯ここ(アビドス)が抱える問題は借金問題だけじゃなさそうだ…
…地下のほうからなにか強大な気配がする、戦いに備えたほうが良さそうだな。
次回予告
「ラーメンか…」
「いらっしゃいませ!柴関ラーメンです!何名様ですか?空いてるお席にご案内いたしますね!
少々お待ちください!3番テーブル、替え玉追加です!」
「アビドスの生徒さんか。セリカちゃん、おしゃべりはそれぐらいにして、注文受けてくれな。」
「準備はいいか?次のブロックで捕獲するぞ。」
「いや、生かさなければ意味がない。この程度でいいだろう。車に乗せる、ランデブーポイントへ向かう。」
「誘拐だと?聞き捨てならんぞ」
次回
第七の太刀
誘拐とは聞き捨てならん、戦争だ。
今日は海崎先生の外見をちょっと教えていきます。
といっても黒を基調とした赤い梅の花模様が描かれていて、腰に銀の刀身と薄い桃色と、水色が混ざった刀身を収めている黒と白の鞘があります。
昔の侍をイメージするとわかりやすいかも。
更新遅れちゃった、自動車学校とか文化祭で遅れちゃったの!
評価、感想お待ちしています!