ポケットモンスター ーアンティーク・モダンー 作:無垢なファン
第13話 食いしん坊のカビゴン!
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桜が満開に彩る304番道路を抜けると…
そこは新たな町…
カミーユ『此処がハクオウシティ…中央に見えるのが…ハクオウジムとポケモンガーデン…』
ヒイロ『大きな建物も見えますね…』
カミーユ『あれが…ハクオウデパートだよ…』
ー ハクオウシティ ー
桜と花が満開に彩る街並みは、季節で言うところの春を連想させる…
ジムチャレンジの名物である…
ポケモンガーデンには、様々なポケモンを模した園芸が施されており…観光でも賑わう場所だ。
ハクオウデパートでは、ポケモントレーナーの旅に役立つ品が豊富に取り揃えられている…
ーーー
カミーユ『この後…ハクオウデパートに寄るけど…ヒイロ君はどう?』
ヒイロ『僕も一緒に行きます。』
ヨシッ!キタッ!
カミーユ『じゃあ行こっか…』
「大変だ!」
「!?」
カミーユ『え!?なになに!?』
ヒイロ『あっちから…声がしました!』
カミーユ『あ!?ちょっと!?ヒイロ君!?』
ーーー
「カビ…ゴンッ!」
「おいおい…」
「野生のカビゴンだよな…」
「このままでは…店内の食べ物が空になっちまう…」
「どっから出てきたんだ!?」
「誰か止めてくれ!?」
ヒイロ『これは…カビゴンが沢山いる…』
ハクオウデパートには、食いしん坊のカビゴンが店内の食べ物を次々と食い尽くしていた。
「お~い!ジムチャレンジャー!」
「頼むから!カビゴン達を止めてくれ!」
「此処だけじゃない…」
「ポケモンセンターやジム施設にも居たぞ…」
突如として姿を現した。大量のカビゴンにより…
町中が騒然となっていた。
ーーー
カミーユ『はあ…はあ…やっと追いついた。』
ヒイロ『誰が…こんなことを…』
ふと…店の反対側に目を向けると…
騒ぎに紛れて様子を伺う…
1人の男性と目が合った。
ヒイロ『あの人だ!』
直感的に思うと…声に出して…
僕は、男性の後を追う…
カミーユ『ちょっと!?ヒイロ君!?待って…』
まわりが見えなくなるのは、僕の悪い癖だろう…
だが…ジムチャレンジや他の人を巻き込むのは許せない…
反対側の入り口に近付くと…
2人の声が聞こえた。
ーーー
「はは…」
「上手くいったな…」
「さっき…子供と目が合ったが…」
「まあいいだろう…」
「誰にも気付かれず…ジムチャレンジの足止めをする…」
「ポケモンセンターも…ジムも…デパートも…」
「今ではカビゴンだらけだ。」
「計画では…バクガメスだったが…」
「ハクオウシティを焼くのはやりすぎだし…」
「怪獣も…ドラゴンだろうと勝手に解釈した結果が…今に至るな…」
「ああ…想定外のポケモントレーナーにやられもしたが…」
「まあ…誤差だろう…」
ーーー
「アーク団!」
僕の身体は、考えるよりも先に行動していた。
後先考えずに行動するのも…僕の悪い癖だ。
「ポケモントレーナー?」
「後をつけられていたか…」
「ジムチャレンジャーか…丁度いい…」
「さっきの失態は…君を負かしてから挽回するとしよう…」
ーーー
バンッ!
カミーユ『ちょっと待って!ヒイロ君!』
突然…カミーユが勢いよく飛び出して来た。
同時に彼女のバッグから…
モンスターボールと「ある石」が落ちてしまう…
ポンッ!
イーブイ『イブッ!』
イテテ…
カミーユ『あの子は…タマゴから孵ったばかりの…イーブイちゃん…』
ヒイロ(なんで…どのポケモンか…分かるんだろう…)
ある石とは…不思議な石だった…
不思議な石と反応して…
イーブイは、輝きに包まれる…
「ポケモンの進化だと…」
「進化の石は我々がすべて回収したはずだ。」
「まだ…残り物があったとは…」
ーーー
シュゥゥゥ…
「キィララ…」
キラドア『キィラ!』
カミーユ『ママの相棒ポケモン…』
「キラドアちゃん!」
「なるほど…きせきのいしか…」
「確か希少な石だったはず…」
「他の石に似ているから…紛れ込んでいたか…」
「これはマズイな…」
ーーー
カミーユ『行くよ!キラドアちゃん!』
キラドア『キィラ…』
ヒイロ『ホノペシー!君の出番だ!』
ポンッ!
ホノペシー『ワァン!ワァン!』
「怪我をしても知らないぞ!ジムチャレンジャー!」
「ゆけっ!オンバーン!」
シュゥゥゥ…
ポンッ!
オンバーン『キッ!キキッ!』
「ジムチャレンジャーを迎え撃つぞ!」
「キングドラ!」
シュゥゥゥ…
ポンッ!
キングドラ『ドォルゴォッ!』
VS
カミーユ『君のオンリーワン!見せてあげて!』
「キラドアちゃん!りゅうのいぶき!」
ヒイロ『ホノペシー!かえんぐるま!』
キラドア『キィラ…』
ドォォォォォ!!!
ホノペシー『ワァン!ワァン!』
ボボォ…
ゴォォォォォ!!!
「オンバーン!いかりのまえば!」
「キングドラ!」
「流し去れ!ハイドロポンプ!」
オンバーン『キキキッ!』
キングドラ『ドォルゴォッ!』
ガジュッ!
バシャァァァァァ!!!
ドドドォォォォォ!!!
「なんだと!?」
「火力で押し負けたのか…」
オンバーン『キキィ…』
キングドラ『ドォルゴ…』
カミーユ『やったね!ヒイロ君!』
ヒイロ『はい!』
「せっかく考えた…作戦が…」
「白紙に戻った…」
「負けたのなら…素直に引き下がるしかないな…」
ーーー
「我々の負けだ。」
「カビゴンと共に撤収してやる…」
ヒイロ『待ってください!』
カミーユ『ヒイロくん?』
僕は1匹のカビゴンに近付いてゆく…
カビゴン『カビッ…ゴン…』
ヒイロ『このカビゴン…譲ってくれませんか?』
カビゴン『カビ…』
「ああ…いいだろう…食費が掛かるから困っていたところだ。」
ーーー
ヒイロ『これで…8匹目…』
「よろしく…カビゴン…」
カミーユ『順調だね…』
「それじゃあ…ポケモンジムに挑戦しよっか…」
「メインの目的だし…」
ヒイロ『はい!』
新たなポケモンを手に入れ…
ハクオウシティの中央にある…ポケモンジムに向かう…
3つ目のジムバッジを手に入れる為に…
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