ポケットモンスター ーアンティーク・モダンー 作:無垢なファン
※進化前は除外しております。
※リージョンフォームや+αも含む場合があります。
第18話 最強のルカリオ
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バクフーン『バァァァァァ!!!』
ファイアロー『ファアア!!!』
ゴォォォォォ!!!
ヒイロ『ルカリオ!君に任せる!』
ルカリオ『ガルゥッ!!!』
ドドドォォォォォォォ!!!
カミーユ『激しい…ぶつかり合い…』
「どっちが勝ったの!?」
ハイゼル『うん…流石は…』
「僕のポケモンだ。」
ーーー
シュゥゥゥ…
アイト『ふん…』
「ファイアローとバクフーンの技を…まともに受けて無傷とはな…」
ルカリオ『ガルゥ…』
ヒイロ『ありがとう!ルカリオ…』
「ポケモンバトルはやっぱり…楽しいね…」
ーーー
「ポケモンバトルは楽しいもの…」
「皆んなを笑顔にする為…私は…ポケモンリーグに立つ…」
「大好きな…あくタイプのポケモンとね…」
ーーー
ポケモンリーグを勝ち残った12人には…
これまでの…勇姿と栄誉を称え…
「新世代(マスターピース)」の名が与えられます。
ーーー
俺の姉貴は…
ポケモンリーグを目指し…旅に出てから…
僅か数週間ほどで…あの場所に立っていた。
誰もが憧れる夢の晴れ舞台…
最高峰…ポケモンリーグ…
ジムバッジを8つ集め…あの場所に立つことさえも極少数だ。
もし…勝ち残れば…
誇ってもいい…悔いることもない成果だ。
だが…
数多くのポケモントレーナーが挑み…
圧倒的な実力を持つ…四天王に敗れていった。
俺は…姉貴の二の舞にはならない…
ーーー
「真面目にやれ!」
シュレーネの森の奥深くに…
アイトの重い言葉が響いた。
カミーユ『ちょっと…どうしたの?アイト?』
アイト『ポケモンバトルが楽しいだと…俺はこんな奴に負けたのか…』
「経験も知識も…覚悟も…」
「何もかも…お前には負けてなかった。」
「俺は…お前を負かし…ポケモンリーグに立ち…勝ち残ってから…」
「俺の目的を果たしてやる…」
「俺が…お前を気に入らないのは…」
カミーユ『ちょっと!?アイト!?』
アイト『お前だけじゃない…カミーユもだ!』
「同じ夢を追う…ライバルだと思うなよ…」
「ポケモンバトルを嗜むのなら好きにしろ…」
「だがな…」
「勝つのは俺だ。」
「ファイアロー!フレアドライブ!」
「バクフーン!だいちのちから!」
ファイアロー『ファアア!!!』
バクフーン『バァァァァァ!!!』
ボボォッ!
ゴォォォォォ!!!
ドォォ!!!
ドドォォォ!!!
ドドドォォォォォ!!!
ヒイロ『…』
「!?」
カミーユ『ヒイロくん!』
ヒイロ『本当に…』
アイト『なんだよ…楽しめよ…』
「お前がなんと言おうと…俺はお前の逆を行く…」
ーーー
カミーユ『ヒイロくん…気にしないで…』
「こいつは…いつものことだから…」
僕は深く深呼吸をした。
この言葉をライバルに向けるために…
ーーー
「本当に…そう…思っているんですか?」
ーーー
シュレーネの森に風が吹きつける…
まるで…森全体が、この言葉を彼に届ける様に…
ヒイロ『これは必然じゃない…ポケモンバトルは言い争うものじゃない…』
「僕達とポケモンが向き合うものだ。」
カミーユ『ヒイロくん…』
ヒイロ『最初のポケモンバトルでも…ジムチャレンジでも…確かなライバルとしての思いがあった。』
「もちろん…楽しさも…」
ーーー
「違う…」
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ヒイロ『このポケモンバトルは、とても大切なもの…でも…』
「ライバルの優劣を決めるのは間違っている…」
ーーー
「俺の大切なものは…疾うに無くした。」
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アイト『お前に何が分かる…』
「誰もが欲しがっている…強さだ。」
「ポケモンバトルは…勝った者が正義…」
「負けた者は…ただ立ち去ればいい…」
ハイゼル(やはり…この子は…)
ヒイロ『ポケモンを思いやる気持ちと同じ…
勝ち負けに固執してはいけない…』
「ポケモンが進化をするのは…僕達と思いが通じ合い…信頼し切っているから…」
「ファイアローも…グィーバーも…」
ヒイロ『正しさを探している…迷っている…』
「僕達が導かないと!」
「真のポケモントレーナーじゃない!」
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アイト『緩いな…』
「この先…お前は負けるぜ…」
ヒイロ『僕の夢…まだ最後まで言ってませんね…』
「他地方から引っ越して来た僕は…馴染みのない…」
「ポケモンバトルは…誰もが躍動できるものだと…」
ヒイロ『ポケモン達と出会うことも…旅をすることも…強くなることも…楽しい…』
「僕は…冒険の終着点(ゴール)…ポケモントレーナーの最高峰…」
「ポケモンリーグに立ち…皆んなを楽しませたい!」
ヒイロ『この先に何が待っているのか…思い描くのもポケモントレーナーだから…』
ーーー
「ふん…」
「言ってろ…」
シュレーネの森に微かな笑い出しが響く…
カミーユ『アイト…』
ハイゼル(僕の思い込みだったかな…)
アイト『お前らしいな…』
「スッキリしたぜ…勝敗はまだだけどな…」
「俺は…目的を追うあまり…自分を見失っていたらしい…」
「お前の言葉は…姉貴のようだった。」
「まさか…最初から最後まで姉貴の言葉とはな…」
ヒイロ『え?』
アイト『思い返してみれば…』
「ポケモンリーグに立ち…勝ち残っても…チャンピオンリーグを制覇しても…」
「俺1人で勝てる相手じゃないしな…敵は四天王より格段に手強い組織だ。」
「いいぜ…俺の負けだ。」
「今日のところはな…」
ヒイロ『はい!』
ーーー
ハイゼル『ちょっと良いかい?もしかしてだけど…』
「真の目的とは…」
アイト『ああ…あんたが、言おうとしている…呼び名で間違いない…』
「サイレントアイ…」
「ポケモンリーグ本部に巣食う眼だ。」
カミーユ『サイレントアイ?』
ハイゼル『彼らの切り札は1つしかない…1つでも事足りる…』
「ポケモンリーグ公認の4人の実力者と同じ呼び名…組織内屈指の実力者も…彼らと同じ四天王と呼ばれている…」
カミーユ『四天王って…雲の上の存在よね…』
ヒイロ『悪の組織…全員倒してから…ポケモンリーグに立ちたいですね…』
アイト『言っておくが…因縁のある俺こそが相応しい…』
「姉貴を倒すのも俺だ。」
ヒイロ『じゃあ…僕は頂点(てっぺん)を…』
ハイゼル(さりげなく…凄いこと言ってるね…)
カミーユ(さりげなく…凄いこと言ってるよ…)
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ハイゼル『同じ立場でお互いに高め合う…これこそが…ライバルだ。』
ヒイロ『はい…』
アイト『ふん…』
カミーユ『うん…』
ハイゼル『3人揃い…ポケモンリーグに立って欲しい…』
「あの人が…君達を鍛えてくれるからね…」
ーーー
アイト『もう決まったか?』
「俺は先に行くからな…ジムリーダーを倒して大切な物…集めないとな…」
カミーユ『ちょっと…また…先走るつもり?』
アイト『誰の思いやりも助けも指図も受けない…』
「俺のモットーだ。」
「ポケモンリーグの先…チャンピオンリーグを制覇しないことには始まらない…」
「俺達には…このまま…のんびりとする暇すらも無いぞ…」
「それじゃあな…」
ヒイロ『また…置いて行かれた。』
カミーユ(変わったね…アイト…)
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ヒイロ『ところで…』
「ポケモンリーグの先とはなんですか?」
ハイゼル『え?』
カミーユ『え?』
ーーー