ポケットモンスター ーアンティーク・モダンー 作:無垢なファン
※進化前は除外しております。
※リージョンフォームや+αも含む場合があります。
第19話 激昂のメガスピアー!
ーーー
カミーユ『え?』
「ヒイロ君…ポケモンリーグの先を知らないの?」
ヒイロ『はい…』
ハイゼル『では…僕から説明しよう…』
「チャレンジリーグを制した者達は、アラモネシティで毎年開催される…」
「ポケモンリーグ…アラモネ大会に出場できる。」
ハイゼル『まあ…A会場からD会場まであって…そこで勝ち残りを賭けた。』
「選抜トーナメント…ベスト12を狙うわけだ。」
「100人が4つのバトル会場に分かれる…つまり25人ずつ…」
ハイゼル『100人と言っても…4人だけは特別枠が設けられる…』
「新世代(マスターピース)と呼ばれる…」
「過去に、ポケモンリーグを勝ち残った猛者同士が集い…特別枠を賭けたトーナメントもあるんだ。」
カミーユ『世界中から集まった猛者と過去のポケモンリーグ覇者…』
「今年のポケモンリーグは最難関だね…」
ハイゼル『誰も勝ち上がれず…寂れたポケモンリーグも過去にはあったんだ。』
「うんとマシな方だよ…」
ヒイロ『マシ…』
ハイゼル『話を戻そうか…1つのバトル会場で勝ち残れるのは、それぞれ上位3人まで…最後まで勝ち抜いた。」
「選抜トーナメント…ベスト12の実力者のみが挑める晴れ舞台…」
「チャンピオンリーグのことだよ…」
ハイゼル『やっと…四天王とチャンピオンに自分の実力を見せられる…』
「因みに…四天王と戦う順番は任意で決められるけど…」
「もし…1度でも負けると…念願のチャンピオンとは戦えないよ…」
ーーー
ハイゼル『君達には、チャンピオンリーグも目指して欲しいんだ。』
「悪の組織を止めるのも…だけどね…」
「僕はこの先の…デュナミス遺跡に向かおうと思っててね…」
ヒイロ『僕も行きます!』
カミーユ『わ…私も!』
ハイゼル『うん…じゃあ行こうか…』
ーーー
ハイゼル『此処…シュレーネの森は、ポケモンリーグが保護する自然遺産で…』
「セイン地方の3割を占めているよ…」
「この森には、数多くのポケモンが生息している…」
暫く…歩みを進めると何やら騒がしい…
ブブブブブッ!!!
ブブブブブブブッ!!!
「おい!」
「どこまで!追ってくるんだ!」
「まさか…スピアーの巣を落とすなんてな…」
「エアスラッシュ…どこ狙ってんだよ…」
ピジョット『ビジョォォォ!!!』
ーーー
ハイゼル『おやおや…スピアーを怒らせてしまったか…』
「あのポケモンは、怒らせると怖いよ…」
ヒイロ『助けましょう!』
カミーユ(でも…怒りの矛先が…)
ブブブブブブブッ!!!
「花畑か!?」
「身を隠す場所が無くなるぞ!」
ピジョット『ビジョォォォ!!!』
「ピジョット…俺達を乗せてくれよ…」
「俺のピジョットは…背中に乗せてくれないんだ!」
「メガシンカをしてもな!」
ピジョット『ピジョォォォ!!!』
ザザザザザザザッ!!!
「花畑に突っ込むぞ!」
「ハニ…ハニ…」
「ハニ…ハニ…」
「ミツハニー!済まない!」
ダダダダダッ!!!
ミツハニー『ハニッ!ハニッ!』
ブブブブブブブッ!!!
スピアー『ピアァァァ!!!』
「なあ…スピアーを此処に連れてきたら…」
「あ!?」
ーーー
ミツハニー『ハニ…ハニ…』
ミツハニー『ハニ…ハニ…』
ビークイン『ビィィィ!!!』
ブブブブブブブッ!!!
ミツハニー『ハニッ!ハニッ!』
「より凶暴になる…」
ーーー
ヒイロ『温厚なミツハニー達が…』
ハイゼル『このままでは…巻き込まれてしまう…』
「他のビークイン達も侵入者を察知した様だね…」
ヒイロ『急いで…助けないと…』
「ハモッ!」
すると…何処からか…
ポケモンの鳴き声が響く…
ザザザザザッ!!!
カミーユ『ほら!あそこ!』
ヒイロ『あのポケモンは…』
ーーー
ザザザッ…
「ハモッ!」
「お前は…ハモカザシ!?」
ハモカザシ『ハモッ!』
ブブブブブブブッ!!!
スピアー『ピアァァァァァ!!!』
ビークイン『ビィィィィィ!!!』
ーーー
ハイゼル『勢いが止まったね…』
「やはり…あのポケモンが止めに入ったか…」
ヒイロ『あのポケモンは?』
ハイゼル『かりうどポケモンのハモカザシだよ…』
「森の異変を瞬時に感じ取ったのだろう…」
「森を守る…真っ当なポケモンさ…」
ヒイロ『と言うことは…森のハンターか!』
ーーー
「俺のピジョットでは…この数を相手できない…」
「シュウトも無理だろ?」
シュウト『まあな…』
「生憎…俺のポケモン達は一撃必殺技以外…覚えていない…」
「お前!?よくそれで勝ってきたな!?」
シュウト『ザイも…そんな感じだろ?』
ザイ『俺は…わざマシンコレクター…』
「世界中を見て周り…新たな技を手に入れて来た。」
「こんなピンチはお手のものだ。」
ブブブブブブブッ!!!
スピアー『ピアァァァァァ!!!』
ビークイン『ビィィィィィ!!!』
ザイ『こんなことを、話してる場合じゃなかった!』
「ハモカザシ…お前の力を貸してくれるか?」
ハモカザシ『ハモッ!』
ーーー
カミーユ『あの人達…危機感が薄いような…』
ヒイロ『はは…』
ハイゼル『僕のポケモン達なら…この窮地を打開できるけど…』
「少し…味気ないね…」
「此処は彼らに任せるとしよう…」
カミーユ『え?』
ザイ『ハモカザシ!リョクガスイセン!』
ハモカザシ『ザシッ!』
ーーー
スピアー『ピアァァァァァ!!!』
ザイ『ミサイルばりが来る!?』
「ピジョット!攻撃を吹き飛ばせ!」
「メガシンカ!」
キィィィ…
ヒイロ『メガシンカを…』
ハイゼル『タイミングは完璧(バッチリ)だ。』
カミーユ『攻撃を防ぐ為に…メガシンカを…』
ピジョット『ピジョォォォ!!!』
ヒュゥゥゥゥゥ!!!
スピアー『ピアァァァァァ!!!』
ザイ『よし!怯んだ!』
「今だ!ハモカザシ!」
「攻撃を叩き込め!」
ハモカザシ『ザシッ!』
ダダダダダッ!!!
カミーユ『攻撃が効いてる!?』
ハイゼル『リョクガスイセンは…くさタイプの技…』
「しかし…あれほどの威力があるとは…』
「!?」
ヒイロ『この感じ…身に覚えが…』
僕が感じた。
悪寒…
それは一瞬だった。
ーーー
ヒイロ『まさか!?』
「メガシンカ!?」
カミーユ『野生だよね!?』
ハイゼル『まさか…暴走メガシンカを…』
カミーユ『メガシンカって暴走するの!?』
キィィィ!!!
眩い光は、最も遠い場所からでも確認できた。
ーーー
セレクシティ
「おい!何だ?あれ!」
「紫の光か?」
バニラ(あの方角は…シュレーネの森…)
ホオズキ『バニラよ…気付いたか…』
「流石は…私の孫だ。」
バニラ『はい…お祖父様…』
「紛れもなく…暴走メガシンカによるもの…」
ーーー
ザイ『おいおい…嘘だろ…』
「こいつら…メガストーンも無いんだぜ…」
「キーストーンも…」
シュウト『噂になってる…例の現象だろな…』
「暴走メガシンカ…」
スピアー『ピアァァァァァ!!!』
ーーー
カミーユ『メガシンカが…暴走を…』
ハイゼル『珍しい話ではないよ…カミーユさん…』
「近頃…この様な事例が頻発している…」
「フィオル博士によると…セイン地方の地下に…原因があると仰っていた。」
ヒイロ『早く助けないと…』
ポンッ!
ホノペシー『ワァン!』
ハイゼル『うん…早急に取り掛かろうか…』
「僕のボーマンダなら…」
カミーユ『え?』
「100匹近いメガシンカを…ボーマンダが…」
ハイゼル『行くよ!ボーマンダ!』
シュゥゥゥ…
ポンッ!
ボーマンダ『ボウダァー!!!』
ハイゼル『かえんほうしゃ!』
ボーマンダ『ボウガァ…』
ボボォ…
ゴォォォォォ!!!
ーーー
ヒイロ『あの数を…一瞬で…』
ザイ(広範囲…高火力を保ちつつ…森を傷つけずポケモンのみを…)
シュウト(…)
ーーー
セイン地方には…こんな猛者が集うのか…
ーーー
シュゥゥゥ…
プスッ…プスッ…
スピアー『ピアァ…』
ビークイン『ビィィ…』
ハイゼル『これで一件落着だね…』
「お疲れ様…ボーマンダ…」
ボーマンダ『ボウダァー!!!』
カミーユ『ヒイロくん…見た?』
ヒイロ『はい…』
「広範囲の火力を維持しつつ…ポケモンへのダメージを最小限に…」
「あれは…異次元の調整でした。」
ーーー
ハイゼル『ポケモン達も…しばらく安静にしていたら元気になるよ…』
スピアー『ピアァ…』
ビークイン『ビィィ…』
ハモカザシ『ハモッ!ハモッ!』
ハイゼル『ハモカザシも…喜んでるみたいだね…』
ザイ(言葉が出ない…)
シュウト(空いた口が塞がらない…)
ーーー
カミーユ『ヒイロくん…私達の出番なかったね…』
ヒイロ『デジャヴ…』
ーーー
「俺は…ザイ…」
ザイ『わざマシンコレクター兼ジムチャレンジャーだ。』
「宜しくな…」
ヒイロ『こちらこそ…宜しく…』
シュウト『俺は…シュウト…』
カミーユ『宜しくね…シュウトくん…』
シュウト『…』
カミーユ(寡黙…)
ザイ『同じジムチャレンジャーか…面白くなりそうだ。』
「チャレンジリーグ勝ち上がって…」
「ポケモンリーグ…勝ち残れよ…」
ヒイロ『うん…もちろん…』
ザイ『よし…新たなライバルに出会ったわけだし…収穫はあった。』
「ほら…シュウトも行くぜ!」
「ピジョットも!」
ピジョット『ピジョォォォ!!!』
シュウト『やれやれ…』
ザイ『次は…ズンタウンだな…』
「ハモカザシ…ありがとうな…」
「お前のおかげだ。」
ハモカザシ『ハモッ!』
カミーユ(誰かに似ているような…)
ーーー
ハイゼル『ポケモンバトルも見事だったね…』
「ハモカザシ…」
「ところで…ずっと側を離れないと言うことは…ヒイロくんを気に入ったのかな?」
カミーユ『言われてみれば…ずっと側に居ますね…』
ハモカザシ『ハモッ!』
ヒイロ『なるほど…』
「ハモカザシ…僕と来る?」
ハモカザシ『ハモッ!』
ヒイロ『宜しく!ハモカザシ!』
ーーー
カミーユ『とても順調だね…』
ハイゼル『デュナミス遺跡も…此処から近いよ…』
「もうすぐだ。」
ヒイロ『はい!』
ーーー