ポケットモンスター ーアンティーク・モダンー 作:無垢なファン
※進化前は除外しております。
※リージョンフォームや+αも含む場合があります。
第20話 デュナミス遺跡へ
ーーー
密林とも呼べる…
シュレーネの森の奥深くまで歩みを進める…
ハイゼル『此処が…デュナミス遺跡だよ…』
「観光目的なら…入っても構わないことになっている…」
ヒイロ『この奥に…』
カミーユ『足手纏いだけはなりたくない…』
「私も戦うよ!」
ポンッ!
イーブイ『イブッ!』
ハイゼル『じゃあ…僕は君達のアシストに入ろうかな…』
「本当は、ボーマンダと共に暴れたかったけどね…」
デュナミス遺跡の内部へと向かう…
遺跡内には、様々なポケモン達が確認できる…
ヒイロ『天井にくっついている…ナットレイだ。』
ナットレイ『ナットレイ!』
ハイゼル『この先に…アーク団の目撃情報があってね…』
ーーー
「この強さ…」
「我々の範疇を凌駕している…」
「伝説のポケモンを従えているだと…」
「ゴロォォ…」
「ライコウ…戻ろうか…」
「どうやら…期待外れのようだ。」
ザザッ…
「まさか…ジョウト地方出身の…地方チャンピオンに出会えるとは…」
「今年のポケモンリーグは、名だたるポケモントレーナー達が集うらしい…」
「君こそ…」
「カントー地方出身の…地方チャンピオンだね…」
「ポケモンリーグから…正式な招待状が届くなんて…興味を持たないほうが珍しいよ…」
「セイン地方…随分と遠くまで来たものだ。」
「異国のチャンピオン同士…」
「ポケモンリーグで競い合おう!」
「ポケモンリーグで競い合うか…」
「楽しみだ。」
ーーー
ハイゼル『デュナミス遺跡には、大勢の観光客が訪れる…』
「年間で…100万人ほどかな…」
カミーユ『そんなに…』
ーーー
ハイゼル『この奥だよ…』
ヒイロ『ポケモントレーナー?』
ハイゼル『ジムチャレンジャー達も…此処にやって来るようだね…』
スッ…
「!?」
「今のは…」
ーーー
「此処だよ…」
彼に案内されたのは、デュナミス遺跡の最奥である…
巨大な壁画が描かれている空間だった…
カミーユ『これって…』
ハイゼル『およそ…10000年前に描かれたとされる壁画だよ…』
ヒイロ『綺麗に残っていますね…』
ハイゼル『やはり…君は鋭い…』
「古の時代…高度な文明をもつ…3つの大国の繁栄を願い…」
「この壁画が描かれたそうだよ…」
ヒイロ(何処かで見たことがあるような…)
巨大な壁画には、3つの大国の繁栄が描かれていた。
かつて…王国を繁栄させた。
3人の国王の姿も描かれており…
壁画の中央には、1人の青年が数多くのポケモン達と共に描かれている…
よく見ると…伝説のポケモンまで描かれていた。
カミーユ『伝説のポケモン!?』
ヒイロ『世界中の伝説ポケモンが…1つの壁画に…』
ハイゼル『これを最初に見た学者は、嘸かし驚いただろうね…』
「僕も博士も驚いたよ…」
ハイゼル『「高度な文明」と「伝説のポケモン」…これが結びつく鍵が…今も何処かで眠っているとね…』
「あと…見え方によっては…」
ハイゼル『3人の王様が、彼に感謝を告げているように見えるでしょ?』
「1人の青年を見つめている…」
カミーユ『本当だ。』
ヒイロ『言われてみれば…』
ハイゼル『彼についての記述は何処にも残っていない…謎に包まれた人物なんだ。』
僕の奥底に眠る…
微かな記憶…
ヒイロ『英雄…」
ハイゼル『うん…他地方でも、伝説や伝承が残っているケースもあるね…』
「シンオウ地方やイッシュ地方…」
「カロス地方の古代文明…ガラル地方の2人の英雄…」
「これらより…ずっと前から古代文明が存在していた。」
「僕は…この謎も解明したい…」
「彼らを追っていると…何故か…」
「この謎に在りつけそうだ。」
ヒイロ(…)
ーーー
ハイゼル『話が長くなったね…』
ヒイロ『あの…』
「見たところ…誰も居ませんが…」
カミーユ『したっぱしか見てない…』
ハイゼル『此処は、隠し通路になっている…』
「あるポケモンが鍵だよ…」
カミーユ『ポケモンが鍵?』
ヒイロ「?」
ハイゼル『これはヒント…』
「壁画の扉を開けたければ…鍵穴に似合うポケモンを持参せよ…」
「さもなくば…扉は閉じたままぞ…」
カミーユ(鍵が必要なんだね…)
ハイゼル『実は…この謎には続きがあってね…』
「鍵穴が合っていても…閉ざされた扉は口を開かぬ…」
「この問いの解を見出したくば…恥を捨て…この合言葉を呟くがよい…」
ハイゼル『クレッフィ!隠された扉を開けておくれ!』
「え!?」
シュゥゥゥ…
ポンッ!
クレッフィ『フィ…』
チャリチャリ…
ハイゼル『この中に1つだけ…鍵穴に合うキーがあるはずだよ…』
クレッフィ『フィ…』
カミーユ(鍵穴に…差し込まなければいけないのね…)
ハイゼル『因みに…この謎々と合言葉は…僕が適当に考えた後付けだよ…』
ヒイロ(そうだと思いました…)
カミーユ(鍵穴は本当だったのね…)
彼は、クレッフィの鍵を1つ1つ…
鍵穴に通してゆく…
すると…
ギィィィィ…
巨大な壁画が、怪しい音と共に輝き始めた。
ハイゼル『扉が…開くよ…』
壁画は勢いよく開き始める…
だが…
ようやく…1人が通れる程の…隙間しか開かなかった。
カミーユ『え!?これだけ!?』
ハイゼル『さあ…進もう…』
「連中も…此処を通ったのかな…」
ーーー
狭い壁画の隙間を…慎重に通り抜けてゆく…
さっきまで、照明で明るかった場所とは異なり…
壁画の向こう側には、暗闇が広がっていた。
ハイゼル『暗いね…それに狭そうだ。』
ヒイロ『ハイゼルさん…大丈夫ですか?』
ハイゼル『僕は大丈夫だよ…』
「閉所恐怖症は嘘だ。ごめん…」
ヒイロ「え!?」
ハイゼル『さあ…この先だよ…』
「シャンデラ…暗闇を照らしてくれ…」
シュゥゥゥ…
ポンッ!
シャンデラ『デララ…』
ヒイロ『青い炎ですね…』
ハイゼル『こっちの方が…雰囲気出ると思って…』
カミーユ『綺麗な炎…』
暗闇を照らしながら…
遺跡のさらに奥へと歩みを進めた。
ーーー