ポケットモンスター ーアンティーク・モダンー   作:無垢なファン

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新たな「こおり」タイプは6種類が登場!

※進化前は除外しております。
※リージョンフォームや+αも含む場合があります。


太古の守り神

第23話 太古の守り神

 

ーーー

 

ゴホッ…ゴホッ…

 

しばらくの間…砂埃によって…

視界を遮られ酷く咳き込む…

 

ハイゼル『此処は危ない…急ぎ…この場を離れよう…』

 

「来た道を戻るんだ。」

 

ハイゼルさんの言う通り…

デュナミス遺跡の深層部を後にする。

 

壁画の場所へ再び戻ってくる…

複雑な表情を浮かべながら…

カミーユさんがこう呟いた。

 

「失われた王家…」

「かつて…セイン地方では、3つの王国が繁栄していたと聞いてるけど…何か関係があるのかな?」

 

ハイゼル『いずれにしても…あの先へと続く道は、完全に閉ざされてしまった。』

 

「どうやら…僕達が追い求める真相は…あの先にあるらしい…」

「それにしても…良いバトルだった。」

 

ヒイロ『ありがとうございます!』

 

カミーユ『えへへ…』

 

ポンッ!

イーブイ『イブッ!』

 

ハイゼル『此処まで強くなれる…ポケモントレーナーは、そうそう居ないよ…』

 

「このまま…ズンタウンのジムも頑張ってみよう…」

「君達なら…カザマくんにも勝てるよ…きっと…」

 

ヒイロ『カザマくん?』

 

カミーユ『ズンタウンのジムリーダーであり…むしタイプのエキスパート…』

 

「シルエットマスター!のカザマくんだね…」

「彼は、ポケモンクイズが大好きでジムチャレンジにも採用しているみたいなの…」

 

ハイゼル『そうそう…彼のシルエットクイズは、ただ答えるだけでは無くて…』

 

「ポケモンを探してゲットするまでが…ジムチャレンジの流れなんだ。」

 

ヒイロ『えっと…それって難しいんですか?」

 

ハイゼル『いやいや…簡単だね…』

カミーユ『いやいや…簡単だよ…』

 

ヒイロ「え!?」

 

2人の即答はピッタリと合っており…

僕はそれにも驚いていた。

 

ーーー

 

デュナミス遺跡から外に出る…

森の空気は自然と懐かしく思えるほど…

長い間、デュナミス遺跡を彷徨っていた。

 

カミーユ『なんだか…気持ちいい…』

 

「微風も心地いいね…」

 

ヒイロ『はい…』

 

ハイゼル『久々に思えてくるね…』

 

しばらくすると…

何処からか…ポケモンの鳴き声が聞こえて来る…

森もざわつき始めた。

 

「ファァァァァ!!!」

 

カミーユ『え!?何々!?』

 

突然の事態に驚くカミーユと…

直ぐに鳴き声の主に気付き…異変を感じ取ったハイゼルさん…

 

ハイゼル『この声は…まさか…』

 

「どうやら…あちらの方からだね…」

 

ヒイロ『行ってみましょう!』

 

近付くにつれて…次第にポケモンの鳴き声が大きくなっていく…

 

「ファァァァァ!!!」

 

先程までの鳴き声とは異なる…

もう1つの鳴き声が聞こえた。

 

「ギュィィィ!!!」

 

ヒイロ『この奥からだ。』

 

突如…シュレーネの森が朽ち始める…

 

カミーユ『いったい…何が起きているの!?』

 

木々は薙ぎ倒され…

シュレーネの森は更にざわつき始めた。

 

ハイゼル『これは…ルギアが巻き起こす暴風とは少し違うね…言わば…天災かな…』

 

「破壊を司る…伝説のポケモン…」

「その名は…イベルタルだ。」

 

カミーユ『イベルタル?』

 

「カロス地方の伝説よね?」

「何故…此処に?」

 

ハイゼル『恐らくだけど…此処に集まって来ているみたいだ。』

 

「博士曰くね…」

 

イベルタルの咆哮が森に響く…

 

「ギュィィィ!!!」

 

ハイゼル『そして…イベルタルの対となる存在…』

 

「生命を司る…伝説のポケモン…」

「ゼルネアス…」

 

ゼルネアス『ファァァァァ!!!』

 

イベルタル『ギュィィィ!!!』

 

ドドドォォォォォォォ!!!

ザザザザザザザッ!!!

ゴゴゴッ!!!

 

カミーユ『伝説のポケモンも…喧嘩をするのね…』

 

ヒイロ(それは…少し違うと思います。)

 

ハイゼル『このまま…そっとしておくのが…』

 

「相反するポケモンとしては…定石だけど…」

 

ハイゼル『これ以上…シュレーネの森で暴れられると…「守り神」が目覚めて此処にやって来るよ…』

 

ヒイロ『守り神?』

 

ハイゼル『太古の昔から…セイン地方を守り続ける伝説のポケモンだよ…』

 

「まあ…どちらかと言うと…」

 

ハイゼル『セイン地方の外側に位置している…「ステオラ海域」と呼ばれる。』

 

「数多くの海に浮かぶ島々の深い森の何処かで…永い眠りについている様だけどね…」

 

ヒイロ(ユズキさんが仰っていた話…新たな伝説のポケモンって…)

 

ハイゼル『カナリアシティに古くから伝わる伝承によると…濃い霧と共に姿を現すそうだ。』

 

「他には…世界の危機が訪れたり…」

 

「助けを求める者の前に颯爽と現れる…」

「伝説のポケモンもいるようだね…」

 

カミーユ『凄い…勇者様みたい…』

 

ハイゼル『言い伝えによると…8匹のポケモン…これらは「八神(はちしん)」と呼ばれ…古の時代より信仰されてきた。』

 

「まあ…かれこれ数千年は姿を現して無いけど…」

「言い換えれば…それほど…セイン地方が平和だったと言うことだろう…」

 

ゼルネアス『ファァァァァ!!!』

 

イベルタル『ギュィィィ!!!』

 

白と黒のオーラ…

僕にはそう見えた。

 

ハイゼル『つい…話し込んでしまった。』

 

「あれは…フェアリーオーラとダークオーラ…

ゼルネアスとイベルタルの力だ。」

「これは…早急に食い止めるしか無いね…」

 

彼はそう言うと…

再び…伝説のポケモンに近付いて行った。

 

カミーユ『ゼルネアスさんはともかく…イベルタルさんは、石化するほど危険なんですよ!』

 

「黒い光に触れなくても…木々が朽ち果てていますし…」

 

ハイゼル『僕が石化した時は…その時だ。』

 

カミーユ(もうダメだ…この人…)

 

ーーー

 

彼は、ゼルネアスとイベルタルの近くまで歩み寄る…

すると…さっきまでのざわつきが鎮まり始める…

 

「ゼルネアス…イベルタルよ…」

「此処は神聖なる大地…その名はセイン…」

 

「偉大なる生命と破壊の神よ…」

「どうか…鎮まりたまえ…」

 

ゼルネアスとイベルタルの眼には、海の神ルギアと同じく…

なにか怒りのような…雰囲気を感じた。

 

しばらく…彼を見つめると…

ふと…我に帰ったように…

2体の伝説ポケモンは、その場を立ち去って行った。

 

ゼルネアスは、シュレーネの森の奥深くに静かに去って行く…

再び…緑を芽吹かせながら…

 

イベルタルが両翼を広げ空に羽ばたくと…

黒いオーラの無い…強風が吹き付けた。

 

伝説のポケモン…ゼルネアスとイベルタルが立ち去った後…

気のせいだろうか?

 

ふと…足元を見ると巨大な影が通った気がした。

 

ヒイロ(今のは…)

 

カミーユ『ん?どうしたの?』

 

ヒイロ『いえ…なんでも無いです。』

 

ハイゼル『よし…それじゃあ…』

 

「ズンタウンに向かおうか…」

 

カミーユ(慣れてる…)

 

ハイゼル『チャレンジリーグは、まだまだ始まったばかり…』

 

「僕のお手伝いは、ぼちぼちでいいからね…」

 

ヒイロ『はい!』

 

シュレーネの森のちょうど中心には、自然の町…

ズンタウンがある…

 

其処はジャングルに町があるような…

不思議な場所だった。

 

ハイゼル『此処が…ズンタウン…』

 

「4つ目のジムがある場所だ。」

 

「僕は、新たな目撃例を探ってみるから…」

「君達は、ジムチャレンジを頑張ってくれ…」

 

ヒイロ『分かりました。』

カミーユ『イーブイちゃん…頑張るよ!』

 

ポンッ!

イーブイ『イブッ!』

 

こうして…

ズンタウンのジムに挑戦するのだった。

 

ーーー

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