ポケットモンスター ーアンティーク・モダンー 作:無垢なファン
※進化前は除外しております。
※リージョンフォームや+αも含む場合があります。
第27話 安全パトロール!アーマーガア!
ーーー
ターンシティ
306番道路の先にある…
町全体が…アスレチックのように数々の仕掛けが広がる場所…
昼と夜で印象が大きく変わる町だ。
近代的な芸術と技術が1つになった町並みは僕の心を鷲掴みにした。
まるで此処は…1つの作品のような場所だった。
ーーー
「ようこそ!ターンシティへ!」
「君達…この町は初めてだね?」
「もしよかったら…僕が案内しょう…」
どうやら…住民の1人が町を案内してもらえるようだ。
僕は思わず…町の風景に夢中になり…
柵に身を乗り出してしまう…
「落ちないようにね…」
「安全パトロール中の…アーマーガアが助けてはくれるけど…」
ガァァァァ!!!
銀色の両翼を力強く羽ばたかせて空に舞い上がる…
僕たちの髪は強い風で靡いた。
「此処…ターンシティでの移動手段は、トラベレーターを使う…」
「立体的な構造をしているから…迷わないように注意だね…」
ヒイロ『はい!』
「お…いい返事だ。」
「彼からは…早く町を歩いてみたい思いが、ふつふつと伝わってくる…」
アーマーガア『ガァァァァ!!!』
「ポケモンジムは、この最上部…」
「つまりは1番上にある…307番道路も最上層から行けるよ…」
カミーユ『え!?あれを登るんですか!?』
「さっきまで…この町は停電だったんだ。」
「もしあのままだったら…あれを登る必要があったかもね…」
「アスレチックを登って上に向かう人達も…偶には居るけど…」
「流石に…あの昇降機で向かった方がいいと思うよ…」
カミーユ『ですよね…』
町のシンボルの1つ…
アスレチックタワーは、町の中央に聳え立つ。
昇降機はタワーを観光できるように、真横に備え付けられている。
ーーー
ヒイロ『僕は…アーマーガアに乗って…上に向かいたいです。』
カミーユ『え?』
「どうかな…許可が下りれば…」
「乗れなくもないと思うけど…」
「構わん…乗っていけ…」
「ん?あなたはもしや…」
「安全パトロールの…ガラシさん…」
「仕事と言えど…人々の安全を守る以外も考えておる…」
「つまり…お前さんの言う…無茶もな…」
ヒイロ『ありがとうございます!』
安全パトロールとは…
セイン地方を中心に、活動している救助隊のことだ。
迅速な救助なら…ファイアローやアーマーガアが救出に向かい…日々の安全を守っているのだ。
環境や怪我の有無によって…フライゴンやチルタリスなども駆り出している…
「ガラシさんは毎年…ポケモンリーグに出場していてね…」
「今年のポケモンリーグも出場するみたいなんだ。」
ガラシ『まだまだ…若いポケモントレーナーには負けられんよ…』
「ジムチャレンジ頑張ってくれよ!」
「他の挑戦者(チャレンジャー)も…ラージさんに挑んでいる頃だろう…」
ヒイロ『はい!』
ーーー
ガラシ『儂らの頃は、ジムリーダーもジムチャレンジも簡易なものばかりじゃった。』
「先々代のチャンピオンからだったな…変わったのは…」
アーマーガア『ガァァァァ!!!』
カミーユ『先々代?』
ガラシ『現チャンピオンの先の先…儂らの時代よりまだ新しいチャンピオンだ。』
カミーユ『そんなに以前から…』
ガラシ『これから言う注意点をしっかり守ること。』
「いいな?」
カミーユ『はい!』
ヒイロ『アーマーガア!よろしく!』
アーマーガア『ガァァァァ!!!』
ーーー
カミーユ『ちょっと!高すぎ!』
ヒイロ『カミーユさん!案外怖がりですね!』
カミーユ『だって…私は高所恐怖症だから!』
アーマーガア『ガァァァァ!!!』
ーーー
シュウト『コータス!ビッグバン!』
「一撃で倒せ!」
コータス『シュゥ…』
ドドドォォォォォ!!!
「僕のポケモンをたった一撃でか…」
ーーー
ヒイロ『ありがとう!アーマーガア!』
カミーユ『め…目眩が…』
ポンッ!
イーブイ『イブッ!』
アーマーガア『ガァァァァ!!!』
ヒイロ『あれって…』
遠目に…古びた屋敷が聳え立っているのが見える…
ヒイロ『そう言えば…お兄さんが言ってましたよね…』
ーーー
「ただし…古びた屋敷には近付くなよ…」
「噂では幽霊屋敷として広まってはいるが…」
「老朽化によって危険な状態だ。」
ーーー
カミーユ『確かに言ってたね…』
「幽霊屋敷か…私は興味あるけど…」
ヒイロ『町の人々から…噂についての情報を聞いてみたいですね…』
「でも…その前に…」
カミーユ『ジムチャレンジだね…』
ーーー
ジム施設から…シュウトが出て来た。
カミーユ『シュウトくんよね…』
こちらの声掛けに気が付くと…
シュウトは溜め息をつきながら…
近寄って来た。
シュゥ『ザイなら…とっくにセイウンシティに向かったよ…』
「307番道路の先にある町だ。」
「あの…スカイタワーが目印だ。」
「俺は、5つ目のジムバッジを手に入れたとこだ。」
ヒイロ『僕達より…早いですね…』
シュウト『ザイは4つ目かな…』
「強いジムを後回しにする奴だから…」
シュウト『まあ…君達も頑張ってよ…』
「でんきタイプのジムだけど…俺の手持ちでも勝てたし…」
こちらに背を向けながら…軽く手を振り…
彼は、307番道路に向かって行った。
カミーユ『彼には愛想が無いね…何処までも冷淡で素っ気ない態度…』
「誰かさんに似てる…」
カミーユ『私達も中に入ろうか…』
ヒイロ『はい…』
ーーー
「ようこそ!ジムチャレンジャー!」
「君達の実力はまるで、電流のように伝わっているぞ!」
ヒイロ『ビビっと…』
「うんうん!ビビっとだな…」
「じゃあ早速!ジムチャレンジの説明に移らせて貰おうか!」
「ジムは題して…メイン電源を起動させよ!だ…」
「ジム施設内の要所にある…各4つのスイッチを押して阿弥陀籤(あみだくじ)の様な電流をすべて繋ぎ合わせると、最奥のメインシステムが起動できる。」
「メインシステムは奥のゲートと連動しているから…各4つある電流が繋ぎ合わさるとジムリーダーへの道が開かれるぞ。」
「ただし、各4つのスイッチと言っても…それぞれ3つずつ…計12のスイッチから…正しい回路へと繋がるのは4つのスイッチだけと言う仕組みだ。」
「つまり…順番通りにしないと上手く繋ぎ合わせることができない…」
「ジムトレーナーを倒しながら…ジムチャレンジを頑張ってくれ!」
カミーユ『あみだくじって…またまた難しそう…』
ヒイロ『正解を引かないと…時間が掛かりそうですね…』
ーーー
「レントラー!メガシンカせよ!」
レントラー『アァアガァァァ!!!』
ヒイロ『でんきタイプにはじめんタイプ!』
「フカマル!じならし!」
フカマル『フカッ!』
ドォォォ!
ーーー
「レントラー!かみくだく!」
レントラー『アァアガァァァ!!!』
ガジッ!
ヒイロ『フカマル!ドラゴンクロー!』
フカマル『フカッ!』
ザグッ!
ガッ!ガガッ!!!
ーーー
「ジムチャレンジャーも…レベルが高いな…」
レントラー『アァアガ…』
ーーー
ヒイロ(やっぱり…「あなをほる」は使えそうにない…この硬さだと…)
「ライボルト!メガシンカ!」
ライボルト『ボルゥ!』
ヒイロ『フカマル!ドラゴンクロー!』
フカマル『フカッ!』
ザグッ!
「ライボルト!其処だ!」
「こおりのキバ!」
ヒイロ『フカマル!?』
ガジッ!
カチコチッ!!!
フカマル『フカァ!!!』
ドサッ…
「よくやった!ライボルト!」
ライボルト『ボルゥ!』
ヒイロ『フカマル!』
フカマル『フカ…』
ドラゴン…じめんタイプにとって…
こおりタイプは4倍の弱点となる。
しかし…フカマルは起き上がる…
「まだ!?起き上がれるのか!?」
「だが…満身創痍のはずだ。」
「追い込むぞ!ライボルト!」
ライボルト『ボルゥ!』
ーーー
ヒイロ『フカマル…君の強さを見せる時だ。』
「有利な状況は…変わらないね…」
フカマル『フカァ!』
フカマルが輝き出した。
ポケモンとの絆が深まった時…
ポケモントレーナーはある奇跡を導き出す…
ポケモンの進化という…奇跡を…
「ガバッ!」
ガバイト『ガバッ!』
「なんと言う…成長速度だ。」
ヒイロ『よし!ガバイト!』
「進化した強さを見せよう!」
「ダブルドラゴンクロー!」
ガバイト『ガバッ!!!』
ザグッ!ザグッ!
ライボルト『ボルゥ!』
「早い!?フカマルの時とは段違いだ!」
ライボルト『ボルゥ…』
ドサッ…
「私の負けだ。君は強いよ…」
ヒイロ『ありがとうございました!』
「この先にある…3つのスイッチの内…」
「真ん中にあるスイッチが正解だ。」
「他のジムトレーナーも…君に教えたことだろう…」
「はい!」
ジムチャレンジは着々と進んで行った。
残りは2つだけ…