ポケットモンスター ーアンティーク・モダンー   作:無垢なファン

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ご愛読いただけたら幸いです。


冒険の始まり

第1話 冒険の始まり

 

ーーー

 

ポケモン…この世界に生きる…

不思議な生き物を…人々は、日々探求して来

た。

 

長い歴史の中で…人々とポケモンは共存して今となる…

 

ある時は支え合い…ある時はバトルして強くなる…

 

人に気持ちがあるように…ポケモンにも気持ちがある…

 

人とポケモンとの…「絆」がより強まった時…

ポケモンは更なる進化を遂げる…

 

そんな「奇跡」を導く者たちを…此処では、ポケモントレーナーと呼ぶ…

 

これは…君が描く物語…

 

新たな冒険の先にある場所…

 

ようこそポケットモンスターの世界へ…

 

ーーー

 

 

ポケットモンスター -アンティーク・モダン-

 

 

ーーー

 

新たな舞台はセイン地方…

豊かな大自然と多くの大都市が立ち並ぶ新天地…

其処に…今…新しいポケモントレーナーが誕生する。

 

ーーー

 

僕のお母さんは、ポケモントレーナーの1人だった…

 

「ヒイロ…ポケモン研究所で、フィオル博士が待ってるわよ…」

「ヒイロも…今日からポケモントレーナーか…昔を思い出すわね…」

 

カイリキー『リキィッ!!!』

 

「今準備したとこ…」

 

僕は、セイン地方をあまり知らない…

何故なら…他地方から引っ越して来たからだ。

 

「あと…他にも…ポケモン研究所に来る子も…他に居るみたいなの…」

「もし会ったら…挨拶はしてね…」

 

「もしかしたら…お友達か…未来のライバルになるかもよ…」

「あと、車には気を付けるのよ!」

 

「他に何かあったら…いつでも(スマホロトム)に連絡してね!」

 

ヒイロ『うん…分かった!』

 

「そろそろ出発しないと…」

 

ヒイロ『行ってきます!』

 

「僕は…お母さんと同じ…ポケモンリーグを目指すよ!』

 

「応援するからね!ヒイロ!」

 

ーーー

 

バタッ!バタッ!

 

「カミーユ!準備した?」

「フィオル博士によろしくね…」

 

カミーユ『うん…伝える…』

 

「可愛いイーブイ…頑張って来るのよ…」

 

イーブイ『イブッ!』

 

「忘れ物は無いね…カミーユは慌てん坊だから…ヨーシ!」

 

「バッグもこの通り…ママ…行って来ます!」

「それから…」

 

「行って来るね…キラドアちゃん…」

 

キラドア『キィララ…』

 

「キラドアも…応援してくれる見たいよ…」

「もちろん…ママもね…」

 

カミーユ『うん!見てて…』

カミーユ『私は…ママと同じ…「ポケモンリーグ」に出て魅せるから!』

 

「ポケモンリーグ優勝は逃してたけど…今となっては…懐かしい思い出ね…」

「うん…カミーユならきっと…」

 

ママ(4人で…旅をしていた頃が懐かしいわね…)

 

ーーー

 

ガチャ…

 

僕は自宅の玄関を開け…外に出る…

其処は、セイン地方の大都市が広がっていた。

 

ー セレクシティ ー

 

セイン地方にある大都市の1つであり…

ほとんどのポケモントレーナー達が、ジムチャレンジの為に集う場所…

 

ジムチャレンジは、「セレクアカデミー」と呼ばれる。

「ポケモンジム」で挑戦することができる。

 

ーーー

 

セレクシティには、誰でもポケモンバトルが可能な…バトルコートが至る所に配置されている。

 

「レントラー!かみなりのキバ!」

 

レントラー『アァアガァー!』

 

「ルカリオ!インファイト!」

 

ルカリオ『ガルゥッ!』

 

ドドドォォォォォォォ!!!

 

迫力のあるポケモンバトルは、いつだって人々を魅了する。

僕は、ポケモンバトルが昔から大好きだった。

 

「皆んな…挑戦者(チャレンジャー)なんだ。」

 

ーーー

 

ポケモンジムとは、「チャレンジリーグ」として…

すべてのポケモントレーナーが挑める…8つの施設の総称であり…

戦う順番は、それぞれが任意で決められる。

 

チャレンジリーグとは、すべてのポケモントレーナーが、夢見て憧れる夢の晴れ舞台…

「ポケモンリーグ」に挑む為の最初の関門であり…

 

チャレンジリーグを制覇する為には、その先で待ち受ける。

8人の実力者に勝てなければならない…

それが…「ジムリーダー」である…

 

ーーー

 

ポケモンバトルを観ていると…

僕も戦ってみたいと強く思う…

 

ヒイロ『僕も…いつか…』

 

「君…もしかして挑戦者(チャレンジャー)かい?」

 

ポケモンバトルをしばらく眺めていると…

1人の男性に声を掛けられる…

 

「失礼…私は…キサラギという者だ。」

「この地方のジムリーダー達は、なかなかの粒揃いだよ…」

 

突然の声掛けに多少…戸惑いつつも…

僕はこう言葉を返した。

 

「キサラギさんは、これからセレクシティのジムに?」

 

この返しで…会話が進む…

 

「そうだね…これから向かうところだ。」

「これで…8つ揃う…」

 

「この地方でも…私は、栄光を掴んで見せるよ…」

 

彼はそう言うと…その場を去って行った。

とても…不思議な人だったのを覚えている。

 

「あ…そうだった…」

「ポケモン研究所は!?」

 

ポケモン研究所は、セレクシティの中央に位置している…

僕の家のすぐ北側だ。

 

ーーー

 

僕は…ポケモン研究所の前に立つ…

研究所の外には誰も見当たらない…研究所の中に集まって居るのだろうか?

 

「此処で…最初のポケモンが…」

 

ーーー

 

ポケモン研究所

中央モニタールーム

 

「フィオル博士…これを…」

 

「ふむ…」

「此処より…それほど遠くないね…この反応はもしや…」

 

「珍しいポケモンかも知れない…調査対象に入れておこう…」

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

「まさか…何かで目覚めた?」

 

「博士?」

 

「いや…なんでもない…」

「それより…今日は3人のお客人が来る日だったね…」

 

「はい…」

「確かに本日…予定が入っておりますが…」

 

「さて…もうすぐかな…」

 

ウィィィ…

 

「どうやら…来たみたいだね…」

「やあ!待ってたよ…」

 

「改めまして…僕はフィオル…」

「皆んなからは…ポケモン博士と呼ばれているよ…」

 

「既に、君のお母さんから話は聞いている…」

「ヒイロくんだね?」

 

僕は初対面のフィオル博士にハッキリと…こう挨拶を返した。

 

「今日は、宜しくお願いします!」

 

「うん!こちらこそ宜しく!」

「早速だけど…準備をしているから…こちらへ!」

 

フィオル博士に研究所を案内してもらう…

 

ポケモン研究所内は、セイン地方の全体がホログラム技術によって確認できる端末や…

ポケモンについてのデータを収集し記録している端末など…

様々な研究機材が揃っていた。

 

フィオル『此処は、「ポケモン研究所支部」になる…』

フィオル『「ポケモン研究所本部」は、「ポケモンリーグ本部」と併設している…』

 

「此処では、データの収集と記録を…本部ではデータの管理と集計をしているんだ。」

「ところで…」

 

「他に2人…まだ研究所に来ていなくてね…」

「此処に来る道中…見なかったかな?」

 

「君と同い年になる…」

 

ヒイロ『いえ…見ていません…』

 

フィオル『そうか…では…』

フィオル『君から先に…ポケモンを託そう…』

 

「この子達が…君の最初のパートナーとなるポケモンだよ…」

 

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

「まず…初めに…」

「じきゅうばポケモンのテルホス…」

 

「ホスッ!」

 

「次に…ちゅうけんポケモンのホノワン…」

 

「ワンッ!」

 

「そして…最後に…」

「がいらいポケモンのビッシェ…」

 

「ビビィ!」

 

「この子達の中から…1匹だけ選んでね…」

 

僕の最初のパートナーは…

ホノワンだ。

 

「僕は、ホノワンにします!」

バンッ!!!

 

研究所の扉を強く開ける音が響いた。

 

「博士!俺にポケモンをくれんだろ?」

 

ヒイロ「あ!?」

「あ!?」

 

「残念だったね…アイト…君は2番目だ。」

 

「ちぇ~」

「先ずは…1番乗りを貰う筈だったのに…」

 

彼の名前は「アイト」…

僕と同い年の…ライバルの1人だ。

 

「それより…アイト…」

「この研究所では、僕の他にも働いている人達が居るから…施設内では静かにね…」

 

アイト『まあ…謝るよ…』

 

「それより…博士…ポケモンだ!」

 

フィオル『本当に君は…せっかちだな…全く…』

 

「この子達の中から…1匹だけね…」

 

アイト『それじゃあ!俺は…ビッシェで!』

 

「これから宜しくな!ビッシェ!」

 

ビッシェ『ビビィ!』

 

アイト『よっしゃ!最初のパートナーを選んだことだし…』

 

「この後やることと言えば…もちろん…アレしか無いよな…」

 

フィオル『ヒイロくん…』

 

「!?」

 

フィオル『ポケモンを託されれば…誰もが…ポケモントレーナーだ。』

 

「君の始まりのバトル…僕も拝見するよ…」

 

「博士!?それでは!?」

 

フィオル『確かに…急がなければならない…』

 

「でも…この子達のポケモンバトルをしっかり見届けないと…」

 

「博士…(ポケモン図鑑)をまだ…」

 

フィオル『ああ…そうだったね!』

 

「これをまだ…君たちに託してなかった。」

 

ーーー

 

「ポケモン図鑑」を手に入れた。

 

ーーー

 

フィオル『それは…「ポケモン図鑑」と言って…』

 

「この(スマホロトム)と連携して…ポケモンの様々なデータを取得できるアイテムだ。」

「きっと…君たちの役に立つ…」

 

アイト『早くバトろうぜ!』

 

「俺はこの後…やることが沢山ある…」

 

ヒイロ『うん!宜しく!』

 

フィオル『バトルコートは…ポケモン研究所の裏手にあるよ…』

 

ーーー

 

僕たちは、バトルコートでお互いに向き合う…

 

アイト『ええと…ヒイロと言ったな?』

 

「先に言っておくが…俺に負けた奴の名前をいちいち覚えて置くことは無い…」

「ポケモンバトルは強さこそが全て…」

 

「本当に…俺より先に…ポケモンを選んだことに値するのか…此処で、白黒ハッキリ付けようじゃねぇか!」

 

「これが最初で最後のファイトだ!」

「ビッシェ!」

 

ビッシェ『ビビシィ!』

 

「ホノワン…君と僕の最初のバトルだ!」

 

ホノワン『ワァンワァン!』

 

「VS」

 

アイト(先ずは…小手調べから…)

 

「ビッシェ!たいあたり!」

 

ビッシェ『ビビィ!』

 

ポケモンには…それぞれ「タイプ」があり…

「くさ」タイプは「みず」タイプに強く…

逆に…「ほのお」タイプには弱い…

 

「ほのお」タイプは「くさ」タイプに強く…

逆に…「みず」タイプには弱い…

 

「みず」タイプは「ほのお」タイプに強く…

逆に…「くさ」タイプには弱い…

 

このバトルは…もちろん不利…

でも…ポケモンバトルは楽しい…

逆境を乗り越えてこその勝利だ。

 

「こっちも同じ手を使うよ!」

「ホノワン!たいあたり!」

 

ホノワン『ワァン!』

 

ーーー

 

一方で…

 

カミーユ(そろそろ…2人共…研究所に着いてる頃かな…)

カミーユ(確か…他に2人居たよね…)

 

ドドドォォォォ!!!

 

「ええェ!?」

 

カミーユ『フィオル博士!?これは一体…どういうことですか!?』

 

フィオル『カミーユさんだね?これは…ポケモンバトルだよ…』

 

カミーユ『そうですが…そうじゃなくて…』

 

「ええと…アイトのことだから…ポケモンバトルを吹っ掛けたとか…」

 

フィオル『まあ…そういう事になるね…』

 

カミーユ『そういう事だったか…』

 

ーーー

 

「このまま!攻撃を続けろ!」

「みずでっぽう!」

 

ビッシェ『ビビィ!』

 

バシャァァァァァ!!!

 

ヒイロ『ホノワン!かわして!たいあたりだ!』

 

「上手くタイミングを合わせるぞ!」

 

ホノワン『ワァン!』

 

フィオル(今の2人の実力は…互角と言った所かな…)

 

フィオル『2人とも…ポケモントレーナーと成ったばかりとは…思えないバトルだよ…』

 

カミーユ『確かに…』

 

ヒイロ(ホノワンも限界みたいだ…)

ヒイロ(この状況から抜け出せるチャンス…)

 

ヒイロ(確かなチャンス…)

ヒイロ(そうか…「シカク」に上手く隠れさえすれば…)

 

あの時…ホノワンと想いが通じ合った気がした…

 

アイト『もう…限界なんじゃないか?』

 

「ビッシェ!そこだ!」

 

ビッシェ『ビビィ!』

 

バシャァァァァァ!!!

 

アイト『先ずは初勝利だな…』

「!?」

 

アイト(ホノワンが居ない!?)

アイト(何処だ!?)

 

ヒイロ『いけ!ホノワン!』

 

ホノワン『ワフォォォ!!!』

 

バゴォ!!!

 

ビッシェ『ビビィ!!!』

 

アイト『ビッシェ!』

 

ドサッ…

ビッシェ『ビシェ…』

 

アイト(逆手に取った反撃…これは盲点だったな…)

 

アイト『ビッシェ…お互いに…出し切り過ぎたな…』

 

「よくやったぜ…」

「戻れ…」

シュゥゥゥ…

 

カミーユ『まさか…みずでっぽうの隙に気付くなんて…』

カミーユ『ぶっ放し過ぎなのよ…』

 

フィオル『勝負が付いたね…』

 

「お互い…初めてのポケモンバトル…お疲れ様…」

 

アイト『お前のポケモン…確かに想いが通じ合ってたぜ!』

 

「この決着はポケモンリーグ…いや…その前にでもやろうな!」

 

ヒイロ『うん!いつかまた!』

アイト『ああ…いつかまただ!』

 

ガシッ!

 

「ところで…」

「カミーユ…お前も来てたのか…お前は確か…先にポケモンを貰ってたな…」

 

カミーユ『そう…私はママから…』

 

「私はイーブイ達で…ポケモンリーグを目指すよ!」

 

アイト『それじゃあ…俺たちはライバルだな!』

 

「すべてのポケモントレーナーが夢見て憧れる晴れ舞台!」

「俺は、ポケモンリーグを目指し…必ず優勝して魅せる!」

 

カミーユ『ちょっと!アイト!勝手に先走らないで!私もなんだから!』

 

「それに…私の台詞(セリフ)…パクんないでよ…」

 

アイト『ふん…』

 

ヒイロ『ぼ…僕もです!』

 

フィオル『では…頑張ったポケモン達を元気にしないとね…』

 

「ポケモン研究所にある…(回復マシン)を使おう…」

 

ーーー

 

テンテンッ!テロリン!!!

 

ーーー

 

アイト『よっしゃ!ビッシェも元気になったみたいだし…早速…俺は、ジムに向かうか…』

 

皆んな「え!?」

 

アイト『それじゃあな…こうして居るあいだにも…他のトレーナーに先を越されているかもしれねぇし…』

 

そう言い残すと…彼は研究所を後にした。

 

フィオル『まだ…まともに育てもしないで…ジムに向かうなんて…せっかちにも程があるよ…ほんと…』

 

「それに…彼は…ある勘違いをしている…」

 

カミーユ『ですね…』

 

ーーー

 

ポケモントレーナーとなった誰もが挑戦する最初の関門…

「チャレンジリーグ」で待ち受ける…

8人の実力者…

 

ジムリーダーとは、ポケモントレーナーを導く者達を指している…

また、それぞれが得意とする「タイプ」のエキスパートであり…

数々の挑戦者(チャレンジャー)を迎え撃つ…

 

ーーー

 

セレクシティ

バトル会場

 

「ハガネール!じしんで大地を砕け!」

 

ハガネール『ネガァー!!!』

 

「OK(オーケー)!ポリゴンZ!」

「臆することなく…はかいこうせん!」

 

ポリゴンZ『ポリッポリッ…ジジジッ!!!』

 

ドドドドッ!!!

ビビビビビビビビ!!!

 

ドドドォォォォォォォ!!!

 

「これは…」

 

シュゥゥゥゥゥ…

 

ハガネール『ネガァ…』

ドシィィィ!!!

 

ジャッジ『ハガネール…戦闘不能!バトルスコア!3対0!』

ジャッジ『よって勝者!ジムリーダー!バニラ!』

 

「決まった!!!」

オォォォォォォォ!!!

 

「これが…ジムリーダーの強さか…」

「今年も…ポケモンリーグまで1人も勝ち上がれないかもな…」

 

「改善されてこの調子とは…恐れ入ったよ…」

 

ーーー

 

「僕のハガネールが…たった一撃で…」

「これが…ジムリーダーのNo.2…」

 

「僕は、あなたのポケモンを1匹も倒せませんでした…僕の完敗です。」

 

バニラ『君の強さ…何となく伝わりました。』

 

「誰でも負けるのは悔しい…でも…それは…決してポケモンの弱さではない…」

「それを…忘れないことが大切です。」

 

「はい!アドバイス…ありがとうございました!」

 

「よく頑張ったぞ!!!」

「良いバトルだった!!!」

 

ーーー

 

コッ…コッ…

 

バニラ『お祖父様…』

 

「ジムリーダーとして…恥じぬ…バトルであったな…孫よ…」

 

バニラ『これから…噂の挑戦者(チャレンジャー)を迎え撃つ所です。』

 

「まさか…本当にNo.1に勝てるとは…思っても見ませんでしたが…」

 

「どんなトレーナーであっても…負けはきっとある…例外はあるがな…」

 

「良いか…バニラよ…」

「ジムリーダーとして守り抜くのだ。それこそ…私が背負って来たものになる…」

 

バニラ『はい…そのつもりです。』

 

「完膚なきまでに…打ち勝ちます。」

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