ポケットモンスター ーアンティーク・モダンー   作:無垢なファン

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新たな「あく」タイプは11種類が登場!

※進化前は除外しております。
※リージョンフォームや+αも含む場合があります。


戦慄のゴーストハウス!

第29話 戦慄のゴーストハウス!

 

ーーー

 

でんきタイプのエキスパート…

ジムリーダーのラージさんに勝ち5つ目のジムバッジを手に入れた後…

 

僕達は、「幽霊屋敷」についての情報を聞き出す為…ターンシティの住民に詳しい話を聞いてみることにした。

 

ーーー

 

「幽霊屋敷か…」

 

ヒイロ『どんな些細なことでも…』

 

カミーユ『私達…どうしても…あの幽霊屋敷について知りたくて…』

 

「ジムチャレンジャーが尋ねているんだ…」

「答えない訳がない…」

 

「あの屋敷は数十年前…とある大富豪が建てたものだ。」

 

「当初は別荘として…建てたものだったらしいが…」

「あまりに土地が良く…富豪は大層…気に入っていたそうだ。」

 

「だがな…」

 

カミーユ(え…この入り方って…)

カミーユ(この後…悲劇が起きたり…)

 

「屋敷が崖に聳え立っていたのもあってか…」

「ある娘が産まれると…しばらくして売り払われたらしい…」

 

「崖が危ないからな…」

「愛娘の遊び場には向かなかったのだろう…」

 

ーーー

 

「と思ったら…愛娘の為だった!?」

 

ーーー

 

カミーユの必死なツッコミが風に流される…

 

「大富豪が気に入っていた屋敷でもあり…あの場所は、数多くの思入れがあるのだろう…」

「もう何十年も経ったが…幾度も持ち主が移り変わってな…」

 

「廃墟になるまで…数多くの人々を見守ってきた屋敷だ。」

「もう…あの建物はこの町のシンボルだよ…」

 

カミーユ『なんだか…いい話…』

 

ヒイロ『ですね…』

 

カミーユ『それにしても…屋敷について詳しいんですね…』

 

「ああ…あの屋敷に住んでいた1人と友人でね…」

 

ヒイロ『幽霊屋敷として広まった理由はなんですか?話を聞く限り…幽霊屋敷になりそうな感じはしなかったので…』

 

「君達も聞いたことがあるだろ?」

「人々が使わなくなった場所は、ポケモン達の住処になると…」

 

確かにハイゼルさんから聞いたことがある…

 

「実は、あるポケモンが棲みついていてね…」

「それも…大変手強く…厄介なポケモンであり…噂の幽霊屋敷となった所以だよ…」

 

「出来れば君たちに…あのポケモンを止めてもらいたい…」

「あの屋敷は町の大切なシンボル…」

 

「これ以上…暴れられては残す物も残せない…」

「他のポケモン達も棲みつけない…」

 

ヒイロ『是非…僕達にやらせてください!』

 

カミーユ『ゴーストタイプは好き…あるアイドルの好きなタイプだから…』

 

「ジムチャレンジャーなら…安心だな…」

 

「さっき他に…マンキーを連れた同い年くらいの子が1人…屋敷に向かって行ってね…」

「あの子1人ではどうも心配だ…僕も様子を見に行こうと思っていたところ…君達が尋ねて来たということだ。」

 

ヒイロ『僕達が代わりに、様子を見に行きます。』

 

カミーユ『あの…問題のポケモンって…』

 

「ゲンガーだよ…それも珍しい特性を持っているらしい…」

 

ーーー

 

噂の幽霊屋敷は、絶壁に聳え立っており…

此処から…今まで冒険してきた場所が見渡せるほど美しい風景だった。

 

カミーユ『見てみて…凄く綺麗…』

 

ヒイロ『あれが…セレクシティですね…』

 

カミーユ『3人の始まりの場所…』

 

しばらく風景を眺めていると、何処からかポケモンの鳴き声が聞こえてくる…

 

「キッキー!」

 

振り返ると鳴き声の主はマンキーだった。

 

カミーユ『マンキー?』

 

ぶたざるポケモンのマンキーは、何かに奮い立っている…

僕には、そう感じた。

 

「あの…」

 

マンキーの力強い鳴き声とは対照的に…か細い声が聞こえてくる…

僕達と同い年くらいの子が、いつの間にか立っていた。

 

前髪で顔が隠れており…

表情が上手く見えない…

 

カミーユ『私たち…幽霊屋敷に棲みつくゲンガーを倒しに来たの…』

カミーユ『もしかして…君も?』

 

「はい…ですが…」

 

どうやら…何かを伝えたいらしい…

 

ヒイロ『なんでも言ってください…』

 

「もし宜しければ…ご一緒しませんか?」

「やる気満々なマンキーと違って…なんだか怖くて…」

 

マンキー『キッキー!』

 

ヒイロ『幽霊屋敷に1人で向かった子って…』

 

「はい…僕です。」

 

カミーユ『そうでしたか…』

 

ポンッ!

イーブイ『イブッ!』

 

ーーー

 

3人で幽霊屋敷を周ることに…

近付けば近づくほど…昼でも異様さが伝わってくる…

 

「夜だと…とても…」

 

カミーユ『確かにこれだと…幽霊屋敷と言われるよね…』

 

幽霊屋敷の内部は広く…

何処までも続いている様な感覚に陥る…

昼間の明るい時間帯でも…異様さを感じられるのだ。

 

ヒイロ『この屋敷の何処かに…』

 

カミーユ『ところで…お名前は?』

 

「私はカミーユ…」

 

ヒイロ『僕はヒイロと言います。』

 

「パズ…」

 

カミーユ『パズくんだね!改めて宜しく!』

 

ポンッ!

イーブイ『イブッ!』

 

パズ『あの…』

 

ドドドォォォォォ!!!

 

パズのか細い声は、激しい物音によって掻き消された。

 

カミーユ『え!?何々!?』

 

ヒイロ『ゲンガーの仕業かも…』

ヒイロ『行ってみましょう!』

 

パズ(…)

 

激しい物音は、そう遠くない…

広い幽霊屋敷の中で…隠れたポケモンを見つけるのは至難の業だ。

わざわざ物音を立ててくれたのは好都合だった。

 

ーーー

 

「ゲッゲッ!」

 

ヒイロ『ゲンガーだ!』

 

僕達は、驚くべき光景を目の当たりにする…

幽霊屋敷の一室は、まるで異空間の様に何処までも広がっていたのだ。

 

カミーユ『残された物が…天井に…』

 

「どうなってるの!?」

 

パズ『これも…ゲンガーによる仕業…』

 

ゲンガー『ゲッゲッゲッ!!!』

 

マンキー『キッキー!』

 

ポンッ!

イーブイ『ブイッ!』

 

カミーユ『攻撃が来るよ!』

 

「ゲッゲッ!」

シュゥゥゥ…

 

ゲンガーのシャドーボールは、辺りの物を吸い込み…みるみる巨大化していく…

 

ヒイロ『ゆけっ!カビゴン!』

 

ポンッ!

カビゴン『カビッ!ゴンッ!』

 

ゲンガー『ゲッゲッゲッ!!!』

ゴォォォォォ!!!

ドドドドドッ!!!

 

マンキー『キッキー!』

ガッ!

 

ゲンガーの攻撃が迫り来る中…

マンキーは、周りの瓦礫を掴むと勢いよく投げつける…

 

ヒュゥン…

 

カミーユ『なんでも吸い込まれるみたい…』

 

「どうするの!?」

 

カビゴン『カビッ!ゴンッ!』

ドッシン!

 

カビゴンの鳴き声が、この状況を打開する大きなヒントになった。

 

「あ!?」

 

ヒイロ『カビゴン!こっちも吸い込むぞ!』

 

カビゴン『カビッ!ゴンッ!』

シュゥゥゥ…

 

ゲンガー『ゲゲッ!?』

 

カビゴンの吸引力が勝り…ゲンガーのシャドーボールは吸い込まれた。

 

ゲンガー『ゲッゲッ!』

ヒュゥゥゥ…ヒュゥゥゥ…

 

カミーユ『今度は…周囲の物を操ってるよ!』

 

「ポルターガイストみたいだけど…」

 

辺りの家具や瓦礫はみるみる…積み重なり…

まるで、要塞のように聳え立つ…

 

パズ『マンキー…インファイト…』

 

マンキー『キッキー!』

 

ゲンガー『ゲッゲッ!』

 

ドドドドドッ!!!

ドドドドドドドドドドッ!!!

 

ドドドォォォォォ!!!

 

マンキーのインファイトが炸裂し…強固な守りを打ち砕く…

 

ゲンガー『ゲッゲッ!』

シュゥゥゥ…

 

カミーユ『ゲンガーが動いたよ!』

 

ヒイロ(シャドーボールなのか?)

 

ゲンガー『ゲッゲッ!』

 

ゲンガーが放ったシャドーボールが…

カビゴンに向かう…

だが…カビゴンはノーマルタイプだが…

 

ゲンガー『ゲッゲッゲッ…』

 

「!?」

 

ヒイロ『カビゴン!受け身を!』

 

「それはシャドーボールじゃない!」

 

カビゴン『カビ!?』

 

ドドドォォォォォ!!!

 

カビゴン『カビッ!ゴンッ!』

 

ドシィィィィィ!!!

 

カビゴン『カビ…ゴン…』

 

ゲンガーの放つ「シャドーボール」は、ダミーであり…「きあいだま」だった…

 

カミーユ『あんな器用なことまで…』

 

「私もこうしちゃ居られない!」

「行くよ!キラドアちゃん!」

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

キラドア『キィララ…』

 

ヒイロ『戻れ…カビゴン…』

シュゥゥゥ…

 

ーーー

 

ヒイロ『よし!ガバイト!』

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

ガバイト『ガバァ!』

 

ゲンガー『ゲッゲッゲッ!』

 

カミーユ『あのゲンガー…可愛げがないね…』

 

「攻撃が決まって…ご機嫌みたい…」

 

ヒイロ(ゲンガーは「ゴースト」と「どく」タイプ…)

ヒイロ(この技なら…)

 

パズ『マンキー…ちょうはつ…』

 

マンキー『キッキー!』

 

突然のマンキーによる…挑発はゲンガーも乗ってしまった。

 

ゲンガー『ゲッゲッゲッ!』

 

パズ『これで…テクニカルな動きは封じ込めたはず…』

 

カミーユ『ありがとう…パズくん!』

 

「行くよ!キラドアちゃん!」

「りゅうのいぶき!」

 

ヒイロ『ガバイト!じならし!』

 

ガバイト『ガバァ!』

キラドア『キィララ…』

 

ドォォォ!!!

ドォォォォォ!!!

 

ヒュゥゥゥ…

ゴォォォ!

 

ゲンガー『ゲッゲッゲッ!!!』

 

「!?」

 

カミーユ『どう言うこと!?攻撃が効いてない!?』

 

ヒイロ『攻撃が…吸い込まれた…』

 

「それに…あのゲンガー…」

 

カミーユ『完全に浮いている!?』

 

「まさか!?ふゆう持ちってこと!?」

 

此処で…ゲンガーの特性が、消えたはずの「ふゆう」であることが判明した。

 

ーーー

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