ポケットモンスター ーアンティーク・モダンー   作:無垢なファン

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ブルーラプターズ襲来

第32話 ブルーラプターズ襲来

 

ーーー

 

ハイゼル『ジムチャレンジ自体は、何度でも受けることができるんだ。』

 

「受付は済ませてあるよ…中央エレベーターから上に向かおうか…」

 

カミーユ(手際が早過ぎて怖いよ…この人…)

 

ヒイロ『なるほど…分かりました。』

 

エントランスホールから…中央エレベーターに入り上の階へと向かう。

 

ーーー

 

ハイゼル『ジムトレーナー達は、主に「ひこう」タイプのポケモンを扱うよ…』

 

カミーユ『ひこうタイプマスターの異名を持つ…ジムリーダーのシズクさんは、チャレンジリーグの「4人の実力者」としても…名が挙がるね…』

 

ハイゼル『うん…バニラさんも…その内の1人に数えられる。』

 

「チャレンジリーグの難所は、4人のジムリーダーを倒せるか?だ。」

 

パズ『これまでは、自由に手持ちを選べていましたが…条件が設けられている為、ハードルが上がっていますね…』

 

ハイゼル『注意点は把握済みだ。君達ならきっと勝てるよ…』

 

「おっと…上の階に着くみたいだよ…」

 

ヒイロ『どんなポケモンが、待ってるんだろ…』

 

ピコッ!

エレベーターの到着サインが聞こえる。

両開きのドアが開かれた。

 

ーーー

 

「ようこそ!ジムチャレンジャー!」

「ジムチャレンジは題して…スカイタワーの頂上を目指せ!」

 

「ひこうタイプと特性ふゆうを持つポケモンしか使えない特殊ルールが適用される。」

「1つのフロアには、3つのバトルコートが用意されており…ジムトレーナーとのバトルに勝つたびに次の階へと進める。」

 

「階が進むにつれて、ジムトレーナー達も強くなる。」

「3人のジムトレーナーに打ち勝ち…4階に待ち受ける…ジムリーダーに挑むことが、ジムチャレンジ内容だ。」

 

「活躍を祈ってるぞ…」

 

ーーー

 

ジムスタッフにより、バトルコートへ案内される。

 

ハイゼル『僕は後で追いつくよ…先に挑戦してくれ…』

 

「対戦ルールは、1対1のシングルバトル…1本先取により勝者が決まります。」

「お互い…ポケモンを…」

 

ヒイロ『任せた!ムクホーク!』

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

ムクホーク『キィィィ!!!』

 

「ゆけっ!オンバーン!」

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

オンバーン『キッキキッ!』

 

ーーー

 

カミーユ『行くよ!マドニカちゃん!』

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

マドニカ『フルルゥ…』

 

「行って来なさい!ネイティオ!」

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

ネイティオ『トゥル…トゥル…』

 

ーーー

 

パズ『ヨルノズク…』

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

ヨルノズク『フォー…フォー…』

 

「実力を見せて貰おう!アーケオス!」

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

アーケオス『ガウール!』

 

ーーー

 

ジムトレーナーとのポケモンバトルは、苦戦することなく打ち勝つことができた。

 

ヒイロ『ムクホーク!ブレイブバード!』

 

ムクホーク『キィィィ!』

シュゥゥゥ!!!

 

カミーユ『マドニカちゃん!全身全霊の…』

 

「しんそく!」

 

マドニカ『フルルゥ…』

シュッ…ドゴォッ…

 

パズ『ヨルノズク…サイコキネシス…』

 

ヨルノズク『フォー…』

ドゥゥ…ファファ…

 

ドドドォォォォォ!!!

 

オンバーン『キキキ…』

ネイティオ『トゥトゥ…』

アーケオス『ガウ…ウ…』

 

「オンバーン…ネイティオ…アーケオス…」

「戦闘不能を確認!」

 

「次の階へお進みください。」

 

ハイゼル『あれから…強さが一段と上がったね…』

 

ーーー

 

1階のジムトレーナーに打ち勝ち…次の階を目指す為、再びエレベーターに乗り込む。

すると、スカイタワーの窓ガラスから…突如巨大な何かが見えた。

 

「おい!?何だあれ!?」

 

「ポケモンリーグの宣伝か?」

 

「だが…妙だ。」

「あれは…」

 

ーーー

 

スカイタワー 4階

 

「こんなものか…ジムトレーナーの強さは…」

 

「おい!あれを見ろ!」

「何だあれ!」

 

ツバサ『空に浮かぶ…巨大な要塞か…』

 

「面白い奴が居るんだな…」

 

ーーー

 

スカイタワー 2階

 

ヒイロ『飛行船?』

 

カミーユ『ちょっと!?どうなってるの!?』

 

ハイゼル『やはり…来たか…』

 

セイウンシティを覆うほどの飛行船が突如として上空に現れた。

 

ハイゼル『ジムトレーナー…上の階へ向かっても?』

 

「しかし…」

「…」

 

「はい…問題ありません。」

 

ハイゼル『他のジムチャレンジャーを安全な場所へ…』

 

「はい!」

 

ハイゼル『君達はこのまま…最上階へ向かってくれ…』

 

ヒイロ『はい!』

 

カミーユ『え!?』

 

パズ(…)

 

ハイゼル『僕は…いち早く向かう…』

 

カミーユ『いち早く?』

 

彼はそう呟くと…スカイタワーの窓を開ける…

強風が吹き荒れた。

 

ヒイロ『窓から…』

 

カミーユ『え!?何やってるんですか!?』

 

ハイゼル『さあ…頂点を目指そうか!ボーマンダ!』

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

ボーマンダ『ボウダァー!!!』

 

ーーー

 

ハイゼル『僕は…あれから…彼らの手掛かりを追ってきた。』

 

「空の海賊…ブルーラプターズ…」

「彼らを止めるためにね…」

 

ヒイロ『やっぱり…』

 

カミーユ『頭がパニックになりそう…』

 

パズ(…)

 

ハイゼル『彼らが欲しがる物は、世界に散らばる数々の秘宝だ。』

 

「此処に現れたということは、彼らが探し求める何かがあると言うこと。」

 

ヒイロ『僕達も向かいましょう!』

 

ハイゼル『急がないと…最上階で待ってるよ…』

 

ヒイロ『はい!』

 

カミーユ『本当に来るとは…』

 

ポンッ!

イーブイ『イブッ!』

 

パズ『可愛い…』

 

ーーー

 

「なんだ。ただのガキか…」

「まあいいだろう…さっさとポケモンを渡せ…」

 

「力尽くか…素直に手渡すか…」

「賢いなら…最適解は分かるだろ?」

 

ネンドール『コォガオ!!!』

 

ツバサ『随分と大層な登場をしたかと思ったら…ポケモンを奪うことが目的か…』

 

「他に変な奴は見かけたが…これほど腐っては無かったな…」

 

ハイゼル『ジムチャレンジャーの未来を奪わうことは許されない…』

 

ドォォォォォ!!!

ボーマンダ『ボウガァー!!!』

 

「いったい…何処から…」

 

ーーー

 

「ガダ…手を出すな…」

 

ガダ『このまま…同士を残すわけには…』

 

「分かっている…」

「ティザーを向かわせたのは、正解だった。」

 

「ふふ…確かに…」

 

「ガダ…下に命令だ。」

「此処は1度手を引く…」

 

「あいつは…危険だ。」

 

ーーー

 

ハイゼル『怪我や危害は無かったかい?』

 

ツバサ『ああ…戦いたい気持ちは有り余ってる…』

 

ハイゼル『僕も同じさ…』

 

「見た感じは下っ端の方達だね…」

 

ツバサ『俺も同じこと思ってた。』

 

「なんだと!?」

 

ーーー

 

「やはり…来ていましたか…」

 

ハイゼル『シズクさん…久しぶり…』

 

シズク『ジムリーダーとして…見過ごすわけにはいきません…』

 

「私も全力を出しましょう…」

 

カミーユ『やっと着いたと思ったら…夜になったみたい…』

 

ヒイロ『あれが…ブルーラプターズ…』

 

太陽の光を遮るほど…巨大な飛行船と無数のネンドール…

 

ネンドール『コォガオ!!!』

 

ハイゼル(スカイリンク…あれも奪ったものなのか…)

 

「ジムリーダーだと…」

「まあいい…」

 

「この数だ。」

 

ネンドールに命令しようとした瞬間…

通信によるものだろうか…

 

退却を始める…

 

「ネンドール!戻れ!」

「退却だ!」

 

ーーー

 

ツバサ『どうしたんだ?』

 

ハイゼル(相当な手練れが紛れ込んでいる…)

 

ーーー

 

ガダ『マーカーはどうする?』

 

「ポケモンリーグに出ることは分かっている…焦る必要はない…」

「ただ…機会を待てばいい…」

 

「俺の手駒になってくれよ…」

「ファイヤー…サンダー…フリーザー…」

 

ーーー

 

 

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