ポケットモンスター ーアンティーク・モダンー   作:無垢なファン

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嵐が過ぎ去ったあと

第33話 嵐が過ぎ去ったあと

 

ーーー

 

嵐が過ぎ去りし空のように…

澄み渡る青空と太陽の光が広がった。

 

カミーユ『目的はなんだったんだろう…』

 

ハイゼル『彼らだけが知るだろうね…数々の情報とポケモンバトルの対策は、とっていたが…』

 

「また…振り出しに戻ってしまった。」

 

ヒイロ『ハイゼルさんは、こうなることを読んでいたんですか?』

 

ハイゼル『彼らが扱う飛行船が…最新鋭のものだったのは僕の想定外だ。』

 

「スカイタワーに現れるところは、想定内だったけどね…」

 

カミーユ『どれも計画通り上手くいけば…どうするつもりだったんですか?』

 

ハイゼル『飛行船に乗り込むつもりだったんだ。』

 

ボーマンダ『ボウダァー!』

 

ツバサ『大胆だな…』

 

シズク『ですね…』

 

カミーユ(考え方が軽すぎるような…)

 

ハイゼル『どちらにしても…退けることはできた。』

 

「さあ…ジムチャレンジの続きといこうか…」

 

ーーー

 

ツバサ『俺は、ルミナスシティに向かう…次なる強者と戦うためにな…』

 

「やはり…世界はまだ広い…」

 

中央エレベーターを使い…

彼は、スカイタワーを降りて行った。

 

カミーユ『ツバサくんだったよね?』

 

「ポケモンリーグから…招待状を受けるほどの実力を持つポケモントレーナーだとか…」

 

ヒイロ『招待状?』

 

ハイゼル『まだ、説明をしていなかったね…』

 

「ポケモンリーグから…他地方の実力者を募る為、ポケモンリーグ優勝実績や数々の功績ある者を招待する。送り状のことだよ…」

 

カミーユ『ヒイロくん…スマホロトムの告知見ないんだね…』

 

ヒイロ『はい…』

 

ハイゼル『ポケモンリーグのLIVE中継やジムリーダーの順位を賭けた熱いバトル。「ランクマッチ」…ジムリーダー入れ替え戦など…』

 

「ポケモンバトルのコンテンツは人気だね…」

 

カミーユ『昼夜問わず…見続けられるコンテンツだから…』

 

「ヒイロくんも見た方がいいよ…」

 

ヒイロ『はい…』

 

ーーー

 

シズク『本来なら…3人のジムトレーナーに打ち勝ち…私と手合わせをしますが…』

 

「これも…あなた達の実力を見れば…少々不足かもしれませんね…」

 

シズク『このまま…ポケモンバトルを始めるのはどうでしょうか?』

 

「空の摩天楼…スカイタワーの頂上…」

「此処なら…ジムチャレンジを締め括る最高の場所だと思いませんか?」

 

ハイゼル『シズクさんの言う通り…この場所こそ盛り上がりそうだ。』

 

「僕がジャッジを担当しよう…」

 

ーーー

 

シズク『バトルのルールは、団体戦をメインに添えてみましょうか…』

 

ヒイロ『団体戦?』

 

ハイゼル『公式戦のルール規定にも載ってあるバトル形式だね…』

 

カミーユ『シングルとダブルの2パターンがありますが…』

 

シズク『もちろん…後者の方ですね…』

 

ハイゼル『僕からルール説明を…』

 

「ジムチャレンジ参加条件の…ひこうタイプと特性ふゆうを持つポケモンだけが参加可能だ。此処は変わらないね…」

 

シズク『他の挑戦者(チャレンジャー)さんが苦戦している理由の1つですね…レンタルポケモンは最近取り入れました。』

 

「ポケモンを鍛え直すのは少々厳し過ぎたのかも知れません。」

 

ハイゼル『手持ちのポケモンは従来通り…4匹までが使用できるけど…最後の1匹を除いた3匹は、3人が1匹ずつ使用可能となる。』

 

「最後の1匹は、3人の誰かが繰り出すことができる。お互いが話し合い決める必要があるけど…これはもう決まってるかな…」

 

カミーユ『私はマドニカちゃんしか…』

 

パズ『僕はヨルノズク…』

 

ーーー

 

シズク『では早速…ポケモンバトルを始めましょうか…』

 

「あと…30人ほど…ポケモンバトルの予定が入っておりますので…」

 

カミーユ(ジムリーダーさん大変…)

 

ハイゼル『これより…ジムリーダー公式戦…シズクVS(たい)3人によるポケモンバトルを開始するよ!』

 

「相互左右に…ポケモンを…」

 

お互いが向き合い…しっかりと目を合わせる。

開幕は、僕とカミーユさんだ。

 

カミーユ『負けてばかりは…先輩トレーナーらしくない…』

 

「いい所…見せなくちゃ…」

 

ヒイロ『僕も負けられません…必ず6つ目のジムバッジを手に入れましょう!』

 

パズ『うん…』

 

ーーー

 

シズク『鋼鉄の翼を広げ…優雅に舞いなさい!ゆけっ!鉄壁のアーマーガア!』

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

アーマーガア『ガァガァァァ!!!』

 

ヒイロ『幾つもの強敵を倒してきた君なら…きっと勝てる…』

 

「行くぞ!ムクホーク!」

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

ムクホーク『キィィィィィ!!!』

 

ムクホークがバトル場に出た。

その瞬間…

 

立ってられないほどの強風が吹きつけた。

強い向かい風は、ムクホークを僕の方へと押し戻し…

不安定な体勢を強いられる…

 

ヒイロ『こ…これは…』

 

カミーユ『え!?』

 

パズ『…』

 

思わず…両手をつく…

必死になり…姿勢を保つことで精一杯だ。

 

ハイゼル『慣れてない人には、少し危険だったかな…』

 

「ボーマンダ…皆んなを落ちないよう…守ってくれ…」

 

ポンッ!

ボーマンダ『ボウダァー!!!』

 

ーーー

 

シズク『この場所を選んだのは、他でもない…そよかぜ峡谷の近く…町なら心地よい微風が…』

 

「スカイタワーの最上階なら…強風が常に吹き荒れる…」

「これも…最後のジムチャレンジ…」

 

「吹き荒れる強風を、力を合わせ…対策しない限り…私のポケモンには、近づくことさえできませんよ…」

 

シズク『さあ…強い風…生み出せる電気…』

 

「これを自らの力に変換(か)えるとき…」

「行きますよ!タイカイデン!」

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

タイカイデン『ヨォ…ヒィィィ…』

 

シズク『特性は「ふうりょくでんき」…本来なら…受けた技により…強化されますが…』

 

「私のポケモンは、ひと味も…ふた味も違いますよ…」

 

ハイゼル(鍛え方…今後の参考になるかも…)

 

カミーユ『どんな…向かい風も…追い風となるように…』

 

「張り切るよ!マドニカちゃん!」

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

マドニカ『フルルゥ…』

 

「!?」

 

シズク『まあ…珍しい…』

 

「奇跡のような…ポケモン…」

「少々酷ですが…これもまた勝負…」

 

ーーー

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