ポケットモンスター ーアンティーク・モダンー   作:無垢なファン

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スカイタワーCP(チャンピオン)!?ゲンガー

第36話 スカイタワーCP(チャンピオン)!?ゲンガー

 

ーーー

 

ポンッ!

 

「ゲッゲッゲッ!!!」

 

モンスターボールから…ゲンガーが勢いよく出てきた。

すると、準備の有無や指示を待たずにタイカイデンへ攻撃を仕掛けようとした。

 

必死で制止しようとしたが…

ゲンガーはゴーストタイプ…実態が不安定な為、食い止めることが困難だった。

 

シズク『あら…乱暴で礼儀知らずなポケモンなこと…』

 

「噂のゴーストハウスに棲みつくポケモンとは…ゲンガーでしたか…」

 

ヒイロ『ゲンガー…フライングはちょっと…』

 

ゲンガー『ゲゲッ!?』

 

ーーー

 

姿が消え…見え隠れを繰り返すゲンガーと…羽づくろいをし始めるヨルノズク…

 

ハイゼル『戦い慣れているね…メガシンカを失っても底知れない強さを感じるよ…』

 

ボーマンダ『ボウガ…』

 

カミーユ『はは…3人がかりじゃないと…倒せなかった。』

 

「それほど…手強いポケモンでした。」

 

ハイゼル『なるほど…』

 

ハイゼル(コレなら…試練も…)

 

ーーー

 

シズク『さあ…私のエースをお見せしましょう!』

 

「君達の本気…見せてください…」

「くれぐれも…凍えないように…」

 

シズク『行(ゆ)きなさい!ヒューガル!』

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

ヒューガル『ガルゥゥゥ!!!』

 

ーーー

 

カミーユ『やっぱり…新しいポケモンだ。』

 

ハイゼル『ひょうけつどりポケモンのヒューガルだよ…』

 

「こおり…ひこうタイプのポケモン…」

「あのポケモンは、他とは一線を画している…」

 

伝説の鳥ポケモンと同じタイプを持つポケモン…

凍えるような冷気が伝わってくる…

 

パズ『ヒイロくん…タイカイデンは任せてください…』

 

ヒイロ『じゃあ僕は…』

 

「ヒューガルを…」

 

ーーー

 

ハイゼル『おや…準備が整ったようだね…』

 

「じゃあ…ポケモンバトル再開!」

 

カミーユ『だね!』

 

ポンッ!

イーブイ『ブイッ!』

 

ボーマンダ『ボウガァー!』

 

初陣となるゲンガー…

戦いは最終局面を迎え…3人が協力し…なんとか勝てた。

ゲンガーの参戦が、ジムリーダーのポケモンに対しどう戦えるのか…

 

強固な守りと強靭なスタミナを併せ持つアーマーガアと…

パワーもスピードも遥か格上だったメガムクホーク…

 

あのポケモンを突破できたのは、奇跡に近かった。

 

技の読みとタイミング…起点作りと予想外の秘策…

千載一遇とも言える好機(チャンス)を逃さないポケモンの活躍…

 

ジムリーダー上位の実力と渡り合えたのは、紛れもない…皆んなのお陰だ。

 

ゲンガーとヨルノズク…

ムクホークとマドニカから…バトンを受け取り更なる強敵に立ち向かう…

 

ーーー

 

ヒイロ『ゲンガー!シャドーボール!』

 

ゲンガー『ゲッゲッゲッ!!!』

シュゥゥゥ…

 

シズク『ヒューガル!ゆきげしき!』

 

ヒューガル『ガルゥッ!』

ヒュゥゥゥ…

 

カミーユ『天気がゆきに…』

 

ハイゼル『戦法がガラッと変わるよ…』

 

「ヒューガルの特性…こおりのたいもうを発揮させる為だ。」

「視界を狭める役割もあるね…」

 

ーーー

 

シズク『さあ…ジムチャレンジャー…』

 

「立ちはだかる壁を越えなさい…」

「ポケモンリーグへ挑める者とは、どんな困難も物ともしない実力を持つこと。」

 

ゲンガー『ゲッゲッ!』

 

ドォォォォォ!!!

ドゥン!ドゥン!

ドゥン!

 

シズク『ヒューガル!溜めの隙を突きなさい!』

 

「アイスサプライズ!」

 

ヒューガル『ガルゥゥゥ!!!』

 

パズ『ヨルノズク!サイコキネシス!』

 

ヨルノズク『ルゥ…ルゥ…』

キィィィ…

 

シズク『タイカイデン!エレキボール!』

 

「弾きなさい!」

 

タイカイデン『ヨォォォ…ヒィィィ…』

ビリッ!バリッ!

ドォォォォォ!!!

 

「ガルゥゥゥ!!!」

「ゲッゲッゲッ!!!」

「ヨォッ!ヒィッ!」

「ルゥ…ルゥ…」

 

ザザザザザッ!!!

ドドドォォォォォ!!!

バリバリバリッ!!!

キィィィ…

 

激しい技と技のぶつかり合い…

これを制し…立っていたポケモンが勝つ…

 

カミーユ『どうなったの!?』

 

ヒイロ(…)

 

タイカイデン『ヨォ…ヒィィィ…』

バササッ!

 

パズ『やっぱり…』

 

「いくよ…ヨルノズク…」

「あの戦法が刺さる…」

 

「さいみんじゅつ!」

 

「!?」

 

ヨルノズク『ルゥ…ルゥ…』

ヒィィィ…

 

タイカイデン『ヨォ…ヒィ…』

 

ヒュゥゥゥ…

 

さいみんじゅつが命中し…空中から真っ逆さまに落下する…タイカイデン…

 

シズク『タイカイデン!?』

 

シズク(なんという…技の精度と範囲…この子は一体…)

 

ーーー

 

ハイゼル『これは…案外早く…決着がつきそうだ。』

 

カミーユ『え?』

 

シズク『ヒューガル!タイカイデンをフォロー…』

 

ヒューガル『ガルゥゥゥ!!!』

 

シズクさんの指示よりいち早く…

ヒューガルはタイカイデンの元へと、飛び立っていた。

 

シズク(やはり…ヒューガル…あなたは最高のパートナー…)

 

「!?」

 

ジムリーダーがある違和感に気付く…

これも…少し遅かった。

 

シュゥゥゥ…

ヒューガル『ガルゥ…』

 

シズク『さっきの攻撃が…ヒューガルを…あれはまさか!?』

 

「タイカイデン!?」

 

シュゥゥゥ…

ゲンガー『ゲンガー!!!』

 

なんと…タイカイデンの元へと、いち早く飛び立っていた。ヒューガルは、ゲンガーが変身した姿だった。

 

3人が思ったことは…

 

「やっぱり…このポケモンは…」

「少しばかり…と言うよりかなり!?」

「やり過ぎだね…」

 

ボーマンダ『ボウガ…』

 

ーーー

 

ゲンガー『ゲッゲッゲッ!!!』

シュゥゥゥ…

 

ドゥン!ドゥン!

ドゥン!

 

ドォォォォォ!!!

ドドドォォォォォ!!!

 

ゲンガーが放った留めの一撃は、タイカイデンとヒューガルをまっすぐ貫き…

衝撃波が他の皆んなを襲う…

 

ハイゼル『ボーマンダ!3人を衝撃から守るんだ!』

 

ボーマンダ『ボウガァー!!!』

 

ドドドォォォォォ!!!

 

ハイゼル(なんという…威力だ。)

 

ーーー

 

シュゥゥゥ…

 

タイカイデン『ヨォ…ヒィ…』

ヒューガル『ガルゥ…』

 

ハイゼル『これは…楽しみだ。』

 

カミーユ『え?ハイゼルさん…今なにか言いましたか?』

 

ハイゼル『いや…つい…』

 

「血が滾ったようだ。」

「僕の悪い癖だね…」

 

バサッ…

ボーマンダ『ボウガァー!』

 

カミーユ「?」

 

ーーー

 

ゲンガー『ゲッゲッゲッゲッ!!!』

 

ゲンガーは楽しそうだった。

ただ…

 

ヒイロ『ゲンガー…』

 

ゲンガー『ゲゲッ!?』

 

ヒイロ『やり過ぎだよ…』

 

必要以上のやり方は良くない…

これを悪戯と捉えるのは少し違ったからだ。

 

反省したのか…拗ねたのか…

ゲンガーは僕の背後に姿を隠し…縮こまってしまった。

 

ーーー

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