ポケットモンスター ーアンティーク・モダンー   作:無垢なファン

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セイン地方のモデルは…
大都市「ドバイ」!


常闇のダークライ

第2話 常闇のダークライ

 

ーーー

 

セレクシティ

ポケモン研究所

 

「博士…」

 

フィオル『そろそろ…向かうとしよう…』

 

「僕は、先に失礼するよ…この周辺で、未知のエネルギー反応を確認したからね…」

 

ヒイロ『はい!お忙しい中…ありがとうございました。』

 

フィオル『僕も応援しているよ…君達の目指す夢は、きっと壮大なものになる…』

 

「この世界では、ポケモンリーグが全てでは無いとね…」

 

この言葉を伝えると…フィオル博士はポケモン研究所を後にする。

すぐ後に…カミーユさんがこう呟く…

 

「博士もきっと…1人のポケモントレーナーとして世界を見て来たんだね…」

「あの一言に…今までのすべてが詰まっている…」

 

ヒイロ『世界は…広いと…』

 

ーーー

 

カミーユ『さて…アイトの馬鹿は置いといて…ヒイロくんは「ポケモンセンター」って知ってるよね?』

 

ヒイロ『はい…もちろん…』

 

カミーユ『流石だね…ポケモントレーナーなら…誰もが1度は利用する施設だからね…』

 

「先輩トレーナーとして…先に教えておきたくて…」

「それじゃあ…(チャレンジリーグ)についてはどう?」

 

「ポケモンリーグに挑む為には、8つのジムバッジが必要になってくる…」

「ジムリーダーの扱うタイプや…得意な事まで…何でも頭に入っているよ…」

 

カミーユ(なんて言ったって…マニアだからね…)

 

ヒイロ『それは…是非ともお願いします。』

 

「最初のジムリーダーについて…お聞きたいです。」

 

「ヨシッキタッ!」

 

カミーユ『セレクシティ…セレクアカデミー生徒会長であり…ノーマル使いのエキスパート…』

カミーユ『ジムリーダーのバニラさん…キャッチコピーは「ノーマルプレジデント」…』

 

「彼女の好物は、スイーツ全般とミルクティー…趣味は、ポケモンのお手入れと書類整理だね…」

「彼女は、代々ジムリーダーを務める…名家の跡取りで、その実力は歴代でも屈指と聞いているよ…」

 

カミーユ『なんと言っても…バニラさんは、ジムリーダーでもNo.2との呼び名もある通り…相当な実力を持っている…』

 

「それに…バトルでは、容赦のない攻撃で手を抜かないことでも有名な人よ…」

「あと…バトルの流れを読み取れることも噂になっているね…」

 

ーーー

 

セレクシティ

バトル会場

 

ゲッコウガ『ゲッ…コガッ…』

 

「決まった!!!」

「ジムリーダーの名に恥じない活躍を見せました!」

 

「これで公式戦!100連勝を達成!!!」

 

「オォォォォォォォ!!!」

 

キサラギ(これで…ジムリーダー…)

キサラギ(私の手持ちが…たった1匹のポケモンで…)

 

バニラ『これで…世界を知って貰えましたか?』

 

「私より強い人なんて…幾らでも居ますよ…」

 

バニラ『確かに…あなたのポケモン達からは…より鍛え抜かれた経験と知識が備わっていました。』

 

「でも…私には勝てない…」

 

バニラ『あなたが目指している…ポケモンリーグとは、そう言った場所なのです。』

 

「また…いつでも受けて立ちます。私はポケモンバトルが大好きですので…」

 

キサラギ『何故…あなたは、これ程までに強いのですか?』

 

バニラ『そうですね…1つだけ挙げるなら…手を抜いて勝てる相手ではないとでも…言っておきましょうか…』

 

キサラギ『…』

 

「再戦を…今度こそ…勝って見せましょう!」

 

ーーー

 

その頃…

 

セレクシティ

セレクアカデミー前

 

「それが現在…ジムリーダーはご不在でして…」

「ジムリーダーの許可なく…ジムチャレンジを受けることは出来ません!」

 

「もうしばらくお待ち下さい…」

 

アイト『それじゃあ…先に…ジムトレーナーでウォーミングアップをする。』

 

「俺は待つのが嫌いだからな…ジムに入らせてくれ…」

 

「どうして!聞いてくれない!」

 

ピロリン…

 

アイト(スマホロトムから…)

 

ーーー

 

カミーユ『はあ…』

 

「あいつのことだから…また、ジムスタッフさんにご迷惑を掛けているかも…」

「せっかちな所は相変わらずだね…」

 

カミーユ『ほら…あそこ…』

 

「セレクアカデミーの前で、何処か見たことある子…やっぱりね…」

 

彼女の言った通り…セレクアカデミーの前で、ジムスタッフさんを困らせているアイトの姿があった。

 

ーーー

 

カミーユ『こら!アイト!ジムスタッフさん困ってるでしょ!』

 

アイト「ビクッ!」

 

「なんだ…カミーユか…てっきり…母さんかと思ったぜ…」

 

カミーユ『誰がお母さんよ!ほら行くよ!』

 

「ジムリーダーさんが不在なら…しょうがないじゃない!待つしかないよ…」

 

アイト『ああ…それもそうだな…だが…さっき気が変わった。』

 

彼はそう言うと…

「スマホロトム」を僕たちに見せた。

 

「よく見てみろ…」

 

カミーユ『ジムリーダーと再戦!?』

 

「対する挑戦者(チャレンジャー)は…他地方のポケモンリーグ制覇者!?」

 

アイト『此奴…手を抜いて居たらしい…まさかジムリーダー相手にとはな…』

 

ヒイロ『あれ…この人…何処かで…』

 

カミーユ『ヒイロくん?どうしたの?アイトなら先に行ったよ…』

 

ヒイロ『え!?』

 

カミーユ『あいつは待つことを知らないよ…私たちも行こう?』

 

「バトル会場は此処から近いし…」

 

ーーー

 

バトル会場から…大勢の歓声が聞こえて来る。

 

カミーユ『もうすぐ始まるみたい!』

 

僕は、バトル会場の熱気に心を掴まれた。

その光景は…僕が夢見ている…

ポケモンリーグの様な…そんな感じがしたからだ…

 

カミーユ『ヒイロくん?』

 

ヒイロ『いえ…何でもありません…』

 

僕達は、指定された席に急いで着いた。

 

ーーー

 

「まもなく…ジムリーダー公式戦が始まります。」

「ジムリーダーこと…今現在100連勝中のバニラか…それとも…他地方からの挑戦者(チャレンジャー)…キサラギか…」

 

「バニラよ…ジムリーダーとして…ポケモントレーナーとして…頼んだぞ…」

 

「これより…バニラVS(たい)キサラギのバトルを開始します!」

「ジムリーダー公式戦!3or3!入れ替え自由!バトルギア使用可能!」

 

「お互い前へ…それでは始めて下さい…」

 

ーーー

 

キサラギ『私の実力は…あなたを倒してから証明します。』

 

「ゆけっ!クレッフィ!」

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

クレッフィ『チャリ…』

 

バニラ『OK(オーケー)!お互い全力でぶつかり合いましょう!』

 

「ポリゴンZ…あなたに任せました。」

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

ポリゴンZ『ポリッ!ジジジ…』

 

バニラ『すべてを破壊し尽くしなさい!ポリゴンZ!はかいこうせん!』

 

ポリゴンZ『ポリッ!ジジジ…』

ビビビビビビビッ!!!

 

キサラギ『もう…同じ轍は踏まない!クレッフィ!ひかりのかべ!』

 

クレッフィ『チャリィ!』

シィィ…

 

バニラ『このまま押し倒します!』

 

ビビビビビビビッ!!!

ドドドォォォォォォォ!!!

 

キサラギ『やはり…真っ向でしか…あなたのポケモンとは渡り合えませんか…』

 

クレッフィ『チャリリ…』

 

バニラ『小細工は無用…』

 

「決まった!!!」

「ポリゴンZのはかいこうせん!」

 

「クレッフィ!戦闘不能!」

 

キサラギ『戻れ…クレッフィ…』

シュゥゥゥ…

 

キサラギ(これで…脅威となっていた…ポリゴンZは大人しくなる筈だ。)

キサラギ(「はかいこうせん」が半減されれば…このポケモンで…)

 

キサラギ(次に繋げる…)

 

「ジュカイン!君の番だ!』

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

ジュカイン『カイン!』

 

「メガシンカ!」

 

彼の声に反応するかの様に…

ジュカインの首飾りと…首元のペンダントが同時に輝き出した。

 

アイト『あれが…メガシンカか!?』

 

カミーユ『真のポケモントレーナーの証…』

 

ヒイロ(…)

 

ジュカインは光に包まれる…

それは…新たな姿への更なる進化だった…

 

ジュカイン『ジュカァァ!!!』

 

「此処で…挑戦者(チャレンジャー)のポケモンがメガシンカ!!!」

 

キサラギ『では…こちらの番だ!ジュカイン!きあいだま!』

 

ジュカイン『ジュカァァ!!!』

 

シュッ…シュッ…

キィィィィィ!!!

 

バニラ『ああ…言い忘れておりましたが…私のポリゴンZは…「はかいこうせん」での反動を受けません…よって…』

 

「ポリゴンZ!続けて!はかいこうせん!』

 

キサラギ(これは…)

 

ポリゴンZ『ポリッ!ジジジ…』

ビビビビビビビッ!!!

 

ジュカイン『ジュカ…』

 

ドドドォォォォォ!!!

シュゥゥゥ…

 

ジュカイン『ジュ…カ…イン…』

ドサッ…

 

「ジュカイン!戦闘不能!」

 

「何ということでしょうか…」

「あのポケモン…無敵なのか!?」

 

キサラギ(ひかりのかべを貫通した!?それに…破壊まで…)

 

「メガジュカインまで…及ばないのか…」

 

ーーー

 

アイト『あの破壊力…確かに厄介だな…』

 

カミーユ『バニラさんらしい…戦い方ですね…』

 

アイト『いや…そうじゃない…』

 

「あのジムリーダー…わざとあんな戦い方をしている…」

「だから…手札を隠すのが上手い…」

 

ーーー

 

「ゲッコウガ…シャンデラ…ドラパルト…」

「クレッフィ…そして…ジュカイン…」

 

キサラギ『私が此処に立てているのは…皆んなのお陰だ。』

 

「まさか…このポケモンを見せる時が来るとは思わなかった。」

「出来れば…ポケモンリーグで…そう考えていた。」

 

「ダークライ…」

 

キサラギ『私が…彷徨っていた…悪夢から救い出してくれた君の強さ…優しさ…私は信じているよ…』

 

「此処で見せてくれ!」

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

「ハザァァァ…」

 

アイト『何だ!?あのポケモン…』

 

カミーユ『バトル会場が急に暗くなった!?』

 

ヒイロ『ポケモン図鑑を…』

 

「!?」

 

NO DATA

 

「データが出ない…」

 

ピコッ…

「やあ…また会ったね…」

 

ヒイロ『フィオル博士!』

 

アイト『博士か…』

 

カミーユ『スマホロトムの通話モードだね…』

 

フィオル『実は…僕も同じバトルを観戦して居てね…』

 

「あれは…幻のポケモン…ダークライだよ…」「それも…色違いの個体だね…」

 

「!?」

 

アイト『幻のポケモン…本当に実在したのか…』

 

フィオル『確かに…世界でも報告例は数少ない…非常に珍しいポケモンだ。』

 

ーーー

 

バニラ『なるほど…OK(オーケー)!』

 

「確かに…公式戦の規定では何も問題はありません…」

 

バニラ(まさか…幻のポケモンを扱うトレーナーが他に居たとは…)

 

キサラギ『私の切り札(エース)だ。此処は勝たせて貰います!』

 

バニラ『ポリゴンZ!はかいこうせん!』

キサラギ『ダークライ!影に潜り込め!』

 

ポリゴンZ『ポリッ…ジジジ!』

ダークライ『ハザァァァ…』

 

ビビビビビビビッ!!!

シゥッ!シゥッ!

 

バニラ(影の中に吸い込まれた!?)

バニラ(それに…薄暗い視界で…攻撃が外れることもある…)

 

バニラ(確かに…読めない…)

 

キサラギ『ダークライ!あくのはどう!』

 

ダークライ『ハザァァァ…』

ギュゥゥゥ…

 

バニラ(では…これならどうでしょう…)

 

「ポリゴンZ!10まんボルト!」

 

ポリゴンZ『ポリッ!ジジジ…』

 

ビリリッ!!!

ドドドォォォォォ!!!

 

キサラギ(ダークライに攻撃が通った…意表を突かれたのは初めてだ。)

 

バニラ『影には光を…やはり…私の考えは的中しましたか…』

 

ポリゴンZ『ポリ…ジジジ…』

 

「ポリゴンZ!戦闘不能!」

 

「攻撃が決まりました!挑戦者(チャレンジャー)の逆転となるのか!」

 

「オォォォォォォォ!!!」

 

「流れが変わったぞォ!!!」

 

バニラ『まだまだ此処から…』

 

「ミミロップ!可愛いさと強さを!」

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

ミミロップ『フォン!』

 

「こちらも…メガシンカです!」

キィィィ…

 

彼女のピアスに嵌め込まれた石が反応する…

それと同時に…ミミロップのティアラが輝き出した。

 

バニラ『君の可愛さ…強さ…更なる進化で…』

 

「ミミフォォォォォ!!!」

 

「両者共にメガシンカを見せました!!!」

「此処からがポケモンバトルです!」

 

「オォォォォォォォ!!!」

 

バニラ『ミミロップ!かみなりパンチ!』

キサラギ『ダークライ!きあいだま!』

 

ミミロップ『ミフォォォ!!!』

ダークライ『ハザァァァ…』

 

ドドドォォォォォォォ!!!

 

「両者の激しいぶつかり合いで…暗闇が完全に晴れました!」

 

「どうなった!?」

 

キサラギ(ダメージの蓄積か…最後の1匹で全てが決まる…)

 

ミミロップ『ミミ…』

 

「これは…」

「ミミロップ!戦闘不能!バトルスコア2対2!」

 

「これで両者共にラストワンとなりました!」

 

「オォォォォォォォォォ!!!」

 

バニラ『ジムチャレンジャーの8つ目のジムバトルは…この様に会場で行われる…』

 

「だから…ポケモンバトルはより盛り上がり…楽しいものとなる…」

 

「これが…私のパートナー…』

「ジラグール!』

 

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