ポケットモンスター ーアンティーク・モダンー   作:無垢なファン

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最も大好きなシリーズは第3世代…
ルビー・サファイア・エメラルド!


ガラクタ屋のコイル

第7話 ガラクタ屋のコイル

 

ーーー

 

303番道路

 

セレクシティの東に位置する。

隣の「カイユウシティ」に繋がる道路である…

 

此処で僕は…新たなポケモンを探していた。

 

ーーー

 

ヒイロ『どう見ても…コイキングに似ている…』

 

「ドヨォ!ドヨォ!」

 

ぬまざかなポケモンのヌマキング…

王冠のような背鰭と尾鰭が立派に見えた。

 

ヒイロ『でも…ギャラドスみたいに強くなるかも…これから宜しく!』

シュゥゥゥ…

ポンッ!

 

カチッ…

ヒュゥン…ヒュゥン…

 

ヒュゥン…

パチッ!

 

ヒイロ『ヨシッ!ゲットしたぞ!』

ヒイロ『ところで…アレはなんだろう…』

 

目立たない場所に、ポツンと古びた小屋が建っていた。

興味本位で、掠れた看板の文字が読める位置まで近付く…

 

ヒイロ『あの…』

ヒイロ(お店…だよね?)

 

「ただのガラクタ屋だよ…」

 

何処からか…そんな声が聞こえた。

 

ヒイロ『何処から!?』

 

「ごめん…ごめん…」

「此処だよ…」

 

ヒイロ『あの…店の人は…』

 

「え?」

「ああ…居ないよ…」

 

「こうやって…気に入った商品の代わりにお金を置いて行くんだよ…」

チャリ…

 

「俺も…店主を見たことがない…」

 

ヒイロ『いろいろな電化製品に…何かに使う部品がありますね…』

ヒイロ『どれも…見たところ…古い物ばかりだ。』

 

「ああ…此処に置いてある物は廃品ばかりだからね…」

「この中にありそうな…掘り出し物を見つけることも…楽しみの1つだね…」

 

「見たところ…ジムチャレンジャーだけど…」

「君の名前は?」

 

「俺はユズキ…」

「ある時は(俳優)をやっている…ちょっとした(メカマニア)さ…」

 

ユズキ『まあ…ほとんど別件の仕事を任されているけどね…』

 

ヒイロ『僕は…ヒイロと言います!』

 

ユズキ『ヒイロくんか…覚えておくよ…』

 

「ところで…はがねタイプは好きかい?」

 

ヒイロ『ええと…僕はまだ…』

 

ユズキ『ああ…ポケモントレーナーになったばかりなんだね…』

ユズキ『これから追求して…自分に合ったポケモンを見つけていく…』

 

「俺に合っていたのが…」

「はがねタイプ…銀色に輝く鋼鉄は…どんな技も通さない…」

 

「僕は特にメカっぽいポケモンが好きでね…」

「例えば…ギギギアルやジバコイルとかね…」

 

ビビビ…

 

何処からか…そんな音が聞こえた気がした。

 

ユズキ『気のせいでは無いよ…俺にも聞こえた。』

 

ヒイロ『何処かで音が…』

 

ジジジ…

 

ユズキ『これは…電磁波のような音だね…』

ユズキ『どうやら…この辺から聞こえてくる…』

 

ヒイロ『はい…』

 

僕は、山積みになったガラクタを丁寧に取り除いていく…

 

ユズキ『俺も手伝うよ…』

 

しばらく…取り除くと…あるポケモンの姿が見えた。

 

ヒイロ『あっ!コイル!』

 

コイル『ビビビ…ジジジ…』

 

ユズキ『仲間を呼んでいたのかも知れない…』

ユズキ『急いで助けよう…』

 

コイル『ジジジジ…』

 

ユズキ『見たところ…キズは無いようだね…汚れてはいるけど…』

 

ヒイロ『誰がこんなことを…』

 

ユズキ『珍しい話では無いよ…誰もが、ポケモンを大切にしている訳ではない…』

 

ヒイロ『僕…このポケモンを育てます!ポケモントレーナーとして…責任を持って…』

 

ユズキ『ああ…コイルも喜んでるよ…きっと…』

 

ピロリン…

 

「やあ!ヒイロくん!」

「冒険は順調かな?」

 

ヒイロ『博士!』

 

フィオル『君の…図鑑データを見ていたところなんだ。ムックルに…ヌマキング…それに…コイルを捕まえたみたいだね…』

 

ユズキ『お久しぶりです。フィオル博士…』

 

フィオル『おや…ユズキ君…』

 

ヒイロ『あの…おニ人は、お知り合いなんですか?』

 

フィオル『ポケモンリーグ会場で彼のバトルを見たことがあってね…』

 

「君と同じ…ジムチャレンジャーだったんだよ…」

「彼の扱う…はがねタイプのポケモンはどれも強いんだよ…」

 

ユズキ『あの時は、ほとんど勢いで勝ち続けてましたね…ライバルが現れるまではですが…』

 

ヒイロ(ライバル…)

 

フィオル『おっと…すまない…このまま話し続けていたら…また、助手に怒られてしまう…』

 

「私は、この辺で失礼するよ…」

 

ヒイロ『はい…ありがとうございました。』

 

ピロリン…

 

ーーー

 

ユズキ『フィオル博士は…このセイン地方を盛り上げてくれた人なんだ。』

 

「最近は…珍しいポケモンの調査と新型のバトルギア開発に…力を入れている…」

 

ヒイロ『新型のバトルギアですか…』

 

ユズキ『まだ…詳しい情報は聞いていないけど…既に試作品は、完成しているみたいなんだ。』

 

「もしかしたら…博士は君に託してくれるかもしれない…」

 

「!?」

 

ヒイロ『僕がですか?』

 

ユズキ『君の冒険を…応援してくれてるよ…きっと…俺にはそう見える…』

 

ヒイロ『ところで…珍しいポケモンとは何ですか?』

 

ユズキ『伝説のポケモン…君は見たことはあるかい?』

 

「!?」

 

ヒイロ『あの…伝承として言い伝えられる…滅多に姿を現さないポケモンのことですよね…』

 

ユズキ『うん…』

ユズキ『此処…セイン地方でも…新たに伝説のポケモンが確認されている。』

 

「ここだけの秘密だよ…」

 

ユズキ『ああ…もうこんな時間か…すまないが俺も失礼するよ…』

 

「期待のジムチャレンジャーか…いいね…」

「俺も…応援することにしたよ…」

 

ユズキ『ポケモンリーグは今まで以上に白熱することだろう…世界中から実力者を集めているからね…』

 

「もちろん…勝ち上がれるのは…極小数…」

「君が勝ち残れることを期待しているよ…」

 

ヒイロ『はい!ありがとうございます!』

 

ーーー

 

一方で…

 

カミーユ『やっと…勝てた。』

カミーユ『私も…1つ目のジムバッジ…』

 

「ありがとう…イーブイちゃん!」

 

イーブイ『イブッ!』

 

ーーー

 

アイト『ジムリーダーの不在?』

 

「はい…現在ジムリーダーは不在となっておりまして…」

 

アイト『今度は…ジムリーダーを探すことになるとはな…』

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