自滅者:仮称「9号」に対する実験記録。
この自滅者はほかの視線を向けられただけの虚無の行人とはやや異なる構造を持つ。
仮定は32パターンほどあるけど、そこはどうでもいいかな。
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9号の心臓部に自滅者用の存在維持装置を内蔵。
当現象はほかの自滅者とは誕生方法がやや異なる可能性有。
9号に対して直接的な接触を試行。
当該現象は自身が″存在しない存在″であることを自覚している為、意識内部のパラドクスによる存在崩壊の危険性有り。
打撃による痛みの発現を検知。
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アスターが9号に名前を付けたらしい、アイマと言う名前。
由来は単純だけど、名前というタグを存在に付与することは自我の安定につながるだろう。
天才じゃないにしても、少しはやれるみたいね
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9号用に調整したパンクロード星の奇物をあの小僧に渡した。
私と言う人形はいくらでもいるけど、貴重な天才の時間を取るほどのことじゃないからね。
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!!! 9号の内部装置から存在の損壊を検知 !!!
以前ステーションに来訪した混沌医師の薬品とステーションの物資を使って強引にこちら側に引き寄せた。
あの花が無ければ対応する前にロストしていたかも。
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ステーション内の物資を無理やり使ったことでステーション内の研究員が9号のことを見つけてしまった。
管理を怠ったアスターにはクレームを入れておいたが、そろそろ世界との接触を試みてもいいかもしれない
判断を保留。
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アスターから9号が歩行可能になったとの通達。
物を掴み歩くことができるのなら、そろそろ世界と触れ合う時期だろう
幼子とは皆そういうものだ。
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今日は模擬宇宙に集中
虚無はこちらでも相変わらず、只佇んでいる。
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ステーション内に9号を連れ出したらしい。
監視カメラの映像から9号はIXに近い性質を持っている──無作為に視線を向け、興味を失う
この個体なら、私の目的も達成してくれるかもしれないね
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9号に仕事を与えてみることにした。
実際には奇物を運ばせて、その影響を観察する
通常の人間では起きない反応が検知された。
曰く、頭が回り続ける感覚を植え付けられたそうだ
食堂でニンジンを無理やり食べさせられてた頃には治ってたから、ほかに記録するようなことはないかな。
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9号の戦闘力は思ったよりも悪くない。
少なくとも、自身を守り抜くことはできるだろう。
何より、意思を打ち出す装置を応答させている。
やはりあそこへたどり着けるのは、彼しかいない。
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実験終了。
ヘルタ028、機能停止。