俺切空想短編集   作:subレッド

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オリキャラの使用デッキはデュエマの作者デッキを元にしています。
原作同様な対戦進行ではなくダイジェストとなりますので、ボリュームを求める場合原作をお読みください。



あり得ざる邂逅2

(なんでエニグマを知っている?いや、今は勝つことに集中しなければ!)

「俺のターン!」

本来のエニグマであればルーター連打でパーツを搔き集めて特殊勝利を行う。

しかし、このファイトでは相手が渡してきた〈幸福の採取〉がノイズになる。

デッキの共鳴力が底上げされたせいでルーターが引けない!

俺が出来たことは土地をセットしゴブリントークンを場に出すだけに留まった

 

―俺のターン。土地をセットし1コスで「簡易特攻」を発動対応は?

ないな。ならば効果処理、次に使うクリーチャーのコストを1軽減し速攻を与える。

 

「最初のターンにルーターを2枚使ったのは手札交換だけじゃなく」

 

―気づいたみたいだな?手札交換はついでで俺の目的は魔法を墓地に増やすこと。

前のターンのルーター3回で落としたのはすべて魔法。そして災害と選択で+2

んで今ので+1 特攻の軽減1合計7コスト軽減だ!

 

「そのコスト軽減で出るカードは!」

 

―知ってるのか。あんたやっぱり…いやどうでもいいことだ。どうせ素材になるやつのことなんざ覚えていたってしょうがない。

青白2を払い〈福音齎す水晶竜〉召喚。

Cip処理で墓地の魔法を任意回収。

 

「くそ!」

相手が墓地から回収したのは〈明けの明星〉2枚に「最終休止」1枚

厄介すぎるぞ!?

 

―コストは使い切ってる上に〈防災〉を福音に撃たなかったな?

ならばアタックだ。福音が殴るとき手札から9コス以下の魔法を無料詠唱

〈明けの明星〉を詠唱!効果処理により今度はこいつを場に出す。

〈禁断天龍トュエルセカンド〉

 

「大型のドラゴンが2体。しかも片方は俺のアクションに対して動いてくる」

 

―そ。あんたが9コス以下の詠唱をすれば俺はさらに動けるってわけ

エニグマは動き続ける訳だし?キツイよね?

 

・・・本来であれば相手の手札にある〈最終休止〉と「明けの明星」で俺はかなりキツイプレイを要求される。

なのになんで・・・

「なんでそんなにつまらなそうか顔してんだよ…」

そう。圧倒的有利対面で盤面も理想展開したはずなのに一切表情が変わらない。

勝利に固執してるわけでも、プレイに集中しているわけでもない。

ただ単に紙をたたきつけてるだけ

コイツはカードゲームを楽しんでいない

「お前、この対戦で何を考えてる?」

だからだろうこんな質問をしてしまったのは

それに対する相手の返答もまた

 

―何も?なんも感じないし考えてもいない。この盤面作れば捲れるやついないでしょ。

そう何も考える必要も感じる必要もない。俺は、俺の理想を叶える。それだけ考えてればいい。そうすればもう

―苦しくない

 

最後に呟かれた一言 それは俺にとって

「苦しくない?お前苦しみから逃れるためにファイトしてるのか?」

闘志に火をつけるのに十分な火種だった

「苦しみから逃れるために他人を犠牲にする奴に負けない。負けるわけにはいかない!」

ルーターが来ない?なら強引にデッキをぶん回せ!回せ、廻せ、舞わせ!

俺を見ていない相手に魅せつけろ!エニグマの定理を!!!

 

 

 

そこからは相手の妨害を跳ね除けデッキ回し続ける。

 

〈幸運の採取〉を使用することでカードを回し続ける

―明星でターンスキップ

「福音に妨害!魔法回収はさせない」

―休止で詠唱禁止

「墓地リセット後に採取でドロー!」

―…〈英雄の威圧〉で<植物戦鬼の故郷>を破壊

「石臼で設置 通らば起動!」

ーセカンドで相手の場のカードを無効化…!

「〈増殖の仕組み〉でトークンを1ドローに変換!!」

―いい加減諦めろよ…!!〈閃光と俊功と思考の選択〉!セカンドと福音に2パン付与!!

「まだまだぁ!福音の攻撃時魔法は妨害!パンチで〈焼畑〉起動!セカンドの2パンはトークンで耐える!」

―なんなんだよお前!明星で「偽光の運命竜」!もう魔法の詠唱はできない!

「関係ない!エニグマのサイクルなめんな!!」

―エニグマに舐めプなんざする訳ねーだろ!!!福音攻撃時に瞬間革命!鏡界の主審龍!

魔法詠唱クリーチャー詠唱ロック!

「置物は起動できる!石臼を土地全て使って起動だぁ!」

―ッソが!もう山が!

 

ドギツイロックをかわし続けてサイクルすること数ターン

最初こそ淡々とプレイしていたのに今じゃ声を張り上げてプレイを宣言している

「どうした?最初のすました態度は?」

嗤っている。こんなにキツイのに、命も掛かっているのに、こんなに愉しいのは久しぶりだと己の顔が嗤っているのを自覚する

 

―あ?こんな…こんな…こんな楽しい、人生で最高の時間で笑わないやついねーだろ!?

 

表情が変わらない?暗い眼をしている?いいやコイツは、この対戦相手は、これまで楽しい対戦なんて出来なかったんじゃないか?だって、あんなに楽しそうなのに、目から涙が流れ続けているのだから

 

ークッソ。目が滲んでカードが見えねぇ…!勝つんだよ!しっかり目を開けよ!しっかりしろよ俺!!!

これが最後の攻撃。〈閃光と俊功と思考の選択〉を追放し〈再詠唱〉を使う!妨害確認!

 

「無し!来い!!」

 

―福音、セカンドに2パン付与!

 

「対応して〈運命の岐路〉!カード名を1つ宣言後トップを捲る!宣言したカードならこのターンをスキップする!」

 

―ここで運ゲーかよ!最高だよあんた!さぁ!宣言しろ!!

 

「俺は〈熟考〉を宣言!そしてトップ確認・・・熟考!!」

 

―当たったか・・・、これでエンドだ。明星は全て見せ切った。後は、〈防災〉が1枚だけ。ただ魔法の詠唱は止めてる、さぁどうする?

 

これがどう考えても最後のターン。泣いても笑ってもこのドローが全てだ

「俺の、タァーン!!!ハンドの〈冥界の先導者〉の効果を起動!手札の魔法とこのカードを捨てて墓地からクリーチャーを1枚回収!採取とこのカードを捨てて墓守を回収し、召喚!!」

 

―〈防災〉をピッチコストで詠唱!墓守を妨害!その後セカンドの効果で〈審判の濁流〉を詠唱。お互いの土地を全て手札に戻す!これで終わりだ!

 

「いやまだだ。手札全てをコストに墓地の〈冥界の先導者〉を追放し効果発動!

墓地に残っているカードを裏側にしシャッフルし、1枚捲る。そのカードがクリーチャーなら召喚できる!」

 

―あんたの墓地の総数はデッキの初期枚数より多いんだぞ?その状態で墓守を引こうってのか!?

 

「あぁ。最後はギャンブルってね!」

 

―面白れぇ、最高に面白いぜあんた!いや、茂札ぁ!

 

「ドロー!俺が引いたのは・・・<テスタロッサの墓守>!!!このカードが存在する時、デッキの枚数が、コントロールしているクリーチャー以下だった場合、ゲームに勝利する。復号成功!」

 

―負け・・・か。グッドゲーム 最高のファイトだった。

 

そう言って憑き物が全て落ちたように穏やかな表情を浮かべながら敗北を受け入れた

 

 

 

 




今回はオリキャラが使ったカードの元ネタを記載していきます。
全話
緊急災害→エマージェンシータイフーン
焔と氷河の選択→コールドフレイム

今話
簡易特攻→キリモミヤマアラシ
福音齎す水晶龍→ゴスペル
明けの明星→ルシファー
最終休止→ファイナルストップ
禁断天龍トュエルセカンド→禁時混成王ドキンダンテXXⅡ
英雄の威圧→超英雄タイム
閃光と俊功と思考の選択→ファイア
鏡界の主審龍→ミラダンテ
偽光の運命竜→ナンバーナイン

オリカ
再詠唱 墓地の魔法を追放 追放した魔法のコスト+2で発動して効果コピー

冥界の先導者 コスト黒4
スタック1/1
手札から魔法と捨てて墓地のクリーチャー回収
場からサクッて墓地蘇生
手札を全て捨てて(1枚以上)墓地から追放 墓地のすべてのカードを裏側にしてシャッフル→一番上のカードを捲りそれがクリーチャーであればプレイできる

ロックが重すぎてどうしてもこのオリカを使わないといけませんでした。
だれだよあんなロック盤面書いた奴。ぜってぇ許さないからな
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