あり得ざる邂逅全3話を読んでいただいた方がいましたら感謝を述べさせて頂きます。
雨 唐衣さんの作品「俺の切り札は光らない」を読んでいる内に、カードゲーマーにとってディストピア過ぎるだろうと思うようになりました。
そんな中でしっかり地に足をつけて生きているフツオ君のなんと凄いことか。
素直に脱帽しました。
同時にここまで人間として完成しているのであれば、多少曇らせたくなるというのも人の性と言えるのでは?と考えこの話を考え始めました。
コンセプトは可能な限り反転した存在をフツオ君にぶつけることです。
私は小説を書くことなどはるか昔にすこし齧った程度で後は業務メールくらいでしか文章作成をしていませんでいたので、久しぶりの感覚で新鮮でした。
同時に文章の前後の繋がりが曖昧だったり、フツオ君がしゃべる量が少なかったりと問題点も多いと思いますが、広い心と温かい目で見てくれれば幸いです。
今回の3話で登場したオリキャラ「開海」について
作中の本来の名前は「宙閉」ですが、最後名前を呼びあうところでは開海で統一しています。
これは今世で生きているのは前世の開海でしかなく、宙閉は名前だけで死人同然だからです。
簡単に言ってしまえば、彼は今を受け入れられなかった、折ありをつけられなかった
茂札普男という立ち位置で考えています。
己のアイデンティティが確立していなかった彼の依存先はカードしかありません。
ですが、彼の前世にはLifeは存在せず、私たちと同じ遊戯王やDM、MTGがある世界に生きていたという設定です。
作者がエンジョイ勢であるにも関わらず環境を追っているので、彼にも時たまCSに参加する程度にはカードゲームにどっぷり浸かっているという裏設定を考えていました。
カードゲームはあるが、自分が大切にしていたカードはどこにもなく自分を受け入れてくれる居場所もない。こういう小説でよく目にする実は理解者がいた、心配してくれている人がいたという救いの展開は開海くんにはありません。
徹頭徹尾完全な遺物なのです。
だからこそ、前世のカードをこの世界に生み出すことで自分もこの世界に居るという事実を生み出すことに必死でした。
前話中にもある通り、前世での開海君は周りの人に恵まれています。
だからこそ、悪事を働いてなんの関係もない人を巻き込むことに強い忌避を持っています。
仮に開海が一切の忌避を捨てていた場合、少なくともフツオ君が住んでいる地区では不良やいじめ、詐欺や恐喝などを行う人間は完全に姿を消しているでしょう。
同時にそれを目撃してしまった一般通行人も数百単位で行方不明になって、開海が使うデッキはたぶん最初のターンに5コス以下の魔法とクリーチャーの効果を無視する∞の攻撃力とタフネスを持ったドラゴンが43%くらいの確率で出てきます。
開海君のデッキには原作に登場するカードはおそらく〈防災〉しかはいっていません
他は全て悪人から創造したカードです。
つまり40-1=39 39人は確実にカードに変えているわけですね
改めてコイツやべーな…
まぁそんなこんなでオリキャラの補足として後書きという形で1話としました。
なお、修羅場を書くにあたって開海君はパラレルワールドの存在として出す予定です
たぶんそっちでは宙閉と呼ばれていることでしょう。
修羅場編は最速10/20から執筆開始です
それまでに自分が考えている草案をメモ書きとして更新するかもしれません
では、またお会いできるのを楽しみにしております。
お疲れ様でした