日本ウマ娘トレーニングセンター学園、通称トレセン学園。
東京都府中の中央トレセン学園を筆頭として、全国に複数存在する。
全国に一万人を超えるウマ娘の中から、中央へ入学、編入する選ばれた猛者たちは二千人弱。
その中からさらにGⅠへの出場が出来るのは一握りの実力者となる。
そしてGⅠウマ娘のトレーナーもまた、一握りの人材である。
毎年行われるトレーナー試験。合格率は15%未満。年によっては合格者0もあるというとんでもない試験である,
トレセン学園に所属するトレーナーはウマ娘と専属契約、またはチームを設立し複数人と契約をする事となっている。
トレセン学園 コース練習場
この日、トレセン学園では恒例行事の選抜レースが開催される。
ウマ娘はトレーナーにスカウトされる事を願い現時点での全力疾走を。
専属専門のトレーナーはレースで実力を発揮できるスターの原石を獲得するべく目を研ぎ澄ます。
そして当たり前の如く、実力者揃いのチームに所属するウマ娘とそのトレーナーも選抜レースを観戦する。
『よ、おハナさん。リギルの面々も恒例行事の見学かい』
『そうね。才能ある娘は一握りよ。リギルのトレーナーとして、実力者をスピカに、あんたに取られる訳にはいかないわ』
『おぉぉと、怖い怖い。でもそんなおハナさんでもあいつには敵わないんじゃない?』
チーム リギル
東条花トレーナー率いる学園最大かつ最強格のウマ娘が所属するチーム。チームスピカと学園一二を競い合う。
チーム スピカ
沖野晃司トレーナー率いる学園一の個性豊かな実力者達(曲者を含む)所属するチーム。チームリギルとは競い合う仲である。
『あいつ。、、、あぁぁ、彼ね。確かに現時点での学園最強チームと言われたら間違いなく彼らね』
『だよな〜。少数精鋭のウチや六平さん、今は北原が引き継いだシリウス、南坂のカノープスと余り変わらないんだがな。いやはや、、、おっ、噂をすればご登場だぜ』
東条と沖野が会話をしていると、コース練習場の入口で人集りが出来ていた。
暫くすると人集りが道を開け、その開けられた道を進む一つの集団。
その集団が通ると、ある娘はお辞儀し、ある娘は眼を輝かせ、またある娘は恐怖でその場を去る。
その集団の最後尾に、カジュアルスーツを纏ってはいるがその体格により何処の組織の人間ですか?という風格を撒き散らす男。
『『チームアリエス』』
牡羊座の星座の名を冠するチーム、アリエス。
学園での別名は黄金郷。
それはチームメンバー全員がジュニアからシニア、はたまた世界を股に掛けて活躍しており、黄金の様に輝くその姿に由来する。
「おはようございます。東条さん、沖野さん」
『おはよう』『おはようさん』
アリエスのトレーナーが2人に挨拶し観覧席に腰掛ける。
「お二人もスカウトですか」
『そうね!ここ最近のレースはどっかの黄金屋さんに掻っ攫われているから』
『おハナさんの言う通り。お前だけに勝ち逃げされっぱなしじゃいかないからな』
「そうですか。まぁ、私もお二人や他のトレーナーの皆さんに負けない様にしないといけませんから、手加減は出来ませんからね」
『『望むところ』』
三人が夢の為に張り合うさなか、選抜レースは始まるのであった。
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