異世界転移、地雷持ち。 作:匿名
「やあ! 僕、邪神! でも、悪い邪神じゃないよ!」
「はっはっは、みんな、混乱しているね。無理もない、無理もない。人間だもの! あ、もう違ったっけ!」
「そんな君たちのために、説明のスライドを準備したよ! こっちを注目!」
― 修学旅行に行く ―
― バスが事故る ―
― クラス全員死亡 ―
― B A D E N D ―
「ん? 死んだときのことを覚えてない? うん、そのあたりは忘れてもらったから。痛かったり、苦しかったりしたことなんて、必要ないでしょ? ――覚えてたら話もできないだろうしね」
「僕が何で邪神って呼ばれるか? うん、不思議だよね。僕は気が向いたときに、死んだ人たちに新たなキャリアパスを用意してあげてるだけなのに、なんか気に入らないみたい」
「そう、若くして死んだ人とかに、別世界への転移とかね。あ、先生や運転手さんはもういい年だったから、輪廻の方に戻ってもらったから、ここにはいないよ」
「はいっ! 今、4分の1ぐらいの人が思った『クラス全員異世界転移』というやつです! 転移先はステータスがあって、レベルがあがったりするゲームみたいな世界です! やったねっ!」
「転生じゃないので、年齢はそのまま。召喚じゃないから、無理難題をふっかけられたりも、いきなり隷属させられたりもしません! やったねっ!」
「チートはあるのか? そんなものはありません! 僕の気まぐれで転移させるだけだから! あ、大サービスで会話と読み書きだけはできるようにしておくよ!
――そろそろ質問は良いかな? じゃあ、転移の準備を始めようか!」
◇ ◇ ◇
――ふむ、困った……。
まさか、こんな事態に陥るとは。
交通事故か……我ながら呆気ない幕切れだなー。死ぬにしてもせめて、免許皆伝までは待って欲しかった。
と考えていると目の前にウィンドウが現れたか。
……なるほど、キャラメイクというやつだな。
使えるポイントは260pt……と。
多いのか低いのか。
「全くの別世界だから、さすがにそのまま転移すると適応できないよね。サービスで少しだけ編集できるようにしたよ。
一番上にあるのが使えるポイント。これはみんな大体同じ。死ぬ前のスペックや行動で多少は違うけど、それは身体を鍛えていたとか、勉強を頑張っていたとかそういった違いだね。
努力は君を裏切らない、良い言葉だね!」
全国模試一桁、流派免許皆伝一歩手前、生徒会所属。
……常人よりかはかなり頑張った人生を送っているから高いと信じよう。
「ここに無いスキルが欲しい? そうだね、じゃあ、欲しい物を挙げていって。問題なければ追加するから。
――スキル強奪? んー、ま、いっか。
――スキルコピー? オッケー。
――取得経験値2倍? じゃあ、4倍と、10倍もついでに付けちゃおう!
――美白? え、そんなの欲しいの? いいけどさ。
――英雄の素質? なりたいの? 英雄?」
…………おーおー好き勝手言いなさる(渋声)
先ほどチートは無いと言ったばかりだというのに、そう簡単に壊れスキルを用意していいのだろうか?
怪しさ満点だな、ついでに邪神だし、コレ。
「ああ、こういうのに不慣れな人もいるよね。ゲームやらない女の子とか。ヘルプも追加しよう」
【ヘルプ(必要ポイント 20)】
各種アドバイスや詳しい説明が表示される。
一度チェックを入れると外せない
この性質上キャンセルできないのは理解できるが、少々お値段が高いように感じますよ…………。
後で必要と感じれば取得する。これでいこう。
貴重なポイントを無駄には出来ない。
さて、スキルを見ていこうか。
まずは、昔取った杵柄ならぬ、前世取った杵柄。
俺の家系は道場を所有しており、昔から続く武術を代々受け継いできた。刀術と斧槍術の2種類あり、特に刀術はかなり有名だ。
まぁ、俺の場合は兄上が刀術を修めていた為、もう一つの斧槍を学んでいた。
俗に言うバルディッシュやら、ハルバードと呼称される武器を用いた武術の総称だ。
自分で言うのもなんだが結構強い方だ。
免許皆伝まであと一歩だったんだけどなぁ。
多分、こっちの世界にもあるだろうから斧槍関連のスキルから取っていこうと思う。
剣、大剣、短剣、刀、槍、弓、銃、棍、斧槍、鞭⋯
――あった!
【斧槍術Lv.1(必要ポイント 5)】
斧槍の扱いが上手くなる。
邪神が言うには頑張れば何とかなるらしい。
技術はあるから使い続ければ他より早くレベルは上がると思うので、最低限で大丈夫だろう。次っ!
魔法はあるなら欲しい。
努力だけじゃどうしようもなさそうではある。
というより、魔法スキルのレベルを上げようと思っても文字がグレーになって選べない。
何かあるのか?
……………………なるほど、才能と素質ね。
【魔法の素質・水系(必要ポイント 10)】
水系の魔法を習得可能になる。
強くなるなら必要か。
おっ、素質を取ったらレベルが上げられるようになった。そういう事ね。
ん? 斧槍にもある。こっちは才能か……なら、才能だけ取ったほうがいいか…………そうだな、技量はあるから武術スキルは無くても、すぐに覚えられるだろう。
あ、そう言えばクラスメイトが要求し追加されたスキルたちを確認していくか……。
――――――――――――――――――――――
【スキル強奪(必要ポイント 80)】
対象の持つスキルをレベルそのままですべて奪う。
奪いたいスキルを指定する必要は無い。
奪ったスキルは自分が死んだ時点で返却される。
【スキルコピー(必要ポイント 100)】
相手のスキルには影響を与えず、スキルをコピーできる。
ただし、コピー対象のスキル名とレベルを確認して指定しなければいけない。
【取得経験値2倍(必要ポイント 50)】
戦闘や訓練、修行によって得られる経験値が2倍になる。
【英雄の素質(必要ポイント 80)】
訓練と努力次第で英雄になり得る素質を持つ。
【魔法素質・全属性(必要ポイント 80)】
すべての種類の魔法を習得しうる素質。
【魔力・極大(必要ポイント 80)】
膨大な魔力をその身に宿す。
【魅了(必要ポイント 50)】
異性を強く惹きつけ、魅了する。外見は変わらない。
【凄く魅力的な外見(必要ポイント 30)】
完璧な造形の外見になる。
異性はもちろん、同性すらもその外見に魅了される。
――――――――――――――――――――――
ふーむ、見る限りでは何も問題なさそうではあるが。
そこはかとなく地雷臭が漂ってくる。
特にスキル強奪とスキルコピー。
スキル性能は間違いなく強奪が上にも関わらず、必要ポイントが低い。
何かしらのデメリットがあると見るべきだ。
…………となってくると?
追加されたスキルは大半がデメリット持ち?
あ、いや、チートは無いってことだから、追加されたスキルでもイカれた性能じゃなければシロか。
というか、こういう時のためのヘルプだったりするんだろうか。だが、このスキル群を見るためだけに取得するのも、勿体ない気がする。
でも、デメリットを押してでも欲しいスキルがいくつかあるなぁ。
仕方ない。他にも元々用意されたスキルがある。
それを確認しながら、選んでいきますか。
と、色々と強そうなスキルが目白押しな中ようやくスキルを決め終わった。
俺が取ったスキルは以下の通り
【頑強 Lv.3(必要ポイント 20)】
【体力増強 Lv.2(必要ポイント 10)】
【斧槍の才能(必要ポイント 10)】
【魔法の素質・時空系(必要ポイント 15)】
【魔法の素質・光系(必要ポイント 10)】
【魔法の素質・闇系(必要ポイント 10)】
【魔法の素質・水系(必要ポイント 10)】
【時空魔法 Lv.6(必要ポイント 50)】
【光魔法 Lv.2(必要ポイント 10)】
【水魔法 Lv.1(必要ポイント 5)】
【魔力・極大(必要ポイント 80)】
【索敵 Lv.1(必要ポイント 10)】
【鑑定 Lv.1(必要ポイント 5)】
【看破 Lv.1(必要ポイント 5)】
【金持ち(必要ポイント 5)】
【異世界の常識(必要ポイント 5)】
改めて上から確認していく。
【頑強】……いくら技術があっても一撃掠ったらお陀仏、なんてことにはなりたくないのでスキルとして頑丈になると明記してあるこのスキルを選択する。
【体力増強】も同じ理由。他にも筋力増強などがあったが、総合的に見て体力が優先の為、こちらを取った。
斧槍系は最低限、魔法は素質がないとレベルが上げられなかったから念の為【斧槍の才能】を選択した。
代わりにレベルが上がる方は取っていない。
持ち前の技量で何とかできると信じたい。
魔法系は特に迷ったが、希少と思われる【時空】【光】【闇】、それと便利だろう【水】の素質を選択。その中でも汎用性の高そうな【時空魔法】は高レベルにした。【光】【水】は冒険中に便利だろうから初期魔法として選んだ。【闇】は少なくとも、序盤に必要な場面は無いだろうと思ったので、才能だけで魔法は取ってない。
【魔力・極大】はかなり悩んだ。
日本には魔力という概念がないと思うから、もしあっちの世界に行っても、魔力が無いので魔法が使えませんとなったら目も当てられない。
【魔力強化】といった下位互換もあったが、【時空魔法】は見るからに魔力を大量に消費しそうという懸念があったので、危険な匂いはしたが極大の方を選んだ。
その他、【鑑定】【索敵】【看破】この3つは有用性は高いうえに、あっちの世界での取得方法が推測できなかったから取るしか無い。
残った10ptで新しく追加されたのであろう【異世界の常識】と【金持ち】を選択。
本当なら、クラスメイトが追加しまくっていたチートに分類されるだろうスキルたちを選択する考えもあったが、仮にも神を名乗る存在が「チートは無い」と宣言している状態では怪しく思えた為、あえなくスルーという結果に落ち着いた。それに何故か嫌な予感がビリビリしてきたのもある。【魔力・極大】もかなり嫌な感覚はあったが必要だと思い、無理にでも取った。
【ヘルプ】を取る選択肢もあったが流石に20ptは無駄にしたくなくて諦めた。
唯一【異世界の常識】は低ポイントでも取得可能で、嫌な予感もこのスキルではしなかったというのもある。
【金持ち】に関しては何となくだ。
ひとまず、俺のキャラメイクはこんな感じ。
と、そろそろ1時間か……結構時間がかかったな。
「さてさて、みんな出来たかな~~? そろそろ転移するよ~。転移時点で使ってないポイントは僕が適当に振り分けちゃうから要注意!」
ちょうどアナウンスがあった。
危ない、余りなく使い切って正解だったな。
「あ、それから近くにいる魂は向こうでも近く転移させるから、知り合いとは引っ付いていた方が良いかも? 判ればだけどねっ!」
おっと、そうきたか。
だが、悲しいことにクラスメイトに親しい友人はいないのだ。強いて言えば名家繋がりで古宮と話す程度だったからな……まぁ、いいや。1人でも何とかなる、うん。
「それじゃ、みんな、今度は良い人生を!」
その言葉とともに、視界は真っ白に染まった。
あっ、誰かの魂が近くにいる感覚が…………。
◇ ◇ ◇
視界が戻ると、俺は道の上に立っていた。
視線を下げるといつもの自分の腕と、質素な服装が目に付く。
そして、隣には……?
姿が変わりすぎていて誰か認識できない。
こんな奴、クラスにいたか? 見た目は耳が長く、顔の造形が整っているからエルフっぽいけど、もはや原型ないな。
「へ、へへへ。悪いなぁ、桐生。奪うならクラスメイトに決まってんだろ」
整っている顔を欲望に歪ませて、推定クラスメイトはこっちを向いた。
あー、言い方的にスキル強奪を取ったのか?
そして、豊富なスキルを持っているクラスメイトから奪おうって魂胆だな。
けど、忘れてないかな? 死んだら奪ったスキルは元の人に戻るって。
あまり人を殺したくないけど、奪われた感覚が来たら殺さざるをえないよ?
「俺の異世界ハーレムの礎になれぇ! スキル強奪!」
必殺技か何かのようにスキル名を叫んだ彼(名前が分からない)
すると――――ドサッ。
「……えっ?」
スキルを発動したと思われる彼は、急に倒れた。
思わず、声が出てしまったがこれは一体どういうことだ?
少し待ってみても、倒れたクラスメイトはピクリとも動かない。
意を決して、そっと近づく。
「おーい、生きてますかー」
「」
返事がない、すでに屍のようだ。
え!? 嘘だろ。
恐る恐る首に触れ脈を確認するも、しっかりと止まっている。
もしかして、デメリットってやつか?
詳細は知らないけどさ。
ちょっと待てよ、てことは俺の【魔力・極大】も命の危険が伴う系?
ヤバいなぁ。こんなことなら【ヘルプ】を取っておけばよかったか。
でも、過ぎたものは気にしてもしょうがないか。
今の状態で何とかやっていくしかなさそう。
意識を切り替えよう。
まず眼の前の死体、放置しててもいいことはなさそうだから、右手側に見える街道に沿って伸びている森に捨ててきます。
――――――――。
――――。
――はい、捨ててきました。
既に死体だから、持ち物全部剥ぎ取ってやりました。倫理とか無いから、ここ異世界だから。それに、俺からスキルを奪おうとしてくるやつに配慮とか要らないでしょう。
これで予備の服と大金が手に入りました。
驚くことに大金……と言えるかは分からないが、結構な量の金を持っていた。
初期装備と言うやつだろう。
俺のポケットを探ると彼同様にお金が出てきた。
大銀貨10枚と金貨4枚――合計5000レア、日本円換算で5万円ほど。
庶民4人家族が一ヶ月生活するのに問題ないくらいの金額だ。自分一人となるとかなり余裕があるな。
それにしても【異世界の常識】はかなり優秀だ、知らないはずなのに思い浮かべるとスラスラと頭の中に必要な知識が与えられる感覚だ。
そして、名も知らぬ彼は俺以上の金を持っていた。
金貨10枚と大金貨1枚――20000レア、日本円換算で20万円ほど。
これを見るに、名も知らぬ彼は【大金持ち】を持っていたようだ。
【金持ち】で5000レア、【大金持ち】で2万レア。
単純計算だが、おおよそ外れてはいないだろう。
…………数ヶ月単位で余裕が出来た。
とは言えないだろう。持ち家がないので宿屋を使わざるを得ない。そして、まともな服もなければ武器すらも持っていない。
そこら辺の消費を考えると、下手すれば1週間で貯金は尽きかねない。
ま、働くなら冒険者一択になってくるだろうけど。
身分なしの俺たちがまともに仕事できるのなんて、冒険者ギルドくらいだ。【異世界の常識】もそう言ってる。
肝心の冒険者ギルドがどこにあるかというと、街だ。
ある程度の大きさの街なら大抵は冒険者ギルドがあるらしい。
その街はどこなんだい? って話し。
この周辺については【異世界の常識】で対応できる。
ラファン、ゲルグ、サールスタットがこの辺りにある街の名前だ。正直言って、よくわからん。
けど、街のことについては……。
少し急いだほうがいいかもしれない。
前方後方確認しても街の外壁が見えない。結構距離があるのだろう。
街の近くなら大丈夫だったが、武器もない状態で街から離れたここにとどまるのは危険だ。
ゲルグかラファンかサールスタットか、行くならゲルグにしたいな。
石畳で作られた街道を前に進むとしよう。
ついでにスキルも確認しながら進むのが効率がいいか。
……何か、自分のスキルを確認するのって無いのか?
「一応やっとくか、『鑑定』……出ない。『看破』……これもダメ。『ステータス』……おっ出た」
――――――――――――――――――――――――――
名前:ソウマ
種族:人族(17歳)
状態:健康
スキル:
【魔法の素質・水系】 【魔法の素質・光系】
【魔法の素質・闇系】 【魔法の素質・時空系】
【斧槍の才能】
【頑強 Lv.3】 【体力増強Lv.2】 【索敵 Lv.1】
【看破 Lv.1】 【鑑定 Lv.1】 【魔力・極大】
【金持ち】 【異世界の常識】 【時空魔法 Lv.6】
【光魔法 Lv.2】 【水魔法 Lv.1】
――――――――――――――――――――――――――
桐生 蒼馬
これが前世における俺の名前だったけど、どうやらこっちの世界にオミットされたようだ。
カタカナ表記になってる。
HPやSTR等の表記はなし。
魔法を使えるというからてっきりMPぐらいはあると思ったが、それも無し。でも、感覚で魔力があるって分かるのは助かるな。
パラメータが無いならスキルを確認していくか。
武器関連は今手元に無いからパス、魔法に関しては……おっ、ステータスから使用できる魔法を見ることができるのか。
【時空】
Lv.1――『加重』『軽量化』
Lv.2――『時間加速』『時間遅延』
Lv.3――『空間拡張』『圧力領域』
Lv.4――『聖域』
Lv.5――『空間分断』『隔離領域』
Lv.6――『転移』『停滞領域』
【光】
Lv.1――『小治癒』『光』
Lv.2――『治癒』『浄化』
【水】
Lv.1――『水噴射』
うん、時空魔法はレベルを上げただけあってかなり良さげな魔法ばかりだね。
光は使い方次第では優秀だな、水は便利程度で取ったしそこまで気にしてない。
後は、その他の【鑑定】【索敵】【看破】あたりか。
【鑑定】を石畳に向かって発動すると
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石畳
ラファン―ゲルグ間を繋ぐ街道に使用されている石畳
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……うん、その通りではあるんだけどね!
予想以上に情報量が少ない。
そして、【異世界の常識】はこの地域のことしか適応されないらしい。
多分、この地域の常識が【異世界の常識】という認識だろうか。
まぁ、【鑑定】は追々レベルを上げていけば問題ないと判断して次のスキルを見ていこう。
【索敵】を発動するというより、周囲の気配を探っていけば何となく方向と強弱、そして敵対的かなどが解る。これもレベルを上げていけばかなり有用だと思う。
最後の【看破】は対象がいないと使用出来ないので後回し。
最後に魔法の使い方から覚えていくか。
【異世界の常識】である程度は分かっているので問題ないだろう。
【魔力・極大】が怖いので、そっと少ない量の魔力を体内から引き出そうとした…………すると。
ボンッ!
「っ! おわっ!?」
まずは様子見を込めて、拾った石ころにLv.1の『軽量化』をしてみたら――――爆発した。
感覚的に全然制御できる気がしない。
なーるほどー、嫌な予感があったのはこれが理由か〜。
魔力は多くなるけど制御が効かなくなる。
そういう訳ですね。
一気に魔力を注いでたら大爆発だったのではなかろうか?
不味いなぁ。魔法を主戦力として考えていたから、大誤算だぞ。
一応、制御は出来ないけど魔法に込める魔力量を少なくすることは出来ていたので、使い続ければ何とかなりそうか?
いま、体内にある魔力はかなりのものだ。
街に到着するまでに、練習すれば何とかなる? いや、ならなそうだな。
まぁ、練習は辞めないんだけどね。
そうして【索敵】や【鑑定】を使いつつ何度も魔力を暴発させながら街道を真っ直ぐ歩いていると、1台の馬車が道のど真ん中に止まっているのが見えた。
【異世界の常識】では通り過ぎたほうが吉っぽいが、情報が欲しいから接触してみるか……。
面白かった、この世界観の物語が見たいという方は
異世界転移、地雷付き。
↑
で検索して、どうぞ。
キャラクリ画面でヘルプを持ってたら、
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【スキル強奪(必要ポイント 80)】
対象の持つスキルをレベルそのままですべて奪う。
奪いたいスキルを指定する必要は無い。
奪ったスキルは自分が死んだ時点で返却される。
(寿命の4%×奪ったスキルレベルの合計を対象に譲渡する。レベルの無いスキルはレベル5と見なす)
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こんなのが見えるらしい。
他の地雷スキルも原作で見れるよ!