とうとう二桁の大台に乗っちゃったァ…
今話か次話でパ皇編終了予定です。
あ、続きません。
それでは、どうぞー
ーパーパルディア皇国 各地属領ー
その日、反乱軍"クーズ王国再建軍"では、とある事が報告されていた。
「属領統治軍が、2日前から撤退し始めていた!今日の午前中には撤退が完了するらしい!!」
「何?組織の存在がバレて炙り出しに掛かっているのではないのか?」
「いや、これは信頼できる筋からの情報なのだが、皇都防衛隊が全滅したらしく、穴埋めのために引き上げているそうだ。他の属領でも同じ事が起こっているらしい。」
「そんな…まさか…相手は日本国か?」
「そうらしい。日本国の飛行機械が上空から侵入して基地を焼き払ってしまったらしい。それともう一つ、」
「パーパルディア皇国主力海軍も日本の艦隊と戦闘を行って、全滅したらしい。しかも日本側は一隻も沈まなかったそうだ。」
「おいおいマジか…あの皇国海軍相手にかよ…」
「あ…いやでも何でニュースになってないんだ?それだけの一大事件、ニュースになって然るべきなんじゃー…」
その瞬間、魔信ラジオから放送が入る。
「臨時ニュースをお伝えします。」
「2日前、パーパルディア皇国皇都防衛隊が日本国の飛行機械群の攻撃により、基地もろとも全滅する被害を受けました。日本国側の飛行機械群は、被害を全く受けていないとの事です。」
「更に同日、パーパルディア皇国主力海軍と日本国の第一護衛隊群及び第三護衛隊群の艦隊決戦が行われ、パーパルディア皇国主力海軍が全滅したとの事です。日本国側は、被害を全く受けなかったそうです。」
「信じ難いですが、これらの情報は観戦武官として日本国艦隊に同行したムー国の方から裏付けが取れています。」
「まさか、誰が文明圏外国が列強に勝利するということを想像できたでしょうか!?しかも、圧倒的差で勝利したのです!とても信じられない事ですが、これは事実です!」
「しかし、このまま行けば、第三文明圏の列強は日本となるのでしょうか?」
「ムー国においては、その見方が強いようです。」
「日本国は転移国家を名乗っており、ムー国において神話として語られる転移前の世界で友邦だったそうなのでー…」
「…たった今放送されたな。」
「嘘だろ…本当なのかよ…」
「…イキア」
「…ああ」
「「クーズ王国を再建する!!」」
クーズ王国再建軍は動きだす。他の属領でも、同じ放送を聞いた各地の反乱軍達が反乱の準備を行う。滅びの時はすぐそこまで迫っている…
ー神聖ミリシアル帝国 帝都ルーンポリスー
情報局長アルネウスは、派遣した情報局員から入手した情報を聞き、考え込む。
入手した情報からわかるのは、間違いなく日本が列強と呼ぶに相応しい国力を持っており、西からだけでなく東からも列強国が出現したことに頭を悩ませていた。
「ライドルカ、お前は日本国についてどう考える?」
「少なくとも軍事技術については、我が国を上回る分野があります。先日報告した携帯型誘導魔光弾や戦車についてもそうですが、つい先ほど送られてきた、アルタラス王国に潜入中の局員から送られてきたこれらの飛行機械の魔写…」
「魔光呪発式空気圧縮放射エンジンもそうですが、この翼形状。明らかに我が国の天の浮舟よりも洗練されています。更にはこれらの飛行機械は、科学だけで作られている…」
「更には艦船にも対艦誘導魔光弾や対空誘導魔光弾があるとの報告も入っています。」
「艦船構造が今まで砲塔一つの、設計意図が掴めない物でしたが、誘導魔光弾を主力に据えているのなら理解できます。」
「もはや軍の武器性能に限って言えば、魔帝と遜色ないと思える程です…」
「そういえば、肝心の不明勢力の空中戦艦についてなのですが、未だに何も情報が掴めていないそうです。」
「そうか…やはり日本の分析はそうなるか。これは外交官の説得に骨が折れるな…皆プライドが高いからな…」
「魔写があるだけマシでしょうが…それでも何処まで説得できるのか…」
アルネウスはこれから先の苦労を考え、ため息をつく。情報局の苦労は続く…
ーパーパルディア皇国 皇都エストシラントー
「緊急報告です!!」
「何があった!?」
軍の最高司令官アルデは頭の痛みを堪えながら報告を聞く。
「工業都市デュロが、大規模空爆を受け全滅しました!民家の被害は少ないのですが、工場は…全て破壊されました。」
「そんな…なんて事だ、クソッ」
「それと、72カ国全ての属領が連鎖的に反乱を起こしました。統治軍も居ないため、まもなく全ての属領が落ちると思われます!」
「あぁ…最悪の状況だな…」
「更に反乱軍は魔信で連絡を取り合い、72カ国連合軍を名乗り我が国に宣戦布告してきました。これら反乱勢力については現有戦力で防衛は十分可能なため、これ以上の動きは無いと思われます。」
「あぁもう、次から次へと!」
アルデは状況の悪さに頭を抱える。皇国の滅亡はすぐそこまで迫っている…
ー日本国 首都東京ー
「これより、作戦第二段階についての説明を開始します。」
作戦第二段階…第一段階は敵主力に対する空爆及び敵主力艦隊の殲滅である。
第二段階は…パーパルディア皇国本土に対する上陸作戦、及び敵首都制圧である。
「まず、敵地への上陸となるため、橋頭堡を築く必要があります。」
「そこで、東端部沿岸に存在する工業都市デュロに強襲上陸、これを制圧します。」
「その後、デュロに拠点構築を行い、敵首都であるエストシラント包囲を目指し慎重に制圧を行っていきます。」
「質問いいか?」
「どうぞ。」
「上陸を行う理由は何だ?ロウリア大陸の時のように、空挺降下を使って皇城を制圧するのじゃいかんのか?」
「お答えします。今回の場合、敵首都に存在する戦力は多く、更には皇城は以前より大型で複雑となっており、最優先確保対象である皇帝、及びレミールに逃走される可能性が高いです。」
「よって、デュロに対する強襲上陸による橋頭堡の確保、及び、敵首都包囲に向けて道中の慎重な制圧を行う事となりました。」
「成る程、上陸の必要性は理解した。」
「それでは、強襲上陸に使用する戦力ですがー…」
会議は進む。しかし、上陸となれば相応の消耗が予想される。戦争の長期化は彼等の求めるものでは無い。
ーパーパルディア皇国 東端部沿岸ー
瓦礫の山となっている工業都市デュロ。そんな中で、工場に比較的近い場所に住みながらも被害を免れた民家に住む住民がいた。
ふと、光が遮られる。何故だろうか?今日は雲一つない晴れの筈だが…そう思い上空を見上げる。
「…何だ?あれ?」
そこには、空中に浮かび、砲塔が地上を睨む、巨大な何か…
結局次の話に回すことにしました。次話でパ皇君は滅亡するでしょう。
フラグはプロローグにあったのさ!!(ナ、ナンダッテー)
というのは冗談です。ただの偶然なの。
あ、続きません。