実験艦"星海"転移 ー日本も居るよー   作:空軍系AC乗り

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 お気に入り登録が100件に到達して驚いてる今日この頃。ありがたい事です。

 さて、前話から始まったグ帝編。ここまでは原作との乖離はまだ小さい状態ですが、この先は原作から離れてオリジナル展開に出来たら…良いなって…

 大変長らくお待たせいたしました。続きをどうぞ。

 続かないメリ。



第二十話

ー神聖ミリシアル帝国 港街カルトアルパスー

 

 

 本日も行われる先進11カ国会議にて、神聖ミリシアル帝国から各国に対し、至急連絡があるとの打診があった。

 

 開催よりも少し早く帝国文化館に到着した日本国使節団は、そのまま開催まで待機する。流石日本人、時間前に来る精神を持っている様だ…

 

 

 

〜キンクリされたア皇使節団と日本使節団の対話シーン〜

 

 

 

『まもなく、先進11ヵ国会議実務者協議を開催いたします。皆さま、着席をお願いします。』

 帝国文化館に、放送が流れる。

 

「さて…皆様、お揃いになられましたかな?」

「それではこれより、先進11ヵ国会議実務者協議を開催いたします。」

 司会進行の言葉と共に、本日の会議が始まる。

 

「本日は、議長国の神聖ミリシアル帝国から、皆さまへ連絡がございます。先日、現在グラ・バルカス帝国の艦隊が我が国の西の群島に奇襲攻撃を行い、地方隊が被害を受けました。」

 地方隊とはいえ、神聖ミリシアル帝国の部隊に被害を与えた事に、会場内が衝撃に包まれる。

 

「テロ対策として、我が国が敗北する事は万に一つもないでしょうが、億が一、グラ・バルカス帝国が卑劣な手段によって我が国本土に攻撃を加えた場合の事も考慮し、万全を期するために、本日の夕方までにカルトアルパスから全艦隊を引き上げていただき、開催地を東のカン・ブラウンに移したいと思います。」

「事前に通告していた場所とは異なりますが、ご理解いただきたい。」

 

 一瞬の沈黙の後、第一文明圏列強エモール王国(竜人の国)の使者が、立腹し、話始める。

 

「あの新参者であり、かつ無礼者が攻撃してきたからといって、世界の強国会議ともいえる、国々が尻尾を巻いて逃げるというのか?」

 

「…そ、そうだそうだ!卑劣な奇襲攻撃に負けるものか!我が国はあの様な蛮族には屈さぬ!」

「我が国は中央世界の強国なのだ!あの様な新参者に負けるものかよ!」

 次々と対抗姿勢を見せ始める各国の代表団達。そんな中、パンドーラ大魔法国の使節団が、隣に座る日本使節団に期待の目を向ける。

 

「対パーパルディア皇国での貴国の数々の伝説は伺っています。日本国はどうされるのですか?」

 今回の会議では、自国の力を見せつける側面もあると事前に入手していた情報を元にして、軍艦を派遣していた日本国。

 

 正直な所、第二次世界大戦期の戦力程度なら鎧袖一触ではある。問題があるとすれば…相手がどの程度の規模で来るのか。衛星で神聖ミリシアル帝国の第零魔導艦隊が撃破されたのは確認している。相手が多ければ弾薬の問題だってある。

 

 ミサイルだって無限ではないし、そもそも戦闘はあまり想定しておらず、乗員の練度も高くなければ、新装備ばかりの艦でもある。数で押されれば、万が一、という事もありうる。

 

 で、あれば。取れる選択は一つだ。

 

「開催地変更についての意見は、本国に問い合わせます。」

 積極的に戦う訳がない。弾薬だってタダじゃねーんだぞ。しかも新型艦だぞ?修理費が嵩んだらどうすんだ。財務省がキレるぞ。

 

 なおアニュンリール皇国は帰った。早いとこ本国も同じ判断してくんねーかなー。近藤はそう考えながらため息をついた。

 

 

 

 

 

ー日本国 東京 首相官邸ー

 

 

 

 

 

「以上、グラ・バルカス帝国が、現在先進11ヵ国会議が開催中の神聖ミリシアル帝国、港街カルトアルパスに強襲を行う可能性が極めて高い状態にあります。」

 

「ミリシアル帝国は安全のために東方都市カン・ブラウンに移動するよう求めていましたが、やはり種族が異なると常識も異なるようで、各国の外交大臣護衛艦隊で迎え撃つ方向で話が進んでいます。」

 

「…すぐさま現地外交官と大臣を引き上げさせるべきでは?」

 防衛大臣が、国防を司る人間として務めて冷静に言う。

 

「いや、各国が一丸となって、自衛のためにグラ・バルカス帝国と戦う意志を示している時に、日本だけが逃げ帰ったとなると、心証を害する可能性がある。」

 外務副大臣が意見を述べる。

 

「防衛大臣、グラ・バルカス帝国は、昔の艦隊なのでしょう?新型艦で撃破できないのですか?」

 女性の環境大臣が、防衛大臣に問う。

 

「…結論から言えば、逃走をメインに据えるなら可能です。」

「ですがそれはあくまでカタログスペック上での話です。相手は大日本帝国時代の戦艦と空母機動部隊です。対艦ミサイルは25発までしかなく、相手は39隻。その上、空母が6隻に戦艦が3隻、しかもそのうち一隻は大和級です。」

「空母に関しても、想定される敵機数は最低でも約450機。対空ミサイルの数は364発。CIWSや主砲、レールガンで落とせるにしても、明らかに足りません。」

 

「参加国に関しては…殆どは戦列艦ですよ?論外でしょう。戦力として期待できるのはムーとミリシアルくらいでしょう。」

 防衛大臣は、真虚を織り交ぜながら話す。事実、敗北する可能性は十二分にあるのだ。

 

「早期の意思決定と、避難指示を行わないと、湾口を封鎖されてしまいますよ?そうなれば、新型艦は一か八かの賭けに出る事になります。」

「早期の避難指示を出しましょう。」

 

 

 後刻、日本国政府は、人身の安全のため、先進11ヵ国会議、港町カルトアルパスから外務大臣及び外交官の引き上げを行う事を決定した。

 

 

ー神聖ミリシアル帝国 港町カルトアルパスー

 

 

 

「……近藤大使!!」

 部下の井上が話かけてくる。

 

「何だ!?」

「本国から連絡です。議長国に連絡した後、迅速にカルトアルパスから避難せよとの事です。」

「すでに客船に乗船中の大臣には連絡済みであり、後は私たちがいかに早く切り上げるかの問題となります。」

 

「フゥー…解った。」

 近藤は会議を退席し、避難を行うため、議長国に連絡しようと手を上げる。

 

 

 

 不意に、議長の顔が苦渋に包まれる。

 

 

 

「皆さま、静粛に!…これより重要な伝達事項があります。」

「先ほど、我が国の哨戒機がカルトアルパス南方約150km地点を北上するグラ・バルカス帝国の戦艦群を発見いたしました。」

「このままでは、カルトアルパス南方60kmの海峡に至ります。グラ・バルカス帝国の船速と、ここから海峡までの距離を考えると、もう避難は間に合わないでしょう。」

「ですので、皆さまの案、連合軍を組織し、迎え撃つ事とします。が、あなた方外交官と外務大臣の身の安全だけは、我が国の義務として身の安全を確保させていただくために、早急に鉄道で北に避難していただきます。」

 

 近藤は額に手を当て、天を仰いだ。

 

 なお、最終的に日本国については、国内の憲法上の問題から集団的自衛権を認めておらず、自衛のためのみに戦力を行使し、可能ならば戦場から離脱する事を伝えた。

 

 

 

 

 

ーno sideー

 

 

 

 

 

 カルトアルパス港から、各国の艦隊達が出航していく。そんな中、自衛隊の新型艦…やまとが出航する。

 

 敵は…旗艦をグレートアトラスターに据えた、空母6、戦艦3、巡洋艦8、駆逐艦12、補給艦10の、総計39隻の大艦隊である。

 この戦場から、どれだけの船が生き残れるのか…やまとの艦長は、冷たいものが背筋を伝うのを自覚した。





 はい。

 めっちゃ遅れました。リアルが忙しくッてェ…

 B2機関周りの設定が変更になりました。なので、描写もちょっと書き加えてます。

 以上!続かないゾー!!

今後原作まで追いついた後、どんな展開にしていくかのアンケートです。果たして票が入ってくれるのか…

  • 早々に完結
  • オリ展開にする(原作とは別物になります)
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