実験艦"星海"転移 ー日本も居るよー   作:空軍系AC乗り

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 次こそなるべく大遅刻しない様に書こうと思います…

 今回、戦闘描写に違和感あっても見逃してくだちぃ…現代艦船の戦闘描写は苦手なのぉ…

 あ、今回4774字です。

 続かないメリぃ…


第二十一話

ーラ・カサミ 艦橋ー

 

 

「今回の敵…グラ・バルカス帝国艦隊…日本の僕の星…もとい偵察衛星で艦隊規模が判明したらしいが…結構な数じゃないか?」

「総計39隻ですからね…しかし、その大半を構成するのは空母です。でしたら問題ないのでは?」

 空母6、戦艦3、巡洋艦8、駆逐艦12、補給艦10の、総勢39隻。主な艦は空母であり、戦艦は湾口封鎖及び戦闘指揮所としての意味合いが強い様である。

 

「いや…確か、彼らの航空機には、雷撃機というものがあると聞いている。」

「雷撃機…ですか?」

「あぁ、何でも、海中を自走して、喫水線下に攻撃を行う兵器だそうだ。第一次統合産業基盤強化計画*1で日本から渡された資料の中にあった。」

 魚雷についての詳しい説明をされた部下は、その危険性に唸る。

 

「それは…まずいのでは?」

「あぁ。この船も、他の艦にも、喫水線下に防御なんてない。航空機一機通すだけでも、大損害になり得るだろうな…」

 

「…上は何故装甲をつけなかったんです?」

「元々の設計で考えてなかったってのもあるが…改修の時間がなかったらしい。」

「あー…重量も変わるんじゃ、そうもなりますよね…」

 

「…あ、でも、日本の戦艦もいますし、案外どうにかなるんじゃないです?」

「あぁ、あの艦な。アレ、どうやら巡洋艦らしいぞ。」

「え?あの大きさでですか?190mはあるのに?」

「何でも、駆逐艦と呼ぶには大きいから、らしい。」

「えぇ…そんな大雑把な…」

「あと、彼ら曰く、護衛艦らしい。」

「…それ、大事なんですか?」

「…少なくとも、自衛隊にとっては大事らしい…」

「…よく分かりませんね。」

 ひとしきり雑談をした彼らは、艦隊指揮について指示を出し始める。そんな中、一人の通信員から報告が入る。

 

 

「日本国から連絡あり、グラ・バルカス帝国と思われる航空機が南西方向から多数カルトアルパスに接近中、距離300km、飛行機総数504機との事です…」

 

「…300km?誤報じゃないのか?」

「日本の最新鋭レーダーは1000km先でも探知すると聞く。そういう事もあるだろう…」

 

「タイミングを見計らって直掩機を上げるぞ。」

「了解しました!」

 

 

 

ーグラ・バルカス帝国 空母機動部隊ー

 

 

 

「…あん?レーダーが白飛びしちまった。故障か?」

 戦闘機乗りの彼は、そう言って無線機を取る。だが…

 

 ザー、ッザー‥

「無線も繋がらねぇ…どうなってやがる?」

 

 彼が周辺の味方機に異常を伝えようと目を向けた時…

 

 味方が一斉に爆散した。

「!?っ敵の攻撃か!?敵機は何処だ!?」

 

 次の瞬間、彼は自分に迫り来る細長いナニカを視認して…そのまま意識は永遠に闇に閉ざされた。

 

ーーー

 

「…!?味方機、64機が連続的にレーダーロスト!撃墜されました!!」

「はぁ?何を言って…」

「まず間違いなく敵の攻撃です!」

 

「…総員、対空警戒を厳となせ。」

「艦長、どうされたのですか?」

「…勘だよ。」

 グレートアトラスターの艦長がそう呟く。

 

 次の瞬間、通信員が鋭く叫ぶ。

「高速で我が艦に接近する飛行物体を確認!まもなく到達します!!」

 

 瞬間、艦が大きく揺れる。同時に爆弾と大型艦の砲撃の直撃をもらったかの様な揺れが艦内を揺らし、それに慣れないシエリアが倒れる。

 

「報告しろ!!何が起きた!?」

「な、何かが高速で突っ込んできて…は?」

 ふと外を見て、衝撃的な光景を目にする。

 

 空母6隻、巡洋艦8隻が、戦艦2隻が、帝国の誇る空母機動部隊の主力が、ある艦は大破、炎上し。ある艦は半ばから真っ二つに折れて轟沈していく。

 

 戦艦2隻も、艦上構造物が粉微塵に砕かれ炎上しており、もはや総員退艦は免れないだろう。浮いているだけの鉄屑だ。

 

 残ったのは、駆逐艦12隻に補給艦10隻、それと、ボロボロのグレートアトラスターだけだった。

 

「味方艦の被害は…」

「見れば分かる。それより我が艦の被害は?」

「…前部艦首が綺麗に破壊されています。主砲塔は前部一基、後部一基が破壊されました。」

「それと…後部艦橋が消滅しました。幸い、前部艦橋は軽微な模様です。ですが…この様な状態では、戦闘は…不可能では無いでしょうが…」

 

「…進路そのまま、攻撃を続行する。」

「ほ、本気ですか!?」

「…これほどの攻撃を行う敵、後顧の憂いを断つためにも、ここで討たねばならん。」

 

「それに、もう攻撃は来ていないだろう?ならば、今の攻撃は回数制限があるのだ。」

「そう…ですね。しかし、これほどの攻撃…まさかミリシアルの新兵器でしょうか?」

 

「いや…恐らくは日本国だ。」

「日本国と言いますと…あの?」

「豆鉄砲と言いたいのだろう。私もつい先ほどまでは同じ考えだった。何故あんな小さい砲しか積んでいないのか、とな。」

「前提が逆なのだ。"豆鉄砲で十分"なんだよ。」

「彼らは今行った攻撃を主力としているのだろう。だから命中率も、飛距離も短い砲が廃れだのだ。」

 

「まさか…いや、確かに…ここから湾口まではかなりの距離だ。これで航空機もなしに攻撃が届くなら、確かに砲なんて要らない…まさか、だから対空能力に特化しているのか!?今の兵器を迎撃するために!?」

 

「…他の艦に今の情報を伝えろ。そして、本国に知らせるのだ。この脅威は知らせねばならん。」

 

「…例えグレートアトラスターが沈もうとも。」

 

「艦長…そのために、確実に裏を取るために、向かうのですか?」

 

「そうだ。…やはりついてくる大馬鹿野郎がいるか…」

「駆逐艦ドラコより通信!"我が艦も死地を共にする"と!」

 

「…ドラコに言ってやれ。"貴様はこの後起きる戦闘を記録して持ち帰れ"とな。」

「成る程…分かりました、伝えます!」

 

「…言っていなかったが、退艦したいやつは今のうちに脱出しておけ。ここを逃せば死ぬことになる。」

 

『我々はお供します!!』

 

「…この大馬鹿野郎共が。」

 そう言って艦長は微笑を浮かべる。

 

「そういう訳です、シエリア殿。貴女は退避する駆逐艦に避難して下さい。この艦は死地に向かう。外交官を連れて行くわけにはいきません。」

 

「わ…かったわ。…艦長、ご武運を。」

「ご武運を。」

 グレートアトラスターは、これまでで最大の脅威に対抗する事となる。

 

 

 

ー自衛隊 護衛艦やまとー

 

 

 

 時は航空機の迎撃前まで遡る。

 

「IFF反応なし。味方から"その空域を飛んでいる部隊は居ない"との事です。」

 

「…よし。」

「総員戦闘配置。対空戦に移行!」「対空レーダー、目標捕捉。トラックナンバー付与。」「VLS、SM-6 全弾ロード完了。射撃指揮系統リンク良好。」「迎撃にSM-6使用。発射許可を要請。」

 

「……発射!」

 

「SM-6飛翔確認。誘導プログラム正常。」「中間誘導中。ターゲットまで残距離増減なし、コース良好。」「最終誘導移行。シーカーロック安定。」

 

「命中確認。敵機撃墜。」

 

 SM-6が飛翔し、敵航空機をレーダーから消滅させる。だがそれでも64機しか落とせていない。敵はまだまだ残っている。

 

 

 

 

 

「続けて対艦戦に移行!」「レーダー、敵艦隊を捕捉。トラックナンバー付与。」「トマホーク対艦モード、16発ロード済み。誘導プログラム正常。」「07式SUM、8発ロード完了。射撃指揮系統リンク良好。」「主目標、敵戦艦群。距離270。」「初弾はトマホークで行く。発射許可を要請。」

 

「……トマホーク、発射!」

 

「1番〜4番弾、飛翔確認。」「GPS誘導、TERCOMともに良好。」「高度維持。敵艦隊へのアプローチ開始。」「5番〜16番弾、順次発射。全弾飛翔安定。」「全弾、終末誘導移行。シーカーロック良好。」「着弾まで残距離20……10……5。」

 

「1〜8番弾、命中確認。敵巡洋艦複数、大爆発。針路喪失。」「後続8発も命中。敵空母群、広範囲に火災拡大。複数艦、航行不能。」

 グラ・バルカス帝国の空母機動部隊が、何の抵抗もなく破壊されていく。

 

 

「主目標、敵戦艦に切替。07式SUMで追撃する。」「SUM8発、射撃準備完了。」「発射許可を要請。」

 

「……発射!」

 

「SUM、全弾飛翔確認。水上航跡追尾モード良好。」「終末誘導移行。シーカーロック安定。」「着弾、残距離5……3……1。」

 

「1〜4番弾、命中。敵戦艦2隻、右舷側に大破。航行停止。」「5〜8番弾、後続命中。GA級戦艦、複数の砲塔が沈黙。火災拡大。」

 

「主目標、なお戦闘継続の兆候あり。」

「野郎…あれだけ叩き込んで生きてるのか…?」

 なす術もなく、一方的にやられたグラ・バルカス帝国軍。だが、その中でもグレートアトラスター、ただ一隻だけが、攻撃にさらされてなお戦闘継続の意志を持って生き残っていた。

 

「駆逐艦一隻の追随を確認。GA級を後方から追随しています。」

「他の艦は?」

「海域への残存を確認。恐らく救助活動かと。」

 

「(…どうする?GA級はまだ主砲塔が生きて、こちらにくる可能性が高い。…いや、それよりも)」

 

 

 

「対空戦、継続! 残存敵機、約四四〇!」「対空レーダー、再補足。接近軸三方向、密集編隊!」「VLS、ESSMブロック2、発射準備完了。」「レールガン、冷却正常。レーザー砲、出力安定。」「CIWS、セクターA・Cに設定。」「主迎撃は ESSM。接近上限、距離70!」「ESSM、第一射群、発射許可を要請。」

 

「……発射!」

 

「1〜8番弾、飛翔確認。加速良好。」「敵編隊、回避行動なし。ロック安定。」「命中確認、複数機炎上!」「第二射群、続けて発射!」

 

「……発射!」

 

「弾道安定。目標群に突入――命中。敵機十数機、墜落。」「敵機、距離20! 密度上昇!」「ESSM、第三波行きます!」

 

「……発射!」

 

「誘導良好。命中多数。敵編隊が分散!」

 

「レールガン、対空モード。自動補正ON。」「射角設定、セクターB。……射撃開始!」

 音としては主砲とあまり変わらないレールガンが、発射される。

 

「高速運動体に着弾確認。敵機二、墜落。」「続けて射撃。目標、左前方!」

 再度発射されたレールガンが、敵機に命中する。最初は他の艦に攻撃しようとしていた機全てが、やまとを脅威だと認識したのか、全ての機が突っ込んでくる。

 

「レーザー砲、照射ライン確立。」「エネルギー充填80%……100%。」

 

「レーザー照射!」

 

「一機、翼に焼損! 墜落確認!」「二機目、燃料系に直撃! 炎上!」「三機目、照射継続……機体分解!」「レーザー、冷却に入ります。出力低下。」

 冷却を行い、さらに敵機の群れを焼き払っていくレーザー砲。それでも残った数十機機が、やまと目掛けて突入してくる。

 

「敵機、距離わずか! 突入してくる!」「CIWS、セクターA作動。レールガン連動補正ON!」

 CIWSの、重く甲高い連射音が響く。次々と落とされていく敵機。だが、それでも残った十数機が、それぞれの攻撃体制に入る。

 

「一部、接近! 距離1,200!」

「シールド散布開始!強度最大!」

 艦後方に設置された、フレア装置の様なものから、極小の何かが散布され、艦の周りに揺らめく空気の壁を構築する。

 一部の機は、そのまま揺らめく何かに突入してしまい、海上へと焼けながら不自然に叩き落とされる。

 無事に落とせた爆弾も、揺らめく何かに触れた途端に爆発し、その衝撃波も不自然に逸らされる。

 

「シールドの機能を確認!」

「ふぅ…何とかなったな…」

「当たり前でしょう、我々が開発したシールドですよ?効果はしっかり保証しますとも。」

 

「!?後方から機体接近!!」

「大丈夫です、シールドは全方位に…」

 衝撃が艦内を揺らす。すぐさま報告が来る。

 

「スクリューが一基大破!速力が12ノットまで落ちます!!」

「シールドで防げなかったのか!?」

「…そういえば魚雷にはまだ非対応でした。まさか偶然喫水線下に爆弾が命中するとは…」

 

「言ってる場合か!?GAが来るぞ!!」

 まもなく、湾口入り口に現れたグレートアトラスター。ここに、やまととグレートアトラスター、双方手負いの状態で戦闘に突入する事となる。

*1
日本主導のムー国強化計画





 今回、オリジナル描写マシマシの現代艦の戦闘なので…なかなか大変です…

 今まで書いたオリジナル戦闘描写ってSF艦だったからサ…
 ほぼ現代艦だから…下手に違和感ある感じにも出来ないかラ…ちょっと大変…


 続かないメリ。

今後原作まで追いついた後、どんな展開にしていくかのアンケートです。果たして票が入ってくれるのか…

  • 早々に完結
  • オリ展開にする(原作とは別物になります)
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