続きです。前回最後にパーパルディア皇国の反応をさらっと書いて、「そういえばパ皇側の反応書いてないな」と思い至ったので、パ皇側の反応を書こうと思います。
とは言ってもフェン王国戦過ぎてムーが関わってるのでは?と疑い始めた辺りからですが。
あ、続きません。
ーパーパルディア皇国 皇都エストシラントー
皇国軍の最高指揮官アルデは混乱していた。フェン王国派遣部隊が全滅、という報告を聞いて、一つの可能性が彼の頭をよぎった。
「まさか…ムーは自国の兵器の輸出を始めたのでは?」
彼の考えは、日本国とパーパルディア皇国の戦争は、ムーとの代理戦争に近いのでは?というものだった。*1
「だとすると…まずい、まずすぎる!?」
アルデは日本国の再調査を部下に命じた。
ーパーパルディア皇国 皇都エストシラント 皇宮ー
「…という訳にございます。よって、日本国に対して殲滅戦の許可をいただきに参りました。」
皇族レミールがそう発言する。
「…レミールよ、余は驕っておったようだ…」
「このような蛮族は殲滅し、皇国に逆らった者がどうなるか、知らしめなければなるまい…!」
「今!!皇帝ルディアスの名において、日本に対する殲滅戦を許可する!!」
パーパルディア皇国は、滅亡へのカードを一枚、引いた…
ーパーパルディア皇国 第一外務局 会議室ー
会議が始まる。パーパルディア皇国が滅亡へと歩みを進めることとなる会議が…
「フェン王国での戦いの結果は知っての通りですが、前回提示した日本国からの要求*2、考えていただけましたかね?」
「ふん、分かりきったことを聞くものだな。断る。」
「そうですか。では日本国としましては…」
「こちらからも伝えることがある。」
朝田の発言を遮り、レミールが言う。
「お前たちは、列強の、この皇国の力を舐め腐っているらしいな。」
「その傲慢な考えが、皇帝陛下の怒りを買い、貴様らの身を滅ぼすのだ。」
「哀れな日本国民よ。我が国、パーパルディア皇国は貴様ら日本国民を全て抹殺する事を決定した。」
「は…?日本国民を全て抹殺と言いましたか?それはつまり、民族浄化を行うと?」
「そうだ。お前たち二人も、国に帰った後に我が国の兵により殺されるだろう。今殺さないのは、私からの慈悲だ。」
「…呆れましたよ。自分達の状況が見えないばかりか、民族浄化まで宣言するとは。前の世界のどの時代までも探したとしても、貴方方ほど愚かな者達とは会えないでしょう。」
「列強がこの程度とは…貴方方のような存在とは交渉もしたくないものですね。」
「ふん、その言葉、死にゆくものの戯言として受け取ろう。」
外交官である朝田と篠原はそのまま日本への帰路に着いた。
二人は日本へと帰還するためホテルへと荷物を回収しに馬車で向かっていた。外は急な大雨が降っている。
「わっ、雨だ」
「変ですね、雨が降る予報なんてありましたっけ?」
「衛星も発射されたばかりですし、こんなもんなんじゃないの?」
「そうですかね…艦の雨雲レーダー見た気がするんだけどな…気のせいかな。」
ふと、窓の外で閃光を見る。
「?何だろう、夕立ちかな。」
「閃光もどことなくオレンジ色みたいでしたし、そうなんじゃないですか?」
馬車は何事も無く通過する。"何事も無く"。
その日、第三外務局局長カイオスが失踪する。後釜には別の人物が迎え入れられる。
滅亡へとまた一歩、歩みを進める…
「ダメじゃない、日本と秘密の外交チャンネルだなんて。」
「パーパルディアが残っちゃう」
パーパルディア皇国は、とっくにジョーカーを引いていたのだ。特大のジョーカーを…
悪魔が笑う。ジョーカーに描かれた悪魔が嗤う…
ー日本国ー
NH◯のニュースキャスターが静かに話す。
「第三文明圏で列強を名乗るパーパルディア皇国は、日本に対し民族浄化を宣言しました。」
「繰り返します。」
「民族浄化、つまり国家の意思をもって日本国民を全て虐殺すると、日本政府に宣告しました。」
「これに対し、総理は2時間後に会見を行う予定です。」
ニュースキャスターが平静を保ちながら話す。勤めて平静に。日本は戦争へと本格的に突入する。戦後70年以来の戦争へと。
はい。
感想をいただいて、居ても立っても居られなかったので書きました。分量少なめです。
偶然伏線が組めてたので組んで回収しました。きっと彼女の存在は日本とミ帝ぐらいしか信じていないでしょう。ミ帝くんのとこにはよく似た兵器があるからネ!
つまり、あれだけ派手にパフォーマンスしたのも、後に暗躍しても問題ないようにするためなのさ!!
カイオス君の痕跡は、石畳が少し削れてるくらいなんじゃないです?
あ、続きません。