【完結】PERSONA3 Re;venger   作:清良 要

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第二百八十八話 マリーとの会話

――放課後悪霊クラブ・参ノ怪

 

 それぞれの時代に二年のずれが存在すると理解した翌日。

 自分が人間ではないと知ったことで、昨日のクマとマリーはどこか暗い表情になっていたが、起きてくれば何事もなかった様子で食事をしていた。

 マリー曰く、自分が人間ではなく神と呼ばれる存在である事はショックだったらしい。

 だが、湊も同じように神の血を引いて、異界の神と魂レヴェルでの融合を果たした末に意識を譲渡すれば神格へ至れるという。

 という事は、自分と湊は同類という事になるので、自分一人でないのなら別に気にする必要はないと思ったのだと他の者に語った。

 もっとも、他の者から見てもマリーと湊のどちらが人間かと聞かれれば、ほとんどの者がマリーの方が人間と答える。

 彼女もその点は同じらしく、同類に化物がいるなら特殊な力を持たない自分など大したことないとのことだ。

 そして、クマにいたってはもっと単純で、鳴上や花村といったメンバーからある意味予想通りだったと言われ、付き合い方がそれで変わる訳ではないので本人も今まで通りでいることにしたらしい。

 そういう事ならばと他の者も納得し、今日も再び探索の続きを始めたのだが、病院のような内装になっていた第三階層はこれまでの複合パターンで構成されていた。

 追ってくる赤ん坊タイプのF.O.Eに、通せんぼしてくる市松人形タイプのF.O.E。

 どちらも普通に戦えば面倒な相手なのだろうが、今日の湊は鞘のない大太刀を手に持っていた。

 人斬り包丁“仇桜”。天目一箇神を名乗った刀工が名切りの刀に魅せられ、より優れた人斬りの道具を作ろうと鍛えた曰く付きの刀だ。

 他には太刀ほどの長さの“霞桜”、脇差程度の小刀の“彼岸桜”、長巻の“枝垂桜”、簪に仕込んだ“富士桜”、直刀の“寒緋桜”がある。

 どれも妖刀に分類される武器だったが、湊の手にはよく馴染んだのでベレスフォードの伝手を使って蒐集し、現在は全てが湊のマフラーに眠っている。

 落下してきた赤ん坊型F.O.Eまで一足飛びで距離を詰め、勢いのままに湊が突きを放てば敵は割れた風船のように弾けて消える。

 黒い靄となった敵が消える前に振り返った湊は、振り向きざまに腰のプッシュダガーを投げつけてメンバーたちの正面から近付いて来ていたシャドウの動きを阻害。

 動きが鈍った隙を見逃すはずもなく、間にいる者たちを邪魔に思った湊は壁を走って先頭に躍り出ると袈裟切りで敵を屠った。

 F.O.Eとシャドウの出現には四秒ほどのラグしかなかったが、他の者たちがペルソナを呼び出す前に湊が倒してしまったことで、全員が随分とあっけなく終わってしまったなと身体に入っていた力を抜いた。

 

「なんつーか。マジで俺らいらねえよな」

「陽介なら賑やかし担当でもいけるはずだ」

「職業遊び人じゃねーか」

 

 戦闘中の湊は本気になるにつれて速度が増してゆく。

 時流操作は消耗が激しいので多用しないが、純粋な体術に速度上昇のスキルを掛けるだけで彼は他者の視界から消える。

 先ほどの戦闘では敵が二体だったので見ることはなかったが、ほぼ同時に六体の敵が現われたときなど、湊の姿が分身してほぼ同時に六体と戦っているように見えた。

 壁走りや天井を足場にするなど、建物の中で立体的に動ける事に加えてそれだ。

 善と玲はまるで忍者のようだと感動を覚え、彼がいれば地面が消えたり天井が落ちてこない限りは大丈夫だろうと思えた。

 それは他の者たちも同様で、戦う準備をしていた鳴上と花村が出番はなかったなと肩を竦め合っている。

 戦闘直後だというのに二人の間にはリラックスした空気が流れており、それは他のメンバーにも言える。

 戦闘は全て湊がやってくれるという彼の実力を信用した上での反応のようだが、敵を殺し終えた青年はそんな全体を見て少し考え込む様子をみせた。

 彼のそんな様子に気付いたのはアイギスとコロマルだけのようだが、気付いていないメンバーたちは隊列を乱さぬよう気をつけながら先を目指す。

 

「そういえば、稲羽市立病院ってお婆さんの幽霊が出るんだって」

「ちょっ、急に何でそういう話をしたのさっ!?」

 

 雪子が千枝に地元病院の怪談を語っており、近くにいて聞こえたらしいゆかりや直斗が怖がっている。

 少女らの反応を見て順平や綾時が苦笑し、恐怖を紛らわすようにタコ焼きを食べている玲を善がジッと眺める。

 

「あ、こっちに抜け道があるよ!」

 

 全体的にどこか気の抜けた状態で進んでいれば、七歌が隠れた抜け道を発見したと報告してくる。

 壁の向こう側にはシャドウの反応がないようで、ここまで歩き通しだったこともあり一同は移動して小休憩を取ることにした。

 

「ふいー、歩き続けてたから足が棒になってきたクマ」

「オメーの足はどう見たってぶっといパイプだろうが」

「ぬぬぬっ! カンジにはこの脚線美が分からないクマか!」

 

 抜け道を通った先には大きな部屋があった。

 ここからどこへ行けるのかは分からないが、自分たちの通ってきた場所を七歌がマッピングしている間、他の者たちも座って休んだりしている。

 一部の者はこんな場所で休むくらいなら先を急ぎ、一刻も早くこのダンジョンから出たいと言っている者もいる。

 だが、そんなメンバーたちが休む姿を見ていた湊が、唐突に口を開いて言葉を発した。

 

「……気になることがあるからしばらく別行動を取る。お前たちは先に進んでおいてくれ」

 

 言い終わると同時に湊の姿がその場から消える。

 他の者が詳しい理由を尋ねる暇もなく、校舎に残っているりせとチドリの索敵範囲から反応が消え、近くにいた風花ですら欠片も相手の気配を感じ取れず完全に見失う。

 湊の突飛な行動に慣れていた者たちでも、流石に敵が強くなってきたこのタイミングで彼が抜けるとは思わず、ポカンと口を開けて呆けていた。

 

***

 

 他の者たちが突然消えた湊に驚いている頃、青年は一人ハデスの隠れ兜を被ってからカエレールを使用して校舎に戻っていた。

 彼が急に校舎に戻ったのは、あのまま戦闘が湊頼りになっては全体のためにならないと思ったことと、もう少しこの世界について調べたいと思ったからだ。

 

(……敵の狙いは玲の解放。留まってしまっている魂を輪廻の環に乗せるためと言ったところか)

 

 この世界から戻ったときにはこの世界で過ごした間の記憶が消えると思われる。

 それは影時間の記憶補整のようなもので、本来得るはずのない未来の情報や過去との接触を“なかった事”にして辻褄を合わせるためだ。

 ただ、ここにいた間の記憶が消えたとしても、この世界で経験した事がなかった事になる訳ではない。

 もしも、このまま湊頼りの状況が続いてしまえば、元の世界でも無意識に“誰かが何とかしてくれる”と思ってしまったり、戦闘勘が鈍っていることに気付かず大きな失態を犯すかもしれない。

 別に彼らが死んでも大した問題はないけれど、自分が一緒にいるせいで弱体化するというのなら離れてやるくらいの気遣いは出来た。

 そうして、校舎の中を歩いていた湊が自分の拠点に戻ると、マリーがリビングのソファーに寝転びながら何かを書いていた。

 今の湊はハデスの隠れ兜を被っているので姿は見えず、探知系の能力を持っていても気配を探れなければ、コロマルの耳や鼻を使って衣擦れや足音に匂いといったものを辿ることも出来ない。

 よって、彼が踏んだ床が軋んだり、彼が動くことで発生する空気の流れから居場所を推測する事しか出来ない状態な訳だが。

 拠点に戻った湊は、静かに扉を開け閉めして入ってきたことで、マリーは誰かが部屋に入ってきたことに気付かず、何やらボソボソと呟きながら便箋と向き合っている。

 

「んー……ティータイム、ティータイム……ワンダーティータイム、アリスinザ・ティータイム、午後のティータイム…………なんか違うなぁ」

「全体的にずれてるだろ」

「ほわああああああああっ!?」

 

 拠点まで来た湊はりせとチドリに見つからぬよう、対索敵のステルスを掛けてからハデスの隠れ兜を脱いで突っ込みを入れる。

 すると、誰もいないと思ってリラックスしてポエムを書いていた少女は、急に話しかけられたせいで驚き、そのままソファーの上から転げ落ちた。

 転げ落ちた拍子に彼女の手を離れた便箋は、湊の足下までヒラヒラと飛んできて止まる。

 彼女が度々ポエムを書いていた事は知っていたが、その内容まではあまり気にしたことがなかった。

 記憶を失った未来の湊はわざわざ読んでいたようなので、自分も試しに読んでみるかと便箋を拾い上げて読み上げる。

 

「……ミルクティーにシナモンでキミの」

「うわぁぁぁぁぁっ!!」

 

 と、途中まで読んでいると転げ落ちて帽子が脱げてしまったマリーが、落ちた帽子を拾い上げもせず飛び起きるなり、湊が手にしていた便箋を乱暴にひったくった。

 せっかく読んでいたのに邪魔をされて湊は少しイラッとするが、少女の方に視線を向けると相手は顔だけでなく耳や首まで真っ赤にして、羞恥からか目に涙を溜めた状態で睨んできている。

 

「なんで店長がいるのっていうかいつ帰ってきたの帰ってきたら普通はただいまっていうじゃん急に人の横に立って独り言に返事するとか訳分かんないしていうか声に出して読むとかありえないからホントにありえないっていうか読まないでよばかきらいごっつぁんふぁんたじー!」

「……ごっつぁん何だって?」

 

 彼女はポエムを読まれた際、焦りからかそこに使われている言葉を使って罵倒してくる癖がある。

 故に、息継ぎもせず言葉で捲し立てて来るマリーに対し、湊は変な単語が混じっていなかったかと聞き返した。

 

「あ、その、それは、どうでもいいでしょ! てか、何でいるか答えてよ!」

「他のメンバーに経験を積ませるために先に戻ってきた。今頃、あっちはあっちで頑張ってダンジョンを攻略してるはずだ」

「へ、へー。そうなんだ」

 

 話題を逸らすように湊がここにいる理由を尋ねると、その理由を聞いてマリーは何やら考え込む様子を見せて落ちていた帽子を拾い上げる。

 彼女はベルベットルームの仕事の手伝いをすることもあるが、基本的には未来の湊がやっている“眞宵堂”のバイトという扱いだ。

 なので、他の者がダンジョンに行っている間、マリーはベルベットルームで自由に過ごすか、拠点で気ままにポエムを書いていた。

 本人が言うのにはココロ(パトス)の叫びらしいが、それはあくまで趣味なのでずっと書いていられる訳ではない。

 インスピレーションを刺激するような、体験や発見が必要となってくるのだ。

 そういった意味ではこの文化祭は中々に良いイベントに思えるが、一人で回ってもすぐに飽きてしまい楽しくない。

 やはり誰かしらと一緒に回る方が楽しいので、帽子を被り直したマリーは湊を見上げながら口を開いた。

 

「じゃあ、一緒にあそべるの? 暇なんでしょ?」

「別に暇ではないな。少しこの世界について調べようと思ってる」

「調べるって、出れないってことくらいしか分かってないでしょ?」

 

 せっかく一緒に遊べると思ったのに、まさかの忙しい発言にマリーはムスッとしながら言葉を返してくる。

 湊が抜けている状態とはいえ、他のメンバーたちがダンジョンを攻略しているなら、最下層まで到達してボスだって倒してくるに違いない。

 そうなれば元の世界に帰る扉を封じている鍵も外れるので、出ることが出来ないという事しか分かっていない状態で、今更調査しても無駄ではないかとマリーは考えた。

 

「じゃあ、何で出られないか分かるか?」

「なんでって、誰かが閉じ込めてるから、って他の人は言ってたけど」

 

 このままこの世界から脱出できそうだからと、この世界の謎に対する思考を放棄することは簡単だ。

 現に順平や完二などダンジョンに潜っているメンバーの中にも、最初から考えないようにしている者だっている。

 だが、情報を整理してゆく事で、今後同じような状況に陥っても対処することが可能であったり、メンバーたちをこの世界に招いた相手の正体を探る切っ掛けになるかもしれない。

 

「じゃあ、その誰かっていうのは誰だ? 閉じ込めている理由は?」

「誰って……分かんないよ。知るわけないじゃん」

「だろうな。だからそれを調べるんだ」

 

 調査の重要性を理解して貰えたところで、湊は先ほどマリーが寝転がっていたソファーに腰掛ける。

 続けてマフラーから紅茶の入ったポットやケーキの載った皿を出し、それらをマリーに渡してから自分も紅茶に口を付けた。

 今頃、ダンジョンに残されてきたメンバーたちは、視界の悪い薄暗闇の中で戦いながらギミックの攻略に励んでいるに違いない。

 湊が拠点に戻って女子と二人きりでお茶をしていると聞けば、普段は温厚な風花ですら怒ってくると思われる。

 しかし、これまで放置気味だったマリーの相手をするのも必要な事なので、湊は調査を後回しにしてマリーと話をするべくケーキを一口頬張る。

 

「店長は誰が閉じ込めたか分かるの?」

「ん……他言するなよ」

「しないよ。別に話す相手もいないし」

「……淋しいやつだな」

 

 いくら遊んでばかりいるマリーでも、自分たちをここに招いて閉じ込めている相手に興味がないと言えば嘘になる。

 青年の様子からすると既に相手の見当がついていそうなので、誰にも話さないから教えて欲しいと言ってマリーも紅茶のカップに手を伸ばす。

 中々良い茶葉を使っているのか、カップを顔に近づけるだけで紅茶の香りが届いて気持ちが落ち着いてくる。

 そんな風に隣でリラックスしている少女を見ながら、湊は先ほどの質問に答える前にいくつか確認しておきたいと口を開いた。

 

「まず、順番に考えてみるといい。最初にこの世界にいたのは誰だ?」

「最初って店長の世界の人たちが来るより前って事だよね?」

「ああ。俺たちとお前たちは後から招かれた側だからな」

「じゃあ、あの善と玲って二人じゃないの?」

「そうだ。つまり、この騒動の中心にいるのはあの二人だ」

 

 一見、善と玲は巻き込まれた一般人のように見えるが、二人は七歌たちがやってくるまで二人で文化祭を回っていた。

 こんな訳の分からない世界で文化祭を楽しめる一般人などいるはずがない。

 その証拠に二人はまるでペルソナのように不思議な力を使う事が出来た。

 不思議な力を持っている事も含めて考えれば、二人がこの世界に閉じ込められていた事は偶然とは思えない。

 

「あの二人は他の者と一緒に外に出ようとしているが、善と玲ではスタンスが違う」

「んー……善が玲の言いなりってこと?」

「言いなりって訳じゃないが、玲の決定に従ったり意思を尊重している。今でこそ玲をここから出すために頑張っているが、善個人は当初ここから出たいとは別に思っていなかったみたいだ」

 

 その話題が出たとき、まだ湊はここに到着していなかったが、皆がどうやれば脱出できるかと話していると玲は一緒に出たいと言い始めたらしい。

 対して、善は玲にここから出たいのかと尋ね、ならば自分もそれに協力しようと告げたとか。

 閉じ込められている状況に危機感を覚えているかどうかで反応も変わるので、強く外に出たいと思っていないからといって犯人と決めつける事は出来ない。

 もし湊がこれを他の者に話しても、そんなのは揚げ足取りではと言われるだろうが、マリーは湊がそれだけで犯人と断定している訳ではないと分かっているので、素直に善が犯人で良いのかと確認を取ってきた。

 

「じゃあ、善が閉じ込めてる犯人ってこと? あ、その、記憶を失う前の状態での話かもしれないけど」

「ああ。十中八九そうだろうな。玲はあくまでこの世界の核として利用された人間でしかない」

 

 玲を核として善がこの世界を作り出した。

 どうすればそんな事が可能なのかと気になるが、今の善はこの世界を作ったときの記憶を失っている。

 ならばどう聞いても答えようがないと思われるので、また記憶が戻ってから聞いてみようと考えたところで、マリーが根本的な謎に気付いて紅茶のカップから顔をあげて湊を見た。

 

「ねえ、それじゃあ善ってもしかして人間じゃないの?」

「気付いてなかったのか?」

「店長のことにも気付いてないのに気付くわけないじゃん」

 

 見た目も装備も変わっていない事が原因だが、未来から来た者たちはマーガレットを除いて全員が湊が二〇〇九年の人物だと気付いていなかった。

 湊がバレぬよう意識して行動していた事も理由として挙げられるが、よく知っている人物が別人である事にも気付けなかったというのに、どうやって会ったばかりの相手が人間かどうか分かるというのか。

 マリーが気付いていなかった事に少し驚いてみせる湊に、マリーは絶対に無理だからと呆れた顔で返す。

 そうして、紅茶とケーキを食べ終えたところで湊は席を立ちながら、

 

「まぁ、あくまで閉じ込めた犯人は“記憶を失う前の善”だ。本人に閉じ込める意思があったかは不明だが、今現在も玲に執着しているところをみると悪意はなかったみたいだけどな」

 

 といって使った食器を持ってキッチンへ向かう。

 マリーもカルガモの雛のようにその後ろを着いていき、洗い物をしている青年の背中に話しかけた。

 

「でもさ。もし、記憶が戻った善が悪いやつならどうするの?」

「邪魔なら殺す。けど、校庭の時計塔の中に似た気配を感じるんだ。もしかすると親玉はそっちで、善はそいつの作った端末かもしれない」

 

 この世界には湊たちを招いた存在がいるはずだ。

 最初は記憶があった当時の善が行なったと思っていたが、玲の話を聞いた限りでは時期が合わない。

 となれば、時計塔の中にいる存在が招き寄せた大本で、そいつさえ倒せば仮に記憶の戻った善が悪人であっても全てを終わらせる事が出来る。

 邪魔なら排除することも検討するが、アイギスたちの前でそれを行なうのは気が引ける。

 故に、湊は善と親玉が別の行動指針を持っていることに期待しつつ、洗い物を終えるとマリーと一緒に拠点を出てこの世界の調査に向かった。

 一方その頃、ダンジョンの中では七歌や鳴上たちが明るいと消えてしまう魔法の鍵に四苦八苦していたが、直斗が中心になり暗闇の中でのF.O.Eの位置を把握し、扉までのルートを割り出すことで何とか先へ進んでいた。

 急にいなくなった湊に思うところはあるようだが、戦闘を湊に任せ過ぎている事は気にしていたらしく、大きく不満が出ることはなく彼らも先へと進んでいった。

 


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