【完結】PERSONA3 Re;venger   作:清良 要

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第三百十三話 時計塔

――ヤソガミコウコウ

 

 玲が攫われた翌日の朝。七歌たちが朝食を食べてから準備を終えてベルベットルームの前に集まれば、エリザベスたちと共に湊が昨夜と同じ蒼い魔眼で冷たい空気を纏って待っていた。

 ただ立っているだけだというのに空気が張り詰め、傍に寄ると肌がピリピリと痛むような錯覚すら覚える。

 戦闘員ではない風花などはとても息苦しそうにしており、このままでは一緒に行動するメンバーが気疲れで先にダウンすると思った鳴上が声を掛ける。

 

「有里、玲の事が心配なのは分かる。けど、今の状態じゃ一緒に行くメンバーの方が先に倒れるかもしれない。もう少し落ち着いてくれ」

「……別にお前らを戦力として当てにしてない。倒れたやつは置いて行くだけだ」

 

 湊からすれば他の者など自分の歩みを遅くする枷でしかない。

 彼が大切に想っているアイギスやチドリでもそうなのだから、他の者など倒れた時点で捨ててきてもいいとすら思っている。

 しかし、それを直接言えば文句が返ってくるため、あえて置いて行くから勝手に帰還しろというニュアンスの言葉で返せば、多くの者は彼に対して何か言いたそうに睨んでいる。

 それを見ていたラビリスは、出発前からどうして味方に喧嘩を売るんだと頭を押さえる。

 七歌も同じ気持ちだったようで苦笑いを浮かべているが、実際に戦力差を考えると湊単独の方が迅速に救出出来る可能性が高い。

 それが分かっているので彼に言い返す事はせず、皆を宥める形で口を開く事にした。

 

「まぁ、本気モードの八雲君がいれば戦闘で苦労しないだろうし。私たちは自分の身の安全だけを考えてついていこうよ」

「はぁ……確かに七歌の言う通りだ。一人に負担が集中するが、我々は彼の足を引っ張らない形で進む事にしよう。それが最も迅速だろうからな」

 

 自分たちを完全に足手纏いと断ずる物言いに、他の者たちが色々と言いたいことは分かる。

 湊を擁護する側である七歌や美鶴だって、先ほどの発言には少しは言い返したい気持ちがあるのだ。

 けれど、ここでそんな言い合いをしても時間の無駄でしかない。

 アナライズが出来るからこそ、湊は客観的事実を交えて他の者たちが枷でしかないと言っているのだ。

 悔しいと感じる気持ちが少しでもあるのなら、青年に文句を言う前に純粋な実力か何かしらの技術を磨くべきだろう。

 信念なき力に価値はなく、力なき信念に意味はない。湊自身がそのように思って行動しているのだから。

 

――時計塔・一階

 

 全員が集まった事でサポート役の風花とりせ、さらにベルベットルームの住人たちとマリーを除いたメンバーが時計塔へと足を踏み入れた。

 普通の時計塔は管理人の部屋と倉庫があるくらいで、後は基本的に上に向かう階段くらいしかないものだが、この世界の時計塔はやはりというかダンジョンと化していた。

 どこか神殿のような造形をしつつも、至るところに歯車や金属の部品などが浮いている。

 ただのオブジェなのか何かしらのギミックなのか。ここが黒幕の待ち構える場所だと言うこともあり、順平は警戒した様子で武器を握り直す。

 

「外から見る以上にやっぱ広いな。つか、そこらへんの歯車が急に飛んで襲いかかってきたりしねぇよな?」

「どうでしょう? そういったタイプのトラップがある可能性もありますが、その場合は敵が任意にコントロール出来るとは思えません。最も近い相手を狙うか、人物を認識し敵にとって厄介な相手を狙うか。その辺りになると思います」

 

 直斗は職業柄そういった仕掛けなどがないか注意深く確認するが、ダンジョンは見た目こそ人工的だが実際には人工物ではない。

 資材を使って人や機械で作っているなら、そこには設計段階で必ず人間の手が入るため、相手の心理を読んだりこちら側の行動パターンから死角を狙った場所にトラップを設置されていると警戒することも出来る。

 けれど、ここは古い時計塔にシャドウらが融合する形で作られた場所。

 シャドウたちの意識が僅かにでも残っていれば、探知型の誰かが気付くはずなので、その点に関しては心配していないが、シャドウの力を吸収して作られた場所である以上は何が起きても不思議ではない。

 警戒しない訳にはいかないものの、警戒したところで何が起きるか分からない。

 非常に厄介なものだと直斗が肩を竦めれば、他の者たちも彼女の言葉を聞いて周囲の警戒を始めた。

 だが、次の瞬間、先頭を歩いていた湊を中心に寒波が広がり、浮いていた歯車や部品を含めたフロア全体が凍りついていた。

 急激に下がった気温に寒そうに腕を擦る花村は、一体何をしたんだと青年に尋ねた。

 

「おいおいおい、フロア全部丸ごと凍ってんぞ! これなんのスキルだよ? つか、なんのために凍らせたんだ?」

「……ミックスレイド“ヘルへイム”。通常のスキルじゃない。罠があろうと凍って作動出来なくすればないのと一緒だろ?」

 

 ミックスレイド“ヘルへイム”はタナトスと座敷童子を同時召喚して発動し、一定範囲内を自在に氷の世界に変える事が出来る。

 そして、全てを凍らせたのは他の者たちが無駄に罠の存在を気にしていたから。

 壁も床も凍って白くなっているが、これならば踏んで作動するタイプのトラップも簡単には沈みこまない。

 トラップを気にする必要がなくなれば全体のペースも速くなるだろうと、同行者を除く全てを凍てつかせた青年は白い息を吐きながら歩き始める。

 入ってすぐにこれほどの威力の魔法を使い。今後も同じような事を続けるとすれば、玲の許に辿り着く前にガス欠になってしまうのではと心配になってくる。

 

「八雲さん、継戦を考えるとあまり大技を出すのは推奨出来ません。進む度に同規模の魔法を使うとなれば、玲さんの許に辿り着く前にエネルギーが枯渇すると思われます」

「……こんなの千発撃とうが問題ない。死ぬ度、死にかける度に適性値が上がってるんだからな」

 

 測定上限が十万(レベル100)と思われていたときを基準に考えていたアイギスが注意すれば、湊は振り返りもせずヘルへイムでは千発撃とうがガス欠などならないと返した。

 これはペルソナ使い全員に言えるのだが、ペルソナ使いたちは実戦やトレーニングで鍛える他に、死に近付くことで適性値を大きく上昇させることが出来る。

 死と向き合って召喚する月光館学園の者たちならば、その方法で適性値があがるのも納得だが、鳴上たちのように死と無関係なタイプでも効果が出るのだ。

 詳しい理由は分かっていないが、魂と心がとても密接な関係にあり、死に瀕した魂が刺激を受けて心にも影響が出ているのではと推測されている。

 そして、この場にいる者の中で最も死を体験し、死に瀕してきたのが湊だ。

 普通ならば上限とされる十万に近付くほど適性は伸びづらくなり、十万に達すればそこで成長を止めてしまう。

 しかし、死を経験した者や近付く己の死期を見つめる者は、殻を破りその上限を突破してさらなる力を得ることが出来るのだ。

 これまで何度も死んではファルロスに蘇生され、さらに普段から魔眼で死を視続けている湊の適性値は現在も上昇している。

 それ故、他の者の感覚では大技に分類される魔法を出し続けようと、今の湊はそう簡単にはエネルギーが尽きないくらいの余裕があった。

 ただし、彼の場合はなにも言わずに平気で無理をし、そのまま動けなくなるほど力を使い果たす事もあるので注意が必要だ。

 通路を進んで道が左右に分かれている場所まで来ると、湊が右の通路を選んだので他の者も後に続く。

 風花やりせからの通信がないので、湊の選んだ道が正しいのだろうが、一切の説明がないことで不安に思っていたゆかりは、空気を変えるために玲を敵の手から取り戻した後の事について皆に話しかけた。

 

「そういえばさ。塔の天辺まで行って玲ちゃんを助けた後はどうする? 玲ちゃん、すっごく悩んでたっていうか。まぁ、自分が死んでたなんて聞いたら誰だって取り乱すと思うんだけどさ」

 

 玲が死んでこの世界に迷いこんだのは現実で、それはどうあっても覆りようがない。

 さらに彼女は人よりも不幸な境遇で生きてきたらしく、彼女から見れば“恵まれた環境”で生きてきた者たちの言葉など届くとは思えない。

 彼女の事を誰よりも気に掛けていた雪子も顔を俯かせ、どうすれば玲の心を救えるのだろうかと様々な方法を考えるが、どのような言葉も彼女に届く気がしなかった。

 

「……私、玲ちゃんに酷い事言っちゃった。認めたくない一面は誰にでもあるから、それを話して分かち合えないかなって」

「別に天城も悪気があって言った訳じゃないだろ。これまで一緒に過ごしてきた仲間が、まさか既に現実世界で死んでるなんて思わないさ」

 

 雪子は自分が鳴上や千枝に助けられたときのように、悩んで苦しんでいる者の話を聞いてあげようと思っただけだ。

 自分なら相手を助けることが出来るだとか、誰だって悩みはあるもんだと上から目線で見ていた訳ではない。

 ただ玲の悩みを聞いて、手助けすることが可能であれば手伝わせて欲しい。

 そういった想いから己のシャドウを認めようとしなかった玲に声を掛けたのだが、記憶が戻った善と彼女が語った“真実”と“本音”は雪子に解決出来るレベルを超えていた。

 塔の頂上に辿り着くまでには時間があるものの、どんな言葉を掛けても玲が何よりも望んだ日常を生きている者の言葉が彼女に届くとは思えなかった。

 助けたいのに助ける方法が見つからない。暗い表情で悩んでいる雪子を見ていたメティスが口を開いた。

 

「最悪心を救う必要はないと思います。私も助けたいと思いますし、皆さんの気持ちは分かりますけど、あくまでこの世界にいる玲さんは魂の欠片ですから」

「魂の欠片? ふむ、死後の魂がどうなるのか君は知っているのか?」

 

 メティスが玲の心を救う必要がないと口にしたとき、一部の者はどうしてだと驚いた顔をした。

 しかし、その後の言葉を聞いたところで、善たちの話で死後の世界が実在する可能性を理解した美鶴が詳しく教えて欲しいと尋ねた。

 聞かれたメティス自身もそう詳しく知っている訳ではないのだが、自分が分かる範囲で良ければと答える。

 

「基本的には肉体を離れた時点でただ消えます。でも、人の心は集合無意識に繋がっているので、一部は星の記憶や心の海、魂のコミューンと呼ばれる場所に保管されるんです」

「では、玲もその保管される魂という事か」

「はい。ですよね、兄さん?」

 

 そういってメティスは先頭の青年に視線を向ければ、彼は黙ったまま時計盤のような形をした扉を押し開けて先へ進んでしまう。

 死を理解しているからこそ、彼がそういった事にも詳しいのかと思った者らは、彼が何も答えなかった事で実際はどうなのだとやきもきする。

 だが、メティスが無駄に嘘を吐く理由がなく、玲の魂を運ぶために遣わされた善がいる。

 それが既に答えなのだろうと思って後に続けば、扉を潜った先で右腕を黒い異形の巨腕に変えた湊が、部屋の中を高速で移動している蜘蛛型のF.O.Eを床ごと粉砕している場面に出くわした。

 相手の移動速度はギリギリ目で追えるレベルだったというのに、青年はその移動ルートとタイミングを読み切り、一気に跳躍で接近して殺したようだ。

 初見の相手でも躊躇いなく近付いて殺せる強さが羨ましい。理不尽や不条理を押しつけられるだけの強さについ嫉妬を覚えてしまう。

 黒い腕を消した湊を見ながらそう思った善は、相手が自分の存在を赦していないと理解しながらも彼ならば分かるのではと思い尋ねた。

 

「湊、君は玲を救う方法を知っているのか?」

「……お前の片割れを殺せば終わりだ」

「違う。私が聞きたいのは、彼女の心を救う方法だ。償いたい訳じゃない。ただ、哀しみに囚われたまま玲を旅立たせたくないんだ」

 

 殺されかけておきながら善が話しかけた事も驚きだったが、それ以上に湊がちゃんと善の質問に答えた事は更なる驚きだった。

 玲を捕らえている片割れを殺すまでは殺さないと約束したからか、それともただ問われたから返しただけなのか。

 やや緊張した様子で他の者が二人のやり取りと見ていると、再び歩き始めた湊が善の質問に答えた。

 

「救いなんて個人の自己満足だ。詭弁でも何でもいい。玲が納得する言葉を贈ればいい」

「私は人間じゃない。君も言った通り、私には人の心というものが理解出来ない。玲が他の者たちのように生きたかった事は分かったが、それを知らない私では彼女を納得させる言葉など……」

「……前提が間違ってる。玲が羨み、嫉んだのは生前の話だ。彼女は“そう生きたかった”と言っただけでしかない。旅立てない理由はそこじゃない」

 

 視線はあくまで前を向いたまま、遠くに見える蜘蛛型F.O.Eにマフラーから取り出した対物ライフルを放つ。

 口調は淡々としているが、その言葉の端々に善や先ほど悩んでいた雪子に対する呆れが見える。

 しかし、記憶が蘇った彼女が時計塔の前で吐き出した言葉は、全て玲が心の奥底に仕舞っていたはずの本音だろう。

 あれが嘘だとはどうしても思えず、けれど、湊が意味のない事を言うとも思えない善は顎に手を当てて深く考え込む。

 

「玲が旅立てない理由? 己の死に納得出来ないからではないのか。何だ。彼女は本当は何を望んでいたんだ……」

 

 そう呟いた善は湊の後を追いながら思考の海に潜り続けた。

 

***

 

 湊を先頭に進み続け、階段を見つけた一同は二階へと上がってきた。

 見た限りは一階とほぼ変わらない雰囲気。このまま蜘蛛型のF.O.Eがたまに出る程度ならば、そう苦戦せずに頂上に辿り着くことが出来るだろう。

 青年に言われた言葉について考え込んでいる善も、このまま問題なく玲の許に辿り着けるのならそれに越したことはないと思っていた。

 しかし、階段で上がってきた部屋から扉を潜って次の部屋へ移動したとき、全員の耳に鎖を引き摺るような音が届いた。

 瞬間、ハッとした表情で顔を上げた善が叫んだ。

 

「まさか、皆を排除するために狩人まで放ったというのかっ!?」

「お、おい。その狩人ってのは何だよ?」

 

 急に大きな声を出した善に驚いた完二が尋ねる。

 普段は湊並みに冷静で静かな善がこれだけ焦ったように驚いているのだ。きっと拙い事態になったのだろう。

 ならば、その状況に対処するために情報が必要だ。完二が尋ねて善の答えを待っていると、少し慌てた様子でりせから通信が入った。

 

《み、みんな気をつけて! このフロアに刈り取る者がいるよ! それもすごいスピードで近付いて来てる!》

「そうか。君たちはあれを刈り取る者と呼んでいるのか。やつの危険性を理解しているのなら話が早い。ここは撤退しよう。君たちは十分良くしてくれた。私の我が儘のために危険に晒すことは出来ない」

 

 りせの通信で皆が敵の正体を知っていると分かった善は、あれには勝てないと撤退を進言した。

 ここで戦っても無駄な犠牲が出るだけだ。蜘蛛型のF.O.Eだけならばともかく、F.O.Eすら超える最凶のシャドウが自分たちを狙って近付いて来ている以上逃げるしかない。

 上を目指すのならどうあっても刈り取る者のいる部屋を抜けていく必要があるが、幸いなことに七歌たちは元の世界に帰る手段を既に持っている。

 なら、後は自分だけでやるから皆は無駄に身を危険に晒すことなく、どうか無事にこのまま帰って欲しいと善は言った。

 それを聞いた他の者たちはムッとした表情になる。玲が捕らわれたままだというのに、我が身可愛さから逃げるなど出来ない。

 撤退などあり得ないと七歌が善に言い返そうとしたとき、通路の奥から血に汚れた黒いロングコートを身に纏った狩人が現われた。

 身体の周りに二本の鎖を浮かせ、その両手にはライフル以上に長い超ロングバレルのリボルバーを手にしていた狩人。

 その姿を見ただけで死を連想し、挑むつもりだった者たちの本能が逃走するよう働き掛けて身体の自由が利かなくなる。

 宙に浮きながら高速で迫る狩人によって、周囲の温度が数度下がり、血の臭いなのか錆びた鉄臭さが鼻腔に届こうとした。

 

「――――邪魔だ」

 

 だが、残り二〇メートルまで敵が迫ったとき、相手の姿が真横にぶれてそのまま直近の壁が爆発した。

 先ほどまで感じていた死の気配も霧散し、気温が下がったように感じていた寒さも消えた。

 飛んでくる壁の小さな破片が通路に転がり、舞い上がった埃が徐々に治まってくれば、そこには先ほどF.O.Eを殺していた黒い巨腕で刈り取る者の頭部を掴んで壁に埋め込んだ湊がいた。

 相手はまだ生きていて藻掻いているようだが、黒い腕の掌から赤黒い光が弾けると、刈り取る者は頭部を失ってそのまま靄になって消滅した。

 全力で逃げねばならないと思っていた善は、最大の障害が排除された安堵を感じるも、その障害を容易く屠った青年に別種の怖れを感じている自分がいる事に気付く。

 一度殺されかけたときにはそれを感じる余裕などなかった。

 しかし、冷静に彼の戦いを見る事が出来る立場になったからこそ、これまでのダンジョン探索では感じなかった別の気配が濃くなっている事に気付いた。

 

「……君は、一体なんだ? ベアトリーチェじゃない。湊に感じるソレは別の何かだ。君の中には何がいる?」

 

 敵を排除し、黒い腕を振って霧散させた湊が振り返る。その瞳は蒼と銀が中途半端に混ざったような色をしていた。

 すぐに瞳はただの蒼色に戻ったが、彼は善の言葉に何も返さず再び歩き始める。

 今の湊の強さが戦闘状態に切り替わった事で生まれたものならばいい。だが、もしもまだ何か彼に秘密があるとすれば味方であろうと油断出来ない。

 己が殺される姿を幻視する動物としての本能で恐れた刈り取る者に対し、その力の根源が理解出来ないからこそ恐ろしい湊。

 その離れていく背中をジッと見つめていた善は、短く息を吐いて呼吸を整えるとこれまで見てきた彼を信じて後に続く事にした。

 

 

 


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