【完結】PERSONA3 Re;venger   作:清良 要

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第三百五十四話 備えと心の準備

夜――“蠍の心臓”・本部

 

 日本から飛行機で数時間掛かる距離にある中東の小国ラナフ。

 そこに拠点を構えている民間軍事会社の“蠍の心臓”本部のミーティングルームに、組織のトップでありワインレッドのレディーススーツに身を包んだナターリア・イリーニチナ・メドヴェージェヴァの姿があった。

 火のついた葉巻を咥えテーブルの上座に座った彼女の周りには、“蠍の心臓”でトップレベルの実力を持つ彼女の私兵たちが控えている。

 そして、テーブルを挟んで彼女の向かい側には、不思議な輝きのある金色の瞳を持つ青年が座っていた。

 

「……ねぇ、一応聞いておくけど貴方って本物?」

「……三年もあれば老化も進むか。ついに目まで悪くなったようだな」

「あのね。貴方が日本で死んだっていう情報はこっちにも届いていたの。イリスの知人であるミスター五代からも聞いていたし、EP社のソフィア・ミカエラ・ヴォルケンシュタインも平時とは違った動きをしていたようだしね」

 

 湊やイリスからはナタリアと呼ばれていた彼女は、急にやってきた青年が本当に有里湊本人なのか疑いを持っていた。

 何せ、湊の知り合いだからと五代が気を利かせ、ナタリアや紅花たちに湊が死んだ事を伝えていたのだ。

 普段の彼であれば生き返るはずではと思うところだが、およそ一月前の事件では湊は蘇生されず、さらに遺体は分解した状態で持ち去られたという。

 かつては“仮面舞踏会の小狼”に一千万ドルの懸賞金が掛かっていた事もあったが、今現在は全ての懸賞金が解除されているので遺体を持っていく理由もない。

 無論、彼に知人を殺されたなどの恨みを持っていれば、まともな供養などさせてなるものかと嫌がらせに遺体を盗む可能性はある。

 だからこそ、しっかりと五体満足な状態で現われた彼が本物なのか。そこにナタリアたちが疑問を持ってしまうのも無理はなかった。

 

「……昨日の夜。まぁ、日を跨いだ後だから日付的には今日の深夜だったが、あっちの世界から現世に戻ってきたんだ」

「化けて出てくるのは構わないけど、ウチに来ないでくれないかしら」

「身体はちゃんとある。普段とは違った形で蘇生されたと考えてくれればいい」

「仮死状態とか心停止ならともかく、普通は心臓をぶち抜かれても蘇生出来るなんて事はあり得ないのだけれど? 蘇生出来る事を前提にしないでくださる?」

 

 質問したのはナタリアで、湊も本人基準では真面目に答えてくれている。

 しかし、彼は一般人どころか裏の人間の中でもかなり特殊な身体をしている。

 彼があまりにも自然に死んでも生き返ると話すので、思わずそういう物かと頷きそうになるが、そんな簡単に死を超越するなど世界広しと言えども彼にしか出来ないだろう。

 ただ、受け答えや出したコーヒーを普通に飲んでいる事もあって、どうやら本当にまた生き返って来ただけのようだとナタリアは納得することにした。

 

「まぁいいわ。それで生き返って来たから挨拶回りしてる訳でも無いのでしょう? ここへ来た用件を教えて頂戴」

「ああ。けどその前に、蠍の心臓として今何か依頼を受けてるか?」

「いつもの害虫駆除はあるけど、期間はまだまだあるわね。予定を訊いてくるという事は依頼かしら?」

「そうだ。実際に仕事をするのは一日にも満たないだろうが、お前たちに日本への旅行をプレゼントしよう」

 

 言いながら口元に悪どい笑みを浮かべた青年は、マフラーから出したファイルを投げてテーブルの上を滑らせる。

 丁度良い場所で止まったそれを手に取ったナタリアは、中の書類に軽く目を通すと青年と同じような表情になる。

 仕事の話でどうしてそこまで二人とも悪人面になれるのか。

 二人の顔を見るに恐らくはろくな内容ではないのだろうが、私兵たちが何が書かれているのか気になっていれば、ナタリアは説明もせずにファイルを閉じて立ち上がった。

 

「皆、ボウヤの奢りで日本へ旅行に行くから今すぐ準備して。チャドとセルゲイは他のチームにも同様の内容を通達して、ただし、制圧戦の準備も並行して進めさせるように。出発は六時間後よ。急だからパスポートがない人間は留守番。その代わり旅行に行く人間と同じだけのボーナスをEP社に出してもらえるから我慢してと伝えて」

『了解!』

 

 ボスの命令は絶対。すぐに返事をして私兵たちは動いてゆく。

 一般人は銃の携帯が許されない平和な国である日本。

 どうしてそこに旅行に行くのに制圧戦の準備が必要になるのか。

 ここは民間とは言え治安の悪い中東で活動する軍事会社だ。

 そこらの小国の正規軍よりも装備は揃っており、そんな者たちがしっかりと制圧戦の準備をすればかなりの成果を上げることが出来る。

 もしも、そんな人間やって来ると日本の警察や政府にバレれば、テロリストとして対処される可能性すらある。

 本当に大丈夫なのだろうかと自分たちのボスを疑いつつも、EP社が完全にスポンサーになって日本へ旅行が出来るのも事実。

 十一月の日本は秋。秋の味覚に、紅葉が綺麗らしいねと、部屋を出て行く私兵たちはどこか浮かれている様子だった。

 そんな彼らを見送った二人は、悪どい顔をやめて真面目な表情で会話を続ける。

 

「それで、本当に向こうの世界から蘇ったとして、何かしら得る物はあったのかしら?」

「両親やイリスに会えた。生まれてきて良かったのだと、生きていても良いのだと教えてもらえた」

「……そう。彼女はいつも自分は地獄に堕ちると言っていたけど、その様子だとまともな場所にいけたようね」

「ああ。とても温かい場所だった。それに、生前の姿を取ることは出来ないが、ちゃんと家族とも再会して共に在れたようだ」

 

 あちらでは魂の強さや意志の強さ、さらに死んでからの年月によって人としての姿を形作れるかが決まる。

 その点で言えば、一般人でしかないイリスの家族は形作ることができなかったのだが、見えない状態でちゃんと彼女の魂の欠片と共にあったらしい。

 友人が死後に家族と再会出来たと聞いて、ナタリアはどこか羨ましそうにしつつ苦笑している。

 彼女も息子を一人失っているので、自分もそうなることが出来るかどうか考えているのだろう。

 しばらく黙っていたナタリアは立ち上がると、自分も旅行の準備をするからと部屋を出て行く。

 湊はその間に移動の足として飛行機を用意し、六時間後に出発出来るよう準備を進めていった。

 

 

11月5日(木)

早朝――巌戸台分寮

 

 死んだはずの幾月修司の登場からの裏切り。

 その凶弾で桐条武治が意識不明の重体に陥り、仲間たちもシャドウの群れに襲われて絶体絶命の状況に追い込まれた。

 けれど、蘇った有里湊と彼の友人である望月綾時の登場で戦況は一変、彼ら二人で街中のシャドウは駆逐され、負傷者はいるものの全員がなんとか生還することが出来た。

 EP社が請け負った桐条の手術は何とか成功し、意識がいつ戻るか分からないものの、容態は安定したからと全員が寮に帰された。

 全員が戦いの疲労でくたくたになっていた事もあり、風呂に入ればすぐに全員が部屋へと戻ったが、あまりにも色々な事があり過ぎてゆかりは寝付けずに夜明けを迎えた。

 日の出が近付いているのか窓の外は白みがかって街が照らされ、窓の外に防護ネットに覆われた工事中のビルが見える。

 

(いつの間にか向かいのビルも高くなってきたなぁ。ここらの開発って桐条グループだったと思うけど、これで日当たりとか悪くなったら抗議出来るのかな?)

 

 少なくとも卒業まではこの寮で生活する予定なので、新しく出来るビルのせいで日当たりが悪くなれば、先にいた者としては物申したい。

 周辺地域の開発が桐条グループの担当ならば、余計に文句を言い易かろうとぼんやり考えていたゆかりは、充電器に繋がった携帯を手に取って時間を確認する。

 眠れずベッドの上でゴロゴロとしていたが、見れば四時を過ぎてあと少しで五時になるところ。

 先の戦いでの疲労は抜けておらず、こんな状態で学校に行っても大丈夫だろうかと心配になる。

 最悪の場合、気分が悪いからと櫛名田のカウンセラー室、通称・第二保健室で仮眠でも取るかと思いつつ、そのまま外の景色をボンヤリと見ていれば、黒塗りの長い車が寮の前にやってきた。

 こんな早朝に何だと思ったが、見れば執事とメイドらしき人物が車を降りて寮に入ろうとしていた。

 この現代でそのような服装を素でしているものなど稀少。秋葉原に行けば会えるかもしれないが、店の制服ではなく正しい仕事着として身に着ける者など極僅かだ。

 そんな者がこの寮にやってくるとすれば、それは当然、上流階級の人間に用事があっての事だろう。

 この寮でメイドを雇っている者など一人しかいない訳で、タイミングを考えれば家の者がわざわざやって来たのは桐条が倒れたからに違いない。

 どういう話になるのかは分からないが、ゆかりはパーカーをシャツの上に羽織るとすぐに一階へと向かった。

 

***

 

 寮の扉が開き、メイド服に身を包んだ女性が一人入ってくる。

 執事風の男性は車の所で待っているようで、エントランスにいた者はやってきたメイドに小さな笑みを浮かべて声を掛けた。

 

「菊乃、久しいな」

「お久しぶりでございます。この度の事、何と言ったらいいか……」

「まぁ、な。だが、最悪の事態は避けられた。EP社の方たちには感謝してもしきれない。本来、我々こそがこういった事態に対応出来るよう、あらゆる準備をしておかねばならなかったのだが」

 

 桐条が倒れたと聞いて驚いたのはグループの人間ばかりではない。

 桐条家に仕える者たちも同じく驚愕し、そんなまさかと未だに信じ切れずにいるくらいだ。

 だが、そういう緊急時にこそ組織としての本当の力が見えてくる。

 桐条グループは日本の就労人口の二パーセントを担う大企業。だからこそ、組織の暗部を出来るだけ広めないようにしているため、影時間に対応出来る病院としては辰巳記念病院しかなく、適性を持つ医師も数名しかいない。

 今回の件で言えば、もし桐条を辰巳記念病院に連れて行っていれば、外科手術を出来るだけの環境が整っておらず、十分な処置をする事も出来ず死なせていただろう。

 一方で、美鶴が褒めたEP社の久遠総合病院では、影時間でも平時と同じだけの治療が出来る環境を用意し、トップである湊が死んでからも継続して事情を知っている医師を待機させていた。

 彼らの中に適性を持っている者はいないが、その日の担当者が適性補整器の指輪を付けて対応しているという。

 もっとも、その適性補整器の指輪自体は、湊が桐条宗家の近くにある旧エルゴ研の使われていない研究所から盗んできた物を改修し、より黄昏の羽根による補整効果を強くすることで使用者の負担と補整の不安定さをなくしたものだったりする。

 裏で色々と暗躍している湊の活動には、密かに桐条グループの研究成果も混ざっているのだが、そんな事は知らない美鶴は自分たちよりも外部の人間の方が有事に備えられている事を苦笑した。

 主のそんな姿を見たメイドの斎川菊乃は、相手の状態を察したのかここを訪れた用件を口にする。

 

「早いお呼び立てで恐れ入ります。御当主の回復が不明と言うことで、臨時ながら一族の方やグループ幹部の者たちが集まる事になりました。詳しい内容につきましては本家に戻ってからという事になりますが、かなり先を見据えた上での話し合いになるかと」

「運営に穴は開けられない。企業規模を考えれば、このまま代表を交代する事も視野に入れるべきだろう」

「意識不明とは言え、ご存命の内にそのような事をしても良いのでしょうか?」

「良い悪いではない。そうせざるを得ないんだ」

 

 EP社の人間は治療に最善を尽くしてくれた。

 生きているのも奇跡という状態で、これ以上を望むのは贅沢というものだろう。

 だが、いくら生きていると言っても、今の桐条では種類に判を押すことすら出来ない。

 日本で最も影響力を持つ大企業だからこそ、そのような状態の人間をトップに置いておくことが出来ないため、本日の話し合いで臨時のトップを立てて動いてゆくつもりに違いない。

 ちゃんと状況を理解している美鶴が斎川にそう返せば、後ろから足音が聞こえて来たゆかりが階段を下りてきた。

 

「桐条先輩!」

「岳羽か。こんな時間にどうした?」

「いや、なんか寝れなくて……っていうか、先輩の方こそどうしたんですか? 実家の方から誰か来たんですか?」

 

 まだ早朝の五時だ。部活の朝練にしても起床には早過ぎる時間帯に、どうして起きているんだと美鶴は問うた。

 聞かれたゆかりは素直に答えかけるも、そうじゃないと頭を振って美鶴に誰が来たのかを聞く。

 すると、美鶴の正面に立っていた菊乃がスカートの裾を少しだけあげて静かに礼をした。

 

「お嬢様の御側御用を仰せつかっております、斎川菊乃と申します。この度は、御当主の身に不幸があったため、グループの今後について話し合いの場が設けられるとお嬢様に伝えるためやってきました」

「え、あ、そうなんですね。数時間前に知ったばかりなのに、随分と動きが速いんですね」

「先ほど菊乃にも話したが、企業規模を考えれば当然のことだ。何万という人間の生活を支えている以上、運営に穴は開けられない。私も本家に戻って話を聞いてくる。今日は向こうに泊まるから、他の者にも伝えておいてくれ」

 

 信頼していたはずの人間の裏切りにあい。自分の父親が意識不明になった。

 そんな状況でも美鶴は普段通りに振る舞って、ゆかりに迷惑を掛けると謝ってきた。

 それを見たゆかりは美鶴の反応に違和感を覚え、どうしてそんなにも冷静でいられるのか気になった。

 本当はずっと父親の傍に付いていたのではないか。グループの今後についての話し合いなど、少しでも自分が得をするように大人の汚い部分を見せられるに違いない。

 どこか無理をしているように見えたゆかりは、学生でしかない彼女がそんな物に付き合う必要があるのか疑問に思い。それを指摘しようと口を開きかけたところで階段の方から声が掛かった。

 

「これでも一応はお前と同じ三年だ。そういう事は俺たちに言ってから行け」

「明彦、荒垣……起きていたのか?」

 

 声がして振り返ればジャージ姿の真田と、ラフな部屋着の荒垣が一緒に階段を下りてきた。

 二人ともどこか疲れた様子をしており、ゆかりと同じように眠れぬまま起きてきたに違いない。

 ただ、頭はしっかりと覚醒しているようで、美鶴の質問に荒垣たちは答えた。

 

「昨日は色々ありすぎてな。寝るに寝れねぇだろ」

「俺はもうすぐロードワークだから起きてきただけだ。仮眠自体は取ったぞ」

 

 優秀な選手は限られた時間の中で少しでも回復させるため、短時間だろうと仮眠を取って疲れを取ろうとする。

 真田もしっかりと疲れを取る努力をしたようで、ここにいるメンバーの中では確かに一番元気に見えた。

 同級生であり戦友でもある真田のそんな姿に、美鶴は思わず笑ってしまい。先ほどよりもいくらか自然な表情で彼らに声を掛けた。

 

「そうか。なら、お前たちにも言っておこう。しばらく戻れないが部と後輩たちを頼む。タルタロスの探索については私が戻るまで控えてくれ」

「分かった。お前もそっちで自分の仕事をしてこい」

「フフッ、宗家の人間だが企業運営には関わっていない。私の役目など同席する事くらいだ」

 

 それだけ告げると美鶴は予め用意していた荷物を斎川に預け、行ってくると告げて寮を出て行った。

 後に残った者たちは車が出るまで見ていたが、出発してそれが見えなくなると、荒垣は真剣な表情で口を開いた。

 

「あの様子だと俺たちもどうなるか分からねぇな」

「ああ。美鶴の父親にすれば自分も関わった実験の後始末だが、グループにとっては目の上のたんこぶだ。影時間が消えると言われていたアルカナシャドウももういない。進むべき道が分からないならしばらくは凍結、なんて事にもなりかねん」

 

 先ほどは美鶴の調子を戻すためにあえて軽い感じに話しかけたが、真田も荒垣も自分たちの状況がどれだけ不安定かは理解していた。

 これまで娘やその友人のために援助していた桐条が倒れ、しばらくは同じような援助は受けられなくなる。

 また、グループの総帥である桐条を撃ったのは、グループでもそれなりの地位にあった特別課外活動部の元顧問である幾月だ。

 正しいと信じて行なってきたアルカナシャドウの討伐についての話も嘘だったことで、影時間を消す方法が再び分からなくなってしまっている。

 これでは桐条グループとしても特別課外活動部をどう扱って良いかも分からないだろう。

 

「あ、でも、それなら色々知ってる有里君に聞いてみれば良いんじゃ?」

「お前の方にもアイギスから連絡が来てないか? 有里がまたいなくなったと」

「……あ」

 

 言われてゆかりはそうだったと顔を顰める。

 寮に戻ってきてから、ベッドの上でしばらくゴロゴロしていたとき、ゆかりの携帯にアイギスからのメールが届いた。

 そこに書かれていたのは、夜明け前に湊が桔梗組からいなくなったという報告と、そちらに行っていないかという確認だった。

 無論、彼はこの寮へは訪れていないので、ゆかりもその様に返信し、何か分かれば連絡を取り合うことだけ約束した。

 そして、未だにアイギスからの連絡も無いので、湊については依然として行方知れずの状態であった。

 これではどうやっても聞きようがないとゆかりがゲンナリしていれば、自分の部屋に戻るのか階段へと向かって行く荒垣が呟く。

 

「影時間については聞けるかもしれねぇが、特別課外活動部の今後については桐条グループと俺たちの問題だ。今回も助けられてんだ。そうなんでもかんでも頼ってばかりもいられねぇだろ」

 

 自分たちがどうなるかは分からないが、ある種のお家騒動に他人を巻き込むことなど出来るはずがない。

 それだけ言って荒垣は自分の部屋へ帰っていき、真田もロードワークの時間だからと寮を出て行った。

 去って行く三年生たちを見送ったゆかりも、色々と考える事はあるが、自分も朝練の用意をしなければ気持ちを切り替え部屋へと戻っていった。

 

 




補足説明

 今話から数話かけてオフィシャルサイドストーリーであるドラマCD『New Moon』『Full Moon』の内容を取り扱います。
 二つのドラマCDは幾月修司と桐条武治が相討ちになった後、トップが逝去したことで桐条家及び桐条グループが荒れ、特別活動部のメンバーがゴタゴタに巻き込まれていくといった内容になっています。

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