初見でのトゲトゲしさ全開のセリフ、容赦の無さが凄まじいですよね。
パラケラテリウム・・・
先に研究所を出発していたトリコらの後を追った先では、小高い岩山の上でサニーの到着を待っていた。
テリーの居る場所へ降り立つと、やがて地響きと共に姿を見せたのは、硬い岩肌の大地をめり込ませるほど巨大な縞模様のマンモス。
6本の足に2本の鼻と牙、小さな翼をもったリーガルマンモスは、数十mの巨体だ。
「古代から食の宝、
トリコも持っていた酒乱牛を食べる手を止めて、
「・・・・・・・・・」
ユキはまぶたを下ろし、
―――かつて地球上に生息した最大の陸生哺乳類は、およそ3000万年前に生息した高さ約5m、体長約7.5mのパラケラテリウム。キリンとほぼ同じ背丈だっけ。
史上最大の爬虫類である恐竜、アンフィコエリアスが全長60mの巨体を誇る。
地球上で、生物が大きくなれるサイズには限界があった。
リスクを伴う妊娠期間、体温の調節と維持の難しさ。
豊富な食べ物、高い酸素や炭素率に高湿度といった環境などの影響。
重力と体重を支える骨格形成の壁だってある。
現実的な思考が巡る頭を、ユキは深呼吸で外気を多く取り込みクールダウンを試みる。
元の世界の
(―――ホントとんでねえ世界だわ・・・)
最大の竜脚類が生きていたら、これ程のサイズ感なのだろうかとぼんやり考えていると、マンモスの下にいる人影に気付く。
狂暴な爬虫獣類ギャングフッドの群れを触れずにノッキングし、マンサムにマンモスを投げてよこしたのはリンの兄であるサニーだ。
「ナイスキャッチ所長。ただし美しさが足りない・・・。受け止める所作に全然胸がドキュンとしないし。全く感動が起きないってゆーか、そもそもガニ股でブサイク。色気ないし、もう
「なんだこの人ーーー!!!」
ファーストコンタクトでのどぎつい発言に、小松は
ふくらはぎまである4色の長髪をなびかせ、宙に浮いてトリコらと距離を縮めるサニー。
「飛んだ?!―――アレがリンのお兄さんか・・・あんまり似てないな」
リッキー、テリーらと少し離れた場所から様子を見守っているユキは、第一印象を口にする。
「リン、お前・・・っ。ンだその土管みたいな足は!!久々に会ったら、皮下脂肪もハンパねぇ!そんな甘いもんばっか食べてるからだ!!」
パフェを手にしたままのリンを注意するサニーに、ユキは兄としての一面を見る。
「なるほど。妹の健康を心配してるとこはちゃんと保護者だ」
先程のマンサムへの
「お兄ちゃんには関係ねーしー!」
「関係したくねーし。んな男みてーな妹と」
「あぁ?女みたいなお兄ちゃんに言われたくねーし」
「ねーしねーし、うるせーし!!」
低レベルな兄妹の言い争いを聞いて、ユキは抱いた印象をすぐに思い直した。
「・・・前言撤回。めっっっちゃ似てた」