映画『スマイル』ばりに、おっかない子なんじゃないかと思います。
リッキーの背に乗ったユキの前に広がるのは、大地がまるで焼け野原のようにも見える、
広大な草原に数多の鳥の声が響き、
多くの生き物の気配がここが
「聞いたことのない不思議な鳴き声も交じってるけど・・・沢山の鳥の鳴き声、なんて贅沢なんだろ・・・」
高音域の美しい音色にしばし耳を
『
「なんってデカい菌類・・・っ。黒い草地もそうだけど、常識とかけ離れたモノを見ると脳が拒否反応起こすんだな」
リアル不思議の国のキノコの森を前にすると、目が回るどころか処理を拒んで頭がフラフラしてくるようだ。
「ギャウゥ?」
リッキーが心配そうに鳴いたかと思うと、なにかを気にしてユキが指示していない方向へと走り出す。
「え、どうしたのリッキー?」
キノコの群生地へと踏み入っていくリッキー。
数十メートルの高さのカラフルなキノコを見上げれば、奥には標高の高い
「菌類は自然界では分解者の位置付けだけど・・・ここのキノコってなにから栄養得てるんだろ」
(これだけ大きく成長出来るとなると・・・怖くなりそうだから考えるの止めとこ・・・)
『マッシュルームウッド』の中は、
「日本庭園の
「ユキさん!なぜコチラに?」
リッキーの背から降りて、ユキは辺りを見回した。
「小松こそ、こんなトコでどうしたの?1人?」
「向こうにサニーさんも居ますよ。訳あって猛獣に吹っ飛ばされまして・・・」
短時間で
「よ・・・よく無事だったね?」
「サニーさんが触覚で
「あの髪色
(意外と優しい・・・はっ!コレはギャップ効果かも。冷静になろ)
意外な一面を知ることで関心につながるギャップ効果、もしくはマイナス印象からのプラス印象で高い評価につながるゲインロス効果だろうか。
「あっ、見つけた!」
小松は地面を跳ねていたバッタを見付けて捕まえている。
「・・・ちゃんと普通サイズ寄りのトノサマバッタっぽいのも居るんだ・・・」
「ユキさん、時間に余裕があるんでしたら、一緒にクリーム松茸食べませんか?」
バッタを手にした小松と向かった先には、サニーが腕組みをして待っていた。
(―――ん?さっきの・・・)
一緒に顔を見せたユキの存在に気付いたサニーだが、意識は小松の手にしたバッタへと持っていかれる。
「つか、なに持って・・・ぎゃーーーっ、キモっ!!」
「醤油バッタの子供です!」
なんとか距離を取ろうと背後の巨大キノコの
そんなサニーの態度を気にも
「美しさマイナス100!!キモさ5万!!」
「虫、ダメなんだ・・・」
サニーの過剰なまでの